ローソンPontaプラスの審査難易度は?年会費やポイント還元率なども解説

ローソンPontaプラスはローソン銀行が発行しているクレジットカードです。
Ponta関連のカードはこれ以外にもいくつか発行されていますが、ローソンPontaプラスがサービスを開始したのは2019年1月15日ということですのでかなり新しい部類に入り、これからの内容の拡充も大いに期待されています。
このページではそんなローソンPontaプラスの年会費やポイント還元率などの特徴や審査の難易度などを詳しくご紹介していきます。
ローソンPontaプラスの特徴・特典
冒頭にもご紹介したように、ローソンPontaプラスは大手コンビニチェーンのローソンが中心となって設立したローソン銀行によって発行されています。
Ponta関連のクレジットカードというと「Ponta Premium Plus」や「JMBローソンPontaカードVisa」、その他の企業とのコラボカードなどがありますが、それらとはやや内容が異なっています。
ローソンPontaプラスのスペックを簡単にまとめると次のようになっています。
【ローソンPontaプラスのスペック一覧】
年会費 | 永年無料 |
入会条件 | ・18歳以上で本人または配偶者のいずれかに安定した収入のある方(高校生を除く) ・日本国内に居住している方 ※20才未満の方は、法定代理人(親権者など)の同意が必要です。 |
国際ブランド | Mastercard |
利用可能枠 | ショッピング 50万円/キャッシング 5万円/カードローン 20万円(※入会時) |
追加可能カード | ETCカード(家族カードなし) |
ポイント還元率 | 1%~6% |
公式サイト | こちら |
公式サイトはこちら >>
ローソンPontaプラスのポイント還元率
他のクレジットカードとローソンPontaプラスとの一番の違いが、ポイント還元率の高さです。
ローソン、ローソンストア100、ナチュラルローソンでのカード決済にローソンPontaプラスを使うと、200円(税別)ごとに最大12ポイントが貯まります。
1Pontaポイントは1円に相当しますので、なんと6%の還元率ということになります。Ponta系の他のクレジットカード「Ponta Premium Plus」や「JMBローソンPontaカードVisa」よりも高い還元率なので、ローソンをよく利用する方ならローソンPontaプラスはかなりお得だと言えます。
なお、ローソンPontaプラスは現金や他のカードで支払った場合に、ローソンPontaプラスを提示してポイントを貰うといった通常のPontaカードとしての使用も可能です。その際の還元率は下がってしまいますが、これについては仕方のないところでしょう。
公式サイトはこちら >>
Pontaポイントの使い方
ローソンPontaプラスの利用で貯まったポイントは、1Pontaポイント=1円として次のような方法で利用することができます。
・商品と交換する
・他のポイントに交換する
・ローソン店舗のLoppiでお試し引換券と交換する
Pontaポイントを支払いに使う
ローソン、出光昭和シェル、じゃらん、ケンタッキーフライドチキン、ゲオ、ホットペッパー・ビューティーやホットペッパー・グルメなど多くのショップでの支払いに、1ポイントから使うことができます。
国内店舗だけでなく、海外でも買い物やネットショッピングでも利用できるところがあります。
無駄を出さずポイントを消費するにはとても良い方法ですが、現時点ではPontaのポイント払いをできる店が同種のポイントサービスと比べてそれほど多くないのが欠点だと言えるでしょうか。
Pontaポイントを貯められる店はたくさんありますが、それが全て支払いにも使える店ではないというのが実際のところなのです。支払いの際に困らないためにもぜひ事前によく確認しておきましょう。
Pontaポイントを商品と交換する
Pontaポイントををポンタオリジナルグッズの他、家電や食品、生活雑貨などに交換することができます。いろいろな商品があって選ぶのは楽しいですが、交換レートがあまり良くないので、よく考えて利用しましょう。
Pontaポイントを他のポイントに交換する
PontaポイントをJALマイル、LINEポイント、dポイントなどと交換することができます。
交換レートは次の通り。JALのマイルへの交換はなかなか優秀です。
提携サービス | 交換レート | Pontaポイント最少交換単位 |
JALマイレージバンク | 1Pontaポイント=0.5マイル | 2ポイント以上2ポイント単位 |
LINEポイント | 1Pontaポイント=0.83LINEポイント | 100ポイント以上120ポイント単位 |
dポイント | 1Pontaポイント=1dポイント | 100ポイント以上100ポイント単位 |
playbitポイント | 1Pontaポイント=1playbitポイント | 100ポイント以上100/300/1,000ポイント単位 |
中部電力 | 1Pontaポイント=1カテエネポイント | 100ポイント以上100ポイント単位 |
公式サイトはこちら >>
ローソンPontaプラスの入会特典
ローソンPontaプラスへの新規入会でPontaポイントのプレゼントがあります。条件を達成すれば最大3,000ポイントまでもらえることになります。
付与条件 | 獲得ポイント |
新規入会(全員) | 1,000 |
5万円以上(税込)ショッピング | 1,000 |
毎月の支払上限金額※の設定 (登録型リボ「楽Pay」)のご登録&ショッピングのご利用 |
1,000 |
(※)5万円以下の設定が対象です。
ローソンPontaプラスの付帯保険は?
ローソンPontaプラスにはショッピング保険が付帯しています。これは国内外を問わず、ローソンPontaプラスで購入した品物の破損・盗難などの損害を、購入日より90日間保障するというものです。
年間補償限度額は100万円。1事故につき3,000円が自己負担となります。
・配送中の事故は補償の対象外となります。
・日本国内で購入した商品は、購入時に分割払い・リボ払いに指定したものが対象。海外で購入した品物については支払い方法に問わず補償の対象となります。
なお、ローソンPontaプラスには国内・海外旅行傷害保険は付帯されていません。旅行関連の保障が欲しい方は他のカードとの併用を検討してください。
⇒クレジットカード付帯保険の種類・使い方は?海外・国内傷害保険だけじゃない!
ローソンPontaプラスの種類は?
ローソンPontaプラスにはゴールドカードに相当するカードはありません。また家族カードもなく、追加発行できるカードはETCカードのみとなっています。
ETCカード
ローソンPontaプラスに追加してETCカードを1枚だけ発行することができます。ETCカードの年会費は永年無料ですが、発行手数料として1,000円(税別)が発生します。再発行にも1,000円かかるので注意してください。
ETCカードの利用分はローソンPontaプラス利用分と合わせての支払いとなり、ポイント付与の対象にもなります。利用できる額はローソンPontaプラス利用可能枠の範囲内です。
公式サイトはこちら >>
ローソンPontaプラスの審査は甘い?難易度は?
クレジットカードを持つためにはまず審査に通らなければいけません。そうなるとやはり気になるのはローソンPontaプラスの審査の難易度。
クレジットカードの審査基準は明らかにはなっていませんが、いくつかの視点からローソンPontaプラスの審査が厳しいのか甘いのかをチェックしてみることにしましょう。
ローソンPontaプラスは学生や主婦でも作れる?
ローソンPontaプラスの申し込み条件は、「18歳以上(高校生を除く)であること」、「本人または配偶者のいずれかに安定した収入があること」の2つです。
未成年の方でも親権者などの同意があれば申し込み可能ですし、本人に収入のない専業主婦、主夫、学生の方でも、ローソンPontaプラスの審査に申し込むことができます。
発行元の系統から見る審査の難易度
クレジットカードはどこが発行しているのかによって、銀行系、交通系、信販系、通信系、流通系などとおおまかに分類されることがよくあります。
この中で最も審査が厳しいと言われるのは銀行が発行しているクレジットカード。次いで航空会社や鉄道会社などが発行する交通系のクレジットカードも審査が厳しいと言われています。
一方で、比較的審査が緩やかだと言われているのがデパートやスーパー、商業系の企業が発行する流通系のクレジットカード。
顧客の多くを占める主婦層や学生にもぜひカードを使って欲しい、商品の購買にもつなげたいとの期待が大きいことから、柔軟な審査が行われることが多いというわけです。
さて、ローソンPontaプラスを発行しているのはローソン銀行ですので、確かに審査が厳しい銀行系にはあたります。
しかし業務委託を受けている三菱UFJニコスは信販系の企業であり、それと同時にPontaカードとの一体型となるローソンのクレジットカードということで流通系のカードと見ることもできます。
実際のところ申し込み条件は一般的な銀行のクレジットカードほど厳しくありませんし、カードの発行まで最短3日と銀行のカードよりもスピーディーであることなどから、比較的審査は柔軟なのではないかと考えられます。
ローソンPontaプラス申込者の口コミは?
審査の難易度を探るうえで大いに役立つのが実際に申し込んだ方の口コミです。が、ローソンPontaプラスはまだスタートしてからの期間が短いせいか、ネット上をチェックしてみてもあまり口コミが出てきません(ローソンやPontaの他のクレジットカードについての口コミは見つかりますが……)。
一般的には否決されたケースが不満のある口コミに繋がりやすいものですので、現時点では審査が厳しいと判断される情報は見当たらないと言えます。
また、ローソンPontaプラスは比較的新しいカードであることから、発行者側としても「どんどん利用者を増やしたい」との意識が働く可能性があります。
しばらくの間は同じPonta系のクレジットカードの中でも狙い目だと言えるかもしれません。
審査落ちの可能性が高いのは?
比較的作りやすいと考えられるローソンPontaプラスではありますが、決して審査が甘いというわけではなく、設けられている審査基準から漏れれば審査落ちとなってしまいます。
その可能性が高くなる条件としては次のようなものが挙げられます。
2. 他のカードに延滞がある
3. 他のカード利用で未払いが多い(一括払いは除く)
4. 5年以内に債務整理をしたなど信用情報に傷がある(ブラック)
5. 30代以降の方で信用情報に全く履歴がない(スーパーホワイト)
6. 半年以内に3件以上のクレジットカードに申し込んでいる(申し込みブラック)
7. 申込書に虚偽の内容があった
よく「ブラックリストに載った」などと言いますが、実際にブラックリストなるものがあるわけではありません。
しかしこれまでの信販やクレジットカードの利用状況、申込状況は信用情報機関に保持され、審査の際に重要な資料として参照されます。
ローソン銀行は日本に3社ある信用情報機関のうち株式会社シー・アイ・シーに加盟しており、こちらでは債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)や3ヶ月以上の長期延滞、クレジットカードの強制解約などの履歴(クレジットヒストリー)が5年間保持されています。
また、クレジットカードに申し込んだ情報も半年間残ります。つまり、一旦これらのトラブルを起こすと、当該期間が過ぎるまではどうしてもクレジットカードを作りにくい状況になってしまうというわけです。
ちなみに延滞や未払いには分割払いで購入した携帯電話の代金や奨学金返済の延滞、未払いなども含まれます。これらは意外と見逃しがちなのでくれぐれも注意してください。
また、30代中盤以降の年齢の方でクレジットヒストリーが全くないのも不信感を持たれる原因となります。最も評価されるのは「クレジットカードを利用してしっかり返済している」という実績なのです。
なお、ローソンPontaプラスは三菱UFJニコスが業務委託を受け、管理・運営を行っています。そのため、もし三菱UFJニコス関連のサービスで金融事故を起こしたことがあれば、それから5年以上経過していても社内に記録が保持されている可能性が高く、審査も否決される公算が大きいと言えます。
公式サイトはこちら >>
ローソンPontaプラスの審査申し込み方法
ローソンPontaプラスへの申し込みはインターネットでのみとなっています。ローソン店頭などでは受け付けていないので注意してください。
ローソンPontaプラスのカード発行までにかかる期間
ローソンPontaプラスの審査は非常にスピーディーで、申し込みから最短3日でカードが発送されます。
カードは簡易書留郵便で送られてくるため、スムーズに審査が終わり、連休や郵便が混み合う時期にあたらなければ5日~1週間程度でカードが手に入ると考えても良いでしょう。
上記は引落口座の登録をオンラインで完結させた場合で、登録を郵便で行うとこれより少し時間がかかることになります。登録したい金融機関がオンライン登録に対応しているかどうかはこちらで確認可能です。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行、イオン銀行の他、多数の地方銀行や信用金庫が対応しています。
ローソンPontaプラスのカード発行までの流れ
ローソンPontaプラスが手元に届くまでの流れを、引落口座の登録がオンラインで行えるのか郵送で行うのかに分けてご紹介します。
引落口座の登録を郵送で行った場合、本人確認書類など(※後述)を準備する手間がかかること、書類のやりとりを郵便で行うためにその分時間がかかることといったデメリットがあります。
審査結果については可決の場合は最初に登録したメールで連絡があり、否決の場合は郵便での連絡となります。申し込みから1週間経ってもメール連絡がない場合には、審査がスムーズに進んでいないことが疑われます。
オンラインで口座登録する場合
2. 各種規約に同意し、申し込みフォームに必要事項を入力する
3. オンラインで支払い口座を設定する
4. 申込内容を確認して送信する
5. 審査
6. 審査結果の連絡を受ける
7. カード受け取り
郵送で口座登録する場合
2. 各種規約に同意し、申し込みフォームに必要事項を入力する
3. 引落口座の選択で「希望しない(後日、書類等で設定する)」を選ぶ
4. 申込内容を確認して送信する
5. 三菱UFJニコス(業務委託先)から「預金口座振替依頼書」「本人確認書類」が送られてくる
6. 預金口座振替依頼書に必要事項を記載し、本人確認書類とともに返送する
7. 審査
8. 審査結果の連絡を受ける
9. カード受け取り
ローソンPontaプラスの審査では在籍確認を行う?
クレジットカードの審査では職場に在籍確認の電話がかかってくることも少なくありませんが、ローソンPontaプラスの審査では全ての方に在籍確認があるわけではありません。
ただ絶対にないとも言えないので、申込後は確認の電話があることを想定しておいたほうが良いでしょう。
在籍確認の電話には必ずしも本人が出る必要はなく、応対した方が「ただいま外出中です」等の返答をしたケースでも在籍は確認できるため問題はありません。
しかし電話がつながらなければ審査が進まず、否決される原因となってしまうため、注意が必要です。
公式サイトはこちら >>
ローソンPontaプラスの審査に必要な書類
引落口座をオンラインで登録しなかった場合には、預金口座振替依頼書とともに本人確認書類を郵送しなければなりません。
本人確認書類としてどんなものを用意すれば良いのかをご紹介します。提出書類はいずれもコピーでOKです。
運転免許証または運転経歴証明書(表面と裏面)
2. 運転免許証(運転経歴証明書)の交付を受けていない方
・パスポート(顔写真のページと住所のページ)
・在留カード(住所変更がある場合は裏面も)
・マイナンバー(個人番号)カード(表面のみ。「通知カード」は不可)
・住民基本台帳カード(写真付きのもの。住所変更がある場合は裏面も)
3. 上記のいずれの書類もない方
・被保険者証(国民健康保険・健康保険・船員保険・介護保険)(表紙と番号、名前、生年月日、住所のページ)
・住民票の写し(6ヵ月以内の発行日の記載があるもの)
4. 上記書類の住所が入会申込書に記入した自宅住所と異なる方
上記書類に加え、入会申込書に記入した自宅住所が記載されているいずれかの書類のコピーも同封してください。
・公共料金の領収書(電気、固定電話、ガス、水道、NHK発行のいずれかひとつ)
・社会保険料の領収書
・国税、地方税の領収書または納税証明書
ローソンPontaプラスのキャッシング枠でお金を借りる
ローソンPontaプラスにキャッシング利用可能枠の設定があれば、改めて審査を受けることなくお金を借りることが可能です。
キャッシング利用可能枠はショッピング利用可能枠の中に設けられており、その枠の範囲内でいつでも都合の良いときに何度でも融資が受けられます。
「給料日前で手持ちの現金が足らない」「友人の結婚式でお金が必要に」「引落があるのに口座にお金がない」などといった場合にもさっとお金を借りられるので大変便利です。
ローソンPontaプラスの融資条件
ローソンPontaプラスでの融資は、一括払いで返済する「キャッシング」とリボ払いで返済する「カードローン」の2つがあります。
キャッシングとカードローンは別の枠が設けられていますが、内容的には返済方法が異なるだけでほとんど同じサービスと捉えても良いでしょう。
事実、一括払いするつもりでキャッシングしたものを、後日リボ払いにできるカードローンに変更すること(「あとdeカードローン」)も非常に簡単です。
ローソンPontaプラスのキャッシング、カードローンの融資条件は次のようになっています。
【ローソンPontaプラス 融資条件】
利用可能枠 | ・キャッシング 0円~5万円 ・カードローン 0円~20万円 |
実質年率 | 14.95~17.95% |
遅延損害金 | 14.95~17.95% |
遅延損害金 | 14.55% |
返済方式 | ・キャッシング 元利一括払い ・カードローン 毎月元金定額返済(ボーナス併用返済または一部返済も可能) |
返済期間 | ・キャッシング 23~59日 ・カードローン 利用により変動 |
返済回数 | ・キャッシング 1回 ・カードローン 利用により変動 |
締日・返済日 | 毎月15日締め・翌月10日払い(金融機関休業日にあたる場合は翌営業日) |
返済方法 | 口座引落(カードローンはATMでの返済も可能) |
資金使途 | 制約なし(ただし事業資金は除く) |
保証人・担保 | 不要(三菱UFJニコスが保障) |
ローソンPontaプラスでお金を借りる具体的な方法
ローソンPontaプラスでお金を借りる方法は、キャッシング、カードローンともに「カードを使いATMからお金を引き出す」または「インターネットで手続きし引落用口座に振り込んでもらう」かの2通りです。
どちらも借りられるのは1万円以上、1万円単位となります。
ATMから引き出してお金を借りる
ローソン銀行ATMや提携ATMにて、カードと暗証番号を使って現金を引き出す方法です。
ATMの稼働時間内であればほぼいつでも現金を手にできるので大変便利なのですが、お金を引き出すごとに利用金額に応じてATM利用手数料がかかるのが難点です。
ATM手数料はカード利用代金と合算され引き落とされます。
借入金額 | ATM利用手数料 |
1万円 | 110円(税込) |
2万円以上 | 220円(税込) |
利用可能なATMについては、「ローソンPontaプラスが利用できるATMは?」の項を参考にしてください。
ネットで申し込んで振込融資
「会員専用WEBサービス」で引落口座への振込融資を申し込むこともできます。
振込は原則として金融機関の翌営業日の正午以降になるため、即日融資を受けることはできませんが、振込手数料がかからないというメリットがあります。
ローソンPontaプラスで海外キャッシング
ローソンPontaプラスのキャッシングは日本国内だけでなく、海外のATMでも同様に利用することができます。
国内でのキャッシングと違う点は現地通貨を引き出せるところ。
これを利用することで大きな額の現地通貨を持ち歩く必要がなくなりますし、両替所の窓口が閉まっているときにもお金を手に入れることができるようになり、大変便利です。
海外キャッシングの際にも国内での利用と同じようにATM手数料とキャッシング手数料(金利)がかかりますが、多くの場合で両替手数料よりも安く上がるという利点もあります。
海外キャッシングを利用できるATMは、「mastercard」「cirrus」のロゴマークがあるATMです。
空港や銀行、ショッピングセンターなど大きな街ならいたるところで見つけることができますが、安全面から空港や銀行店舗内に設置されているATMの利用が勧められます。
なお、海外ではカードローンは利用できません。また、海外キャッシング利用分を後日カードローン(リボ払い)に変更することもできないので、この点に注意してください。
公式サイトはこちら >>
ローソンPontaプラスの支払い・返済方法
ローソンPontaプラスをショッピング利用、キャッシング・カードローン利用したときの支払い方法、返済方法についてまとめてご紹介します。
ローソンPontaプラスの締日と支払日、支払い方法
ショッピング利用分もキャッシング、カードローン利用分も毎月15日締め、翌月10日払いとなります。原則として登録した口座からの自動引落となり、10日が金融機関休業日にあたった場合は翌営業日に引き落とされます。
リボ払い(ショッピングリボ・カードローン)で利用した分についてはATM、振込、引落にて一部、または全額の繰り上げ返済も可能です。
早く支払えば支払うほど支払利息は少なくて済むので、無理のない範囲で積極的に返済していくようにしましょう。
ローソンPontaプラスのショッピング利用分の支払い
ローソンPontaプラスをショッピングで利用する際には精算時にカードを提示し、支払い方法を指定してください。
選べる支払い方法は、1回払い、2回払い、ボーナス一括払い、分割払い(3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回)、リボ払いのいずれかです。
1回払いは翌月に、2回払いは翌月と翌々月に支払います。ボーナス一括払いは夏または冬のボーナス月に一括で支払う方法です。これらの方法での支払いには手数料がかかりません。
分割払いが希望の回数に分けて支払う方法であるのに対し、リボ払いは利用金額や件数に関わらず月々一定の額を支払う方法となります。これらを指定した場合には手数料がかかります。
支払回数と手数料についてまとめると次の表のようになります。
支払い方法 | 手数料率 | 分割手数料(100円あたり) |
1回払い | 無料 | - |
2回払い | 無料 | - |
ボーナス1回払い | 無料 | - |
分割払い 3回 | 12.25% | 2.04円 |
5回 | 13.50% | 3.40円 |
6回 | 13.75% | 4.08円 |
10回 | 14.50% | 6.80円 |
12回 | 14.75% | 8.16円 |
15回 | 15.00% | 10.20円 |
18回 | 15.00% | 12.24円 |
20回 | 15.00% | 13.60円 |
24回 | 15.00% | 16.32円 |
リボルビング払い | 15.00% | - |
※1回払い、ボーナス一括払いに指定した利用分を後日分割払いやリボルビング払いに変更することも可能です(あとde分割、あとdeリボ)。
分割払いの場合
分割払いの支払い計算は、さきほどご紹介した表を参考に行うことができます。ここでは10万円の商品を10回の分割払いで購入したケースを見てみましょう。
10回払いの手数料は100円あたり6.80円ですので、10万円なら6,800円になります。この手数料6,800円と商品代金10万円を10回に分けて支払えば良いわけです。
(10万円+6,800円)÷10回=10,680円
よってこの商品の月々の支払いは10,680円となります。
他の買い物についても1回払いや分割払いを指定することで、月々の支払額を細かくコントロールすることができます。
リボルビング払いの場合
リボルビング払いは分割払いとは逆の発想で、月々支払う金額を先に決定します。大きな買い物をした月があっても支払額は一定に保たれるため、月々の負担の少ない方法だと言えます。
リボルビング払いの支払い金額は2つの方式にそれぞれ2コースがあり、計4コースから選ぶことができます。どのコースでも締切日(毎月15日)の時点での利用残高によっては支払額に変動がありますが、定額方式は残高の刻み方が少なく、残高スライド方式は残高によって支払額が細かく変更(スライド)されます。
各コースごとの月々の支払額は次の通りです。入会時は定額方式Aコースの設定となっていますが、都合によって自由に変更することが可能です。
【定額方式Aコース・定額方式Bコース】
締切日時点の利用残高 | Aコース | Bコース |
50万円以下 | 1万円 | 2万円 |
50万円超~100万円 | 2万円 | 3万円 |
100万円超 | 3万円 | 4万円 |
【残高スライド方式長期コース・残高スライド方式標準コース】
締切日時点の利用残高 | 長期コース | 標準コース |
10万円以下 | 5千円 | 1万円 |
10万円超~20万円以下 | 1万円 | 2万円 |
以降10万円増すごとに | 5千円ずつ加算 | 1万円ずつ加算 |
リボルビング払いは月々の支払額が少ない分、支払い期間が長期化し、手数料が増える傾向にあります。余裕があるときには支払額を増やしたり繰上返済をするなどして、できるだけ支払手数料が少なくて済むよう調整していきましょう。
ショッピングリボの繰上返済
ショッピングリボルビング払いの繰上返済はいつでも好きなときに行えます。
ATMの他、振込や引落でも支払うことができますが、それぞれに扱いが異なるので、ご自身の都合の良い方法を選んでください。
・ATMで
ローソン銀行ATMや提携ATMで、利用残高のうち元金分を1千円単位で支払うことができます。
・振込で
ローソン銀行が指定する口座への振込になるため、まずはローソン銀行クレジットカードデスクまで連絡してください。振込手数料は利用者の支払いとなります。
・引落で
会員専用WEBサービスで手続きを行うことで、月々の支払額を1万円単位で増額することができます。
海外ショッピング分の支払い
海外でのショッピング利用分は原則として1回払いになりますが、出発前または帰国後にご自身で手続きを行うことでリボ払いや分割払いにすることも可能です。
海外で買い物した場合の支払いは、Mastercard決済センターで利用データを処理した際のレートが採用されます。実際の支払いではそれに事務処理コストとして税込2.20%を加算したレートにて円貨に換算され、請求されることになります。
海外ショッピング利用分についてもその他の請求分と合算されて引き落とされます。
キャッシング・カードローン利用分の返済
キャッシング利用分は翌月の1回払いでの返済、カードローン利用分はリボ払いでの返済となります。
ただショッピング利用分と異なり元金定額返済となるため、例えば「月々1万円の返済」とした場合には実際は1万円に利息分を加えた額が引落されることになります。
なお、ローソンPontaプラスのカードローンにおける月々の最低定額返済額は1万円。一部または全額の繰上返済も可能です。
カードローンの繰上返済
ショッピングリボ同様カードローンでもATM、振込、引落による繰上返済が可能ですが、手続きが若干異なっています。
・ATMで
利用元金を1万円単位で好きなときに返済可能です。
・振込で
ローソン銀行指定口座への振り込みとなります。希望する方はまずはローソン銀行クレジットカードデスクまで電話連絡し、指示に従ってください。
・引落で
月々の返済額を1万円単位で増額するか、次回の請求時にカードローン残高全額の一括引落が可能です。こちらもローソン銀行クレジットカードデスクまで連絡してください。
海外キャッシング分の返済
海外キャッシング利用分は国内キャッシングと同様、登録口座から手数料を合わせての引落となります。海外ショッピング利用時と異なり事務手数料の支払いは必要ありません。
公式サイトはこちら >>
ローソンPontaプラスが利用できるATMは?
ローソンPontaプラスはローソン銀行ATMにだけでなく提携金融機関やコンビニATMで利用することができます。利用できるサービスは以下の3つです(ATMによっては利用できないサービスや時間帯もあります)。
・返済(最長0時5分~23時45分までお取扱い可能)
・利用可能額照会
上記のうち、借り入れの場合には1回ごとに利用金額に応じたATM手数料がかかります。
借入金額 | ATM手数料 |
1万円 | 100円(+税) |
2万円以上 | 200円(+税) |
ローソンPontaプラスが利用可能なATM
ローソンPontaプラスが使える全国のATMをご紹介します。各サービスの利用可否をマークで表しました。全てのATMでキャッシングは可能。カードローン借り入れ、カードローン返済、ショッピングリボ返済については下記マークのないATMで可能です。
・カードローン返済 不可◆ 一部不可◇
・ショッピングリボ返済 不可■ 一部不可□
ローソン銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行・三井住友信託銀行・セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行・信用金庫◇□・信用組合◇□・農業協同組合△◆■・漁業協同組合▲◆■・労働金庫▲◆■
コンビニATM(ローソン、セブンイレブン、ミニストップ、ファミリーマート)
【北海道・東北】
北海道銀行・北洋銀行・みちのく銀行・青森銀行◆■・北部銀行・秋田銀行・荘内銀行・山形銀行・きらやか銀行・岩手銀行▲◆■・東北銀行◆■・北日本銀行・仙台銀行・七十七銀行・東邦銀行・大東銀行・福島銀行
【関東】
常陽銀行・筑波銀行・足利銀行・栃木銀行・東和銀行・群馬銀行▲◆■・武蔵野銀行・千葉銀行・千葉興業銀行◆■・京葉銀行・きらぼし銀行△◇□・東日本銀行・東京スター銀行・横浜銀行・神奈川銀行◆■
【甲信越・北陸】
山梨中央銀行・大光銀行・北越銀行・八十二銀行・長野銀行・北陸銀行▲◆■・富山銀行◆■・富山第一銀行・北國銀行◆■・福井銀行・福邦銀行
【東海】
清水銀行・静岡銀行・スルガ銀行・静岡中央銀行◆■・大垣共立銀行・十六銀行・名古屋銀行・中京銀行・愛知銀行・百五銀行・第三銀行
【近畿】
滋賀銀行▲◆■・南都銀行▲◆■・京都銀行・近畿大阪銀行・池田泉州銀行・関西アーバン銀行◆■・大正銀行・紀陽銀行◆■・但馬銀行・みなと銀行▲◆■
【中国・四国】
中国銀行◆■・トマト銀行・広島銀行・もみじ銀行◆■・鳥取銀行・島根銀行・西京銀行・山口銀行・阿波銀行・徳島銀行・百十四銀行・香川銀行・伊予銀行・愛媛銀行・四国銀行・高知銀行
【九州・沖縄】
西日本シティ銀行・福岡銀行・筑邦銀行◆■・福岡中央銀行・北九州銀行・佐賀銀行▲◆■・佐賀共栄銀行・親和銀行・長崎銀行・熊本銀行・豊和銀行・宮崎銀行◆■・宮崎太陽銀行・鹿児島銀行・南日本銀行・沖縄海邦銀行
ローソンPontaプラスについてのよくある質問
ローソンPontaプラスへの入会や利用に関するよくある質問とその回答をご紹介します。
ローソンPontaプラスとPontaカードのポイントを合算できますか?
現在お手持ちのPontaカードやプリペイド機能付きPontaカード、クレジット機能付きPontaカード、デジタルPontaカードで貯まっているポイントを、ローソンPontaプラスに合算(移動・統合)することが可能です。
手続きはPontaWebにて簡単に行えますので、それぞれのPontaカードに割り当てられている会員IDを準備して申し込んでください(Ponta会員登録が必要です)。
ポイントを移動させた場合には移動元のカードも引き続き利用できますが、ポイントを統合させると統合元のカードは利用できなくなります。よく考えたうえで手続きするようにしましょう。
カードの組み合わせによっては移動・統合ができないこともあります。
ローソンPontaプラスを提示して現金払いはできますか?
普通のPontaカードを利用するときのように、買い物する際にローソンPontaプラスを提示し、支払い自体は現金や他のクレジットカードで行うことも可能です。
ただしその場合はローソンPontaプラスとしてのポイントの優遇はなくなり、通常のPontaカードを提示したときと同じ扱いになります。
ローソンで利用したときの還元率は1%、他店でのポイント還元率は0.5%~1%です。
ETCカードは入会と同時に申し込めますか?
ローソンPontaプラスの申し込みと同時にETCカードにも申し込みが可能です。同時に申し込んだ場合、ETCカードはクレジットカードなどと同封されて届くので、お急ぎの方はぜひ一緒に申し込んでおきましょう(発行手数料として1,000円+税が必要です)。
ちなみにETCカードを後から申し込むと、届くまでに1~2週間程度を要します。
ローソンPontaプラスはショッピング枠・キャッシング枠の増枠は可能?
ショッピング利用可能枠、キャッシング利用可能枠、カードローン利用可能枠を継続的に増額したり、キャッシング枠を新たに設けたりすることは、ローソンPontaプラスに入会して半年経過後から可能になります。
希望する方はローソン銀行クレジットカードデスクまで申し込んでください。改めて審査が行われ、申込後、3営業日ほどで回答があります。
0570-063-899(ナビダイヤル・通話料有料)
050-3786-6325(IP電話や海外から・通話料有料)
受付時間 9:00~17:00(年中無休)
ショッピング枠で一括払い以外の支払い枠を増枠したい場合には割賦枠増枠審査のために必要な情報の調査があり、こちらの審査には1週間程度時間を要します。
なお、審査の状況によっては枠が減額される可能性もあるため、申し込みは慎重に行ってください。
例えば支払いが遅れがちな方が審査に通る可能性はまずないでしょう。ローソンPontaプラスの利用状況だけでなく、他社で延滞があったり借り入れが急激に増えているなどといった場合も厳しい判断をくだされる可能性が高いと考えられます。
ローソンPontaプラスの退会・解約方法は?
ローソンPontaプラスの解約を希望する場合には手元にカードを用意のうえ、カード名義本人がローソン銀行クレジットカードデスクまで電話で申し込んでください。
クレジットカード解約時に支払いが残っている場合には、利用した際に希望していた支払い方法にて口座引落が続行されます。
ローソンPontaプラスはこんな方にお勧め
ローソンPontaプラスの強みはなんと言ってもローソンの利用でPontaポイントがたくさん貯まるという点につきます。例えば毎朝出勤時にローソンに寄って買い物をする方の場合、1日平均500円の利用でも月に440ポイント、年にして5,280ポイント貯まることになります(月22日で計算)。
ローソンPontaプラスは無料で作れるカードなので、ローソンをよく利用する方なら作らなければ損すると言えるレベルでしょう。
その反面、ローソンPontaプラスには次のような欠点があります。
・キャッシングやカードローンの利用可能枠が小さい
・付帯保険が少ない
・海外ブランドの選択肢はMastercardのみ
・家族カードがない
・ゴールドカードがない
・ETCカードの発行時に費用(1,000円+税)がかかる
特にキャッシングは発行時点で最大5万円しか枠がなく、ほとんどおまけ程度です。
ローソンPontaプラスは、ショッピング枠を含め最初の半年は増枠もできないため、メインカードとしてはやや力不足と感じることがあるかもしれません。
これらのことを考え合わせると、ローソンPontaプラスがお勧めなのは、
・Pontaポイントを貯めたい方
・無料のクレジットカードが欲しい方
・銀行が発行するクレジットカードが欲しい方
だと言えます。
当てはまる方はぜひ、ローソンPontaプラスを検討してみてください。
公式サイトはこちら >>
この記事の監修者

