クレジットカード審査「瞬殺」とは?

クレジットカード審査に申し込みをしたのに、10分もしないうちに審査落ちの連絡がきた・・・こんな経験をしたことがある人もいると思います。

こういった即時審査落ちしてしまうことをクレジットカード審査用語で「瞬殺」と言います。

あっという間に審査落ちしてしまい門前払いとなることから、まさに瞬殺という言葉がピッタリというわけなんです。

ここではなぜ瞬殺されてしまうのか、瞬殺されないための注意点などを詳しくご紹介していきます。


もくじ

なぜ瞬殺されるのか?

クレジットカードを発行してもらうには、必ず審査に通過しなければいけません。

審査というと人が書類を手にしてあれこれ話し合っているようなイメージを持たれるかもしれませんが、クレジットカード審査は機械による「スコアリング」で行われます。

クレジットカードの審査では信用情報機関に記録されている個人の信用情報を参照するということをご存知の方は多いと思いますが、実はこの前の段階もあるんです。

私たちがクレジットカード会社に申し込みをすると、そのデータはまずクレジットカード会社社内のデータベースに登録されて、内容の確認と社内に保有されている社内リストとの照らし合わせが行われます。

入力された属性情報があまりにもひどかったり、過去に悪い利用履歴があると、この時点で審査落ちしてしまうことになります。

初動審査にかかる時間はわずか10分??

クレジットカード会社にはそれぞれ審査基準があり、その基準を満たしているかどうかはすぐに判断できます。

そのためクレジットカード会社の初動審査に必要な時間はわずか10分程度と言われています。

また、過去に金融事故を起こし社内ブラックリストに登録されていたり、直近で複数の申し込みをしているなどでも瞬殺されてしまいます。

これらの審査は信用情報機関に照会をかける前、つまりクレジットカード会社内だけで行われるので、審査も決断も非常にスピーディに行われるんです。

ネットの普及・審査の機械化が瞬殺を生んだ

現在は大多数のクレジットカードがネット申し込み可能となっていますが、数年前までは紙の申し込み書類に記入・捺印をして、郵送申し込みをするのが主流でした。

クレジットカード会社の審査システムも信用情報機関に保有されている情報の精度も今ほど精密ではなかったので、審査にも時間がかかりました。

審査に落ちたら郵送でお知らせがあるので、通知までにさらに時間がかかります。
つまり、以前は瞬殺が生まれる条件が整っていなかったんです。

それが近年では状況がガラッと変わり、かなり多くの場合で審査に人が関わらなくなっています。

申し込みはネットで行われるのでクレジットカード会社の担当者が手入力する必要もないですし社内審査も機械が行います。審査に必要な項目は一瞬のうちに処理されてしまうんです。

効率化をはかるために努力した結果、瞬殺が生まれてしまったということになります。

クレカの審査が雑になっているわけではない

瞬殺される場合、申し込みをしてからあまりにも早く審査落ちの連絡が来るため、クレジットカードの審査が雑に行われているのでは?と感じる人もいるようです。

しかし、瞬殺は逆に審査の精度が格段に上がったために発生することで、瞬殺されるということは機械が判断できる部分の基準を満たしていかなったということになるんです。

納得いかない気持ちもとてもよくわかりますが、審査落ちした理由をしっかり考えて次の申し込みに備えるようにしましょう。

瞬殺されなければ審査に通過できるの?

社内審査をパスしたら次は信用情報を利用した「スコアリング」審査が行われます。

スコアリングでは申し込み情報をもとにして信用情報機関に照会をかけて、それぞれの項目を数値化するということが行われます。

信用情報機関には、勤務先などの個人的な情報とこれまでのクレジットカードやローンの利用歴、返済歴、延滞歴などの情報が記録されています。

これらの情報をクレジットカード審査基準に合わせて点数をつけて、数値が基準より低ければ審査落ちしてしまうことになります。

スコアリングの結果が出ても審査は続く

スコアリング審査に通過しても、まだクレジットカードの発行が決まったわけではありません。

スコアリング審査結果によっては、この人に本当にクレジットカードを発行して良いか微妙なときがあるんです。

例えば年収はとりあえず問題ないけど職種が自営業で安定性に欠ける場合や、仕事が変わったばかりで信用情報機関に記録されている勤務先と入力された勤務先が異なり、勤続年数が短い場合などです。

こういったときにはどうするのかというと、人間が審査に加わることになります。
勤務先に在籍確認の電話をかけたり、収入証明書の提出を求めて内容を確認します。

瞬殺される原因は入力内容にあり

社内審査の時点では信用情報は関係ないので、瞬殺の理由は入力内容による影響が大きいと言えます。

クレジットカードの申し込みで入力する項目は以下のようになっています。

氏名
年齢
性別
家族構成
既婚・未婚
子供の有無
住居:持ち家か賃貸か。住宅ローンの有無など
勤務先
勤続年数
年収
会社の規模など

これらは全て社内審査の対象になります。

例えば、未婚の人よりは既婚者の方が自由に使えるお金が少ないと判断されますが、持ち家があれば万が一返済不能になった場合も夜逃げなどのリスクは少ないということになります。

ただし、扶養家族の数が多いと返済に使えるお金が少ないと判断されてしまうこともあります。

もっとわかりやすいのが仕事です。

パート、アルバイトよりも正社員の方が信用能力が高いですし、少数精鋭の個人経営会社に勤めているよりも誰もが知っているような大企業に勤務している人の方がスコアが高くなります。

また、勤続年数は少しでも長い方が有利になります。
こういった感じで審査は総合的な判断になるわけです。

瞬殺にもメリットがある

時間をかけて入力したのにあっという間に審査落ちしてしまったら感じが悪いですし、何がダメだったのかは教えてもらえないのでがっかりしてしまうものですが、瞬殺にはメリットもあるんですよ。

次の申し込みに向けて素早く準備ができる

瞬殺されたということは、入力した内容(つまり属性)が基準に足りてなかったと考えることができます。

年収をすぐに上げたり勤続年数を伸ばすことはできませんが、例えば1ヶ月待って審査落ちしたことがわかるよりも、10分で結果をもらった方がスピーディに次の審査に向けた準備ができることになります。

クレジットカード会社はより良いサービスの提供に集中できる

審査にかける時間を短くできれば、クレジットカード会社は利用者向けのサービス提供にかける時間を増やせることになります。

審査基準を満たしていて審査に通過した人にとっては満足度が高いサービスを受けることができるという側面もあるんです。

瞬殺を避ける方法はあるの?

瞬殺はあくまでも審査の結果なので絶対に避ける方法というのはないのですが、申し込みの際に注意できることはあります。

申し込み内容は正確に記入すること

特にネット申し込みをする場合に気をつけて欲しいのが誤字脱字です。

クレジットカードの審査は機械が行うので嘘をつくつもりがなかったとしても虚偽の申し込み内容と思われてしまうことがあるんです。

例えば本当は年収が350万円なのに打ち間違えて450万円と入力してしまったとします。これだけでも大きな違いですよね。

瞬殺されなかったとしても信用情報機関に記録されている年収とあまりにも違うので、収入証明書の提出を求めたところ、実際の年収と100万円も違っていたということがわかり虚偽の申し込みと判断されて審査落ちとなります。

入力する内容は全てが審査の対象になります。名前の漢字を間違えただけでも審査に影響するということを覚えておきましょう。

自分の身の丈にあったクレジットカードに申し込みをすること

初めてクレジットカードを作る入社1年目社員なのにハイクラスのクレジットカードに申し込みをしても、基準に達していないため瞬殺されることになります。

年収制限があるのに足りていないとか、条件を満たしていないことも瞬殺の条件になります。

自分の年齢や状況にあったクレジットカードに申し込むようにしましょう。

<参考>クレジットカードの審査難易度(高い順)

銀行系クレジットカード > 交通系クレジットカード > 信販系クレジットカード > 流通系クレジットカード > 消費者金融系クレジットカード

借り入れも審査に影響する

クレジットカード申し込みでは現在の借り入れ状況も自己申告しますし、信用情報機関に照会をかけた際に件数と金額はわかってしまいます。

複数の消費者金融から借り入れがあったり、すでに持っているクレジットカードのキャッシング枠を多く利用しているなど、お金を借りている状態も瞬殺の対象になります。

住宅ローンなど本当に必要な借り入れは別ですが、消費者金融などの借金があると強く警戒されることになります。この機会に生活を見直してみてください。

また、審査にあまり自信がない場合は、キャッシング枠を「0円」で申し込みをすると良いですよ。クレジットカード会社にとっては貸し倒れを回避できることになるので、良い印象を与えることができます。

瞬殺をされたらどうすればいい?

なぜ瞬殺で審査落ちしてしまったのかが知りたいところだと思いますが、その理由を教えてもらうことはできません。

あまり気にせず気持ちを切り替えて次に備えるのがイチバンです。

申し込みをする時には、以下の点に気をつけてください。

・自分の状況にあったクレジットカードに申し込みをすること
・申し込み内容に虚偽の申告、誤字脱字がないようにすること
・借り入れがある場合はできるだけ完済してから申し込みをすること

短期間に何度も申し込みをすることも瞬殺の対象になる

クレジットカード会社に申し込みをすると、審査に通過しなかったとしてもクレジットカード会社に申し込み履歴が残っていますし、信用情報機関にも6ヶ月間記録が残ります。

どんなに瞬殺が続いても1ヶ月の間に3回以上申し込みをするのはやめておきましょう。

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