LINE Payカードとは?還元率は?申込方法やチャージ方法など完全網羅

○○Pay(ペイ)と呼ばれる電子マネーはいっぱいありますが、LINEにも「LINE Payカード」というプリペイドカードがあるんです。
LINE PayカードはLINEアカウントをお持ちの方でしたら年会費無料で誰でも持つことができるんですよ。
国際ブランドのJCBと提携しているので日本中で使えますし、もちろんLINEモバイルの支払いにも利用できます。
この記事では、「LINE Payカードとは?」という基本的な部分から、LINE Payカードの申し込み・発行方法、チャージの方法、お店での使い方などをわかりやすくお伝えしています。
LINE Payカードを使うことのメリット・デメリットも解説しますので、自分にとって必要なカードかどうかぜひ見極めてみてくださいね!
LINE Payカードとは?
LINE Payカードはプリペイドカードのひとつ。事前に入金(チャージ)することで、お店のレジで支払いをするときに現金の代わりに使うことができます。
またLINE PayカードはJCBと提携しているため、利用できる店舗はJCB加盟店になります。JCB加盟店であれば海外やオンラインでも使うことができるんですよ。
LINE Payカードには2種類のカードがあります。
<プラスチックカード>
プラスチックカードはクレジットカードのような一般的なカードで、コンビニなどの実店舗での支払いに利用します。
<バーチャルカード>
バーチャルカードはオンライン決済専用の仮想カードになります。
クレジットカードのようなカード番号が付与されるので、決済時にはカード番号を入力します。プラスチックのような実物のカードは発行されません。
LINE Payカードの申し込み方法は?売ってる場所は?
LINE Payカードを使うには、まずはカードを発行しないといけません。
LINE Payカード(プラスチックカード)は、以前はカードそのものをコンビニで購入して利用登録することができたのですが、現在はLINEから申し込みをして、申し込み後にカードを郵送してもらうことになります。
LINE Payカードが手元に届くまでに1~2週間程度かかるので、早めに申し込みを行いましょう。
バーチャルカードはカードそのものが発行されるわけではないので、LINEアプリ内で利用登録を行うことで即時発行することができます。
LINE Payカードを発行しよう!
プラスチックカードはLINEから申し込みができます。
LINE Payの利用登録を行っていない場合は、まずLINE Payの利用登録から行うことになります。
まずはこの「LINE Payの登録」から解説していきますので、すでに済んでいる場合は次の「LINE Payカード(プラスチックカード)の発行方法」に進んでください。
LINE Payの登録
1.LINEの「ウォレット」をタップして「LINE Payをはじめる」をタップします。
2.「はじめる>」をタップ
3.[LINE Cashアカウント利用規約][プライバシーポリシー][LINEユーザー情報提供ポリシー]を確認して、「すべてに同意」にチェックを入れて、「新規登録」をタップします。
4.LINE Payカードの画面が表示されて、登録完了です!
続いてLINE Payカードのプラスチックカードの利用登録を行います。
LINE Payカード(プラスチックカード)の発行方法
1. [LINE Payカード]をタップします。
2. [プラスチックカードを申し込む]をタップします。
この後にパスワードの設定を求められることがあります。設定画面になったら6桁のパスワードを設定してください。
設定したパスワードは忘れないでくださいね!
3. [プラスチックカード]をタップします。
この後、「プラスチックカードを登録するまで、安全のためオンラインカードでのカード利用が停止されます。続行しますか?」とポップアップ画面が出てきますので、「確認」をタップしてください。
4.カードの柄を選択します。
5.この後は郵便番号・住所などを入力すると、プラスチックカードの申し込み手続きが完了します。
6.申し込みから1~2週間程度で登録した住所にLINE Payカードが届きます。
プラスチックカードの申し込みは一旦ここで終了です。
LINE Payカードが届いたら利用登録を行います。
LINE Payカード(プラスチックカード)到着後の手続きの流れ
LINE Payカードが郵送で届いたら利用登録を行います。
1. [LINE Payカード]をタップします。
2. [登録]をタップします。
3.届いたプラスチックカードの裏面にお客様番号が記載されています。そのお客様番号の「末尾の3桁」を入力して、[確認]をタップします。
これでプラスチックカードの利用手続きはすべて完了です。
LINE Payカード(バーチャルカード)の発行方法
1. [LINE Payカード]をタップします。
2. [バーチャルカードを発行]をタップします。
このあと、パスワードの入力画面が表示されるので6桁のパスワードを入力します。
すでにLINE Payパスワードを設定している場合は、その6桁パスワードを入力してください。
3.これでバーチャルカードが発行されました!
LINE Payカードにチャージする方法
ここまででLINE Payカードの発行が完了したのですが、今の段階ではLINE Payカードにお金が入金(チャージ)されていないのでまだ使うことができません。
LINE Payカード残高にチャージする方法は5つあります。
まず、チャージするときは、[チャージ]をタップします。
タップすると、次の画面でチャージ方法を選択できるようになります。
例えば銀行口座からチャージしたい場合は左上の「銀行口座」マークをタップします。
すごくわかりやすいですね!
銀行口座からLINE Payカードにチャージする
LINE Payカードに銀行口座を登録して、口座引き落としでチャージする方法です。
[チャージ方法を選択]画面で[銀行口座]をタップすると、登録する銀行を選べるようになるので、口座情報を設定します。
口座の登録が完了したらチャージができるようになりますので、必要な金額を入力してチャージします。
セブン銀行ATMからLINE Payカードにチャージする
セブンイレブンなどに設置してあるセブン銀行ATMからLINE Payカードにチャージすることもできます。セブン銀行ATMからチャージする方法は2つあります。
スマホでLINE Payカードにチャージする
スマホからのチャージなら、LINE Payカード(プラスチックカード)が手元になくてもセブン銀行ATMからLINE Payカードにチャージすることができます。
[チャージ方法を選択]画面で[セブン銀行ATM]をタップします。
画面のいちばん下に[次へ]ボタンが表示されます。タップするとQRコードを読み取る画面になります。
スマホの操作はここで一旦終了です。
続いてセブン銀行ATMの操作です。
セブン銀行ATM画面に[スマートフォンでの取引]ボタンがあるのでタップします。
ATM画面にQRコードが表示されるので、準備しておいたスマホで読み込みを行います。
このあとATMに現金を投入すればLINE Payカードにチャージされます。
LINE Payカードを使ってチャージする
セブン銀行ATMにLINE Payカード(プラスチックカード)を挿入します。
ATM画面の[ご入金(チャージ)]をタップして、チャージ金額を入力します。
入金が完了したらスマホのLINE Payで残高を確認できます。
お店のレジでLINE Payカードにチャージする
LINE Payカード(プラスチックカード)を使ってお店のレジでチャージする方法です。
ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、AINZ&TULPE、LIPS and HIPS、アインズ
レジの店員さんに「LINE Payに3,000円チャージお願いします」など、チャージしたい金額を伝えて、LINE Payカード(プラスチックカード)を提示します。
チャージする金額の支払いを行ってください。
FamiポートでLINE Payカードにチャージする
ファミリーマートに設置してあるFamiポートを利用してLINE Payにチャージします。
[チャージ方法を選択]画面で[Famiポート]を選択します。
LINEウォレットからトークが届き、番号が記載されていますので、その番号をFamiポートに入力します。
Famiポートからレシートが印刷されて出てきますので、チャージ金額と一緒にレジに持っていきます。
LINE Payカードにオートチャージを設定する
オートチャージは、残高が設定した金額を下回ったときに登録している口座から自動的にチャージが行われる機能です。
[チャージ方法を選択]画面で[オートチャージ]を選択します。
オートチャージ機能のオン・オフを選択できるので、「オン」にします。
オートチャージの条件と金額の設定を行ってください。
LINE Payカードで支払いをする方法
LINE Payカードを発行してチャージも完了したので、後はLINE Payカードを使うだけですね!
LINE Payカードはコンビニなどの実店舗でも使えますし、バーチャルカードを使えばオンラインショッピングでも使うことができますよ。
LINE Payカードはどこで使えるの?
LINE Payカードは実店舗でもオンラインショッピング、オンラインサービスでも「JCB加盟店」で利用できることになります。
レストランなどでも「JCB」のマークがあるお店ならLINE Payカードを使えますよ。
実店舗でLINE Payカード(プラスチックカード)を利用する方法
お店でLINE Payカードを使うときは、購入したい品物をいつもどおりにレジに持って行き、「JCBで1回払いでお願いします」と伝えます。
クレジットカード払いと同様になりますので、サインを求められる場合があります。
サインをお願いしますと言われたら、自分の名前を署名しましょう。
また、お店によっては暗証番号の入力を求められることがありますので、その時はLINE Payカードに登録してある暗証番号を入力してください。
インターネットショッピングでLINE Payカード払いをする方法
インターネットでLINE Payカードを利用する場合は、バーチャルカードを使います。
●操作方法は?
1.決済方法でクレジットカードを選択
お買い物をするインターネットショッピングサイトの支払い方法で、クレジットカード払いを選択します。支払い回数は必ず1回払いを指定してください。
2.カード番号と有効期限を入力します
LINE Payカード表面に16ケタのカード番号が記載されていますので、この番号と有効期限を入力します。カード番号はLINEアプリのバーチャルカード画面でも確認できます。
カード名義の入力が必要な場合は自身の名前を入力してください。
3.セキュリティコードの入力が必要な場合は、カード裏面の3ケタの番号が記載されているので入力します。
LINEアプリのバーチャルカードで確認する場合は「CVC」と書いてある部分の3桁の番号を入力してください。
あとは支払先の案内に従って操作を完了させてください。
LINE Payカード払いの注意点
LINE Payカードを使った支払いを行う際の注意点をご紹介します。
リスクや危険があるということではありませんが、しっかり理解してから使うようにしましょう。
LINE Payカードにクレジット機能はない
LINE PayカードはJCBブランドのカードになるのですが、クレジットカードではありません。
あくまでも事前チャージした金額分だけが利用可能なプリペイドカードになりますので、クレジットカードのように翌月や翌々月に後払いにする機能はありません。
LINE Payカードの支払い回数は1回払いのみ
クレジット機能がないということで、LINE Payカードの支払い方法は1回払いのみになります。
LINE Payカードで、分割払い、リボ払い、ボーナス払いなどは利用できません。
LINE Payカードの支払い方法は、「チャージしてあるLINE Pay残高からの1回払いのみ」となります。
なお、LINE Payカードを利用すると即時残高が減り、LINEで通知が届きます。
使った金額と残高がわかりやすいのはLINE Payカードのとても良いところです。
LINE Payカードにポイントはあるの?
LINE Payカードを使うと、「LINEポイント」というポイントがたまります。
LINEポイントは「1ポイント=1円」として利用可能で、LINE Payでの支払いに利用できます。
LINEポイントはすぐに付与されるわけではなく、LINE Payカード決済から数日~数週間後に付与されることになります。
ポイントはLINEの[ウォレット]で確認できます。
LINEポイントの貯め方
LINEポイントには「My Color(マイカラー)」というランク制度があり、ランクによってポイント還元率が変わります。
カラー | もらえるポイントは? |
グリーン | LINEポイント2%(100円につき2ポイント) |
ブルー | LINEポイント1%(100円につき1ポイント) |
レッド | LINEポイント0.5%(200円につき1ポイント) |
ホワイト | LINEポイント0% |
なお、このマイカラーランクの対象となるのは、LINE Payの銀行口座登録による本人確認が完了している人となります。(銀行口座の登録が完了していればOKです)
銀行口座からのチャージを利用しなくても大丈夫なので、必ず銀行口座の登録は行ってくださいね。
<チャージポイントもある?>
残念ながらLINE Payカードにはチャージポイントはありません。あくまでもLINE Payで支払いをした分にだけポイントが付与されることになります。
LINE Payカードのポイント還元率は?
ポイント還元率はランク(バッジカラー)によって変動します。現在のランクは前月の利用状況で決まり、当月1日にLINE Pay画面で確認できます。
●LINEポイントのポイント還元率
ランク(バッジカラー) | ポイント還元率 | 前月の利用額 |
グリーン | 2% | 10万円以上 |
ブルー | 1% | 5万円~99,999円 |
レッド | 0.5% | 1万円~49,999円 |
ホワイト | 0% | 0円~9,999円 |
申し込みをした月は前月の利用残高が0円なので、ホワイトバッジになります。
例えばLINE Payを今月1万円利用した場合はバッジがレッドになって、来月のポイント還元率が0.5%になるわけです。
こちらがホワイトバッジの画面です。ランクが上がるとこの画面が変わります。
注意!LINE Payのクレジットカード払いはポイント対象外!
ちょっとややこしいのですが、LINE Payカードにクレジットカードを登録してクレジットカード払いをすることはできないのですが、LINE Payにクレジットカードを登録することは可能となっています。
クレジットカードをLINE Payに登録しておくことで、LINE Payカードに事前チャージしておかなくてもLINE Payを使えるという大きなメリットがあるのですが、LINE Payをクレジットカード払いで利用すると、LINEポイントの対象外となってしまいます。
なお、LINE Pay株式会社は2020年にVISAブランドのクレジットカードを発行予定で、東京2020オリンピックエンブレムデザインカードの数量限定申し込みも行っていました。
<参考>:Visa LINE Payカード 東京2020オリンピックエンブレムデザインカード
※現在は受付終了しています。
LINE Payとクレジットカードを取り巻く環境はこれからも大きく変わってきそうですね。
LINEポイントの移行先が少なくなった?
LINEはdポイントやnanacoポイントなどに交換が可能なのですが、2019年12月27日をもって移行できなくなるサービスがあります。
・JALマイレージバンク
・Amazonギフト券
・dポイント
・nanacoポイント
・メトロポイント
・ベルメゾン・ポイント
・Pontaポイント
・選べるe-GIFT
さらにLINEポイントからLINE残高に交換できるサービスも2019年12月31日で終了。
1月以降もLINEポイントをLINE Payでの決済に直接使うことはできるのですが、LINE残高へのチャージに使うことはできなくなってしまいます。
これからも大幅な仕様変更が考えられますので、LINE Payからの告知はきちんと確認するようにしましょう。
LINE Payカードのメリット
LINE Payカードの使い方やポイント付与の仕組みを解説してきましたが、そもそもLINE Payカードを使うとどんなメリットがあるのでしょうか。
LINE Payカードには審査がない!
LINE Payカードの発行には年齢制限がありませんので、LINEアカウントを持っていれば学生でも発行可能です。
入会金も年会費も不要で審査もないので、申し込みをすれば誰でも発行可能となります。
この気軽さはチャージした金額しか利用できないプリペイドカードならではではないでしょうか。
使うたびにLINEで知らせてくれる!
これはLINE PayカードがLINEと連動しているからこそ実現できるサービスです。
LINE Payカードで決済をするたびに利用内容がLINEアプリに送信されてくるので、利用明細をスマホで確認することができるんです。
即時確認もできますし、後から「あの時いくら使ったんだっけ?」と気になった時もスマホでサクッと確認ができるので、お金の使い方を意識するようになります。
LINE Payカードならお金の使いすぎを防げる!
LINE Payカードにクレジットカード機能はないので、チャージした金額しか使うことができません。
例えば、毎月10,000円しかチャージしないと決めておけば、それ以上使うことができないので、お金の使いすぎを防ぐことができます。
お財布に入っているお金をつい使いすぎてしまうという方は、LINE Payカードを活用してオートチャージをあえてつけないという使い方もぜひ検討してみてください。
LINE Payカードのデメリット
LINE Payカードを利用するにあたって、大きなデメリットというものはありません。
ただし、サービスが豊富なLINEを介するプリペイドカードだからこそ注意しておきたいことがあります。
LINEの利用登録が必須
LINE Payカードの申し込みも利用明細の確認もLINEで行うことになるので、LINE Payカードを使うためにはLINEの登録が必須になります。
LINEをバシバシ使っている方なら全く問題ないのですが、LINEそのものはあまり使わないという方にとっては最初からハードルが高いプリペイドカードになりますね。
LINE Payの補償限度額は10万円まで
万が一LINE Payを不正利用された場合は、10万円までLINE側が補償してくれます。
では10万円をこえた分はどうなるのかというと、公式発表では、
となっています。
<参考>:「LINE Pay」、安全のしくみ 【LINE Pay公式ブログ】
10万円を超える分に関して必ず補償することは明記されていませんので、チャージする金額は常に10万円以下にしておいた方が安全でしょう。
LINE Payカードはあくまでもプリペイドカード
繰り返しますがLINE Payカードにクレジット機能はありません。使いすぎを防げるというメリットはあるのですが、分割払い、リボ払いなどの後払い機能はありません。
支払い方法はチャージ金額内での一括払いのみとなります。
クレジットカードとは性質が異なるということで、5000ポイントプレゼントなどの入会キャンペーンもありません。
ただし、2019年10月1日から2020年6月30日まで行われる「キャッシュレス・消費者還元制度」の最大5%キャッシュバックの対象にはなりますので、LINE Payカードを使うことで最大7%のキャッシュバックがあります。
※LINE Payで最大2%、キャッシュレス・消費者還元制度で5%=最大合計7%
クレジットカードにはあまり興味がないけど、キャッシュバックの恩恵は受けたいという方はぜひLINE Payカードも候補に入れてみてくださいね。
LINE PayカードはLINEモバイルの決済に使える?
LINEモバイルの決済方法は、
・LINE Pay決済(クレジットカードが必要)
・LINE Payカード決済
となっていますので、LINE Payカードでの決済も可能です。
LINE Payカードユーザーの中には、LINEモバイルの支払いのためにLINE Payカードを持っている人もいます。
なぜかというと、LINE モバイルの支払いはLINE Payカードがない場合はクレジットカードが必須になってしまうから。
クレジットカードよりも口座引き落としの方が都合が良いという方は、LINE Payカードを介して銀行口座(またはオートチャージ)という形で支払いをすればクレジットカードが不要になるんです。
ただし、LINEモバイルをLINE Payカードで決済する場合は、チャージ残高に気をつけておいてくださいね。
LINE Payカード残高が不足してLINEモバイルの引き落としができない状態が続いてしまうと、LINEが利用停止になってしまうことがあります。
LINE Payカードのメリット・デメリットを活かして、ぜひ使いこなしてくださいね!
この記事の監修者

