公務員でもクレジットカードの審査に落ちることがある?

PR

安定性抜群の公務員の場合、”基本的”にクレジットカードの審査に落ちることはまずありません。

国家公務員なら退職後に申し込みできるクレジットカードもあるくらい「公務員」は信用力が高いのです。

では逆に、どういう状況になると「公務員」がクレカの審査に落ちしてしまうのでしょうか?

ここでは、公務員がクレジットカード審査に通りやすい理由や、公務員がクレジットカードの審査に落ちてしまう理由、公務員におすすめのクレジットカードなどを紹介しますので、現役公務員の方もこれから公務員を目指す方もぜひご覧ください。


もくじ

公務員がクレジットカード審査に通りやすい理由

公務員というお堅い職業に対して、後払いになるクレジットカードよりも現金払いがふさわしいと言われるケースもあると思います。

公務員が公的な支払いで利用するクレジットカードでたまるポイントやマイルに対して市民の目が厳しいこともありますよね。

しかし、いま日本はキャッシュレス化を推進しているので、むしろ公務員こそクレジットカード利用の見本になっても良いのではないでしょうか。

ここではまず、公務員がクレジットカード審査に通りやすい理由を確認しておきましょう!

公務員は信用度が高い職業

公務員という働き方は社会的な信用が格段に高い働き方になります。

一般的な企業の場合、どんなに規模が大きくても一般企業の枠を超えることはありませんが公務員は違います。

公務員は国または地方自治体に雇用されていることになるので、会社員や自営業とは信用度が全く異なるんです。

この信用の高さをクレジットカード会社は非常に高く評価するため、公務員は審査に通過しやすいのです。

公務員は収入が安定していてボーナスも出る

公務員といっても若いうちから高給取りというわけではありません。

しかし、公務員の場合、年齢を重ねるごとに確実に給料は上がっていきますし、ボーナスも年に2回出るので収入の安定性は抜群と言えます。

クレジットカード審査では、お給料の高さも考慮されますが、それ以上に毎月安定した収入があることの方が重要になるので、公務員は優良客になります。

またお給料が低い若いうちにクレジットカードの申し込みをしたとしても、将来的には高給取りの優良客になることが確定しているというところも審査を余裕で通過できるポイントですね。

よほどのことがない限り公務員は解雇されない

公務員が解雇されることがあるとしたら不祥事を起こしたときくらいなので、この点もリストラの可能性がある会社員よりもクレカの審査が有利になる理由です。

クレジットカードの支払いは後払いで行うことになるので、クレジットカード会社はいつでも貸し倒れのリスクを抱えています。そのため、きちんと支払いをしてもらえるかどうかはクレジットカード会社にとって常に大きな問題なのです。

働き方に安定性があってクビになる可能性が限りなく低い公務員は、クレジットカード会社にとって非常に優良なお客さんになるわけです。

公務員は退職金にも期待できる

公務員なら退職が近い年齢の人でもクレカの審査に通過する可能性が高いのですが、その理由は、その年齢まできちんと勤め上げた公務員は高額の退職金が約束されているから。

もしクレジットカードを使いすぎたとしても、退職金で支払いをしてもらえることになるので、年齢が高くても公務員は審査に通りやすいのです。

公務員がクレジットカード審査に落ちることはないの?

公務員がクレジットカード審査に落ちることが絶対にないのかというと、そんなことはありません。

借金が多い公務員の方

公務員は消費者金融や銀行カードローンなどの審査にも通りやすいので、お金も借りやすい職業になります。

このことが仇となってクレジットカード審査に落ちてしまう公務員も実際にいます。

カードローンなどでお金を借りると、信用情報機関に「クレヒス」と呼ばれる利用歴が記録されていきます。

●日本に3社ある信用情報機関
JICC:日本信用情報機構
CIC:シーアイシー
KSC:全国銀行個人信用情報センター

クレジットカード審査では、必ずこの信用情報機関に照会をかけることになるので、借りている金額や件数はわかってしまいます。

いくら公務員でも借金が多すぎると返済に不安が残ることから、クレジットカード発行を見送られることがあります。

信用情報に問題がある

クレヒスとして記録されているのは、借金の額と件数だけではなく、延滞履歴、自己破産などの債務整理歴、クレジットカード会社に強制解約させられた記録などの事故情報も一定期間記録が残るんです。

例えば、過去にカードローンの支払いを延滞すると、「延滞が解消されてから最長5年間」は信用情報機関に記録されるので、この5年間はクレジットカード審査に通過するのが難しくなります。

いくら公務員とはいえ、こういった事故情報がある人にはクレジットカード会社も安心してお金を貸すことはできないため審査落ちすることになります。

クレヒスがないスーパーホワイト公務員でも審査に通る?

スーパーホワイト」とは信用情報機関にクレヒスが何もない状態のことを言います。

大きな金額のお買い物でも現金で支払っている場合はクレヒスが残ることはないので、現金の管理をしっかりできる人もスーパーホワイトである可能性が高いですよね。

実際クレジットカードやローンに申し込みをしたことがない人はスーパーホワイトになるのですが、実はこの状態はあまり良いことではないんです。

スーパーホワイトが不利になる理由とは?

クレジットカード審査はそれぞれの項目を点数化して合計した数値が基準値を超えているかどうかを判断する「スコアリング審査」で行われるのですが、点数をつけていくのは人間ではなく機械になります。

クレヒスがないということは機械が審査できる材料が何もないということになるため、その人がクレジットカードを良い使い方をするのか、それとも悪い使い方をするのかが判断できないことから審査落ちしてしまうことがあるんです。

これがクレヒスがないスーパーホワイトの人が審査に不利になる理由です。

年齢が上がると金融事故を起こしたことを疑われてしまう?

一般的には20代などの若い人ならスーパーホワイトでも問題ないと言われていますが、問題は30代以降でスーパーホワイトの場合です。

上の項目で、過去にローンやクレジットカードの支払いを延滞したことがある場合は5年間記録が残り、審査に通ることができないとご説明しました。

では5年経つとクレヒスはどうなるのかというと、延滞したことの記録は消えます。しかしこの5年間はクレジットカードを作れないし各種ローンも組めなかったはずなので、利用履歴が全くない状態になります。

つまりこの人は、「5年以上前に金融事故を起こしたためにクレヒスがない人」になります。

また、これまですべての支払いを現金払いで行なって年齢を重ねてきた人であっても、機械は「過去に問題があったためにクレジットカードを作れない人かもしれない」と判断してしまいます。

つまり機械は、

・金融事故を起こしたことがあるからクレヒスがない人:お金の管理が苦手な人
・現金主義で生きてきたからクレヒスがない:お金の管理が上手な人

この2つを区別できないんです。

30代以降でクレヒスがないとなると、「過去に金融事故を起こしてクレジットカードを作れない期間があったためにクレヒスがない」と判断されやすくなるので、年齢が上がるごとに審査が不利になるのです。

公務員でスーパーホワイトだとどうなるの?

公務員でスーパーホワイトだとどう判断されるのかというと、実は影響が少ないんです。

その理由は、公務員はやはり安定した収入が約束されているからです。

クレジットカードや各種ローンをきちんと支払ったことがある人かどうかはわからなくても、公務員は、これから先の安定収入は確実なので審査に通る可能性が非常に高くなります。

公務員におすすめのクレジットカードってあるの?

国家公務員におすすめのクレジットカードとして知名度が高いのは「KKRメンバーズカード」でしょう。

国家公務員共済組合連合会が発行するクレジットカードで、現役の国家公務員とOBの方が申し込みできます。

KKRメンバーズカードの国際ブランドはVISA・MasterCard・JCBから選ぶことができて、いずれも入会金や年会費などの維持費は無料です。

KKRメンバーズカードは、一般的なクレジットカードと同じように、空港ラウンジサービス、旅行保険などの付帯サービスもあります。

国家公務員だけが持てるクレジットカードということで使い勝手も良い上に退職してもそのまま利用可能で、年会費なども永年無料というのは非常に特典が多いですね!

<参考>:KRメンバーズカードのご案内【KKR 国家公務員共済組合連合会】

<まとめ>
公務員はクレジットカード審査が容易と言っても良いくらい、審査に通過しやすい働き方になります。

公務員が審査落ちすることがあるとしたら、過去に金融事故を起こしたことがあるなど、本人に問題があるケースくらいでしょう。

公務員になって1年目であったとしても問題ナシなので、堂々と申し込みをしてみてください(ステータスが高いクレジットカードは別です)。

この記事の監修者

この記事の監修者 この記事の監修者は、株式会社タンタカの代表取締役「丹野貴浩(⇒プロフィールはこちら)」で、簿記1級の資格を持ち、10年以上、クレジットカードやローンなど金融系のWEBメディアを運営・管理している実績があります。
   

PAGETOP