母子家庭(シングルマザー)でもクレジットカードの審査に通る?

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母子家庭で生活をしていると、不安に感じることや実際に困ったこと、不便だったこともあるかと思います。

クレジットカードの審査はどうかというと、「母子家庭(シングルマザー)だから審査に落ちる」ということはありません。その点はまず安心してくださいね。

クレジットカード審査に問題があるとすれば、母子家庭で家事や育児があるためにどうしても働く時間が短くなってしまい収入が不安定であるとか、支払い不能になって延滞したことがあるなど、他のことが影響しているはずです。

母子家庭の方(シングルマザー)が審査に落ちやすくなる理由や、審査通過を狙うためのコツなどを確認していきましょう。


もくじ

母子家庭とクレジットカード審査の関係

母子家庭・父子家庭ということが審査結果に影響するのではないか?と感じることがあるかもしれませんが、母子家庭であるということだけが理由でクレジットカード審査に落ちることはありません。

クレジットカードの申し込み条件は、かなり多くの場合「18歳以上(高校生を除く)で、安定した収入がある人」であれば、申し込み可能となっています。

もし、母子家庭の人(シングルマザー)がこれまでにクレジットカード審査に落ちたことがあるとしたら、それは別のところに原因があります。

どういったことが理由で審査に落ちてしまうのか、その例を確認しておきましょう。

母子家庭の方(シングルマザー)がクレジットカード審査に落ちる原因はコレ!

母子家庭の方(シングルマザー)がクレジットカード審査に落ちる理由を解説していきます。

ただ、クレジットカード審査は総合的な判断で行われるので、ひとつのことが原因で審査落ちするという感じではありません。

審査は「申し込み内容に基づく属性」と「過去のクレジットカードやローンの利用・支払い・延滞履歴などの信用情報」によって判断されます。

信用情報は信用情報機関というところに記録が蓄積されているので、調べれば必ずわかるようになっています。

項目ごとに点数をつけて、その合計が基準値よりも高ければ審査通過となり、低ければクレジットカード発行は不可となるわけです。

ですので、年収が低いとかパート・アルバイトだからというひとつの原因で審査落ちするのではなく、「ネガティブな項目がいくつかあって点数が低くなってしまったから」と考えるようにしてみてください。

職業がパート・アルバイトである場合

誤解がないようにお伝えしておきたいのですが、パート・アルバイトでも審査通過できるクレジットカードは複数あります。ですので、働き方だけが原因で審査に落ちることはありません。

では何が原因なのかというと、「ステータス性の高いクレジットカードに申し込んだ」とか「働き方がパート・アルバイトであるために、収入が不安定で返済に不安があると判断された」など、ライフスタイルに合わないケースになります。

ステータス性の高いクレジットカードは、職業や年収に申し込み条件はなくても暗黙の了解として正社員や公務員じゃないと審査に通らないこともありますし、公表していない条件として年収500万円以上じゃないと審査通過は不可ということもあります。

パート・アルバイトでお仕事をしている人が、こういったクレジットカードに申し込みをしても、審査に通ることはできないでしょう。

過去にクレジットカード、ローン、携帯電話料金を延滞したことがある

クレジットカードの支払いは口座引き落としによる後払いになるので、クレジットカード会社は常に踏み倒されるリスクを背負っていることになります。

ですので、過去に支払いを延滞したことがある人は非常に警戒されてしまいます。

延滞記録の登録期間は信用情報機関によって異なるのですが、「延滞中と延滞が解消されてから最長5年」と考えておいてください。

今現在延滞していないとしても、延滞分の支払いをしてから最長5年間はクレジットカード審査に通過できないということになります。

なお延滞歴は信用情報機関に一定期間記録されるのですが、すべての延滞が影響するわけではなく、延滞してもクレジットカード審査に影響しないものもあります。

●信用情報機関に記録される延滞・記録されない延滞

記録される延滞 記録されない延滞
・クレジットカードの支払い
・消費者金融、銀行カードローンの返済
・自動車ローン、住宅ローンなど各種ローンの支払い
・携帯電話本体の分割代金
・奨学金の返済
・保証会社を利用して契約した賃貸物件の家賃
・ショッピングローンの支払い
など
・携帯電話の通信、通話料金
・ガス、水道、電気、NHKなどの公共料金
・住民税、所得税などの税金
・国民年金、国民健康保険の支払い
・新聞料金
・インターネット固定回線やプロバイダ料金
など

 

例えばスマホ本体の分割払いを延滞すると信用情報機関に記録されますが、ネットの通信料金は延滞しても記録されないようになっています。

クレジットカードやローンを1度も利用したことがない

これまでにクレジットカードやローンを利用したことがないまま年齢を重ねて、30代くらいになってしまった母子家庭の方は要注意。

これらの人は信用情報機関に記録されている内容が何もない「スーパーホワイト」ということになるのですが、スーパーホワイトはクレジットカード審査においてはあまり良いことじゃないんです。

クレジットカードを利用したことがないということは

・全ての支払いを現金払いでしてきた「現金主義」の人
・クレジットカード審査に通らないために作れない人

のどちらかになりますが、信用情報機関に記録が載っていないということは共通しています。

現金主義の人がクレジットカード審査に不利な理由

現金主義の人は支払い能力がきちんとあることになりますし、むしろお金の管理ができる人ということになります。

しかし信用情報機関に記録がないために、審査できる材料が何もないということになってしまうんです。

30代以降で信用情報機関に何も記録がなく審査できる情報がゼロということになると、「どんな人かわからないからクレジットカードの発行ができない」と判断されやすくなり審査落ちの原因となってしまいます。

なお、20代の人であればクレジットカードやローンの履歴がなくても、これから経験していく人だと判断されやすいので問題ないこともあります。
スーパーホワイトは年齢を重ねれば重ねるほど不利になってしまいます。

クレジットカードを発行してもらえない人が審査落ちする理由

延滞などのネガティブな履歴によってクレジットカードが作れない人でも、最長5年で延滞の記録は解消されます。

しかし延滞の記録がなくなったとしても、この期間はクレジットカードを作れないので、信用情報機関にはクレジットカード利用歴やローンの履歴が全くないという状態だけが記録として残っていることになります。

つまり、延滞した記録は解消されても非常に疑わしい状態であることは見ればわかってしまうので、「この人は過去に何かトラブルを起こしたのかもしれない」と判断されてクレジットカード発行を見送られてしまいます。

母子家庭の人(シングルマザー)がクレジットカード審査に通過するためには?

クレジットカード審査では母子家庭であるかないかは関係ありません。そこにこだわって「うちは母子家庭(シングルマザー)だから審査に落ちた・・・」と思い込んでしまうと、本当の原因に気づけなくなってしまいます。

母子家庭の人(シングルマザー)もそうでない人も審査の基準は変わりません。

ここからはクレジットカード審査に通過するためのポイントを見ていきましょう!

記入内容を間違えない

当たり前のことですが、記入する内容は間違えないようにしましょう。

もちろん嘘はいけません。年収が低いことが気になるからといって本当は200万円なのに300万円と記入するのは絶対にダメです。

では、本当は200万円であることを把握しているのにうっかり間違えて300万円と書いてしまったらどうなるのでしょうか。

クレジットカード審査は主に機械が行うので、虚偽の申請とうっかりミスは区別されません。そのため、本当に間違えただけであっても審査に落ちるケースはよくあります。

記入ミスによる審査落ちはしっかり確認するだけで簡単に防げるので気をつけるようにしましょう。

キャッシング枠は0円に設定する

キャッシング枠はクレジットカードを使って現金を借りることができる枠です。

銀行のキャッシュカードと同じように、ATMにクレジットカードを挿入して暗証番号と必要な金額を入力すれば現金を引き出す(借りる)ことができるんです。

非常に便利なのですが、借り入れ枠は設定せずに0円で申し込みをすることをオススメします。

「お金を借りるかもしれない人」よりも「お金を借りる可能性がない人」の方が踏み倒されるリスクがないため、クレジットカード会社としては安心できます。

また、キャッシング枠は貸金業法の総量規制という規則に該当してしまうので審査がより慎重に複雑になってしまいます。

審査通過率を上げるためには、キャッシング枠はつけないことをオススメします。

固定電話があれば記入する

万が一クレジットカードの返済を延滞してしまった時に、連絡手段が多ければ多いほどクレジットカード会社としてはいざというときに取り立てやすいことになります。

また、固定電話があるということは居住地と家がハッキリしていることになるので、携帯電話だけで申し込みをするよりも有利になりますよ。

年会費無料のクレジットカードに申し込みしよう

年会費が無料ということは、働く主婦や社会人になりたての人など年収があまり高くない層もターゲットにしていることになります。

有料のクレジットカードの方が付帯サービスが充実していたり、ポイント還元率が高いなどのサービスが充実しているのですが、審査通過を狙うなら年会費無料カードに注目してみてください。

短期間に複数のクレジットカードに申し込みをしない

目安としては、1ヶ月以内に3社以上のクレジットカードに申し込みをしないようにしましょう。

短い間にクレジットカードに申し込みをしすぎると「この人はお金に困っているのではないか?クレジットカードを発行しても踏み倒されてしまうのではないか」と判断するので、審査に落ちやすくなってしまいます。

よく行くスーパーやお店のクレジットカードに申し込もう

毎日の食品を買うスーパーやイオンなど、非常に多くの全国のスーパーやショッピングモールが自社のクレジットカードを発行しています。

こういったお店が発行しているクレジットカードは「流通系クレジットカード」と呼ばれています。

流通系クレジットカードは自分のお店をこれからもたくさん利用してもらうために発行するものなので、主婦層でも審査通過できるくらいの審査難易度になっています。

年会費無料で発行できるものも多いので、審査通過を狙う母子家庭の方(シングルマザー)に最適です。

この記事の監修者

この記事の監修者 この記事の監修者は、株式会社タンタカの代表取締役「丹野貴浩(⇒プロフィールはこちら)」で、簿記1級の資格を持ち、10年以上、クレジットカードやローンなど金融系のWEBメディアを運営・管理している実績があります。
   

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