レッドクレイパックの効果・使い方と他クレイパックとの比較

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レッドクレイパックの効果・使い方と他クレイパックとの比較
お肌の悩みやコンディションに応じていろいろなカラーを使い分けることこそ、クレイセラピーの醍醐味です。大地を感じさせる赤色が印象的なレッドクレイはどんな時に使うのか、気になる効果や使い方を見てみましょう。

実際にレッドクレイでパックを試してみたので、使い心地や効果についてもレビューします。その他、レッドクレイパックの作り方やホワイトクレイやグリーンクレイと比較してどうなのか、カラーによる違いについても紹介できればと思います。

最後までおつきあい頂ければ、レッドクレイの特徴が一目瞭然に分かる内容を目指しています。これからクレイパックする方の参考となれば幸いです。


もくじ

レッドクレイとは

レッドクレイとは、赤茶色のクレイのことで、鉱物上の分類だとレッドイライトとも呼ばれる個性的なカラーのクレイです。クレイバスやボディパックに使うのがスタンダードではありますが疲れが気になる時やエイジングケア用のフェイスパックにも使えます。

レッドクレイの成分

レッドクレイとは赤い色をしたクレイを総称した呼び名なので、メーカーや商品ごとに細かな成分が異なります。一般的にはレッドイライトを主成分にしたものがほとんどで、酸化鉄などの鉄分を豊富に含む特徴があります。レッドイライトに目立つ成分をより深堀すると、以下3種類があげられます。

シリカ(珪素):イライトの約半分をしめる成分です。お肌の保湿や弾力性を高める効果があります。コラーゲンの生成を助ける働きもして、皮膚や髪の毛の健康をサポートします。

酸化アルミニウム:アルミニウムに酸素が結合してできた成分です。ファンデーションなどベースメイクアイテムの原料としても採用されている物質で、健康に悪影響がでにくい安定した金属なので安心ください。

酸化鉄:血中ヘモグロビンの活動を活発にして、血液の循環を良くします。レッドクレイの赤を出す主要な構成要素であり、代謝を促進してターンオーバーを促す働きをします。

他にも、酸化カルシウム、酸化マンガン、酸化カリウム、酸化ナトリウム、酸化リンなどのミネラル分を含みます。適度なミネラルはスキンケアに不可欠で、若々しくトラブルのない肌をサポートする心強い味方となります。

レッドクレイは火山層のミネラル分を肌表面から取り入れるイメージです。火山層のミネラルは美に敏感な女性の間でしばしば話題になるものなので、美容・健康効果が高いのも納得できます。

レッドクレイパックの作り方

生活の木で買ってきたレッドクレイを使って、手作りパックを作ります。必用なものはレッドクレイとお水だけなので、すぐできます。
生活の木で買ってきたレッドクレイ

下記分量にしたがって材料を用意して、1回分のパックを作りましょう。

【材料】
レッドクレイ 大さじ1杯
水 小さじ1杯

生活の木のレッドクレイパッケージによると、推奨肌は普通肌で、脂性肌・デリケート肌にも使えるとされています。毛穴や皮膚の汚れを取り除くという記述は、他のクレイと共通です。
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無香料・無着色でこの赤色です。とても鮮やかなレンガ色で、驚いてしまいます。パッケージの裏側に使い方の説明がありました。この使用方法にしたがって、クレイパックを作ってみましょう。

【作り方】
1. 小皿に大さじ1杯のクレイをいれます。
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これがレッドクレイです。やや茶色がかたオレンジ色で、いかにも鉄分豊富という色をしています。大さじ1杯はやや少なめに感じますが、メーカー指定の作り方なのでまずは従うこととします。

2. 小さじ1杯の水を入れて、ペースト状になるまで混ぜてください。
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水をいれた瞬間にどんどん水分を吸収して、クレイパウダーが膨らんでいきます。このまま少し置いた後に軽く混ぜるだけで、レンガ色のレッドクレイパックが出来ました。
レッドクレイパックが出来ました

これを顔にぬるとなるとやや勇気がいりますが美容のためです。基本の使い方にしたがって、早速パックに使ってみましょう。

レッドクレイパックの使い方

作ったクレイペーストを均一に伸ばしていきます。皮脂腺が集中しているTゾーンやUゾーンをまずぬって、ほほなどの面積が広い部分は最後です。
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鼻筋あたりからぬり始めました。しっとりとした質感で伸びがよく、スルスルとパックできます。他の部分も同じ要領で伸ばしていきます。
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目元や口元など皮膚が柔らかい部分は避けてパックできたら、3~5分放置します。かなりインパクトがある見た目ですが、気にせずケアを続けましょう。

放置時間が過ぎたところで、ぬるま湯ですすぎます。20回から30回くらいすすぐと、クレイパックがきれいに落ちます。古い角質層が落ちた肌はとてもデリケートな状態になるため、このままだと乾燥してしまいます。

普段使っているものと同じで大丈夫なので、化粧水でケアしましょう。保湿効果が高いセラミド系やコラーゲン配合アイテムだと、より効果が高まります。補った水分を蒸発させないように乳液やクリームでふたをしてケアを終えます。

レッドクレイパックの注意点

パックするときの注意点は、摩擦ダメージが加わらないように優しくのばしていくことです。摩擦があると肌が傷ついてしまって、乾燥ダメージやトラブルの原因となります。

傷や湿疹があるときのパックは避けて、トラブルが起きないように気をつけましょう。レッドクレイは効能が強いクレイなので、肌が突っ張った感じがしたりヒリヒリした感じがあったりしたら、一旦ケアを中断して様子を見ます。

刺激や黒ずみなど明らかにおかしいトラブルが起きたら、皮膚科医に相談しましょう。

レッドクレイのパック以外の使い方

基本となるフェイスパック以外に、洗顔や足湯として使う方法もあります。パック以外の活用法とケア手順を見てみましょう。

レッドクレイの洗顔方法

パック用に作ったクレイペーストは、そのまま洗顔にも活用できます。クレイパックを使った、肌に負担の少ない洗顔方法を紹介しましょう。
レッドクレイの洗顔方法

洗顔で使いやすいように容器を変えて用意しました。これを使って洗顔ケアをしてみましょう。

1. ぬるま湯で顔をすすぐ
毛穴を開いて汚れの落ちを良くするため、人肌よりややぬるめのお湯ですすぎます。30℃前後のお湯を使って、顔全体をすすぎましょう。適度な水分を与えることで摩擦ダメージを減らす効果も得られます。

2. クレイペーストを顔にぬる
皮脂腺の多いTゾーンやUゾーンからクレイペーストをぬっていきます。クレイパックと同じものを使っているので、目元や口元は避けましょう。洗顔の位置づけなのでパックほど厚塗りする必用はなく、泡洗顔するときと同じイメージで優しくなじませる程度で大丈夫です。

3. ぬるま湯でしっかりすすぐ
クレイペーストが肌に残ってしまうと乾燥ダメージにつながるため、ぬるま湯でしっかりすすぎます。冷たい水や熱いお湯ではきれいにクレイが落とせないので、心地良いくらいのぬるま湯を使いましょう。

最後に清潔なタオルで水分をオフして、クレイ洗顔完了です。パックの時と同じように、化粧水や乳液でコンディションを整えて仕上げます。

もっと手軽に洗顔したい場合は、普段使っている洗顔料に混ぜて使う方法もあります。洗顔石けんを泡立てたものにレッドクレイを少量入れて使ってみましょう。
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パウダーのままだとやや混ざりにくい感じがしたので、ペースト状にしたうえでいれると良いと思います。ベースとなる洗顔料に明確な決まりはありませんが、クレイの効果を発揮できる無添加かつ使い心地が優しいタイプのアイテムをおすすめします。

合成界面活性剤が入っている洗顔フォームやピーリング石鹸は避け、優しい使い心地を実感しましょう。

レッドクレイを使った足湯

足から手の先まで一枚の皮膚でつながっているので、足下が冷えると美肌にもよくありません。レッドクレイをいれた足湯で、身体の芯から温めましょう。足湯に使う方法は、5ℓくらいのお湯に20gくらいを溶かすだけです。ここに足をゆっくりひたして、15分くらい温まりましょう。

足をつけた瞬間に血行が良くなった感じがして、身体がポカポカほてってきます。汗をたくさんかくので、水分補給しながら試してください。血行がよくなると、むくみや足のだるさが解消されてすっきりします。

デトックス作用が強く、歩き疲れた翌日などにおすすめです。なお、レッドクレイにはとても強力な作用があります。高血圧や低血圧、不整脈など、急激な血圧の変化に身体がついていかない方は使えません。心臓系疾患を持っている方も同様で、かかりつけ医師に確認のうえで検討しましょう。

レッドクレイを使ったヘアパック方法

血行促進作用があるということで、ヘアパックにも使えます。水で溶かしたクレイを髪にぬり、頭皮マッサージをしながら浸透させます。

そのまま乾くまで放置して、お風呂で落とせばケア完了です。髪についたクレイは落ちにくいので、シャワーでしっかりすすぎます。頭皮にクレイが残るのもよくないので、地肌までしっかりすすぎましょう。

レッドクレイでケアすると、頭皮の衛生状態が良くなります。毛穴汚れがすっきり落ちて健康な髪を育てる素地ができ、美しく艶のある髪を後押しします。

リンスのように手触りを良くする効果はないためスカルプケアの位置づけになりますが、頭皮の健康を気遣う方は試してみましょう。

レッドクレイパックを使ってみた感想

効果が強い、血行が良くなりすぎることがあるので首から上には不向きなど言われることがあるので、びくびくしながら試しました。パックした後の今だから言えることですが、しっとりとした質感が心地良く快適です。

終わった直後にはやや乾燥がありますが、化粧水でケアすれば解消できます。パックを扱った手までツヤツヤになり、コンディションが良くなったことには驚きです。

また、クレイを乾燥させる段階でまだら模様がでることがあります。もとの肌状態を反映した現象で、乾燥などのダメージがある部分が先に乾くためです。私の場合は、口の下あたりが乾きました。たしかに、乾燥がまず進んだ部分がカサつきやすく、ダメージがでやすい自覚があります。

スポット的な肌のコンディションを視覚的に理解できるのが面白く、関心深いと感じました。今後のケア方針をたてるにあたって、レッドクレイを活用できるということです。乾燥ダメージが出やすいところを把握しておくことにより、重点的に保湿する、洗顔で最後に洗うなどの配慮ができるでしょう。

肌診断を受けるより手軽に出来る、セルフチェックの一貫として活用できます。鏡を見ていないと分からないので、はじめてレッドクレイでパックする際には観察しながら行いましょう。

自分の肌質を深く理解することがトラブルレスな素肌を作る近道です。肌と真正面から向き合うことが、正しいケアを進めるヒントとなります。

レッドクレイパックの取り扱い上の注意

レッドクレイを扱う時の注意点、気になる疑問と回答をまとめました。ケアをはじめる前に知っておきたいポイントを見ていきます。

水やお湯で全部流せる?

大手口コミサイトやレビューなどを見ると、水では落ちない、顔が染まるなどの意見が少なからず見られますが、私が体験した限りではぬるま湯で流せます。

白い容器を使いましたが、容器に色が残ることもなくしっかりと落ちています。もちろん顔に色が残ってしまうこともなく、全てきれいにオフできました。

色落ちが不安な方は、洗顔料にレッドクレイパウダーを混ぜる方法で使ってみてはいかがでしょうか。色が落ちないからとゴシゴシ強くこすっては、かえって顔にダメージです。

もしくは、ホワイトクレイと混ぜてピンククレイを作成、量を調整しながら使ってみましょう。

パックする時間はどれくらい?

上で紹介しているように、3分〜5分くらいが適当です。レッドクレイが乾いて全体的に白っぽくなってきたらケア完了のサインと言えます。保湿や美肌ケア重視でケアする場合、精製水などをふきつけながら行う方法もあります。

乾いたクレイが肌の水分を吸収して受ける乾燥ダメージを防ぐためです。
スタンダードなやり方は、パッケージ記載の通りに指定の時間だけ放置して乾燥させる方法です。

この方法だと、肌質によっては乾燥が辛く感じることもあるでしょう。無理して記載の方法に従う必用はない部分なので、パックした時の様子を見ながら微調整してみてください。

パック中に乾燥してきたら

乾燥するときの突っ張り感がつらい場合は、精製水や化粧水をスプレーしながら行うやり方にします。他、卓上スチーマーを使って水分を補う方法も検討できます。

レッドクレイは油分を含んだしっとりした質感が特徴なので、不快感は比較的優しいかと思います。それでも、もともと乾燥肌という方には負担になりやすいので気をつけましょう。

どのやり方がベストということはなく、肌と会話しながらケア方法を検討します。毛穴ケアの場合は基本のやり方通りに乾燥させる、美肌目的ならスプレーを併用するなどと使い分けるのもいいでしょう。

乾燥させるのが絶対にだめというわけではないので、目的にあわせた方法で試してください。

パック後のケア

パック後のケアを怠ると、カサつきや炎症の原因となります。潤いをしっかり補い、トラブルを受けにくい状態に整えましょう。紫外線ダメージを受けやすい状態にもなるため、朝のクレイパックは控えます。どうしても日中に行う場合は紫外線ケアをしたうえでお出かけください。

目に入った場合

クレイパックが目に入ってしまったら、きれいな水で流します。土が目に入ったのと同じ状況なので、素早い対処が必用です。目をすすいでも痛み、かすんだ感じが残る場合は、眼科医の診断をあおぎます。大切な目を保護するために、注意してケアしましょう。

レッドクレイパックと他のクレイパックの違い

レッドクレイは鉄分豊富で血行促進効果が高いクレイなので、血流が滞った時や何となく元気がない印象の時に使うと効果的です。参考までに、パックや洗顔に使った時のテクスチャーや使用感の違いをまとめてみました。

ガスール

ガスールは毛穴洗浄力が高く、すっきりと洗い上げたいときに活用します。単純な洗浄力ではガスール優勢ですが、乾燥肌だと使いにくい印象があります。レッドクレイはしっとりとした質感で適度な油分を含んでいるため、洗い上がりの突っ張った感じが少なくなります。

洗顔後に毛穴を引き締める働きもしてくれるので、引き締め化粧水などを使う必用もありません。

まとめると、ガスールは洗浄効果をとくに重視する場合の選択肢、レッドクレイはトータルケアをしたい場合の選択肢と言えるでしょう。

ホワイトクレイ

ホワイトクレイは優しいテクスチャーが特徴なので、マイルドに洗い上げたい時に活用できます。

レッドクレイのように肌に吸着する感じは少なく、保湿効果を重視したい方に適しています。はじめてクレイにチャレンジする方にもおすすめで、泥で洗い上げる特有の使い心地を体感できます。

ただし、栄養分を補給して老化肌をカバーする美容効果はレッドクレイよりもやや控えめになります。エイジング専用の美容液やクリームなどと組み合わせて使うといいでしょう。

もしくはレッドクレイと混ぜてピンククレイペーストを作り、ケアをはじめてみてはいかがでしょうか。

モンモリロナイト

モンモリロナイトはグリーンクレイの一種で、毛穴洗浄力・汚れ吸着力が高いアイテムです。洗った後にしっとりモチモチの肌に導く効果も高く、上質な洗顔料の材料にも検討されます。

角質汚れをオフすることで皮膚を柔らかくして扱いやすくする効果も期待されます。使い心地がマイルドでしっかり汚れを落とす総合力に優れたアイテムと言えるでしょう。

血行促進効果についてはレッドクレイ優勢なので、洗浄力を求める時と年齢肌ケアを重視する時で使い分けるといいでしょう。

ニキビが出来ているときにはモンモリロナイト、美肌目的のスペシャルケアにはレッドクレイ、と言った分け方もおすすめです。

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