ウェットヘアの作り方・やり方・アレンジまとめ
ウェットヘアのやり方やウェットヘアを作るのに必要な道具、スタイリング剤、ショート・ボブのウェットヘアアレンジ、ロングのウェットヘアアレンジを紹介します。
その他、ウェットヘアを長持ちさせるコツや、不潔に見えなくする方法、ベビーオイルでウェットヘアを作るのはありなのか?なしなのか?なども解説しますので、ウェットヘアに興味がある方は是非ご覧ください。
ウェットヘアとは?
ウェットヘアとは、名前の通り濡れた感じのスタイリングのことを言います。ウェットスタイリングと言っても本当に濡れている状態ではなく、オイルやジェルワックスを使って仕上げて全体的にツヤのあるウェットな仕上がりを作ります。
ウェットにするとこで全体にツヤや束感が出るので色っぽい印象を作ることができます。
ウェットヘアは、やり方を間違えると失敗しやすいスタイリングなのでつけるポイントを紹介していきます。
ウェットヘア 用意するもの・オススメのスタイリング
ドライヤー、カールアイロン、ストレートアイロン、オイル、ジェル、ワックス、スプレー、水スプレー。
スタイリング剤
オイルトリートメント(オイルタイプ 洗い流さないトリートメント)
ルッチ メルティシロップ↓
オイルタイプの洗い流さないトリートメント。乾かす前に使ったり乾かした後につけることができるトリートメントです。乾かす前につけると髪の毛がサラサラな状態にできるトリートメントです。
乾かした後にウェットヘアにしたい場合は量を間違えると失敗してしまうので注意が必要です。写真、ルッチ メルティシロップ↓
※乾いた髪の毛に塗布するときは1プッシュ~2プッシュの量でつける。足りない場合は少しずつ足す。
同じような使い方ができるワックスN.(エヌドット)↓
バーム系クリーム
ワックスとしてもオイルっぽいスタイリングとしても使えるスタイリング剤です。髪の毛だけでなく爪や全身に使えるものなので肌馴染みがいいものです。手のひらで揉み込みしっかり溶かしてから使うとオイル状に溶けるので、しっかり揉み込んでつけるとツヤが出てウェットヘアを作ることができます。
プロダクトワックス↓
同じような使い方ができるワックスN.(エヌドット)↓
ジェルワックス(ジュレワックス)
ジェル状のワックスなのでウェットヘアを作りながら髪の毛を固定できるスタイリング剤です。つけ始めはジェルなのでサラサラした感じですが、すぐ固まってしまうのでウェットヘア初心者には少し難しいかもしれません。カールが取れやすい方や短い髪の毛の方にオススメのスタイリングです。
ロレッタ ウェーブジュレ↓
ファイバーワックス
普通のワックスです。固まりすぎずしっかり固定できるワックスです。このワックス一つではウェットヘアを作ることができませので、オイルのトリートメントなどと混ぜて使うことでウェットヘアを作ることができます。
uevo ウェーボニュートラルワックス↓
ベビーオイル
全身に使うオイル。髪の毛専用ではありませんが使い方を間違わなければ使うことができます。髪の毛専用と違いしっかりとしたオイルなので量を多く使ってしまうと大失敗してしまうので注意が必要になります。
ベビーオイル↓
※使い始めは1プッシュから出して使います。
ウェットヘアのやり方
Before↓
after↓
<手順>
1.髪の毛を巻きます。※巻き方はカール巻きでもOKです。今回はウェーブ巻きにしています。
前から見たとき↓
横から見たとき↓
2.手のひらにオイルをつけ手のひら全体に馴染ませます。手全体で毛先からオイルを髪の毛に揉み込むようにつけて行きます。
3.毛先につけたら少し上に移動して中間部分の髪の毛にオイルを馴染ませていきます。
4.毛先から上にスタイリングをしていきます。このときオイルの量は毛先が一番多くトップにいくにつれて少なくしていきます。
5.オイルの量の目安としては表面の髪の毛のアホ毛が立たずに落ち着くくらいの量。それ以上多いとトップの髪の毛が潰れてしまうのでNGです。
6.髪の毛全体にオイルがついたら完成。
オイルをつけた後とつける前の比較
左右で比較↓
ウェット前は毛先のパサつきが少しあるように見えます。ウェット後はまとまりが出てツヤ感もアップしています。ウェット後は、少しオイルの重みでウェーブが緩やかになっているようにも見えます。
巻くのを緩く作るとスタイリング後はカールがより緩くなるので作りたいカールより少しキツめに巻いてオイルをつけると仕上がりが上手くいきます。
ウェット後↓
ウェット前↓
左右横から見たときの比較↓
仕上がり↓
バングウェットヘアの作り方(前髪編)
<NG>
前髪にオイルをつけるときにいきなり表面の部分からつける。
※いきなり表面につけてしまうと前髪のつけたくない部分にまでオイルがついてしまったり、量が多いのにつけてしまう可能性があるので失敗に繋がってしまいます。
<OK>
下の方から前髪をすくうようにとり毛先に揉み込む。乾燥、パサつきが多い方はさらに軽く揉み込むと綺麗に馴染みます。
毛先から揉み込む↓
揉み込みが終わったら表面から軽く整える。オイルの量が多いと思った方はコームでとかして整えるといいでしょう。
完成↓
※前髪の部分は根元にはつけずに毛先につけると上手くウェットヘアを作ることができます。
失敗しないための注意点
つけるときの量は?どこにつける?
毛先が多く毛先から上にかけて量が少なくなるようにつける。毛先の方が乾燥しやすくパサつきやすいので根元より量を多くすることでウェット感も出ますし自然なスタイリングになります。
毛先が多くて根元が少ない↓
オイルをつけるときの注意点は?
スタイリングをする前に根元のボリュームがなくペタンコの状態のままつけない。
<NG>
トップにボリュームがない状態でつける↓
根元を潰してスタイリングしてしまうとオイルの重みでペタンコになったように見え不自然なスタイリングになる。また、横広がりの髪型になりバランスが悪くなる。
不潔感を出さないためにはどうしたらいい?
根元にオイルをしっかりつけない。量を多くつけない。
元々頭皮が近くにあるので毛先のようにパサつきにくく時間が経つと自分の皮脂で少しオイリーになるので根元は最初からほぼつけないようにする。
また、軽くオイルをつけた状態でも根元がペタンコの状態でオイルをつけると、分け目がはっきり見えてしまいやすいので髪の毛を何日も洗ってないように見えやすいので注意が必要です。
<NG>
根元にオイルをしっかりつける↓
根元からしっかりつけ、分け目がしっかり見えてしまう状態↓
毛先より根元がウェットに見えると不潔感がでる↓
根元がペタンコでボリュームなし↓
長持ちさせるには?
洗い流さないトリートメントだけではセット力がなく時間が経つにつれて髪に馴染んでしまうので乾燥しやすいタイプの方はサラサラな状態になってしまいます。
乾燥するからといって最初から多くつけすぎると失敗した状態で1日を過ごすことになってしまうので、時間が経ったら再度つけるようにするかワックスとオイルを混ぜて使うか、オイルでセットした後にスプレーをかけて固定すると長持ちします。
オイルとワックスを手のひらにのせ一緒に混ぜて髪につける↓
オイルでセットした後にスプレーで固定する↓
ウェットのスタイリング方法は色々あるので自分のやりやすいスタイリング剤、髪に相性のいいスタイリング剤を選んでウェットヘアを楽しんでください。
ウェットヘアスタイル【ショート~ボブ】
ボブウェットカールヘアの作り方
前髪を下ろすボブウェットカールスタイル↓
前髪を上げるろすボブウェットカールスタイル↓
前髪下ろすウィッグウェットカールの作り方
<手順>
1.髪の毛全体をアイロンで巻きます。※巻き方はカール巻きでもウェーブ巻きでもどちらでもOKです。
2.オイルを手に馴染ませ毛先から髪の毛全体に馴染ませます。※毛先が1番多くトップにいくにつれ量を少なくする。
3.下から持ち上げるようにして毛先にオイルを馴染ませていく。
4.毛先にオイルを馴染ませたら中間の部分、トップに向かってオイルをつけていく。
5.トップのふんわりとしたボリュームを残したままの状態で全体にオイルをつけていく。
ウェット後↓
6.前髪も毛先を中心にオイルをつけ整える。※前髪のつけ方は「バングウェットヘアの作り方(前髪編)」を参考にしてください。
7.完成
前髪を上げたウェットカール
<手順>
1.髪の毛全体を巻きカールを作ります。※ウェーブ巻きをベースに巻き、表面に少しカール巻きを混ぜて巻いています。
反対から見たとき↓
2.髪の毛を少し固めたかったのでジュレワックス(ジェルワックス)を使い、毛先からトップにかけてワックスを揉み込みつけます。
※巻いた後の状態ではトップがペタンコですが、分け目をいつもより少し多く分けながらかき上げるセットするとふんわりします。
セット後↓
3.全体のワックスが固まったら完成
※根元を必ず立ち上げながらウェットにするとウェットでも不潔感やオイリーな印象に見えないので必ず立ち上げてください。
ウェットオールバックにするやり方
<手順>
1.髪の毛をセットする前にドライヤーで根元を立たせ、後ろに向かって乾かします。※根元がペタンコにならないように少し立たせすぎなくらい立たせておきます。
2.ドライヤーで根元を立たせたら髪の毛全体をカールさせます。※ウェーブ巻きでもカールでもどちらでもいいです。
3.巻いたら、手にスタイリング剤をつけ根元を潰さないように注意しながらオールバックにセットします。
4.セットしながら毛先をメインにつけ、根元は薄付きで後ろにセットします。※オールバックにする時オイルのみでセットしにくい方はオイルとワックスを混ぜたり、ジュレワックスを使うとキープしやすくなります。
5.オールバックはペタッとした感じにはせず、頭の形を卵形になるように丸くボリュームを出してセットします。※ペタッとすると不潔感やバランスが悪く見えます。
6.キープさせたい方は、セットした後にハードスプレーをかけると長持ちできます。
7.完成
※アメリカピンを使っていますが、ウィッグでは耳にかけられないので耳にかけた感じをアメリカピンで留めて作っています。なので、実際にはピンを使わなくていいです。耳にかかりにくい方は耳後ろでアメリカピンを留めてセットするとキープできます。
ウェット外ハネスタイルのやり方
Before↓
<手順>
1.外ハネ巻きをするために髪の毛をハーフアップにするようにして分けます。
反対から見たとき↓
2.ストレートアイロンかカールアイロンを使い、毛先を1カールさせます。
3.後ろ、反対サイドも同じように外巻きにする。
外ハネにした後。横から見たとき↓
反対の横から見たとき↓
4.残っている表面の髪の毛も同じように外ハネに1カールさせます。
巻き終えた後。横から見たとき↓
横から見たとき↓
5.手にオイルをつけ、毛先から髪の毛に馴染ませていきます。
6.毛先、中間をしっかりつけます。
7.全体にオイルをつけたら表面の髪の毛を左右に振り整えます。
8.反対のサイドも後ろの髪の毛も同様に毛先からしっかりつけセットします。
9.表面から左右に振り整える。
10.全体にウェット感、ふんわり感ができたら完成です。
※表面を左右に振り整えることで外ハネにしていた髪の毛が内巻きに見えるようになり、外巻きと内巻きを作ったような仕上がりになります。
自然に崩すようにスタイリングすることで自然なボリュームを作ることができるのであえて内巻きを作らなくてもいいです。
ウェットヘアスタイル【ミディアム~ロング】
ウェットヘアでポニーテール
<手順>
1.髪の毛全体をカールアイロンかストレートアイロンで巻きます。
2.オイルを手のひら全体につけ髪の毛を1つにまとめます。
3.前髪横のサイド、もみあげ、耳後ろの髪を下ろして後れ毛を作ります。
4.反対のサイドの部分も同じように後れ毛を引き出し下ろします。
5.オイルが手についた状態のまま髪の毛を手クシでポニーテールの位置までまとめます。
6.ゴムで1つに結んだら、1度手のひら全体を頭全体を撫でるようにしてオイルを全体につけます。オイルをつけたらトップの部分の髪の毛を引き出し、ボリュームをだします。
引き出し後↓
7.ゴムから下の毛先、後れ毛に軽くオイルを付け足します。※毛先の部分はパサつきやすいので少し多めにつけるとウェットヘアが上手くできます。
8.完成
※前髪がある場合は、後ろの髪の毛にオイルを馴染ませた後に手に残っているオイルをつける感じでOKです。前髪のつけ方は「バングウェットヘアの作り方(前髪編)」を参考にしてください。
巻き髪カールウェットヘア
<手順>
1.ロングの髪の毛をカールアイロンで巻きます。※オイルをつけたら少しカールがゆるくなるのでしっかりカールを出したいのであればキツめのカールを作る。緩めにしたいのであればカールアイロンを自然と巻くようにします。
写真、緩めのカールを作るときのカール。巻き後↓
反対から見たとき↓
前から見たとき↓
2.毛先から中間までしっかりオイルを揉み込みます。※毛先は毛量が少ないので中間から毛先に向かってつけると毛先が多くついてしまうことを防ぎます。
3.根元も軽くオイルをつけます。
4.オイルだけではすぐセットが取れてしまう方はオイルをつけた後でスプレーをかけるとキープさせることができます。
5.完成
ロングの場合は毛先がパサつきやすいので髪の毛によってつける量が変わってきます。中間の髪の毛が束になるくらいまとまればOKです。
ベビーオイルでウェットヘアが作れる?
ベビーオイルとは低刺激でどなたでも使いやすく、マッサージや体を保湿するためのものです。しっかりとしたオイルでヘアオイルより重みがあります。低価格で買うことができるのでお手軽に使うことができます。
※「ベビーオイル」でのウェットヘアと「ヘアトリートメント」のウェットヘアを比較
ヘアオイル↓
ベビーオイル↓
見た目ではオイルの仕上がりの違いはわからないくらいでした。ツヤ的にはベビーオイルの方が少しツヤツヤに見えます。
ベビーオイルを使うメリットデメリットは?
<メリット>
色々なところで売っているので簡単に購入することができる。オイルがしっかりしているのでウェットヘアにしやすい。
<デメリット>
ヘアトリートメントなどのオイルと違い髪の内部に浸透しないので髪の栄養補給はできない。オイルがしっかりしている分シャンプーをしたときにしっかり泡立てないとオイルを落とすことができない。オイルを落とすときにゴシゴシしがちなので頭皮と毛髪を傷めやすい。
オイルスタイリング剤はセットする前につける?あとから?
パターン①
髪が濡れた状態→オイル→ドライヤーで乾かしながらセット→セット完了
パターン②
髪が乾いた状態→アイロンなどで巻く→オイル→セット完了
「パターン①」では自然なくせ毛を活かしたスタイリングになります。パーマをかけている方などは①でやるといいでしょう。
「パターン②」はしっかりセットできるのでカールをキレイに保ちながらセットしたい方は②でセットするといいでしょう。