ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」アフタヌーンティー 口コミ
今回のアフタヌーンティーレビューは、九州の玄関口博多駅からすぐの“ホテル日航福岡”。
ホテル日航福岡のメインロビー隣にある「ティー&カクテルラウンジ」では、1日限定10食のアフタヌーンティーを提供しています。
ホテル日航福岡のアフタヌーンティーは、「アフタヌーンティーは初めて」という方にぜひおすすめしたい、本場さながらのクラシカルで乙女ゴコロをくすぐる可愛らしいアフタヌーンティーです。
今回は実際にホテル日航福岡のアフタヌーンティーをいただいてきましたので、詳しくご紹介します。
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」について
ホテル日航福岡でアフタヌーンティーをいただけるのは、ホテルの1階の「ティー&カクテルラウンジ」。この項では、ホテル日航福岡へのアクセスと、アフタヌーンティーをいただく「ティー&カクテルラウンジ」についてご紹介いたします。
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」へのアクセス
ホテル日航福岡は、平成元年開業。来年で30周年を迎える福岡のリーディングホテルの一つです。多くの国際会議やレセプションにも利用されるホテルですが、特筆すべきはそのアクセスの良さ。
新幹線や各種在線、地下鉄が停車する「博多」駅博多口から徒歩3分という立地です。
また、福岡市は交通の便が良いことでも知られ、福岡空港から博多駅までは、福岡市営地下鉄空港線で2駅・5分という近さ。
陸・空からもアクセスが良いのがポイントです。
また、博多駅からは隣の地下鉄の駅でもある「祇園」駅まで地下道が繋がっており、そちらを利用すると天候の良くない日でもホテル日航福岡にスムーズにたどり着くことができます。
博多駅からの地下道は入り組んでいますが、ホテル日航福岡HPに写真入りの詳しい情報がありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」
ホテル日航福岡の「ティー&カクテルラウンジ」はフロントロビーすぐのスペースに設けられたラウンジで、朝の8:00から20:00の営業。
朝食・ランチもいただくことができます。
ティータイム:11:00~20:00
ランチ: 11:30~14:30
アフタヌーンティー: 14:00~17:00
「ティー&カクテルラウンジ」は、入口から奥の方に向けて広くなっており、南欧風の温かみのある内装。
こちらが案内されたお席です。薪ストーブなどの調度品がとても素敵ですね。椅子が象やシマウマといった動物の柄なのも遊び心を感じさせます。
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」アフタヌーンティーレビュー
この項では、ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」のアフタヌーンティーについて、詳しくお伝えいたします。
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」のアフタヌーンティーとは
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」のアフタヌーンティーは、1日限定10食。これぞまさに「王道」のアフタヌーンティーを思わせる内容です。
◎季節のフルーツとスイーツ
◎スコーン クロテッドクリームとジャムを添えて
◎サンドウィッチ
という、アフタヌーンティーの基本中の基本のメニュー。
また、ドリンクは以下のラインナップから2種類選ぶことができるようになっています。
お茶は全てドイツの高級茶葉メーカー「ロンネフェルト」のもの。
・ダージリンティー
・イングリッシュ・ブレックファースト
・アッサム・バリ
・アールグレイティー
■フレーバーティー
・トロピカルオレンジ(オレンジのアロマとジャワティーをブレンド)
・モルゲンタウ(グリーンティーベースにバラとマンゴーのアロマをブレンド)
・マサラチャイ(シナモン・ショウガ・クローブを使用したスパイシーでほっこり暖まる一品)
■ハーブティー
・ソフトピーチ(ハイビスカス・リンゴ・ローズヒップ・杏・マリーゴールドの花・ルイボスをブレンド)
・シュルマートルンク(カモミール・レモンバーム・ペパーミント・イチゴの葉・フェンネルの種などをブレンド)
・モルゲンソネ(ローズヒップ・ペパーミント・ブラックベリーの葉などを使用した爽やかなブレンド)
・チルアウト・ウィズ・ハーブ(ルイボスベースにレモンバーム・ヤグルマギクの花などを使用した上品な甘さ)
■ルイボスティー
・ルイボスキャラメル(ルイボスに甘いキャラメルの香りをブレンド)
・ルイボスグリーン(癖のないさわやかな風味)
■コーヒー
・ブレンドコーヒー
・カフェオレ
・カプチーノ
・デカフェ
■ソフトドリンク
・オレンジ
・グレープフルーツ
・アップル
さらに、グラスシャンパン[+1,000円]グラススパークリング/白ワイン/赤ワイン[+500円]を追加することも可能です。
種類が多いので、どれにしようか迷いますね~、「ティー&カクテルラウンジ」のアフタヌーンティーは1名からでも予約が可能ですが、複数人で連れだって、お茶を分けていくと、多くの種類を楽しめそうです。
今回は2名で行きましたので、4種類のお茶を味わいました。
「女子リキ」的にホテル日航福岡のアフタヌーンティーで注目なのは、食器。
ティーをいだくこちらの可愛らしいカップ&ソーサーと
アフタヌーンティーのスタンドに載っているこちらのお皿は良く見るとお揃い。
ピンクと白の組み合わせが可愛いこちらのテーブルウェアは……
なんと「ジルスチュアート」のもの。ブランド本来の愛らしいデザインは食器にも反映されています。
ジルスチュアートの洋服を着て、このアフタヌーンティをいただけば、まさに「おそろいコーデ」が楽しめます。ファンにはたまらないですね!
そのほか、ポットや取り皿などのテーブルウェアはノリタケの「ホテル日航福岡」オリジナルものでした!さすがです。
こうしたディティールのコーディネイトやこだわりを楽しむのもアフタヌーンティーの一つの楽しみ方ですね。
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」アフタヌーンティー実食レビュー
季節によってテーマごとにガラリとその内容を変えるホテルも多いのですが、ホテル日航福岡のアフタヌーンティーは、フルーツやケーキの内容が一部変更になるだけで、基本的には同じメニュー・構成で提供されます。(※写真は1人分)
そのメニュー構成はかなり基本に忠実です。
まず1段目は季節のフルーツ5種とケーキ3種、この時は「メロン・グレープ・キウイ・オレンジ・アメリカンチェリー」。
ケーキは日替わりくらいの頻度で変更されるのですが、構成は一緒で、「タルト1種とケーキ2種」。
この時はアプリコットのタルトとマンゴーのケーキ、そしてスイカのショートケーキでした。
次に2段目。
プレーンスコーン2つとデニッシュです。
このデニッシュは人によって異なり、私は白桃でしたが、友人はチョコレートでした。
他にもミカンやベリーなどがあり、どれが当たるかはお楽しみです。
スコーンにつけるのはクロテッドクリームと自家製ミックスベリーのジャム。
3段目はサンドウィッチ。
こちらも本当にスタンダードなハム・チーズ・野菜入りのサンドウィッチに、スモークサーモンのカナッペです。
スモークサーモンは、妊婦さんなど生ものNGの方は変更可能です。
こうして見ると、本当にベーシックでスタンダードなイングリッシュアフタヌーンティーの形式に沿っていると感心することしきりです。
イングリッシュアフタヌーンティーに厳格な決まりはないのですが、サンドウィッチ・スコーン・そしてケーキの段で構成されるという基本があり、それをきっちりと踏襲しているのですね。
また、最近は珍しいキュウリのサンドウィッチ。こちらも実は英国アフタヌーンティーでは定番の具。
なぜなら、アフタヌーンティーが始まった当時の19世紀のヴィクトリア時代では、栄養価が低いキュウリを、あえて新鮮な状態でサンドウィッチの具として使えるのは、上流階級の証だったのです。
冷蔵庫のない当時、収穫したてのキュウリをお茶の時間の直前にサンドウィッチにするなんて、確かに農場を持っていて農夫・料理人・メイドを雇っていなくてはできませんからね。
今ではキュウリのサンドウィッチをアフタヌーンティーに出すところも少なくなりましたが、こうした由来に思いを馳せてみるのも面白いですね。
ティーの1種類目はアールグレイをチョイスしました。上質なインドの紅茶をベースにベルガモットがふわっと香ります。
さて、それでは基本の食べる順番でいただきましょう。
実はアフタヌーンティーは、サンドウィッチ→スコーン→ペストリーの順、つまり3段トレイに盛り付けされているのを、下から食べていくのが基本スタイルとなっています。
もともとは貴族のご婦人がお茶をしながらつまんでいたお茶菓子や軽食が起源なので、「楽しめること」が第一です。
ただ、基本を知っておくことで、この後に食べるアフタヌーンティーについても、メニュー構成や盛り付けのアレンジがより楽しめるのでないかと思います。
それではまずはキュウリサンド。
ホテルメイドのパンを使用したサンドウィッチです。チーズ・ハムサンドと別れていますが、一緒に重ねて食べても美味しい。定番だからこそ、素材の良さと味付けが光るサンドウィッチです。
スモークサーモンのカナッペ。
実はスモークサーモンを使うサンドウィッチもアフタヌーンティーでは定番メニュー。レモンとフェンネルが味にスパイスを与えています。スパークリングか白ワインを合わせたいですね。
次にいただく紅茶は「イングリッシュ ブレックファースト」(午後ですが……)
厳選されたウバがベース。ウバはダージリン・キーマンと並ぶ世界の三大銘茶のひとつ。ロンネフェルトならではの高品質のウバティーを使っています。
最近のアフタヌーンティーでは、ほかのスイーツがとても充実していて、スコーンが小さ目だったりすることも多いのですが、ホテル日航福岡のアフタヌーンティーは、「主役は私」と言わんばかりのスコーンの大きさ。
スコーンは柔らかめの食感で、手で割っても屑が出ないようになっています。クロテッドクリームとジャムをつけて楽しむことができるように甘さは控えめ。
なお、クリームとジャムは足りなくなったらお代わり可能ですので、ぜひたっぷり使ってくださいね。
デニッシュ。
パリパリのパイ生地と白桃、そしてカスタードの組み合わせが絶妙。「ティー&カクテルラウンジ」はペストリーも併設しており、パンやケーキの美味しさには定評があります。
次のお茶は「ルイボスキャラメル」
ルイボスティーなのにキャラメル甘い風味がして不思議です。でもその甘いフレーバーがケーキやスコーンにぴったり!ミルクティーとはまた違ったハーモニーが楽しめます。
一番上の段はフレッシュフルーツとケーキ。季節によって変化が楽しめる内容になっています。
「ホテル日航福岡」のチョコプレートが付いたこちらのショートケーキは、まさかのスイカ。
スイカと生クリームが想像以上に合うことにびっくりでした。スイカの水分がしみないうちに早めに食べるのが吉です。
こちらはアプリコットのタルト。タルト生地がしっかりとサクサクしていて、アプリコットの風味と良くマッチしています。
夏らしくマンゴーのケーキも。上はプティングになっており、とても食べやすいです。
上のラスベリーの酸味がちょうど良い酸っぱさ。
ありそうであまり見ない、アフタヌーンティーでのフレッシュフルーツの盛り合わせ。
最後まで美味しくいただけました。
締めにオーダーしたのは、ハーブティーの「シュルマートルンク」。カモミールティーベースとで、とっても落ち着く風味です。
お好みでハチミツを足すと、甘みが加わって、より一層優しい味わいが。
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」のアフタヌーンティーは、伝統の形式を大事にしたアフタヌーンティー。
フルーツやケーキ、デニッシュをその日によって変えるものの、大幅なメニュー変更はあえて行ったりはしないそうです。
最近では、季節によってガラリと内容を変えたりと、趣向を凝らし、様々なバラエティに富んだアフタヌーンティーを多くのホテルで見ることができます。
そんな中で、逆に貴重なくらい基本に忠実なメニューで、しかも一品ずつの質が高く、味も美味しいという3拍子。
また、あえて若い女性に人気のジルスチュアートのテーブルウェアを採用した「見た目の可愛さ」も重要ポイントです。
これからアフタヌーンティーデビューをしたい方には、ホテル日航福岡は特におすすめできるホテルの一つです。
ホテル日航福岡「ティー&カクテルラウンジ」 基本情報
連絡先:092-482-1167(ティー&カクテルラウンジ)/092-482-1111(代表)
アクセス:JR・福岡市営地下鉄空港線「博多」駅 徒歩3分
席数:58席
営業時間:8:00~20:00
ブレックファースト: 8:00~11:00
ティータイム:11:00~20:00
ランチ: 11:30~14:30
アフタヌーンティー: 14:00~17:00