第一ホテル東京「ロビーラウンジ」アフタヌーンティー 口コミ
「第一ホテル東京」は、1938年に誕生した「新橋第一ホテル」を前身とするホテルです。当時はホテルと言えば、外国人と一部の上流階級をターゲットにしたものだったとか。
ところが「新橋第一ホテル」は、今までのホテルの既成概念を打ち破る、いわば「大衆向けのホテル」として建てられたそうです。
宿泊料金は一般庶民でも泊まれるよう低価格に、そして客室を多く用意する一方、設備は最新のものを贅沢に、という斬新なコンセプトは、多くの人の支持を集めたそうです。
現在は「第一ホテル東京」と名前を変えたものの、当時と変わらず、人気の一流ホテルに名を連ねています。
本日は、「第一ホテル東京」の「ロビーラウンジ」でアフタヌーンティーセットを美味しく楽しんできましたのでレポートしたいと思います。
第一ホテル東京「ロビーラウンジ」について
第一ホテル東京のエントランスを入ると、すぐロビーと「ロビーラウンジ」があります。一歩足を踏み入れた途端、目に飛び込んでくるロビーラウンジの巨大な壁画に圧倒されてしまいました。
ロビー全体が、まるでヨーロッパのお城に来たかと見まごう程、雰囲気がゴージャスです。決して広くはないのですが、天井が高いせいで、広々としている感じがします。
実は「第一ホテル東京」の「ロビーラウンジ」のアフタヌーンティーは予約することができません。
しかも、事前にホテルに電話したところ、「平日の日中は大丈夫ですが、土日祝日は、ロビーラウンジが貸切になる場合があります。」と言われました。
ロビーラウンジを貸切るって、どんな宴会かしら…と思っていたら、ロビーウェディングが行われるようです。たしかに、この雰囲気で結婚式を挙げたら、とてもロマンチックな気分になれそうです。
ロビーは全体的に、装飾だけでなく、置かれている椅子やテーブルもとてもエレガントで素敵です。また、観葉植物がたくさんおかれているため、安らぎも感じられる空間になっています。
私が行ったのは平日でしたが、新橋という便利な場所柄か、皇居が近いせいか、外国人観光客の方々でとても混雑していました。
また、待ち合わせをしているサラリーマンらしき人達がいるかと思えば、単に涼んでいるだけでは…と思われる人まで、椅子に大勢座っているため、ロビーは満員御礼の状態でした。
第一ホテル東京「ロビーラウンジ」の営業時間は、平日は9時から21時まで、土日祝日は10時から20時までです。座席数は96席で、全面禁煙です。
「ロビーラウンジ」に入り、サービスの方にアフタヌーンティーをお願いしたい旨を告げると、すぐに席に案内してもらえました。私が座った席はこんな感じです。
平日の日中だと、「ロビーラウンジ」の席は3分の1程度が埋まっている状態でした。客層としては、打ち合わせらしきサラリーマンの人たちが一番多かったです。
他には、そばに日生劇場、東京宝塚劇場、電通四季劇場といった劇場があるせいか、観劇前のお茶を楽しんでいるらしき女性たちや、一人で黙々とPCで作業する人がちらほら、といった感じです。話をしている人は結構多いはずなのに、不思議なことにとても静かです。
第一ホテル東京「ロビーラウンジ」アフタヌーンティー
ロビーラウンジのアフタヌーンティーメニュー
第一ホテル東京「ロビーラウンジ」のアフタヌーンティーメニューです。
ドリンクについては、記載されているメニューのうち、1,300円のもののみ、オーダー可能だそうです。お代わりはできますが、途中で他のメニューに変えることはできません。
1,300円のメニューの中には、日本紅茶協会認定ティーインストラクターの熊崎俊太郎氏プロデュースの紅茶(アールグレイ・ダージリン・セイロン)がありました。もちろん「6月~8月のおすすめティー『キャラメルティー』」もオーダー可能です。
ハーブティーなら、ミント・レモンジンガー。ローズピンク・カモミールが1,300円以下です。煎茶も大丈夫です。
コーヒーなら、ブレンドコーヒー・アイスコーヒーがあります。カフェオレ等がダメなのは残念です。
ソフトドリンクならマンゴードリンク・リンゴジュース・トマトジュース・コカコーラ・コカコーラゼロ、ジンジャエール・ココア・ミルクが1,300円以下であります。
ロビーラウンジのアフタヌーンティーセット「ダージリン」
ドリンクは、紅茶のダージリンをお願いしました。
ダージリン独特の渋みが、暑さに疲れた体に染み渡ります。私は知らなかったのですが、この第一ホテル東京「ロビーラウンジ」の紅茶をプロデュースしている熊崎俊太郎さんという方は、日本の紅茶界を代表する紅茶専門家だそうです。
大学の講師や、紅茶文化に関する講演等のかたわら、ホテルなどのティールームのコンサルティング、オリジナルのブレンドティーの開発をされているとか。
ティーブレンダーとして、紅茶だけでなく日本茶、中国茶含める茶全般を素材に、至極の味を引き出すブレンドを数多く発表しているそうです。
普通のダージリンとの違いは、残念なことに私にはわからなかったです。もっといろいろなアフタヌーンティーに通い詰めて、そういう繊細な違いがわかるようになりたいものです。
ロビーラウンジのアフタヌーンティーセット「3段ティースタンド」
その後、ダージリンを味わいつつ一息ついていると、3段ティースタンドが運ばれてきました。
この第一ホテル東京「ロビーラウンジ」の雰囲気と、3段ティースタンドが似合うことにビックリ!まさにインスタ映えです。
一番上のスイーツのお皿です。
二番目のフルーツ&お菓子のお皿です
三番目の食事メニューのお皿です。
ではここから、各メニューの紹介です。
1.オープンサンド
クルミ入りのパンに、厚めの具がうれしいです。クルミがとても香ばしいです。このパンだけでも満足感が味わえますが、挟んである厚めのカマンベールが意外にクセが強く、パンとのコラボが最高です。また、カマンベールの下に潜んでいるローストビーフも、お肉の味が濃厚で、パンにもチーズにも負けないおいしさです。もうたまりません。
2.キッシュ
ハムと卵が、みっちりと交互に層を作って重なり合っていて、おいしいです。
3.スコーン
このスコーン、ナッツが入っており、とても香ばしくてサクサクです。しかも、たった今焼きあがったところ、と言わんばかりにアツアツなのです。
ちょっと硬めですが、その歯ごたえがおいしいです。また、はちみつがネットリしていて、このスコーンの固さによくマッチしています。
4.レーズンサンド
クッキー部分に焼き目がついているレーズンサンドは初めて食べました。あっさりしているのに、焦げ目がついていることでコクがプラスされて、薄いけれど申し分ないです。
5.マカロン
ハート型のマカロンは初めてですが、こんなに味わいが軽いのも初めてでした。通常のマカロンよりも薄めなので、サクサクといくらでも食べられそうです。モッチリと濃厚なマカロンもおいしいですが、軽いマカロンもアリな気がします。
6.フルーツ
苺はやや硬めで酸っぱいですが、メロンはまさに食べごろで甘くてフレッシュです。添えられたミニバラが、このラウンジの優雅な雰囲気にピッタリです。食べる時は、まず苺を食べて、その次にメロンを食べるといいかもしれません。
7.チョコレートケーキ
苦みがうれしいチョコレートケーキです。スポンジがかなりしっかりしています。紅茶と一緒に食べるにはもってこいです。
8.苺のミニタルト
こちらの苺もちょっと酸っぱめなので、中にあふれんばかりに入っているカスタードクリームの甘さがよく引き立ちます。
9.ベリーソースと洋梨入りのパンナコッタ
表面にかかっているのは、おそらくベリー系のソースだと思われます。ソースの酸味と洋梨のトロッとした歯ごたえが、ミルク風味だと思われるパンナコッタによく合います。
というわけで、第一ホテル東京の「ロビーラウンジ」で、とてもおいしくアフタヌーンティーをいただくことができました。
第一ホテル東京「ロビーラウンジ」アフタヌーンティー以外のメニュー
第一ホテル東京「ロビーラウンジ」のアフタヌーンティー以外のメニューもご紹介します。
ロビーラウンジは、食べ物メニューがとても充実しています。第一ホテル東京は地下にビュッフェレストランがあるせいか、ちゃんと食事を楽しみたい人達はそちらに流れそうなのに、この品ぞろえはすごいと思います。
メニューを見るだけで、「こんどちょっと食べてみたいな」と思わせてくれるような食べ物がたくさんありました。
この「BLTサンドセット」はおいしそうな上に、かなりのボリュームがありそうです。
この「リンゴのグラタン バニラアイス添えセット」もおいしそうです。暑いけれど、こんなグラタンならいつでもウェルカムです。
こちらは、期間限定メニューの「季節のスイーツ」で「桃のかき氷」と「シャインマスカットのかき氷」、その上、パイナップル、冬瓜、ズッキーニ、パプリカ、大葉が入ったコールドプレスジュースまであります。
是非この暑い最中にこそ食べてみたい!と思ってしまうメニューです。「シャインマスカットのかき氷」は、1日限定10食とのことです。
東京都港区新橋1丁目2番6号
JR・東京メトロ銀座線「新橋駅」より地下歩道で直結 徒歩約2分
席数96席(全席禁煙)
※近くには、同じ系列の「第一ホテルアネックス」がありますが、こちらはアフタヌーンティーはやっていないので注意してください。