ザ セム チップコンシーラー【口コミ】カバー力は?

ザ セム「チップコンシーラー」を購入して使ってみた感想・評価、私以外のザ セム「チップコンシーラー」体験者の口コミなどを記載しています。
ザ セム チップコンシーラーとは
美容大国韓国発のプチプラ コスメブランド『The Saem(ザ セム)』。
2010年に設立された比較的若いブランドですが、日本でもジワジワと人気が出ています。
中でも口コミで好評なのがチップコンシーラーです。
ザ セム「チップコンシーラー」は、プチプラでありながら、お肌の悩みをしっかり隠してくれる高いカバー力が魅力です。
軽いテクスチャーで良く伸びてお肌に馴染むので、厚塗り感がなく、塗った後に乾くのが速いのも特徴のひとつ。
保湿成分配合で、ピタッと長時間、お肌に密着するからヨレの心配もありません。
韓国のThe Saemの公式サイトを見てみると、全部で8色の展開となっています。そのうち、日本版はリッチベージュとナチュラルベージュの2色のみの展開です(2018年10月調べ)。
実店舗ではPLAZAをはじめ、セレクトコスメショップなどを中心に販売されています。
Amazonや楽天市場でも販売されていますが、日本国内版のネット通販での相場は送料込みで1,400円前後のところが多いようです。
ネット通販でザ セムのチップコンシーラーを探したことがある人なら、韓国版、いわゆる並行輸入品を扱う店舗が多数あることもご存知だと思います。
チップコンシーラーのレビューを見ていると、この並行輸入品を使っている人が、かなり多いようです。
韓国版のチップコンシーラーは8色のカラーバリエーションから自由に選べる上に、1本500円前後と、日本版よりも安い価格で販売されていますし、並行輸入品とは言え、お隣の国、韓国国内では正規品として販売されているアジア人向けの商品なので、処方の違いもそこまで気にならないかもしれませんね。
ザ セム「チップコンシーラー」の成分
日本版 ザ セム「チップコンシーラー」の全成分はこちらです。
全体的に合成ポリマーが多く含まれているのでフィット感はありそうです。
美容成分として、以下のものが含まれています。
●アロエベラ葉エキス・・・保湿作用、細胞賦活作用が期待できる成分です。
●アルニカ花エキス・・・血行促進作用、抗炎症作用に優れた成分です。
●セイヨウノコギリソウエキス・・・抗炎症作用、抗酸化作用が期待できる成分です。
アルニカ花エキスとセイヨウノコギリソウエキスについては、キク科の植物アレルギーを有している人はアレルギー反応を起こす可能性があります。
使用を控えましょう。
その他、アレルギーの有無や肌の状態によって、ごくまれに炎症や湿疹が発症するケースや、症状を悪化させるケースがあるとされるのが、以下の防腐剤です。
●フェノキシエタノール
●クロルフェネシン
●エタノール
●安息香酸Na
特にお肌に優しい処方というわけではないので、お肌が弱い人や不安がある人はパッチテストを行ってから使用しましょう。
ザ セム チップコンシーラーの口コミ
ザ セム チップコンシーラーの口コミをチェックしてみました。良い口コミと悪い口コミから、それぞれ多かった意見をご紹介します。
・カバー力がある
・肌に密着する
・肌を綺麗に見せてくれる
・安い
・崩れ方が汚くない
<悪い口コミ>
・時間が経つと乾燥する
・シワに入り込んでしまう
・テクスチャーがやや固い
・素早く馴染ませないとすぐに乾く
・液ダレする
<私のコメント>
多くの口コミはカバー力に関するもので、「シミや赤み、ニキビ跡を綺麗に隠してくれる」と感じている人がほとんどのようです。
ただ「乾燥する」という意見が多いのと、「シワが目立つ」という意見が少なからずあったのが、アラフォー乾燥肌の私にとっては気になるところです。
また、速乾性が裏目に出て「もたもたしていると固まる」という人もいたので、塗ったら素早く馴染ませるのがポイントのようです。
これらの口コミを踏まえて、ザ セム「チップコンシーラー」を実際に使いながら、検証してみたいと思います。
ザ セム「チップコンシーラー」を買ってみた
実際にザ セム チップコンシーラー ナチュラルベージュを購入してみました。
こちらはPLAZAの公式通販で購入した日本正規品です。
価格:842円(税込)
その他:SPF28、PA++、保湿成分配合
細身のプラスチック容器なので、ポーチの中でも邪魔にならず、気を遣うこともありません。
チップは先が斜めにカットされていて、細かい部分にも塗布しやすい仕様になっています。
ザ セム「チップコンシーラー」のテクスチャー
テクスチャーをチェックするために、ザ セム「チップコンシーラー」を手の甲に塗ってみました。
ほのかな香りがついています。
みずみずしく仕上がるタイプのコンシーラーと比べると、少し粘度があり、絵の具っぽいテクスチャーですが、よく伸びます。
フィット感がありますが、シワやキメにまで入り込む感じがあります。
口コミ通り、塗り広げると、グングン乾きはじめるので、手早く行う必要があります。
ザ セム「チップコンシーラー」を塗った手と、塗っていない手を並べて比べてみると、塗った手のほうは色ムラが整い、肌の色が均一になっていることが分かりますね!
ザ セム「チップコンシーラー」は完全に乾くと、皮膚表面は水気がなく、ドライでマットに仕上がります。
保湿成分が配合されているとのことですが、しっとり感は全くありません。
口コミで「シワに入り込む」という声がありましたが、確かに塗る前や塗った直後よりも、細かいシワやキメが目立ちやすくなっています。
上の画像で、塗った部分と塗っていない部分を見比べてみると、塗った部分はキメが目立ってカサカサした感じになっているのがお分かり頂けるでしょうか?
フェイスパウダーで仕上げると、カサカサした感じが若干和らぎます。
キメが細かい人、乾燥肌の人はフェイスパウダー必須です。
発色はボトルで見るカラーより、わずかに赤みがあるように感じます。
乾くと共に、わずかに赤みが増してくるため、全体的に日焼けしたような、健康的な色味に仕上がります。
自分のカラーよりもワントーン明るいものを選ぶのがお勧めです。
ザ セム「チップコンシーラー」のカバー力
ザ セム「チップコンシーラー」のカバー力もチェックしてみました。
この目立つ赤いホクロで試してみます。
チップコンシーラーを塗布します。
塗り広げると、完全に隠せるわけではありませんが、かなり目立たなくすることはできました。
ザ セム「チップコンシーラー」の使い方
ザ セム チップコンシーラーを使う順番は、ファンデーションの種類によって異なります。
●パウダーファンデーションを使っている人・・・【下地→チップコンシーラー→パウダーファンデーション】の順。いずれも適量を気になる部分にのせてから、指の腹でポンポンとムラなく馴染ませて使います。
クマ、ニキビ跡、小鼻の赤みはどれくらい隠れる?
ザ セム チップコンシーラーを実際に使ってみました。
洗顔、スキンケアをした後、下地機能が付いた保湿タイプのリキッドファンデーションで整えた状態がこちらです。
かなり薄付きタイプなので、クマやニキビ跡はほとんど隠せません。
下まぶたには、加齢に伴うたるみによって、うっすらと黒クマができています。
さらに、目の下に赤いニキビ跡も・・・。
どの程度カバーできるのでしょうか。
まず、目元の気になる部分にチップコンシーラーをのせます。
指の腹で、手早くポンポンと馴染ませていきます。
仕上がった状態がこちらです。
下まぶたの影が消えて肌が均一に整いました。赤いニキビ跡もほとんどわからない状態になっています。
さらに、小鼻周りの赤みにもザ セム「チップコンシーラー」を使ってみました。
使用前の状態がこちらです。
適量を塗布して、馴染ませます。
赤みは綺麗に隠せました。
ただ、毛穴が少し目立っています。
毛穴を隠したい人は、凹凸補正機能のついた下地を塗ってから、チップコンシーラーを使うほうが良さそうです。
塗っていない部分と肌の質感に違いが見られる場合は、フェイスパウダーを軽くはたいて仕上げることをお勧めします。
ザ セム「チップコンシーラー」の持ちは?
朝のメイクで、目の下のクマ、ニキビ跡、小鼻周りをカバーして、夕方の状態をそれぞれ見ていきたいと思います。
まずは目の下とニキビ跡。
夕方の状態がこちらです。
目の下は若干色が落ちている感じがあり、影ができかけていますが、まだニキビ跡の赤みは皮膚表面に現れていません。
次に小鼻周りの夕方の状態がこちらです。
テカリが出てしまい、マット感は完全に失われていますが、赤みは抑えられている状態です。
持ちは良さそうですし、崩れたとしてもドロドロに汚く崩れることはありません。
ザ セム「チップコンシーラー」を使うと乾燥する?
上でご紹介した、私の夕方の状態を見て、既にお気づきの人もいるかもしれません。
もともと乾燥肌の私が、ザ セム「チップコンシーラー」を使うと、口コミにあったように、やはり結構乾燥してしまいます。
目の下はちりめんジワがくっきりと現れ、小鼻からは乾燥による皮脂が出て、テカってしまいました。
皮脂の少ない目の下の皮膚をアップで見てみると・・・
皮膚表面がゴワついているのが分かります。
ザ セム「チップコンシーラー」にお勧めのクレンジング
最近では、石鹸でも落とせるコスメも多く販売されていて、お肌に負担のない優しい処方のクレンジング剤を使う人も多いと思いますが、チップコンシーラーは、洗浄力のマイルドなクリームタイプや乳液タイプでも落とせるのでしょうか?テストしてみました。
腕の内側にチップコンシーラーを塗布します。
洗浄力の高いものから、オイルタイプ、リキッドタイプ、乳液タイプをそれぞれ塗布してみました。
指の腹で、軽めに5回ずつクルクルと馴染ませます。
その後、ぬるま湯で洗い流したものがこちらです。
オイルは軽く馴染ませただけでも、ほとんど落ちています。
リキッドタイプも、もう少し馴染ませれば問題なく落とせそうです。
乳液タイプはかなり落ちにくそう・・・。
【結論】
ザ セム チップコンシーラーのオフには、リキッドタイプやオイルタイプのクレンジング剤がお勧めです。
ザ セム「チップコンシーラー」日本正規品と並行輸入品の違いは?
「手に入りやすい」という理由から利用している人も多い、韓国版のチップコンシーラーがこちらです。
大きさは全く同じです。
パッケージの一部が、日本語と韓国語の表記の違いが見られますが、他には大きな違いは見られません。
価格やカラーバリエーション以外に、並行輸入品は日本正規品とどのように違うのか、比べてみました。
日本正規品と並行輸入品「成分」の違いは?
日本正規品と韓国版の並行輸入品は、まず成分が若干異なります。
韓国版の成分がこちらです。
日本国内で、使用が禁止されている成分などは入っていません。
ところどころ、成分に違いがありますが、大きな違いは顔料として含まれている黄色、赤色、黒色の酸化鉄です。
そして日本正規品には配合されている保湿剤のひとつ、アロエベラ葉エキスが、韓国版には含まれていません。
発色やテクスチャーの違いは?
日本版と韓国版を比べてみました。
色は全く同じように見えます。
テクスチャーや伸びの良さも、両者違いはありません。
肌馴染みも、塗った後の乾燥の度合いも同じでした。
【結論】
日本版と韓国版のザセム チップコンシーラーを比較しても、成分、塗り心地、効果などに大きな違いはありませんでした。
韓国版のほうがネット通販で安く手に入りやすく、カラーも豊富なので、並行輸入品を試しに使ってみるのも良さそうです。
アドセンスタグ
ザ セム「チップコンシーラー」を使ってみた感想・評価
ザ セム チップコンシーラー、カバー力重視の人はぜひ試してみてください。
プチプラで肌に馴染みやすく、扱いやすいので、コンシーラーを初めて使う人にもお勧めです!
化粧持ちもそこそこ良く、何より汚く崩れないのが安心です。
ただし、潤い感は全くと言っていいほど無いので、キメが細かい肌質の人や、乾燥肌の人で、マットな仕上がりが苦手な人には不向き。
キメやシワが目立ってしまう可能性があります。
あと、口コミにあった“液ダレ” 。
この点に関しては、使い終わる頃にどうなっているのか、もう一度検証する必要がありそうですが、今回日本版、韓国版ともに、何度も出し入れをした時点では、特に液ダレが酷いとは感じませんでした。
・カバー力がある
・フィット感がある
・崩れ方が汚くならない
・持ちが良い
・安い
<ザ セム チップコンシーラーのイマイチだった点>
・保湿性は感じられない
・乾燥する
・カラーにやや赤みがある
・シワやキメが目立つ
<ザ セム チップコンシーラーはこんな人にオススメ>
・普通肌~脂性肌の人
・マットでドライな仕上がりのコンシーラーを好む人
・コンシーラー初心者さんで、手軽な価格で、まずは試してみたい人
・カバー力が高いコンシーラーを探している人
・フィット感があり、持ちが良いコンシーラーを探している人