一人暮らし資金はどれくらい?引越し代は?借りることはできる?

一人暮らしをするにはどれくらいお金がかかるのかな?と漠然とした疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

一人暮らしでかかる毎月の生活費はもちろんですが、引越し代など一人暮らしを始める際の初期費用が意外と多く必要になります。

この記事では、一人暮らしに必要なお金についての解説と、一人暮らしをはじめるための資金が不足している場合のお金の借り方についても説明していきます。


もくじ

一人暮らしに必要な生活費

単身世帯にかかる1ヶ月あたりの生活費について調べてみました。2019年4月~6月の家計調査で発表されている内容を参考に紹介していきます。

一人暮らしの生活費、平均は約15万円

一人暮らしの消費支出の平均は約15万円となっています。最も消費支出が多い35歳~59歳の女性層で約18万円です。

住んでいる地域やライフスタイルなどによって、平均よりも高い低いはあると思いますが、一人暮らし費用のだいたいの目安にしてください。次に、どんな項目でどれくらい必要なのかを紹介していきます。

一人暮らしの方の食費

一人暮らしに必要な食費は平均で4万円ほどで、年齢別でみると、60歳未満の方よりも60歳以上の方のほうが食費は少し減り、4万円を下回っています。

男女別でみると、男性の平均が約4万6千円であるのに対し、女性は3万5千円ほどです。

男性はどの世代でも4万円を超える食費がかかっていますが、女性はどの世代でも4万円を下回っています。

年齢や性別によって食べる量が異なりますし、自炊するか外食で済ませるかの違いもあると思います。

・年齢が若い
・よく食べるほう
・外食が多い

という場合は食費がかさみがちです。

女性なら4万円、男性なら5万円くらいを一人暮らしの食費として考えておくと安心だと思います。

食費を節約したいからといって、食べる量を減らすと健康を害してしまうこともあるので、なるべく自炊をしたり安価なお惣菜を利用するなど、無理のない心がけて食費をおさえたいところです。

一人暮らしの住居費

居住費は平均で1万9千円でした。イメージしていた住居費より少ないと思うかもしれません。

総務省の統計局が出しているデータには、持ち家の方も含まれていますし、地方も大都市もすべて平均しての数値なので低めにでているのかもしれません。

不動産サイトでワンルームを探すと、どんなに安くても3万円くらいは家賃がかかることがわかります。

ちなみに、全国賃貸管理ビジネス協会の発表している全国家賃動向では、1K・1DK・1LDKなど1部屋の賃料平均が約5万円でした。

関東などエリア的に物件の賃料が高い地域もありますし、セキュリティーがしっかりしたところに住みたい、駅から近いほうがいいなどのこだわりがある場合は、もう少し家賃がかかってしまうでしょう。

住居費は、賃貸なのか、持ち家なのか、間取りや場所、築年数などにもよりますが、少なくても3万~5万円はかかるとみておきたいですね。

賃貸の場合は毎月の家賃の他に、共益費や駐車場の料金が必要な場合もあります。

<参考>:全国家賃動向

一人暮らしの水道光熱費

一人暮らしにかかる水道光熱費は、約1万1千円でした。地域や季節によっても変動はあると思いますが、だいたい1万円くらいと思っておきましょう。

一人暮らしの衣料品費

一人暮らしの服や靴にかかるお金は1ヶ月あたり約6千円でした。ただし、男女差があり、男性では月に約4千円ほどであるのに対して女性は約7千円と高めです。

一人暮らしの交通費

車を持っている場合、ガソリン代や維持費がかかります。1ヶ月にすると、自動車関連費用約8千円が平均的な金額となるようです。

車のいらない地域に住んでいる一人暮らしの方でも、電車やバスなどの利用料金は必要になります。

交通費としては、年代によって差はあるものの、平均して4千円程度です。35歳までの若い世代では男女とも約1万円の交通費がかかっています。

一人暮らしの交際費

友達同士で食事をしたり、仕事仲間の飲み会に参加したりと、そうしたお付き合いのためのお金も必要です。

一人暮らしの交際費の平均は約1万5千円ほどでした。

冠婚葬祭で急な出費があることもありますので、交際費として日頃から積立ておけるといいですね。

一人暮らしの保健医療費

一人暮らしの方が、医薬品など医療や保健のために支払うお金は平均で約7千円となっています。若い世代よりも高齢世代のほうが保健医療費は多く必要になる傾向があります。

一人暮らしの通信費

ネットやスマホはもはや生活の必需品といっても過言ではありません。一人暮らしの方の通信費の平均は約6千円です。世代や性別によって大きなばらつきはありません。

一人暮らしの教育娯楽費

習い事をしたり、旅行にでかけたりといった費用の1ヶ月あたりの平均額は約1万7千円です。自分への投資としてカルチャースクールなどに通っている方も多いのではないでしょうか。

その他、一人暮らしの費用

身の回りの日用品、理美容費、タバコ代など、生活にかかるお金はいろいろあります。上記で紹介した以外にも、諸雑費として月平均で1万5千円ほどかかるようです。

一人暮らしの初期費用

一人暮らしを始めるまでの初期費用として50~60万円くらいは用意しておきたいところです。

意外と多くかかることに驚くかもしれません。なんとかなるはず…と甘く見ていると、出費の多さに計画が崩れてしまうかもしれません。どんなところで一人暮らしの初期費用がかかるのか、詳しく見ていきましょう。

一人暮らしの初期費用「家電」

初めて一人暮らしをする場合、家具や家電も揃える必要があります。

家電でいえば最低でも
・洗濯機
・掃除機
・電子レンジ
・炊飯器
・冷蔵庫
くらいは必要になります。

年度末のシーズンには、家電量販店で生活に必要な家電のセットが10万円くらいで販売されています。10万円も出せば、上記に電気ケトルやトースターなどがついたセットを買うことができるでしょう。

ほかにも、テレビを買う場合や、家電のグレードにこだわる場合はもう少し費用がかかります。反対に、新品にこだわらず中古で揃える場合は費用を抑えることができます。

賃貸の場合エアコンはすでに部屋に設置されていることも多く、自分で購入しなくてはならないケースは少ないはずですが、もしエアコンがついていない部屋に引っ越す場合はエアコンの設置費用も考えなくてはなりません。

ワンルームなら大きなエアコンは必要ありませんが、4~5万円くらいは見積もっておきましょう。

一人暮らしの初期費用「家具」

一人暮らしに大きな家具は必要ないかもしれませんが、カーテンや寝具は必要になるでしょう。

カーテンは安価なものであれば3千円程度で買うことができます。窓の大きさにもよりますし、女性の一人暮らしでしっかりと外から見えないようにしたい、夜勤があるので遮光性を重視するという方の場合、カーテンの性能に合わせて値段も上がります。

寝具はベッドを購入するのか、直に布団を敷いて寝るのかによっても費用が異なります。ベッドにこだわらなければシングルサイズが1万円程度で購入できます。

布団やシーツなどは大手の生活用品店でセットを選べば7千円程度で一式揃えることができます。

快適に眠るためにも、もう少しこだわった寝具を選びたいという場合は費用も上がりますので、こだわりがある方は予算に余裕をもたせたいですね。

他にも、デスクやチェアのセットで1万円程度、洋服などをしまうチェストが数千円から1万円程度…と、部屋の設備や収納の有無によっても用意すべきものが異なります。

一人暮らしの初期費用「生活用品」

一人暮らしをするにあたり、お皿やスプーンといった食器、鍋やフライパンといった調理器具などのキッチン用品も買い揃える必要があります。

食器やまな板、菜箸やフライ返しなどの細々した調理器具は100円均一をうまく利用すると費用が抑えられます。

ほかにも、トイレやお風呂の掃除用品、トイレットペーパー、シャンプーやリンス、ボディーソープ、歯ブラシなど普段の生活で使うものも揃えていく必要があります。

新居を借りるための初期費用

新居を借りるための費用は家賃の5ヶ月分程度が目安になります。

家賃5万円の物件であれば、25万円程度は初期費用として必要になりそうだと見積もることができます。

なぜそんなにお金が必要なのかというと、新居を借りるためには次のような費用が必要だからです。

・敷金
・礼金
・仲介手数料
・保証会社利用料
・火災保険料
・鍵交換費用
・前家賃
・日割り家賃

これらの費用がかかるため、賃貸を借りるにしても初期費用が意外とかかってしまうのです。それぞれの項目でどれくらいのお金が必要なのか解説していきます。

敷金

住んでいると多かれ少なかれ汚れや傷がついてしまったりするものです。敷金は、退去する時の部屋を入居前の状態に戻すための清掃や修繕に必要になる費用です。

敷金の相場としては、家賃1ヶ月分から2ヶ月分くらいです。

敷金が余った場合は戻されることもありますが、敷金償却や敷引きという内容が契約書に書かれていると敷金が修繕などに充てられなくても戻ってくることはありません。

もし、敷金を超えて修繕費が必要になった場合は退去時に払う必要があります。

礼金

礼金とは大家さんへの心付けのようなもので、現在は礼金が設定されていない物件もありますが、礼金がある場合は、家賃1ヶ月分程度が相場です。

仲介手数料

仲介手数料は、物件を紹介してくれた不動産屋や仲介会社に支払います。家賃1ヶ月分や家賃半月分が相場ですが、大家さんと直接契約すれば、仲介手数料は支払う必要はありません。

保証会社利用料

保証会社は連帯保証人の代わりになる会社です。無料で利用できるわけではなく、保証会社を利用するための料金として保証会社利用料が必要です。

保証会社によって利用料は異なりますが、だいたい家賃1ヶ月分から半月分です。連帯保証人だけ用意すれば入居できる物件なら、保証会社を利用せずに連帯保証人だけを設定して契約し、保証会社の利用料を節約することができます。

火災保険料

火災保険料は、火災や雷で建物や家具が燃えてしまったときのための備えとして加入します。

加入は必ずすることになりますし、保険会社は指定されることがほとんどなので自分で選ぶことは難しいです。保険の内容にもよりますが、平均的な金額は1万5千円ほどです。

鍵交換費用

前の入居者が使用していた鍵から新しい鍵に交換する費用が必要です。だいたい1万5千円ほどですが、カードキーなどは交換費用が高くなる傾向があります。

前家賃

家賃発生月の翌月以降の家賃を先に払う必要があるかもしれません。たとえば、4月に入居した場合は5月分以降の家賃が前家賃です。1ヶ月分の前家賃が相場ですが、2ヶ月分の前家賃が必要になるパターンもあります。

日割り家賃

月の途中から入居した場合は、日割りで家賃が計算されます。「家賃÷その月の日数×入居日数」で計算してみましょう。月末近くに入居したほうが日割り家賃は安くなります。

引越しのための費用

新居への引っ越しにかかる費用も忘れてはいけません。引越し先が遠くなく、大きめの車を持っている場合は自分で何往復かして徐々に荷物を運ぶということもできます。

しかし、引越し先が遠い場合や車を持っていない場合は、引越し業者にお願いすることになるでしょう。引越し業者を利用するにはどのくらいの料金がかかるのでしょうか?

時期や距離によって引っ越し代金が異なる

どの引越し業者も繁忙期には価格が上がり、閑散期には価格が下る傾向があります。

引っ越しにおける繁忙期は3月から4月です。

この時期は他の時期よりも価格が1.5~2倍程度上がることもあるので、費用を節約するなら、なるべくこのシーズンをはずしておきたいですね。

また、距離によっても引越し費用は異なります。当然、引越し先が近ければ安く、遠くなるほど高くなります。

50kmまでなら3~5万、100kmまでなら5~7万円、400km~500kmともなると7万円~10万円ほどかかってきます。

1500km以上になると15~18万円と20万円ちかい出費になることもあります。

引越し先への距離が遠ければ遠いほど、宅配便を利用したり、送れないものは引越し先で調達したほうが費用を抑えられるかもしれません。

一人暮らしのための費用を借りることはできる?

一人暮らしの生活費はもちろん、一人暮らしを始めるための費用が意外と多くかかると思った方も多いのではないでしょうか。

一人暮らしに必要なお金を貯めてから一人暮らしをスタートさせるのが理想的ですが、急ぎの場合はお金を借りることを考えなくてはなりません。

親や兄弟、知人にお金を借りるという選択肢もありますが、トラブルを避けるためにもお金は公的機関や会社などから借りたほうがベターです。

ここでは社会で提供されているさまざまなサービスを使って一人暮らしのためのお金を借りる方法を解説します。

生活福祉資金貸付制度で一人暮らし費用を借りる

収入が低い、障碍があって働けないなど、一定の基準を満たした方が利用できる貸付制度です。

保証人がいれば無利子、保証人なしなら1.5%で借りることができ、銀行などでローンを組むよりも低い金利となっています。

活福祉資金貸付制度には用途に合わせて複数の種類があり、引越し費用を借りたい場合には「総合支援資金」の中の「住宅入居費」に該当します。

各自治体の社会福祉協議会が窓口になっていますので、利用を検討したい方は社会福祉協議会に問い合わせましょう。

銀行や信用金庫の目的・フリーローンで一人暮らし費用を借りる

銀行や信用金庫、JAや信用組合、労働金庫などのフリーローンや多目的ローンを利用して引越し費用を借りることができます。

引越し専用の目的ローンはなくても、多目的ローンがあれば、フリーローンよりも低い金利で利用できる可能性が高いです。

フリーローンは使途の証明がなくても利用することができるかわりに、多目的ローンよりは金利が高めになっていることが多いです。

多目的ローンでは、引越しに使うという使途の証明が必要になりますが、そのぶん金利が低く設定されます。見積書、請求書といった証明を用意できるのであれば多目的ローンがおすすめです。

消費者金融のフリーローンで一人暮らし費用を借りる

銀行や信用金庫の審査が厳しくて通過できないという場合は、消費者金融でお金を借りるのも手です。

消費者金融であっても、フリーローンを扱っている会社もあります。金利は銀行や信用金庫などよりも高い傾向がありますが、そのぶん審査を柔軟におこなってくれるというメリットもあります。

カードローンで一人暮らし費用を借りる

銀行などの金融機関も、消費者金融も、カードローン商品を扱っている会社は多くあります。

カードローンはフリーローンよりも審査がやさしく、申込みから融資までがスピーディーというメリットもあります。

ただし、金利が法定利息の上限に近くて高いとか、返済方法が残高スライドリボルビング方式でなかなか返済し終わらないといったデメリットがあるのも事実です。

クレジットカードのキャッシング枠で一人暮らし費用を借りる

手持ちのクレジットカードにキャッシング枠がついてれば、クレジットカードで現金を借りることが可能です。

金利はカードローンと同様に高めですが、消費者金融などに新たに申込みをする必要がなく、お金を借りるまでの手間が少なくすみます。

※その他にも、一人暮らしの費用を借りる方法はたくさんあります。
詳しくは「お金を借りる即日融資ガイド110番」をご覧ください。

一人暮らしに必要なお金はどれくらい?【まとめ】

一人暮らしを始めるための費用が意外と多くかかり、一人暮らしを断念せざるを得ない…と思った方もいるかもしれません。しかし、工夫次第では一人暮らしを実現できる可能性はあります。

一人暮らしの初期費用をおさえるためにも、礼金のない物件を選んだり、シェアハウスを選ぶといった選択肢もあるでしょう。

また、家具や家電を人から譲ってもらったり、生活に使う雑貨を中古のものや100均などのプチプラのものを選んで節約するといったことも可能です。

物件のなかには家具家電付きの部屋もあるので、そうした部屋を選ぶのも初期費用を抑えるのに役立ちます。

なるべく自費でまかなえるようにしたいですが、どうしてもお金が足りないという場合は、なるべく金利の低い銀行などの多目的ローンやフリーローンから検討していくことをおすすめします。

お金を借りる前には、一人暮らしにかかる生活費も考慮して、返済する余裕があるかどうかも考えて計画的に借りるようにしましょう。


 
 

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