おまとめローンとは?借金を一本化するメリットと借り換えローン一覧

複数の貸金業者からお金を借りている方であれば、誰しも1度は「おまとめローン」を魅力的だと感じたことがあるのではないでしょうか。
実際、いくつものカードローンで借りているお金を一本化できたら管理もラクになりますし、完済に近づけそうな気もしますよね。
でも、おまとめローンは本当にお得なのでしょうか?
デメリットはないのでしょうか??
このページでは、おまとめローンの基本的な内容、メリット・デメリット、各金融機関のおまとめローン一覧、おまとめローン以外の多重債務の解決方法などなど、おまとめローンや借り換えローンに関する内容をまとめています。
おまとめローンが今抱えている借金問題の解決になるのかどうかを検討してみてください。
おまとめローンとは
おまとめローンは、すでにお金を借りている複数の返済先を別の1社にまとめることで、毎月の返済負担を減らして完済を目指すお金の借り方です。
おまとめローンを利用することを、「ローンを一本化する」と言うこともあります。
複数からの借り入れを1社にまとめることで毎月支払う利息が減る可能性があるため、今までよりも返済しやすくなり、改めて完済を目指すことができるようになります。
C社から50万円を借りて、A社、B社に即返済します。
A・B社からの借金は完済となり、今後はC社にだけ返済を行うことになります。
なぜおまとめローンでお金を貸してもらえるの?
金融機関は通常、返済能力がある人にお金を貸したいと思うものなので、一般的なカードローンだと複数の業者からお金を借りている人にはなかなか融資してくれません。
また、「総量規制」という貸金業者が個人に貸す金額を制限する法令もあります。
※総量規制については後ほど解説します。
お金を借りる側にとってはメリットが多いおまとめローンですが、貸金業者や銀行は、なぜすでに借金がある人にお金を貸してくれるのでしょうか?
おまとめローンで貸す方にもメリットがある
おまとめローンとしてお金を貸すと他からの借り入れがなくなるので、今後の返済はおまとめローン1本分だけになります。(※)
おまとめローンでお金を貸した金融機関は、完済に至るまでの長期間にわたって利息を受け取ることができるので、それが儲けに繋がるのです。これがおまとめローンでお金を貸す金融機関のメリットです。
他社への返済は終わっており借入件数はおまとめローンを組んだ1件のみなので、貸し倒れの心配が比較的少ない利点もあります。
しかし逆に考えると、借金をまとめたところで返済が難しいとみなされれば、おまとめローン審査に通過できないということになってしまいます。
※審査次第では全額借りられないこともあります。
おまとめローンと借り換えローンの違い
おまとめローンと似たお金の借り方として「借り換えローン」があります。
金融機関による呼び方の違いであったり、借り換えローンのひとつとしておまとめローンがあるとも言えるのですが一般的には、
借り換えローン:1社からの借り入れを、さらに金利が低いところから借り直すこと
と認識されている場合が多いようです。これまでよりも返済しやすくすることで完済を目指せるという点では同じことです。
おまとめローンと借り換えローンを別商品として用意しているケースもあります。
例えばアイフルには「おまとめMAX」というおまとめローンと「かりかえMAX」という借り換えローンがあります。
⇒アイフルのおまとめMAXとかりかえMAX【申込流れ】利息は?返済はラクになる?
金利・限度額・返済期間などのスペックは同じなのですが、「おまとめMAX」はアイフル利用者または過去に利用したことがある方用、「かりかえMAX」はアイフルを初めて利用する方用と、上記でご紹介した内容とは別の定義の商品になっています。
おまとめローンは総量規制対象外(例外貸付け)
総量規制の対象外である点は、おまとめローンの非常に大きな特徴です。
総量規制(https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/)を簡単に言うと、消費者金融や信販会社など貸金業者は個人に対して「原則として年収の3分の1まで」しか融資できない(※)と定める規則です。
(※)全ての借入残高を合算します。クレジットカードについてはショッピング利用分は含みませんが、キャッシング機能の利用分はプラスされます。
例えば年収300万円の人であれば、100万円が融資を受けられる上限になるわけです。
総量規制は個人が借りられる金額を制限するものになるので、すでに年収の3分の1ギリギリの借り入れがある場合は、他の貸金業者からお金を借りることができなくなってしまいます。
そこで登場するのが総量規制対象外(例外貸付け)のおまとめローンなんです。
年収300万円の人がA社から50万円、B社から40万円借りているとして考えてみましょう。
●総量規制の対象になる借り入れの場合
総量規制の観点からはあと10万円の借り入れが可能なのですが、ここで新たな貸金業者が10万円を貸してもきちんと返済してもらえる可能性が低いと判断されてしまいます。
また、まっとうな貸金業者であれば、総量規制に抵触するギリギリの状態で好んでお金を貸すことはまずありません。
●総量規制対象外のおまとめローンの場合
おまとめローンは総量規制に抵触しないので、この人に90万円をまるごと貸すことができます。A社・B社からの借り入れは即完済して、あとはおまとめローンの返済だけで良くなるので、これまでよりも完済までの道のりが近くなります。
ちなみにおまとめローンが総量規制対象外という点については、日本貸金業協会の公式サイトでも以下のようにQ&Aでまとめられています。
Q.「おまとめローン」で金利が有利な貸金業者にローンを一本化したいのですが、貸金業者の「おまとめローン」には総量規制が適用されるのですか?
A.複数の借入れを一本化する、いわゆる「おまとめローン」は、法令が規定する一定の条件を満たせば、「顧客に一方的有利となる借換え」として総量規制の「例外貸付け」に該当し、貸金業者から年収の3分の1を超えて利用できる場合があります。
実際にお金を借りられるかどうかは審査次第になるので、「年収の3分の1を超えて利用できる場合があります」とややボカした感じで書かれていますが、おまとめローンが総量規制対象外という点については、貸金業法による裏付けがあるのです。
ちなみに銀行はそもそも「貸金業者」ではないので、お金を借りても総量規制の対象外となります。ただし、銀行も多重債務を防ぐなどの目的で自主規制を行っていますので、年収などとのバランスを考慮した限度額が設定されることになります。
おまとめローンのその他の特徴について、メリット、デメリットなどをご紹介します。
おまとめローンでお金借りるメリット
おまとめローンに成功すると、複数の借金を一本化できることになります。
このことにより生まれる大きなメリットは以下の4つです。
1.毎月の返済回数が減る
これは非常にわかりやすいおまとめローンのメリットではないでしょうか。
3社から借りていたら返済日は当然毎月3回になりますが、おまとめローンをすれば毎月1回になります。
仮に3社分の返済日を毎月25日の口座引き落としにしていたとしても、精神的負担は3社分あるわけです。
これが1社分になるだけでも気持ちの上ではかなりラクになりますし、ATMなどから手動で返済をしている場合は、返済の手間を減らすことにもなります。
2.毎月の返済額を減らせる
これもわかりやすいメリットです。
消費者金融も銀行カードローンも、毎月最低限返済が必要な金額を設けているので、複数社から借りている場合はそれぞれの最低返済額以上の金額を毎月返済しているはずです。
例として各消費者金融が30万円の借り入れに対して設定している最低返済額を確認してみましょう。
<参考>各消費者金融の最低返済額はいくら?
消費者金融名 | 30万円借りている場合の最低返済額 |
アコム | 9,000円 |
プロミス | 11,000円 |
SMBCモビット | 11,000円 |
レイク | 12,000円 |
アイフル | 11,000円 |
※最低返済額は借入残高や限度額、返済方法などによって変動します。
※アコムは契約極度額が30万円超~100万円以下のケースで計算しています。
アコム・プロミス・SMBCモビットからそれぞれ30万円借りていると、毎月合計31,000円の返済が必要になります。これはかなり返済負担が大きいですよね。
この3社分の90万円を例えばプロミスの「おまとめローン」で借り直した場合、毎月の返済額を23,000円まで下げることができます。
また、各社にATMや振り込みで返済していた場合に発生する件数分の手数料など、余計なコストの節約にも繋がります。
3.金利を下げられることもある
単純に、今よりも金利が低いところから、おまとめローンを組むことができたら金利は下がりますよね。
その他にも消費者金融などから金利18.0%や20.0%で借りている場合、100万円以上のおまとめローンに成功すれば金利は確実に下がります。
年利の上限は「利息制限法」という法令によって以下のように決まっているからです。
限度額10万円未満 | 20.0%まで |
限度額100万円未満 | 18.0%まで |
限度額100万円以上 | 15.0%まで |
100万円未満の借り入れであれば金利18.0%まで設定することができますが、100万円以上になると15.0%が上限になります。
そのため、おまとめローンで1社から100万円以上借りることができたら金利は確実に15%以下になるんです。
4.信用情報が整理される
ローンやクレジットカードなどの利用履歴は、信用情報(クレジットヒストリー)として信用情報機関に集約されています。
多重債務を抱えている状況だと新たなローンやショッピングローンの契約、クレジットカードの作成など全てのケースで審査に悪影響を及ぼすことになるのですが、おまとめローンの契約により借り入れが1社からのみとなれば信用情報がきれいになるため、それ以降に受ける審査にもプラスに働くと考えられます。
おまとめローンでお金借りるデメリット
お金を借りる側にとっては良いことばかりに思えるおまとめローンですが、デメリットもあるのでしょうか?
おまとめローンは「顧客に一方的有利となる借換え」という位置付けなので、商品そのものには致命的なデメリットはありません。
ただし、使い方によっては不利になってしまうリスクがありますので、「こんな側面もある」という知っておいて欲しい注意点をご紹介します。
おまとめローンの審査は甘くない
すでに複数の借金がある人向けのローンになるので、当然ですがおまとめローンの審査は厳しいものになります。
借金の借り換えをしたところで、債務が多すぎて返済が難しいような場合には断られてしまうでしょう。
そのため、おまとめローンで完済を目指したくてもお金を貸してもらえない……というケースも非常に多いのが現実です。
新たな借り入れが簡単にできてしまう
これはおまとめローンのデメリットというよりも、お金を借りすぎてしまう人・借金グセがある人への注意になります。
A社・B社からそれぞれ限度額いっぱいの30万円を借りていて、C社から60万円のおまとめローンを受けたことでA・B社に完済できたとします。
ここからはC社への返済だけに全力を注ぎたいところですが、A・B社には完済しているため、それぞれに30万円ずつ借りられる枠ができることになるんです。
この例の場合、C社への60万円の返済がある状態でA社・B社合わせて60万円の借り入れができてしまうので、誘惑に負けて追加融資を受けてしまったら120万円の借金を背負うことになり、おまとめローンをする前よりも借金が増えてしまいます。
おまとめローンに成功したら、今まで借りていたところ(この例の場合はA社とB社)との契約を思い切って解約するくらいの気持ちでいないと、あっという間に借金が増えてしまうでしょう。
金利が下がっても利息が増えることがある
金利が下がると無条件で支払利息も減るように感じられますが、逆に増えてしまうこともあるんです。
ここでもう1度、各カードローン会社は最低返済額を設けていることを思い出してください。
●大手消費者金融の最低返済額(30万円の借り入れの場合)
消費者金融名 | 30万円借りている場合の最低返済額 |
アコム | 9,000円 |
プロミス | 11,000円 |
SMBCモビット | 11,000円 |
レイク | 12,000円 |
アイフル | 11,000円 |
アコム・プロミス・SMBCモビットからそれぞれ30万円借りているとして、最低返済額だけで完済した場合の利息の合計は以下のとおりです。
消費者金融名 | 金利 | 最低返済額 | 利息の合計 |
アコム | 18.0% | 9,000円 | 116,416円 |
プロミス | 17.8% | 11,000円 | 85,605円 |
SMBCモビット | 18.0% | 11,000円 | 86,965円 |
合計 | 31,000円 | 288,986円 |
おまとめせずに返済を続ける場合は、毎月31,000円の返済が必要になり、利息の合計は288,986円という結果になりました。
これをプロミスの「おまとめローン」で借り直した場合の例を見てみましょう。
●プロミス 金利17.8%で90万円のおまとめローンを行なった例
借入額 | 最低返済額 | 利息の合計 |
90万円 | 23,000円 | 445,654円 |
毎月の最低返済額は23,000円になるので、月々の返済負担は軽くなります。しかし、利息の合計が445,654円と大きくなっています。
借入総額(元金)は借り換える前と同じなのに毎月の返済額が少なくなったことで、返済期間が延びて利息が増えてしまったんです。
上の例は金利17.8%で借りた例ですが、さらに低金利な15.0%でおまとめローンができた場合はどうでしょうか。
●金利15.0%で90万円のおまとめローンを行なった例
借入額 | 最低返済額 | 利息の合計 |
90万円 | 23,000円 | 336,224円 |
このように毎月23,000円を返済したとしても支払う利息の合計は336,224円となり、おまとめローン前の288,986円と比べて多くなっています。
金利が最大3%も下がっているのに支払う利息は増えるのが不思議な気もしますが、これが金利・利息の仕組みなんです。
もっと利息が膨らむケースも……
上の例では毎月の返済額が最初から最後まで変わらない返済方式で解説しました。アコムやプロミスなどは実際この方法で返済をすることになり、返済方式を「元利定額リボルビング方式」や「元利均等方式」と呼んでいます。
しかし、貸金業者の中には借入残高に応じて最低返済額が変動する「残高スライド元利定額リボルビング方式」を採用しているケースもあります。
こちらは東京スター銀行スターカードローン(口座ありタイプ)の返済例です。
例)残高スライドリボルビング方式の返済例(東京スター銀行)
月末の借り入れ残高 | 約定返済額 |
30万円以下 | 5,000円 |
30万円超50万円以下 | 10,000円 |
50万円超70万円以下 | 15,000円 |
70万円超90万円以下 | 20,000円 |
借入残高が90万円から70万円になるまでは毎月20,000円の返済になりますが、70万円~50万円は15,000円と残高に応じてどんどん減っていくんです。
これも一見、返済負担が軽くなるのは良いことのように思えますよね。
最初から最後まで20,000円を返済した場合と、上の表に基づいた残高スライド元利定額リボルビング方式で返済した場合の利息の違いはこのようになります。
●返済方式の違いによる利息の違い(金利14.6%で計算)
元利定額リボルビング方式 | 残高スライド元利定額リボルビング方式 | |
借入額 | 90万円 | 90万円 |
毎月の返済額 | 20,000円 | 初回~20回:20,000円 21回~46回:15,000円 47回~86回:10,000円 87回~191回:5,000円 最終回:4,749円 |
返済回数・期間 | 66回(5年6ヶ月) | 192回(16年) |
利息の合計 | 411,403円 | 819,749円 |
借入額も金利も同じなのに毎月の返済額が違うだけで、利息になんと2倍近い差が出てしまいました!
おまとめローンをしたからといって確実に利息が下がることにはならないことはぜひ覚えておいてください。
「せっかく低金利なおまとめローンに成功したのに、言われた通りに支払っていたら利息が増えてしまった」ということにならないためには、
・毎月の返済ペースを落とさない
・随時繰上返済を行う
など、とにかく元金をどんどん減らすことが非常に重要です。
最低返済額は毎月最低限返済が必要な金額なので、これ以上の金額を返済したって構わないわけです。
90万円を金利15.0%でおまとめローンして、今まで通り毎月31,000円ペースで返済していけば、
・完済までの期間:3年1ヶ月・37回
・利息の合計:225,063円
となります。
おまとめローン前の288,986円と比べると、実に約64,000円の節約になります。
おまとめローンの返済期間は長い?繰上返済・一括返済できる?
おまとめローンにはカードローン業者ごとに設定されている最長返済期間があり、どんなに長くてもこの期間内に返済しなければいけません。
●おまとめローン 返済期間の例
消費者金融 | 返済期間 |
アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」 | 借入日から最長13年7ヵ月・2~162回 |
プロミス「おまとめローン」 | 最終借入後最長10年・1回~120回 |
アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」 | 最長10年(120回) |
実際に設定される返済期間は、借りた金額と毎月の返済額によって変わります。また、上の項目でご紹介したとおり返済方式の違いでも返済期間は変わってくることになります。
また、毎月の返済額は借入額と返済期間によって決まります。返済期間による毎月の返済額の違いをまとめてみます。
●おまとめローン返済期間別 毎月の返済額(金利15.0%)
返済期間 | 借入額100万円の毎月の返済額 | 借入額150万円の毎月の返済額 | 借入額200万円の毎月の返済額 |
5年 | 23,789円 | 35,684円 | 47,579円 |
6年 | 21,145円 | 31,717円 | 42,290円 |
7年 | 19,182円 | 28,773円 | 38,364円 |
8年 | 17,827円 | 26,741円 | 35,654円 |
9年 | 16,803円 | 25,204円 | 33,605円 |
10年 | 16,008円 | 24,012円 | 32,016円 |
※金額はシミュレーターによる試算です。実際の返済額とは異なることがあります。
100万円のおまとめローンなら毎月23,789円を返済すれば5年で完済できますが、16,008円の返済なら10年かかってしまうということになります。
返済期間をできるだけ短くするために欠かせないのが繰上返済ですが、おまとめローンも繰上返済・一括返済が可能です。
ATMや口座振込で入金するだけで特別な手数料はかからない場合がほとんどですので、お財布に余裕ができたときにはぜひ繰上返済を行うようにしましょう。
※フリーローンをおまとめローンとして利用する場合は、手数料が発生することがあります。
おまとめローンには契約違反がある?
おまとめローンで契約違反になる可能性があるもっとも大きなケースは、総量規制違反です。
総量規制に抵触する可能性がある借り方
年収300万円のAさんが3社の消費者金融から借りている合計100万円を、おまとめローンで借り換えできたとします。
Aさんはおまとめローンによって1社から100万円を借りている状態ですが、もともと借りていた3社にも合計100万円借りられる枠が残っていることになりますので、いつでも追加融資を受けられる状態です。
しかし、消費者金融には総量規制があり、年収の3分の1を超える金額を貸すことはできないので、Aさんが追加融資を受けてしまうと総量規制に反することになります。
おまとめローンとして借りたお金は総量規制対象外なのですが、すでに年収の3分の1を借りている人に追加融資をすることが総量規制違反となってしまうんです。
総量規制に違反してもお金を借りている個人が罰せられることはありません。しかし、総量規制の範囲を超えるお金を貸してしまった貸金業者には罰則が与えられることがあります。
そのため、貸金業者は収入証明書の提出を求めるなど、年収のチェックを行なっていますし、途上与信といって契約中の人の信用情報を調べることも行なっています。
また、貸金業者はそもそも年収の3分の1を超える金額は貸せないとしているので、例えばアコムは、以下に該当する場合に利用者に対して収入証明書の提出を求めています。
・利用限度額と他の貸金業者からの借入合計額が100万円を超える場合
・前回の収入証明書類提出から3年以上経過している場合
提出しない場合は融資を一時停止するなどの処置が取られます。
違反してしまうとどうなるの?
途上与信によって総量規制以上の金額を借りていることがわかった場合、まだ借入可能枠があったとしても限度額は0円になってしまい、あとは完済まで返済を行うのみとなります。
規約違反となっても返済額を一括請求されることはほとんどありませんが、借入枠を増やすために意図しておまとめローンを利用するなど悪質だと判断されると一括返済を求められることがあります。
貸金業者は総量規制を遵守しているので、違反しないようにしましょう。
おまとめローンの審査申込について
おまとめローンの基本的なところを見てきましたが、実際に利用するためには審査に通過する必要があります。
ここからはおまとめローンの審査に関する項目をご紹介します。
おまとめローンの審査申込~契約までの一般的な流れ
細かな申込手順は貸金業者によって異なりますので、ここではおまとめローン審査申込から契約・借り入れまでの基本的な流れをご紹介しましょう。
おまとめローン審査申込方法
1.おまとめローンに申し込む
おまとめローンは通常のカードローンやフリーローンなどとは性質の異なる商品です。
通常のカードローンは総量規制の対象になりますので、上限まで余裕のない場合には必ず「おまとめローン」に申し込みをしてください。
なお、通常のカードローンはネット申し込みができる場合がほとんどなのですが、おまとめローンの申込方法は業者によって異なります。それぞれが指定している方法で申し込むようにしましょう。
商品名 | おまとめローン申込方法 |
アコム「借換え専用ローン」 | ネット・自動契約機・電話・郵送(※) |
アイフル「おまとめMAX」 | ネット・電話 |
プロミス「おまとめローン」 | 自動契約機・電話 |
レイク「レイク de おまとめ」 | 電話(自動契約機) |
(※)すでにアコムを利用している方は、申し込み前に電話で問い合わせてください。
2.来店審査・審査結果の回答
アコム、アイフルはネットでの契約に対応しています。ネットで契約した場合には店舗まで足を運ぶ必要がありませんので、最も簡単だと言えるでしょう。
自動契約機で契約できるのはアコム、プロミスです。必要書類を持って契約機、店舗まで出かけましょう。
自動契約機なら審査結果はその場で回答され、契約手続きに進むことができます。
※来店時間によっては翌営業日の回答となる場合もあります。
レイクは電話で申し込んだ後、自動契約機で契約する流れになります。
昨今はコロナ禍もあり、大手消費者金融は軒並み有人店舗を閉鎖しています。相談しながら申し込みたい方は、まずは電話がお勧めです。
3.契約手続きと融資
店舗窓口や契約機で審査を受けた場合は、契約手続きもその場で可能です。
アコム・プロミス・レイクのおまとめローンは、各社が借入先に直接振込して返済する形になるため、利用者が現金を借りることはできません。
アイフル(ネット・電話申し込み)はそれとは異なり、流れが以下のように分かれます。
●ネットで申し込んだ場合
契約手続きは全てWEBで完結します。融資を受けた後、返済が必要な業者に振り込むなどご自身で返済を行います。
●電話で申し込んだ場合
無人店舗で契約するか郵送で契約するかを選べます。
⇒無人店舗で契約する場合
無人店舗にて契約とローンカードの発行を行います。融資を受けたら自分で返済が必要な業者に振込などで返済を行います。
⇒郵送契約する場合
契約書類などが自宅に郵送されてくるので、記入して返送します。記入捺印済みの契約書をアイフルが確認したら融資が実行されるので、自分で各社に返済します。
※アイフルは利用者自身の手で返済するパターンが基本ですが、場合によってはアイフルから直接振込返済されることもあります。
おまとめローンに担保・保証人は必要?
おまとめローンは原則として担保・保証人不要です。
貸金業者によっては申し込みの際に配偶者の氏名や年収を聞かれる場合もありますが、連帯保証人にはなりませんのでご安心ください。
アルバイト・パート・契約社員・派遣社員でも審査に通る?
アコム・アイフル・プロミス・レイクのおまとめローンは、アルバイト・パート・契約社員・派遣社員でも申込可能ですが、貸金業者によっては申し込みができないおまとめローンもあります。
⇒アルバイト・パート、フリーターがカードローンで借りる方法!日雇いもOK?
例えば東京スター銀行「のりかえローン」に申し込みができるのは、「正社員・契約社員・派遣社員の給与所得者のみ」となっていて、パート・アルバイト・自営業者は利用できません。
おまとめローンは通常のカードローンとは申込条件が異なることが多いので、申込前に確認が必要です。
専業主婦でもおまとめローンの審査に通る?
本人に収入がない専業主婦が消費者金融のおまとめローンを利用するのは難しくなります。
その理由は総量規制にあります。
総量規制は働く人だけでなく専業主婦にも適用されるので、年収が0円の専業主婦に貸せる枠も0円になってしまうんです。
ただ、総量規制には配偶者と合わせた年収の3分の1であれば専業主婦本人が融資を受けられる「配偶者貸付」という例外もあります。
配偶者貸付が適用されれば専業主婦でも消費者金融から借りることができるのですが、そもそも配偶者貸付に対応している消費者金融はあまり多くなく、アコム・アイフル・プロミスなどの大手消費者金融は、専業主婦の申し込みを受け付けていません。
銀行はどうかというと、銀行カードローンやフリーローンは総量規制の対象外なのですが、お金の貸しすぎや多重債務を防ぐための自主規制を設けているため、専業主婦の申し込みを受け付けていないこともあります。
ただし、おまとめローンとして利用できるカードローンやフリーローンであれば、専業主婦の利用が認められている場合もあります。
たとえば伊予銀行のフリーローンは専業主婦・主夫の申し込みも受け付けています。
しかし専業主婦・主夫は限度額が(通常は500万円までのところ)30万円までになり、大幅に制限がかけられています。
いずれにしても、専業主婦がおまとめローンでまとまった金額を借りるのは現実的にかなり厳しいものになるでしょう。
⇒無職(無収入)でもお金を借りる【専業主婦・年金受給者・ニート・失業中】
返済の延滞中でも審査に通る?
現在借りているローンの返済が滞っていると、おまとめローンの申し込みができないことがあります。
⇒債務整理中・後でもお金借りれる?債務整理した旦那の妻も借入可能?
例えば、東京スター銀行「のりかえローン」は、過去に債務整理や自己破産をしたことがある人と現在利用中のローンを延滞している人は申込不可としています。
おまとめローンは、これから前向きに返済していこうと真剣に考えている人向けの商品になるので、貸しても延滞する可能性がある人には貸せないのです。
延滞していることを隠して申し込みをしても、信用情報を調べればバレてしまいます。
貸金業者は延滞したり嘘をついたりするような不義理をする人をとても嫌うので、延滞を解消しなければ審査通過はできないと思っておきましょう。
⇒指定信用情報機関(JICC・CIC・全銀協)とは?開示方法は?実際に開示をしてみた
おまとめローン審査時の提出書類は?
おまとめローンに必要な書類は4種類あり、このうち提出を求められたものを用意することになります。
本人確認書類
・パスポート
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・健康保険証
など
運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどの現住所が記載された顔写真付き証明書があれば本人確認書類はそれだけで大丈夫です。
健康保険証など顔写真がない場合は、補助書類として住民票・公共料金領収書・納税証明書なども一緒に提出を求められることがあります。
また、本人確認書類と現住所に違いがある場合も補助書類が必要になります。
収入証明書
・確定申告書
・税類通知書・所得(課税)証明書
・給与明細書
など
収入証明書は、借入希望額によっては必要のないケースもあります。
他社借入状況・借入条件が確認できる書類
借入状況は現在の借入残高や毎月の返済額がわかる書類になるので利用明細があると良いでしょう。借入条件は契約書に記載されています。
どんな書類を用意すれば良いかわからない場合は、おまとめローン業者に直接確認して正確な書類を準備してください。
なお、借入残高などは信用情報機関に記録があるので照会をかければすぐにわかってしまいます。少なく申告しても必ずバレるので正直に記入するようにしましょう。
口座情報・口座届印
アコムなどおまとめローン業者が返済先に直接振込をする形で返済する場合、利用者名義で振込返済をします。
こういった場合に振込元(あなたが利用している金融機関)の口座情報と届印が必要になることもあります。
おまとめローン審査時に在籍確認は行う?
結論から言うと、在籍確認のないおまとめローンはまずありません。
在籍確認は申告した勤務先に実際に勤めていることを確認するために行われます。
在籍確認の方法は勤務先への電話になるのですが、会社にカードローン会社から電話がかかってくるのは不安がありますよね。
しかし、おまとめローンはすでに多額の借金がある人向けの融資になるので、通常のカードローン以上に審査は慎重になります。審査の段階で会社に電話がかかってくると考えておきましょう。
おまとめローン審査に落ちる原因は?
おまとめローンの審査は一般的なローンよりも厳しいと言われています。
審査落ちする原因にはどのようなものが考えられるのでしょうか。
借入件数が多すぎる
おまとめローンは複数の借り入れを一本化するものですので、多重債務があること自体は審査にはマイナスになりません。
ですが、借入件数があまりに多い場合は話が別で、審査落ちの原因になり得えます。
明確にラインが引かれているわけではありませんが、一般的には借入先が4~5件もあれば、審査通過が厳しくなるとされています。
完済できそうなところがあれば、1社でも多く返済してからおまとめローンに申し込むようにしましょう。
借入金額が多すぎる
収入に対して借入額が多いと、おまとめローンでお金を貸したとしても延滞してしまう可能性が高くなるため、審査を通過することは難しくなります。
その具体的な判断基準となるものに「返済比率(返済負担率)」があり、(年収にもよりますが)一般的にはこの数字が35%を超えていると延滞リスクが高くなると言われています。
例:年収300万円の方が月々5万円ずつ返済している場合
(5万円 x 12ヶ月) ÷ 300万円 × 100 = 20
……となり、返済比率(返済負担率)は20%となります。
現在借入残高がいくらになっているのかを正確に把握し、返済比率がどの程度なのかを計算してみましょう。もしこの比率が高いようであれば、1%でも低くしてから申し込むようにしてください。
延滞や債務整理の履歴がある
長期延滞や債務整理の記録など、信用情報にキズがあると、どうしても信用度が落ち、審査には通りにくくなってしまいます。
カードローンの返済だけでなくクレジットカードの支払い、スマホ本体の分割払いの代金など、何か分割で支払っているものを長く延滞してしまうと、信用情報にその情報が記録されてしまいます。
債務整理についても同様で、審査においてその悪影響を避けるためには、これらの金融事故歴の記載が消える5年間(自己破産については10年)を待ってから申し込むという手段があります。
現在延滞している
おまとめローンに限らず、滞納中に他のローンに申し込んでもまず審査には通りません。
まずは滞納を解消してから申し込むようにしましょう。
申込内容に虚偽がある
申込書で申告した内容に虚偽があることが発覚した場合、信用のおけない人物と判断され、審査には通らなくなります。
審査を有利にしようと借り入れを隠したり少なく申告したりしても、信用情報を見ればすぐに違っていることがわかってしまいますので、必ず正しい情報で申し込むようにしてください。
うっかりミスも内容によっては故意に嘘をついたと判断される可能性があるため、申込書はしっかり確認してから提出するようにしましょう。
同時期に他のローンにも申し込んでいる
ローンやクレジットカードへの申込状況は信用情報を見るとわかります。
申込履歴は半年間残るのですが、その半年の間に数多くの申込情報があると、審査上マイナスに働きます。
まして、同時進行で他社のローンにも申し込んでいると、印象はかなり悪いものになってしまいます。
同じ時期に申し込みの集中は避けたほうが賢明。1ヶ月から数ヶ月程度は間を空けてから次のローンに申し込むようにしましょう。
おまとめローンではなく債務整理も検討する
債務整理は借金を減額したり猶予のある返済にしてもらうことで前向きに完済を目指したり、抱えている借金を全て無くすための手続きです。
債務整理と聞いて真っ先に思いつくのは自己破産かもしれませんね。そして自己破産には「自己破産をしてしまうと何もかもが終わる……人生真っ暗」みたいなイメージがある人もいるのではないでしょうか。
でも、そんなことはないんですよ!
おまとめローンは完済を保証するものではない
この表をもう1度見て、今自分が返済に出せる金額と比較してみてください。
●おまとめローン返済期間別 毎月の返済額(金利15.0%)
返済期間 | 借入額100万円の毎月の返済額 | 借入額150万円の毎月の返済額 | 借入額200万円の毎月の返済額 |
5年 | 23,789円 | 35,684円 | 47,579円 |
6年 | 21,145円 | 31,717円 | 42,290円 |
7年 | 19,182円 | 28,773円 | 38,364円 |
8年 | 17,827円 | 26,741円 | 35,654円 |
9年 | 16,803円 | 25,204円 | 33,605円 |
10年 | 16,008円 | 24,012円 | 32,016円 |
100万円のおまとめローンを組むとして、毎月24,000円程度の金額を借金の返済に充てられるという方は、5年あれば完済できるので債務整理の必要はないでしょう。
しかし毎月16,000円しか返済できなかったら完済までに10年もかかることになります。これから10年ですよ……。
しかし無い袖は振れないもので、収入が大幅アップしたとか賃貸物件を引き払って実家に帰ったなどの大きな出来事がない限り、毎月の返済額を増やすのはかなり難しいことです。
おまとめローンに成功しても返済に10年もかかるのであれば、現実的に考えて債務整理も一緒に検討するべきなのです。
債務整理の種類と内容
債務整理について少し詳しく説明します。
※債務整理には一切興味がない!という方は、この次の項目「おまとめローンの選び方」にお進みください。
任意整理
任意整理は、裁判所を通さずに借金の減額や利息の調整など和解をする手続きとなります。
和解の交渉は債務者本人ではなく、弁護士や司法書士を通して行います。なお、CMで毎日のように見かける「過払金請求」も任意整理のひとつです。
特定調停
借金を整理することで生活を立て直すことができるように支援する制度です。返済条件の軽減の合意についてなどの債務者と債権者の話し合いを簡易裁判所が仲裁して成立するように働きかけます。
借金の減額などの調整を行うというところは任意整理と似ていますが、任意整理は弁護士が債務者の代理人になるのが一般的で、各債権者と和解交渉を行うのは債務者本人ではなく弁護士になります。また任意整理に裁判所は関わりません。
一方、特定調停は裁判所が債務者と各債権者との仲裁役を行い、成立を支援します。
これらの違いから、任意整理は「私的な整理方法」、特定調停は「公的な手続き」になります。
個人再生(民事再生)
個人再生は裁判所を通した債務整理の手続きで、「借金の減額」を行うことを目的としています。個人再生によって減額された借金は3年~5年で返済をすることになります。
自己破産との違いは、家や車などの財産を手放す必要がないところです。
自己破産
自己破産は財産がなく借金の返済ができないことを裁判所に認めてもらう手続きになります。
裁判所に認められると法的に返済義務がなくなるため、元金も利息も延滞金も支払う必要がなくなります。ただし、税金だけは免責することができないので支払わないといけません。
自己破産にはリスクもあります。最も大きなものが家、車などの財産は手放さないといけないことです。借金は文字通り0円にできますが、持ち家にはこれまで通り住み続けることができなくなるのです。
なお、破産申立をしてから免責が決定されるまでの間は、弁護士や司法書士といった「士業」に就くことができないのですが、自己破産後の職業制限はありません。
おまとめローンと債務整理のメリット・デメリットを比較して選ぼう
おまとめローンにもメリット・デメリットがあったように、債務整理にも借金の減額ができるという利点もあれば、知っておかなければいけないデメリットがあります。
手続きや債権者との交渉を弁護士に依頼するならそれなりに費用もかかりますし、債務整理を行うと信用情報に記録が残ってしまいます。
記録が残るのは5年間なのですが、その間はクレジットカードが作れず、各種ローンも組めなくなる可能性が出てきます。
債務整理をすると事故情報になってしまうので、銀行やローン会社からは「信用情報に記録が載っているうちはお金を貸すことができない」と判断されるわけです。
また、破産手続きを行うと「官報」という国の機関紙に氏名と住所が記載されてしまいます。
官報はネットでも読むことができるので、探そうと思えばあなたの親戚や会社の人などがあなたの破産情報を知ることだってできてしまうんです。(滅多にあることじゃないですが)
また、破産してお金に困っている人を探そうとしている悪質な貸金業者も毎日のように官報をチェックしているので、記載されている住所宛に借金の誘惑をするかのようなハガキ(ダイレクトメール)を送りつけてくることもあります。
借金について相談先がわからないときは?
デメリットがあったとしても、債務整理で今目の前にある借金をなんとかした方が良い場合もあるでしょう。
でも自分ではもうどうしたら良いかわからない、家族にも友達にも誰にも相談できないといった場合は、どこに相談すれば良いのでしょうか。
気の進まないまま弁護士などに依頼してお金をかけるよりも、まずは、無料で相談できる窓口に問い合わせてみましょう。
相談内容によって窓口が変わってくるので、以下を確認してみてください。
法テラスは、「法的トラブルをどこに相談したら良いかわからない」という人向けの相談先です。
法的トラブルには借金問題、相続や離婚問題、ご近所とのいざこざなどいろいろあります。
これらを相談できる弁護士や司法書士は全国にたくさんいるのですが、いざ自分の身にトラブルが起こったときにどこに相談すれば良いのかわからない方は多いでしょう。
そういったときに「そういう問題ならここに問い合わせてみてください」と道案内をしてくれるのが法テラスなんです。
法テラスは法務省所轄の公的法人になるので、無料かつ中立な立場で案内をしてくれます。
また、資産・収入が基準以下の人には、債務整理にかかる費用の建て替えや弁護士への無料相談なども行なっています。
債務整理について弁護士に相談したいけど費用の問題がある、という場合にもまずは法テラスに相談してみてください。
日本クレジットカウンセリング協会では消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠で多重債務になってしまった場合の相談ができます。
電話相談やカウンセリングは無料で、家計管理や任意整理の相談も無料で行なっています。
また公式サイト内には相談後の流れや、多重債務者が日本クレジットカウンセリング協会に相談して完済した事例がたくさん掲載されています。
相談費用は一切かからないので、「とりあえず誰かに話を聞いてほしい」という場合にもぜひ電話をかけてみてください。
●日本貸金業協会
貸金業相談・紛争解決センター相談窓口:0570-051-051
貸金業者(消費者金融や信販会社など)に関連する借り入れ・返済の相談、多重債務の相談、それから貸金業者への苦情なども受け付けています。
また、消費者金融とトラブルが起こっている場合の交渉や和解なども相談できます。
消費者金融に関する疑問のほか、利用している消費者金融に聞きたいことがあるけど直接は聞きにくい……といった場合でも相談可能です。
日本貸金業協会は弁護士などの法律の専門家ではありませんが、貸金業法については詳しい方が対応してくれます。
●日本弁護士連合会または日本司法書士会連合会
債務整理の依頼をお願いしたい、借金問題を専門家に相談したいなどの具体的な問題解決については日本弁護士連合会・日本司法書士会連合会でも受け付けています。
●警察
闇金業者による違法な取り立てで脅されている、銀行口座の開設やスマホの契約をすれば今月の返済は免除してやるなど借金による違法なアルバイトを強要されているなど、お金の問題で違法行為があった場合には警察に相談しましょう。
相談先は置かれている状況によって変わりますが、闇金業者が玄関ドアを激しく叩いている、会社に来ているなどの緊急時には迷わず「110番」です。
返済の代わりに違法アルバイトを持ちかけられたといった緊急性が低い場合は「#9110」または最寄りの警察署です。
#9110は犯罪や事件は起こっていないけど不安がある、悪質商法やご近所トラブルを相談したいといった「普段の生活の不安、悩み」を警察に相談できる専用番号です。
おまとめローンの選び方
おまとめローンの選び方としてチェックが必要なポイントは「金利」「審査難易度」です。
金利の低さで選ぶなら銀行のおまとめローンでしょう。
銀行のおまとめローンは低金利だが審査難易度が高い
多くの消費者金融が金利18.0%を上限としていますが、銀行カードローンは14.0%台であることも珍しくありません。
また銀行は経営規模が大きいことが多く、その分限度額も高くなっています。
ただし、ローンは通常、利用条件が良くなるほど審査は厳しくなりますので、消費者金融よりも銀行ローンの方が難易度が上がります。
カードローンでも消費者金融より審査難易度が高いのに、おまとめローンはすでに借り入れがある人向けのローンになるので、さらに慎重に審査されることも十分に考えられます。
また、銀行は即日融資ができないことも覚えておきましょう。
審査難易度で考えるなら消費者金融?
借入先を審査の借りやすさで考えるなら、やはり消費者金融でしょう。
銀行と比較すると審査難易度は下がりますし、即日融資が可能な場合もあります。
金利面での優遇はあまり望めませんが、100万円未満の複数の借り入れを100万円以上のおまとめローンで借り換えることに成功すれば、金利は必ず15.0%以下になります。
おまとめローンの申し込み先は絞っておこう
「金利が低い銀行カードローンにいくつか申し込んでダメだったら消費者金融でいいや」と考えていると、どちらの審査にも通らなくなってしまうことがあります。
おまとめローンの審査では信用情報も必ずチェックされるのですが、信用情報を見ればカードローンやクレジットカードに申し込みをした回数もわかるようになっているんです。
ごく短期間で複数の申し込みがあると「この人はかなりお金に困っている人だから、貸しても踏み倒される可能性が高い!」と思われてしまいます。
闇雲にいくつもの金融機関に申し込みをすることは絶対に避けましょう。
おまとめローン・借り換えローン一覧
ここからは、おまとめローンまたは資金使途がおまとめ・借り換えOKのフリーローンやカードローンをご紹介していきます。
大手消費者金融のおまとめローン・借り換えローン
まずはコマーシャルでもおなじみの大手消費者金融です。
アコム「借換え専用ローン」
利用可能額 | 1万円~300万円 |
貸付利率(実質年率) | 7.7%~18.0% |
申込方法 | 電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 借入日から最長12年3ヵ月・1~146回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・アコムからの借り入れを含むおまとめローンも可能 ・即日融資可能 |
アコムの「借換え専用ローン」は、インターネットや店舗、電話など様々な方法で申込可能です。ただしすでにアコムを利用中の方は、電話(0120-07-1000)で問い合わせてから申し込みに進んでください。
店舗で契約したい場合も事前に電話で問い合わせし、必要書類や手続きの流れを把握しておくのがお勧めです。準備を整えてから店頭窓口または無人契約機「むじんくん」に行きましょう。
アコムは消費者金融ですので「借換え専用ローン」の金利も高めになりますが、知名度はトップクラス、三菱UFJフィナンシャルグループ傘下と、貸金業者として安心できる材料が揃っています。
⇒アコムのおまとめローンで借金を1つに【総量規制オーバーOK】
プロミス「おまとめローン」
利用可能額 | 300万円 |
貸付利率(実質年率) | 6.3%~17.8% |
申込方法 | 自動契約機または電話(プロミスコール) |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 最長10年・1回~120回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・大手消費者金融の中では若干低金利 ・返済プランの提案もしてもらえます |
プロミスは上限金利が17.8%なので、18.0%を上限としている他社消費者金融よりも若干ですが低金利です。
また、プロミスでおまとめローンを組むことで、どれくらい返済負担が減るのかなどの返済プランを出してもらうこともできます。
プロミス「おまとめローン」の注意点は、借換対象となるローンが限定されているところです。
消費者金融・クレジットカードのキャッシングなどの借り換えは可能ですが、銀行カードローン、クレジットカードショッピング枠利用分はおまとめローンの対象になりません。
⇒プロミスで借り換え!貸金業法に基づくおまとめローンについて
アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」
利用可能額 | 1万円~800万円 |
貸付利率(実質年率) | 3.0%~17.5% |
申込方法 | ネット・電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 最長10年・120回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・ネット申込可能 ・銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠による債務もおまとめの対象になります |
アイフルのおまとめローンは「おまとめMAX」、借り換えローンは「かりかえMAX」になります。
⇒アイフルのおまとめMAXとかりかえMAX【申込流れ】利息は?返済はラクになる?
スペックはどちらも上の表のとおりですが、アイフルを利用したことがある人は「おまとめMAX」、1度も利用したことがない人は「かりかえMAX」に申し込むことになります。
大手消費者金融の中で最も限度額が高いので400万円以上のおまとめローンを希望する場合はアイフルを検討することになります。
ネットで申し込み、審査通過後に郵送で契約をすることもできますが、どうしても多少の時間がかかってしまいます。急いでいる場合は無人契約機での契約がお勧めです。
レイク「レイク de おまとめ」
利用可能額 | 10万円~500万円 |
貸付利率(実質年率) | 6.0%~17.5% |
申込方法 | 電話⇒自動契約機 |
返済方式 | 元利定額返済方式 |
返済期間 | 最長10年・120回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | 上限金利が17.5%と消費者金融のおまとめローンの中では低金利 |
公式サイト | こちら |
レイクALSA改めレイクの新しいおまとめローンとなる「レイク de おまとめ」。
利用可能額が500万円と余裕のある設定になっているうえに上限金利が17.5%と、消費者金融のおまとめローンの中では魅力的なスペックになっています。
ただし申込方法は電話のみで、ネットでの申し込みには対応していません。また、契約はレイクと同じグループとなるSBI新生銀行カードローン自動契約機を利用することになります。
SMBCモビット「おまとめローン」
利用可能額 | 500万円 |
貸付利率(実質年率) | 3.0%~18.0% |
申込方法 | 電話 |
返済方式 | 元利定額返済方式 |
返済期間 | 最長13年4ヶ月・160回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・モビットカード会員のみ申込可能 ・他の貸金業者・みなし貸金業者からの借入金のみ対応 |
公式サイト | こちら |
SMBCモビットもおまとめローンを提供していますが、申し込めるのはモビットカード会員のみとなっています。
会員でない方は汎用性の高いメイン商品「モビットカード」を検討してみてください。通常のカードローンですので総量規制の対象になるのがネックですが、ローンのスペック自体は「モビットカード」も「おまとめローン」も同じです。
中小消費者金融、街金のおまとめローン・借り換えローン
次にご紹介するのは、テレビコマーシャルでは見かけない中小規模の消費者金融、街金のおまとめローン・借り換えローンです。
これらの貸金業者は大手消費者金融以上に審査に通りやすいと言われているのですが、考え方としては「大手消費者金融の次くらいに検討すべき貸金業者」になるでしょう。
もちろん本記事でご紹介するのは信頼できる業者ばかりですのでご安心ください。
オリックス・クレジット「ORIX MONEYおまとめローン」
利用可能額 | 50万円~800万円 |
貸付利率(実質年率) | 3.0%~17.8% |
申込方法 | ネット |
返済方式 | 元利込定額返済方式・ボーナス返済可 |
返済期間 | 1年~8年・12~96回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | 銀行カードローン、クレジットカードのショッピングリボ、キャッシングリボもおまとめ可能 |
公式サイト | こちら |
「ORIX MONEYおまとめローン」はオリックス株式会社の完全子会社、オリックス・クレジットが提供するローンです。
金利はそれほど有利とは言えませんが、申し込みから契約までWEB完結が可能、返済も公式アプリを使ってスマホATMやインターネット返済が利用可能と、利便性の高い商品となっています。
中央リテール
利用可能額 | 500万円 |
貸付利率(実質年率) | 10.95%~13.0% |
申込方法 | ネット・電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 最長10年・120回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・電話相談窓口対応者は全員国家資格取得者 ・借り入れ可能かどうか判断できるクイック診断があります ・来店必須 |
公式サイト | こちら |
中央リテールはおまとめローン専門業者で、借りたお金は他社への返済専用となります。
契約には来店が必須になります。遠方の人でも東京都渋谷区道玄坂の店舗に来店できれば契約可能となりますので問い合わせてみてください。
なお、中央リテールへの返済方法は、指定される金融機関への口座振込になります。お使いの銀行によっては毎月手数料が発生します。
フクホー「貸金業法に基づく借換えローン」
利用可能額 | 5万円~200万円 |
貸付利率(実質年率) | 限度額5万円~10万円:7.3%~20.0% 限度額10万円~100万円未満:7.3%~18.0% 限度額100万円~200万円:7.3%~15.0% |
申込方法 | ネット・電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 最長10年・120回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | 借り入れ診断あり ・本籍地が記載された住民票の提出が必須 ・自営業者、会社役員、無職の方は申込不可 |
公式サイト | こちら |
フクホーは大阪府大阪市浪速区難波に拠点を置く老舗の貸金業者です。
中小規模の消費者金融の場合、契約には来店が必須なケースも少なくないのですが、フクホーは郵送契約が可能です。
郵送契約の場合、契約書を手書きで記入するのですが、契約書は全国のセブンイレブンにあるマルチコピー機からプリントアウトできるので、郵送を待たずに手に入れることができます。
なお、フクホーへの申し込みには本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)とは別に住民票の原本が必須となりますので、交付費用がかかってしまいます。
マイナンバーカードがあればコンビニからでも交付できますが、やや手間がかかりますね。
マンモスローン「貸金業法に基づく借換えローン」
利用可能額 | 100万円~2,000万円 |
貸付利率(実質年率) | 7.3%~15.0% |
申込方法 | ネット・電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 30年以内・360回以内 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・借り入れ診断あり ・審査結果は最短1時間 ・在籍確認の電話は原則なし |
公式サイト | こちら |
マンモスローンは借り換えローン専門貸金業者になります。貸付可能額も最低100万円からなのでまさにマンモス級。
借り換えローンの返済期間も最長30年とかなりゆとりのある設定になっていますね。ただ、実際に30年もかけて返済することはまずなく、実質的な返済期間は10年となります。
公式サイトに借入可能かどうかがわかる借入診断と毎月の支払い回数と返済金額がわかるシミュレーターが用意されているので具体的な返済計画を立てることができます。
⇒マンモスローンの口コミは?審査落ちしたくない!借り換えローンの申込概要
ダイレクトワン「お借り換えローン」
利用可能額 | 1万円~300万円 |
貸付利率(実質年率) | 4.9%~20.0% |
申込方法 | 電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 最長10年・120回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・スルガ銀行グループの消費者金融 ・通話料無料のフリーダイヤルで相談可能 |
公式サイト | こちら |
ダイレクトワンは静岡県掛川市に拠点を置く消費者金融です。また、静岡県沼津市のスルガ銀行のグループ企業でもあります。
自社ATMがある地域が静岡県を中心とした地方に限られるので、その他の地域の場合、返済方法が提携ATMまたはお使いの金融機関からの口座振込に限られてしまいます。
毎月の返済のたびに振込手数料が発生するケースも考えられますね。
アロー「貸金業法に基づく借換ローン」
利用可能額 | 200万円 |
貸付利率(実質年率) | 15.0%~19.94% |
申込方法 | ネット・郵送・FAX |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 最長15年以内・2~180回 |
担保・保証人 | 原則不要 |
特徴 | ・電話は問い合わせのみ。電話申込は不可 ・自営業者は確定申告書の提出が必須 |
公式サイト | こちら |
アローは名古屋を中心に運営している貸金業者です。
借換ローンの申し込みは全国から受け付けていますが、利用条件がやや厳しめなのでまずは以下をチェックしてみてください。
●アローに申し込みできない人
・年齢24歳以下及び66歳以上の方
・健康保険未加入の方
・勤続1年未満(11ヵ月以下)の方
・現在、他社の返済が遅れている方
・自営業者の方で確定申告等年収証明が提出できない方
自営業者以外でも所得証明書の提出は必須となっていて、源泉徴収票、確定申告書、給与明細書(直近2ヶ月分)その他所得証明書などの年収額が確認できる書類を用意しなければいけません。
ユーファイナンス「ビッグローン」
利用可能額 | 100万円~700万円 |
貸付利率(実質年率) | 7.3%~15.0% |
申込方法 | ネット・電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 最長10年・120回 |
担保・保証人 | 原則不要 |
特徴 | ・最低借入額100万円の大型融資 ・来店審査が必要 |
公式サイト | こちら |
ユーファイナンスは東京都台東区に本社を置く大口ローン専門業者にです。
社名となる「株式会社UCS」はクレジットカードの発行を行っている株式会社UCSと全く同じ表記ですが、こちらは「UCS」と書いて「ユーファイナンス」と読ませており、別の業者である点に注意してください。
ネットでも申し込みは可能なのですが、その場合でも本審査を受けるために店舗まで行く必要があるため、全国対応ではあっても実質関東にお住まいの方向けとなりそうです。
・平日:10:00~18:00
・第2第4土曜日:10:00~15:00
・休業日:第2第4以外の土曜日、日・祝祭日
700万円まで対応していますので、大口融資が必要な場合に検討してみてください。
信販会社、カード会社のおまとめローン・借り換えローン
信販会社やクレジットカード会社の中にもおまとめローンや借り換えローンを扱っているところがあります。
消費者金融に申し込むのは不安があるという方も、信販会社やクレジットカード会社なら安心感があるのではないでしょうか。
クレディセゾン「メンバーズローン」
利用可能額 | 10万円~300万円 |
貸付利率(実質年率) | 10.0%~15.0% |
申込方法 | 電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 6ヶ月~8年・6~96回 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | 80歳まで申込可能 |
公式サイト | こちら |
「メンバーズローン」はセゾンカードでおなじみのクレジットカード会社、クレディセゾンが提供しているおまとめローンです。
申し込みには事前に電話での相談が必要ですが、大手カード会社ということで不安も少ないのではないでしょうか。
上限金利は15.0%と低めの設定ですので、消費者金融から小口の借り入れが複数ある方にはメリットが大きいと言えるでしょう。
1月1日以外なら日曜日も祝日も対応するフリーダイヤル(0120-919-664/9:00~17:00)がありますので、まずはそちらで相談してみてください。
ライフカード「サポートローン」
利用可能額 | 500万円まで |
貸付利率(実質年率) | 12.0%~16.5% |
申込方法 | ネット・電話 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間 | 最長7年・1~84回※借り入れ状況によっては最長10年・120回まで設定可能 |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・おまとめできる範囲が広い ・必要書類はスマホアプリで提出可能 |
公式サイト | こちら |
ライフカードの「サポートローン」はクレジットカードで広く知られているライフカードが提供するおまとめローンです。
借り入れまでにかかる時間は最短7日なので、大手消費者金融と比べると少々時間がかかりますね。
ただ、おまとめローンの対象となるのが、消費者金融とクレジットカードキャッシング枠、銀行カードローンによる借り入れ、それからクレジットカードのショッピング枠利用分も含むことができるので、他社よりも幅広い範囲をカバーしています。
またライフカードへの返済は口座引落になるので、自分でATMなどに入金に行く手間がありません。
申し込み年齢が26歳以上で安定した収入がある人に限られるのですが、上限金利も16.5%なので消費者金融よりも低いですし、返済しやすいおまとめローンと言えるでしょう。
JCB「カードローン FAITH」
利用可能額 | 500万円まで |
貸付利率(実質年率) | 4.4%~12.5% |
申込方法 | ネット |
返済方式 | 残高スライド元金定額返済方式・元金定額返済方式・ボーナス返済併用可 |
返済期間 | 利用残高および返済方式に応じる |
担保・保証人 | 不要 |
特徴 | ・59歳以上の方は申込不可 ・パート、アルバイト、学生は申込不可 |
公式サイト | こちら |
「カードローン FAITH」は日本発の国際ブランドを運営するクレジットカード会社、株式会社ジェーシービーが提供するカードローンです。
一般的なカードローンなので総量規制の対象にはなってしまいますが、金利の低さは大きな利点で、借り換えやおまとめにも最適な商品だと言えるでしょう。
申し込みから契約までネット対応可能、返済は自動引落といった利便性の高さも魅力ですが、申込条件がやや厳しくなっている点に注意が必要です。
20歳以上58歳以下で、ご本人に毎月安定した収入のある方
個人事業主も申込可能
※以下に該当する方は申し込むことができません。
・個人の給与収入、または事業所得を示す書類をお持ちでない方
・学生、パート・アルバイトの方
・現在のお借入合計残高(住宅・自動車ローンは除く)が年収の3分の1を超えている方
銀行のおまとめローン・借り換えローン一覧
ここでは銀行が提供しているおまとめローン、資金使途がおまとめ・借り換えOKのフリーローンやカードローンなどをご紹介しています。
※「返済期間」について
おまとめローンとフリーローン(証書貸付型のローン)は最初にまとまった金額を借りたらその後は返済を行うのみのローンになるので、最長返済期間があらかじめ決められています。また、毎月の返済額は返済期間によって契約時に設定されることになります。
一方カードローン型の商品は、毎月の返済額が借入残高などによって変動するため、最長返済期間が定められていません。そのため返済期間は1年毎の自動更新など、自動的に更新がかかるようになっていて、上限年齢に達したら新規借入はできず返済のみのローンになります。
カードローンは原則繰上返済が可能なので、できる限り最低返済額以上の金額を返済して、完済までの期間を短くできるように努めましょう。
銀行・商品名 | 金利 | 限度額 | 返済期間 |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 年1.8%~年14.6% | 500万円 | 最長14年・168回 |
りそな銀行「りそなカードローン」 | 3.5%~12.475% ※住宅ローン利用または給与振込でマイナス0.5%の金利引き下げ優遇あり |
10万円~800万円 | 1年毎の自動更新 |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% ※住宅ローン利用者には金利引き下げ優遇あり |
10万円~800万円 | 1年毎の自動更新 |
イオン銀行カードローン | 3.8%~13.8% | 10万円~800万円 | 1年毎の自動更新 |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~14.8% | ~800万円 | 1年毎の自動更新 |
楽天銀行スーパーローン | 1.9%~14.5% | 10万円~800万円 | 1年毎の自動更新 |
auじぶん銀行カードローン au限定割 | 1.38%~17.4% ※借り換えコースは年0.98%~12.5% |
100万円以上800万円 | 1年毎の自動更新 |
セブン銀行カードローン(ローンサービス) | 12.0%~15.0% | 10万円~300万円 | 1年毎の自動更新 |
PayPay銀行カードローン | 1.59%~18.0% | ~1,000万円 | 1年毎の自動更新 |
ろうきんフリーローン※中央労働金庫の例 | 5.825%~7.5% ※団体会員、生協会員は金利引き下げ優遇あり |
~500万円 | 最長10年 |
東京スター銀行「スターワン乗り換えローン」 | 9.8%~14.6% | 30万円~1,000万円 | 最長10年 |
群馬銀行「ナイスサポートカード」 | 2.0%~14.5% | 1万円~1,000万円 | 1年毎の自動更新 |
横浜銀行カードローン | 1.9%~14.6% | 10万円~1,000万円 | 1年毎の自動更新 |
横浜信用金庫カードローン「きゃっする」 | 2.5%~14.5% | 10万円~900万円 | 3年毎の自動更新 |
京葉銀行「フリーローン モア」 | 3.9%~14.0% | 10万円~500万円 | 最長10年 |
千葉銀行「ちばぎんフリーローン クイックパワー<アドバンス>」 | 1.7%~14.8% | 10万円~800万円 | 6か月以上15年以内(6か月単位) |
千葉興業銀行「フリーローン」 | 1.4%~14.9% ※WEB完結型の選択、給料振込、住宅ローン利用等で金利引き下げ優遇あり |
~1,000万円 | 6ヶ月~15年 |
筑波銀行おまとめフリーローン | 6.8%~14.6% | 10万円~500万円 | 6ヶ月~10年 |
武蔵野銀行「むさしのフリーローン まるごとパック」 | 7.5%~14.5% | 10万円~200万円 | 6ヵ月以上5年以内 |
足利銀行フリーローン | 4.5%~13.8% | 10万円~500万円 | 最長10年 |
常陽銀行「常陽フリーローン」 | 3.975%~11.95% | ~500万円 | 最長10年 |
北海道銀行「道銀ベストフリーローン(WEB完結型)」 | 3.8%~14.0% ※来店が必要な店頭受付型は14.95%固定 |
10万円~300万円 | 7年以内(6カ月単位) |
秋田銀行フリーローン「<あきぎん>スマートネクスト」 | 5.8%~14.8% | 10万円~500万円 | 借入額300万円以下:7年以内 借入額300万円超:10年以内 |
みちのく銀行「<みちのく>おまとめ支援ローン「らくらく応援隊」」 | 6.5%~14.5% | 10万円~500万円 | 6ヵ月以上10年以内 ※借入金額が300万円以内の場合は8年以内 |
仙台銀行フリーローン | 3.5%~14.8% | 10万円~1,000万円 | 最長20年・240回 |
七十七銀行「77フリーローン」 | 2.8%~4.0% | 10万円~500万円 | 最長10年 ※借入額が300万円以内の場合は7年以内 |
北陸銀行「ほくぎんフリーローン」 | 1.8%~14.5% | 10万円~1,000万円 | 6ヵ月以上10年以内 |
第四銀行「おまとめローン」 | 6.8%~14.5% | ~500万円 | 最長10年以内 |
八十二銀行「はちにのフリーローン」 | 3.6%~14.2% | 10万円~500万円 | 2ヶ月~7年 |
百五銀行「百五フリーローンPlus」 | 9.8%または12.8% | 30万円~300万円 | 1年以上8年以内(1年単位) |
尾西信用金庫「フリーローンきゃっする」 | 7.5%~14.5% | 10万円~500万円 ※専業主婦は上限50万円 |
6ヶ月~10年 |
紀陽銀行「紀陽おまとめフリーローンプラス」 | 6.5%~14.0% | 10万円~500万円 | 6カ月以上10年以内(6ヶ月単位) |
三十三銀行「おまとめローン」 | 9.8%~14.8% | 10万円~500万円 | 6ヶ月以上10年以内(1年単位) |
みなと銀行「みなとフリーローン」 | 4.8%~14.9% | 10万円~1,000万円 | 6か月以上10年以内(1年単位) ※融資金額が500万円超1,000万円以下の場合は15年以内 |
播州信用金庫「ばんしんニューフリーローンモア」 | 5.5%~12.0% | 10万円~300万円 ※パート・専業主婦は30万円以下 |
7年以内 |
トマト銀行カードローン「Q-Li(キューリ)」 | 3.0%~14.5% | 10万円~1,000万円 | 1年毎の自動更新 |
中国銀行「おまとめフリーローン」 | 3.2%~14.5% | 10万円~500万円 | 最長15年 |
もみじ銀行「フリーローンおまとめ!もみじ君」 | 4.8%~14.3% | 10万円~500万円 | 6ヶ月~10年(6ヶ月単位) |
広島銀行「<ひろぎん>マイライフプラス(分割返済型)」 | 3.3%~13.3% | 10万円~300万円 | 6ヶ月~10年(6ヶ月単位) |
山口銀行「フリーローン おまとめ!やまぐち君 WEB完結型」 | 4.8%~14.3% | 10万円~500万円 | 6か月以上10年以内(6か月単位) |
伊予銀行フリーローン | 4.975%~10.975% | 10万円~500万円 ※専業主婦は30万円が上限 |
6か月以上10年以内(1か月単位) |
愛媛銀行「ひめぎんおまとめローン」 | 5.8%~14.5% | 10万円~500万円 | 6か月以上10年以内(6か月単位) |
豊和銀行「ほうわおまとめフリーローン」 | 3.8%~14.5% | 10万円~500万円 | 6か月以上10年以内 |
佐賀銀行「さぎんらくらくローン」 | 5.3%~14.9% | 10万円~500万円 | 6カ月~120カ月(1カ月単位) ※融資金額が200万円以内の場合は84カ月以内 |
宮崎銀行「みやぎんおまとめワン」 | 4.0%~14.5% | 10万円~500万円 | 6ヶ月~15年 |
福岡銀行「おまとめ・フリーローン ナイスカバー」 | 5.8%~12.8% | 10万円~500万円 | 6ヶ月~15年 |
熊本銀行「おまとめ・フリーローン ナイスカバー」 | 5.8%~12.8% | 10万円~500万円 | 6ヶ月~15年 |
西日本シティ銀行「おまとめローン(無担保型」 | 4.5%~15.0% | 10万円~500万円 | 6ヶ月以上15年以内(1ヶ月単位) |
肥後銀行「目的ローン(マイローン)」 | 4.5%~15.0% | 10万円~500万円 | 6ヶ月~15年(1ヶ月単位) |
琉球銀行「しあわせのフリーローン」 | 4.8%~14.0% | 10万円~500万円 ※専業主婦は30万円が上限 |
6か月以上10年以内(6か月単位) |
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