クレジットカードのキャッシング枠とは?

クレジットカードのキャッシング枠とは?その解説や金利、増額方法、限度額、海外キャッシング方法、返済方法、クレジットカード現金化のリスク、カードローンと比べてどちらで借り入れした方がいいのか?解説していきます。
クレジットカードのキャッシングとは
クレジットカードはショッピングで使うものというイメージがありますが、実は「現金を引き出す(お金を借りる)」ことも可能です。
クレジットカードには、ショッピング枠の他に、キャッシング枠というものがあり、限度額の範囲内でお金を借りることが可能です。
クレジットカードでお金を借りる方法として、具体的には以下の2つが考えられます。
①キャッシング枠を使う
②ショッピング枠を現金化する
このうち、②のショッピング枠を現金化する方法は、あとで解説しますが、違法の可能性があるグレーな方法なので使わないようにしましょう。
ですので、選択肢としては①のキャッシング枠でお金を借りるのが基本になります。
まずクレジットカードにキャッシング枠があるかチェック
使っているクレジットカードにキャッシング機能(キャッシング枠)が設定されていないと、クレジットカードでお金を借りることはできません。
ですので、クレジットカードでお金を借りるためには、まずは「自分のクレジットカードにキャッシング枠の設定がされているか?」を確認する必要があります。
クレジットカードを発行した時の契約書を確認してもOKですし、契約書が手元にないという場合にはクレジットカード会社の公式ホームページにログインして契約内容を確認したり、カードに記載されているコールセンターに電話して確認することもできます。。
キャッシング枠の設定は後からでもできる
キャッシング枠の設定は、クレジットカードを発行したときに設定をするか?選択していると思います。
ただ、最初からお金を借りるためにクレジットカードを作る人は少ないですから、発行時には「なんとなくよくわからないからキャッシング枠はいらない」という形で契約をしている人が多いです。
キャッシング枠の設定は後から行うことも可能ですから、所有しているクレジットカードの公式サイトのマイページや、コールセンターに電話をしてキャッシング枠の設定をするようにしましょう。
設定をしてから数日~1週間程度で契約書が自宅に送られてくることが多いですが、場合によっては審査のために電話連絡などがくることがありますから、質問される内容等に答えるようにしましょう(審査がどのように行われるかは、これまでのクレジットカードの利用履歴などから判断されます)
※審査の結果、キャッシング枠の設定ができなかったり、希望の借入限度額が設定されない場合もあります。
キャッシング枠が希望より少なかった場合は増額できる
お持ちのクレジットカードのキャッシング枠が希望よりも少なかった場合、増額の申請を行うことができます。
キャッシング枠付与の場合と同様に、コールセンターに電話するか、インターネットの会員ページにログインして申請をします。
増額は審査によって決まるので、必ず希望額に増額されるわけではなく、逆にキャッシング枠が少なくなる可能性もあります。
すべては、あなたの年収や、今までのクレジットカードの利用実績によって決定されます。
今まで、クレジットカードを使って、支払いを延滞したことがある方は、審査は厳しくなる可能性が高いです。
※キャッシング枠の希望額が50万円を超える場合は収入証明書が必要になります。
これからクレジットカードを発行する人の場合
これからクレジットカードを発行してもらうという方は、申込み時にキャッシング枠の設定には必ずチェックを入れておくようにしましょう。
キャッシング枠の設定をしてクレジットカードを発行してもらう場合、審査が少し厳しくなります。
場合によっては勤務先への在籍確認などが必要になることがありますから、勤務先にクレジットカードを申し込んでいることを知られたくない(こういう人は少ないかもしれませんが)というような場合には注意しておきましょう。
今まで債務整理や返済の延滞・滞納をした経験がなく、アルバイトやパートでも、お給料の形で毎月一定の収入がある方であれば普通に審査が通る場合がほとんどです。
キャッシング枠の限度額はいくらぐらいまで可能?
クレジットカードによって、キャッシング枠の限度額(いくらまでお金を借りることが可能か)は違ってきますが、ショッピング枠の限度額とほぼ同じか、少し少ないぐらいの金額が設定されることが多いです。
50万円のショッピング枠を設定してもらっている人であれば、だいたい40万円ぐらいのキャッシング枠が限度額となる可能性が高いですね。
ちなみに、エネオスカード、エムアイカード、エディオンカード、ライフカードのキャッシング枠の限度額は以下になります。
カード名 | キャッシング枠 |
エネオスカード(ニコス) | 一般の方 10~100万円 学生の方 10万円 |
エムアイカード | 5万円~最高90万円 |
エディオンカード(セディナ) | 1万円~200万円(新規申込は上限50万円まで) |
ライフカード | 0万円~200万円 |
ただ、上記のキャッシング枠の限度額は、そのカードに設定してある上限です。キャッシング枠がいくらに設定されるかは、審査によって決定されます。
クレカのキャッシング枠とショッピング枠は限度額が共通
キャッシング枠とショッピング枠は利用額が共通になっていることが基本なので注意が必要です。
例えば、40万円のキャッシング枠と50万円のショッピング枠が設定されているクレジットカードの場合、合計で90万円まで使える…と思ってしまいがちですが、これは間違いです。
・キャッシングで15万円を借りたらショッピングは35万円まで利用可能
キャッシング枠とショッピング枠で利用額が共通になっているというのはこういう意味です。
この点はカードローンとは大きく異なる点ですから、はじめてクレジットカードのキャッシングでお金を借りる方は注意しておきましょう。
キャッシング枠でお金を借りる際の利息はどれくらい?
キャッシング枠でお金を借りたら利息の負担が発生します。
ショッピング枠利用の場合は翌月までにすべての支払いを行なった場合には利息の負担は発生しないのですが、キャッシングの場合には利息が発生します(「手数料」という名前で請求書に表示されることが多いです)
クレジットカードのキャッシングの場合、利息は15%~18%と消費者金融並みで、住宅ローンなどに比べると非常に大きな負担と言えます。
カード名 | 金利 |
エネオスカード(ニコス) | 14.94%~17.94% |
エムアイカード | 17.95% |
エディオンカード(セディナ) | 上限18.0% |
ライフカード | 100万円未満18.0%、100万円以上15.0% |
ただ、利息は日割りで計算されますから、借入額がそのものがそれほど大きくない場合には金額も小さくなります。
例えば、利息15%で10万円をキャッシングし、30日間ですべて返したという場合であれば、利息の金額は10万円×15%÷365日×30日=1,232円ということになります。
10万円を借りて1,232円の利息負担ということですから、これで急場をしのげるならそれほど大きなリスクではないかもしれませんね。
もちろん、利息の負担はお金を借りている日数が長くなるほど大きくなりますから、キャッシングを利用する場合は少しでも早く完済してしまうクセをつけたほうが良いです。
※短期期間・一時的にお金を借りたい方は、大手消費者金融の無利息サービスを利用したほうがお得です。
大手消費者金融 | 金利 | 無利息サービス |
プロミス | 4.5%~17.8% | 30日間無利息 |
レイク | 4.5%~18.0% | 30日間無利息・5万円まで180日間無利息 |
アコム | 3.0%~18.0% | 30日間無利息 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 30日間無利息 |
消費者金融の無利息サービスは、初めて利用する方に初回だけ30日間や180日間無利息になるというサービスです。
また、無利息サービスを活用して即日融資を受ける方法もありますので、急いでお金を借りたい方は「お金を借りる即日融資ガイド110番TOPページ」をご覧ください。
人気のクレジットカードのキャッシング枠を紹介
エポスカード(マルイカード)のキャッシング枠でお金借りる
利用可能枠 | 1~50万円 |
実質年率 | 18.0% |
30日間無利息 | あり |
エポスカード(マルイカード)のキャッシングは、アコムやレイク、プロミスなど大手消費者金融と同じような30日間無利息サービスを実施しています。
ATM手数料無料で、キャッシングできるATMはエポスカードATMコーナーをはじめ、セブン銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のATM、ローンやファミリーマートなどのATMを利用してお金借りることもできます。
また、海外でお金が必要になった時でも、エポスカード(マルイカード)なら現地の通貨でお金を借りることも可能なので、海外で急にお金を借りたくなった時でも便利に利用できます。
エポスカードはネットで申し込めるほか、マルイ店頭でも申し込むことができ、受け取りをマルイ店頭に設定すれば即日発行が可能です。
エディオンカードのキャッシング枠でお金借りる
年会費 | 980円 |
利用可能枠 | 1万円~200万円※新規は50万円 |
実質年率 | 18.0% |
エディオンカードは、セディナとオリコの2つのクレジットカード会社で発行することが可能で、特徴はエディオンで買い物するとお得にポイントが付いたり、5年間・10年間の長期修理保証や、エディオンで15万円以上買い物すると翌年の年会費が無料になったり、エディオンをよく利用する方にとってお得なカードになっています。
エディオンカードのキャッシング枠は1万円~200万円で新規の方は50万円までとなっており、返済方法はキャッシングの場合、1回払い、リボ払いの2種類になっています。
エムアイカードのキャッシング枠でお金借りる
キャッシング枠 | 5万円~最高90万円 |
実質年率 | 17.95% |
エムアイカードは三越伊勢丹グループが発行するクレジットカードなので、三越伊勢丹グループの百貨店でよく買い物する方におすすめです。エムアイカードのキャッシング枠は5万円~90万円なので、その範囲内でお金を借りることができます。
エネオスカードのキャッシング枠でお金借りる
エネオスカードには三菱UFJ「ニコス」が発行するエネオスカードニコス、トヨタファイナンスが発行する「ENEOSカードC」「ENEOSカードP」「ENEOSカードS」の4種類があります。
エネオスカードニコスのキャッシング枠や金利、返済方法は以下になります。
金利(実質年率) | 14.94%~17.94% |
キャッシング枠 | 10~100万円 |
返済方式 | 元利一括払い、元本定額リボルビング払い |
リボの返済回数 | 5回~50回払い |
エネオスカードニコスでお金を借りる方法は、ATMからキャッシングする方法と、インターネットから振込キャッシングを依頼する方法で、最短・即日でお金を借りることも可能です。
エネオスカードの特典は、ガソリンの割引サービス、ロードサービス、自動車メンテナンスの割引などです。エネオスカードのポイントについては、三菱UFJニコスとトヨタファイナンスで変わってきますので、エネオスカードのキャッシング枠でお金を借りたい方は、以下で詳細をチェックしてみてください。
イオンカードのキャッシング枠でお金借りる
キャッシング枠 | 1千円~300万円 |
実質年率 | 7.8%~18.0% |
イオンカードは全国に15万台以上の提携ATMがあるので、キャッシングでお金借りるのに便利で、イオン銀行ATMなら手数料も無料です。
また、イオンカードのキャッシングサービスは振込にも対応しており、「電話」「ネット」から申込むことができ、しかも最短即時振り込みです。イオンカードでキャッシングした際の返済方法は1回払い(元利一括返済方式)、リボルビング払い(残高スライド元利均等返済方式)の2通りです。
ヤフーカードのキャッシング枠でお金借りる
キャッシング枠 | ワイジェイカード株式会社の審査で決定 |
実質年率 | 18.0% |
ヤフーカード(YJカード)はTポイントが貯まりやすいのが特徴で、キャッシング枠でお金を借りる方法は、国内の提携ATMで現金を引き出す方法、海外のATM・CDで現地通貨をキャッシングする方法、パソコン・スマホからネット申込みをして振込での借り入れ方法です。
ライフカードのキャッシング枠でお金借りる
キャッシング枠 | 0万円~200万円 |
実質年率 | 18.0% |
ライフカードでお金を借りる方法は、3通りあり、インターネット、電話、ATMのキャッシングです。ライフカードの提携ATMは全国に14万台以上あり、全国の銀行や信用金庫、コンビニなどでお金を借りることができます。
ライフカードの海外キャッシングの場合は、JCBのブランドマークが付いたクレジットカードなら100万台以上の提携ATMがあるので、海外旅行中の急な入用にも便利に利用できます。ライフカードでキャッシングした際の返済方法は翌月一括払い、リボルディング払いの2種類から選べます。
auウォレット クレジットカードのキャッシング枠でお金借りる
金利 | 14.95%~17.95% |
借入単位 | 1万円以上1万円単位 |
利用可能枠の設定・増額 | 会員サイトより申請 |
返済日 | 毎月10日 |
資金使途 | 自由 |
auウォレット クレジットカードは、auユーザーにとってお得な特典・サービスが充実しているクレジットカードで、種類は「auウォレット クレジットカード」「auウォレット ゴールドカード」の2つです。
auウォレット クレジットカードのキャッシング枠は本人の収入や他社借入状況によって変わってきますが、審査基準はそれほど厳しくないと予想しますので、お金を借りたい方は、会員サイトから申請してみてください。
auウォレット クレジットカードの年会費は無料で、「家族カード」や「ETCカード」も無料で作ることができ、還元率は200円ごとに2ポイント貯まるので1.0%になります。
auウォレット クレジットカードの審査は甘いのか?在籍確認はあるのか?などなど、詳細は以下をご覧ください。
au PAY スマートローンでお金借りる方法については以下をご覧ください。
楽天カードのキャッシング枠でお金借りる
金利 | 18.0% |
借入方法 | ATM・ネットキャッシング |
海外キャッシング | 可能 |
最低返済額 | 3,000円+利息※10万円以下の借入の場合 |
通常のクレジットカードキャッシングの場合は、コンビニなどのATMからキャッシングしてお金を借りる方法ですが、楽天カードの場合は、ネットキャッシングが利用できるので、振込による借り入れも可能です。
平日の9時~14時49分に振込依頼をすれば、最短数分で振込が完了しますので、急いでお金を借りたい方にも楽天カードのキャッシングはおすすめです。
また、楽天カードは海外キャッシングも可能で、外貨を両替するよりも、キャッシングした方が手数料がお得な場合もありますので、海外によく行く方には便利なクレジットカードです。
楽天カードの審査難易度、ポイント・還元率・特典などの特徴は以下をご覧ください。
ルミネカード(ビューカード)のキャッシング枠でお金借りる
キャッシング枠 | 1万円~30万円(※利用枠の範囲内で1万円単位) |
実質年率 | 18.0% |
ルミネカード(ビューカード)は、ルミネ・NEWoManで買い物がお得になり、Suica定期券機能も付いているので電車の利用などでもお得に使える初年度年会費無料(翌年から953円)のクレジットカードです。
ルミネカードでお金を借りる方法は、JR東日本の駅に設置してあるATM「VIEW ALTTE」やゆうちょ銀行のATM、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、横浜銀行、千葉銀行、きらぼし銀行、その他銀行のATMで現金を引き出す方法です。
dカード(ドコモ)のキャッシング枠でお金借りる
キャッシング枠 | dカード:5万円~90万円 dカードGOLD:5万円~100万円 |
実質年率 | dカード:18.00% dカードGOLD:15.00% |
返済方法 | 毎月元金定額返済またはボーナス月元金増額返済併用 |
dカードはドコモが発行するクレジットカードで、キャッシング枠の範囲内で1万円単位でお金を借りることができます。
ドコモのdカードも、全国のコンビニや金融機関のATMでお金を引き出す方法と、dカードの公式サイト、dカードセンターへの電話で振込キャッシングの申込みを受け付けています。
振込の場合は、即日融資はできず、3営業日後の振込になりますので、急ぎの方はdカード提携のATMでお金を借りてください。
クレジットカードでキャッシングする方法
クレジットカードでお金を借りる方法は、基本的にATMから現金で引き出す方法になります。
日本国内でキャッシングする方法
クレジットカードの種類や、VISA、Mastercard、JCB、アメックスなど、国際ブランドによって使えるATMは多少違いがありますが、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などの銀行ATMをはじめ、セブンイレブンやローソン、ファミリーマートに設置してあるコンビニATMから現金を引き出すことが可能です。
ATMの操作方法はカードやATMによって変わってきますが、だいたい以下のような操作でお金を借りることができます。
1.ATMの画面上のメニューから「お引き出し」を選択します。
2.「クレジットカード」を差込口から投入します。
3.「暗証番号」を入力します。
4.「お借り入れ」を選択します。
5.返済方法を「1回払い」か「リボ払い」から選択します(「1回払い」などの場合もあります)。
6.「お借り入れ金額」を1万円単位で入力します。
7.クレジットカード、ご利用明細、現金を受け取ります。
メンテナンス時間以外は、基本的に24時間365日利用できるコンビニATMもありますので、夜間など急な時にもお金を借りることができるので便利です。
ただ、利用するATMによっては手数料がかかる場合もあるのでご注意ください。
1万円超 | 220円 |
1万円以下 | 110円 |
また、ライフカードのように、電話やインターネットからキャッシングを申込み、指定の金融機関に振り込んでもらえるクレジットカードもあります。
クレジットカードなら海外でもキャッシングできる
一部、海外でキャッシングできないクレジットカードもありますが、JALカード、ANAカード、オリコカード、エポスカード、エディオンカード、ライフカード、クレディセゾン、セディナカードなどなど、ほとんどのクレジットカードで海外キャッシングが可能になっています。
海外キャッシングの場合は、現地通貨でお金を借りることになりますので、わざわざ日本円から両替する必要がないのでとても便利です。
また、空港などで両替するよりも、手数料が安くなる場合も多いのでお得です。
海外ATMの操作方法は、種類によって違ってきますが、だいたい以下のような感じです。
2)ATMにクレジットカードを入れる
3)英語など言語選択をする
4)暗証番号(PIN)を入力する
5)キャッシングを選択する
6)借入金額を入力する
7)クレジットカードを取り出し、現金を手にする
海外キャッシングに使えるATMは、VISA、MasterCard、JCBなど国際ブランドによって変わってきますので、海外に出発前にチェックしておきましょう。
⇒海外ATM使い方ガイド ATM所在地マップ
<Mastercard>
⇒海外ATM活用パーフェクトガイド MastercardATM検索
<JCB>
⇒主な提携金融機関(海外)
<Diners>
⇒ATMグローバル検索(英語)
海外キャッシング可能なATMは、空港や駅、ホテルなどに多くありますので、VISA、MasterCard、JCBなどのマークがあるATMを利用してください。
クレジットカードの海外キャッシングは、両替の手間がないこと、両替手数料が得になる場合があること、大金を持ち歩かなくてよい所、カードによっては海外旅行傷害保険が付いている、などなど、メリットが多い借入方法ですが、デメリットもあります。
・治安の悪い国などはATM利用時が危険なことも
・暗証番号が必要
・為替レートによっては損をすることも
・海外だとキャッシング枠が少なくなることも
海外キャッシングの予定がある方は、出発前にATMの場所や、メリット・デメリットをしっかり把握しておきましょう。
クレジットカードの現金化でお金を借りる【非推奨】
クレジットカードの現金化とは、ショッピング枠で買い物をして、それを業者に買い取ってもらい現金を手に入れる方法です。
このクレジットカード現金化は、冒頭でも説明しましたがグレーな方法です。
「客の需要に応じた商行為」であり、限りなくグレーゾーンではあるが違法ではないという考え方がある一方で、「実質的には貸金業に該当する」という東京弁護士会の意見書が日本国政府(衆議院・参議院・金融庁・経済産業省・消費者庁・警察庁)に提出されるなど、違法とする考えもある。実質的な金利が法定利息を超えた闇金融レベルであることもある。
引用:Wikipedia
クレジットカードの現金化の流れは・・・
・そのノートパソコンを業者に15万円で引き取ってもらう
・15万円を手に入れる
こんな感じです。
現金を手に入れたいがために、5万円損してしまってます。
当然、次のクレジットカードの支払日に、一括返済するか、リボ払いで返済していくわけですが、利息もかかってくるので返済も大変になってきます。
さらに、クレジットカードの現金化は、クレジットカード会社との契約の規約違反になりますので、カードの強制解約、残りの返済の一括請求など、厳しい措置をとられ、個人情報機関にも情報が掲載されるケースもあります。
また、クレジットカード現金化の業者には、闇金など違法業者も紛れているので、とてもリスクが高い借入方法になります。絶対に利用するのはやめましょう。
<参考>クレジットカードのショッピング枠の「現金化」の誘いにご注意ください(日本クレジット協会)
クレカのキャッシングで借りたお金を返済する方法
クレジットカードでお金を借りた場合、返済方法は、基本的に2種類になります。
1つ目の返済方法は「一回払い」で、ショッピング枠と同様の引き落とし日に、全額引き落とされます。
2つ目の返済方法は「リボ払い」で、毎月一定額を分割で返済していく方式です。
無理ない返済額を設定したい方は、リボ払いがオススメですが、利息の支払いが多くなる、返済がなかなか終わらないなどのデメリットもあります。
ですので、余裕があるときには繰り上げ返済・一括返済を行い、支払う利息を少なくしていくことをおすすめします。
返済が遅れた時のペナルティ
クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りたら、当然返済を行わないといけません。
毎月の返済が遅れてしまうと、クレジットカード会社の担当者から催促の電話が来たり、CICやJICC、全国銀行個人信用情報センターなどの個人情報機関に記録されてる場合もあるので注意してください。
この信用情報は銀行や消費者金融、クレジットカード会社が閲覧することができ、審査時に「この人にお金を貸しても大丈夫か」を判断するための材料になります。
信用情報は一定期間は共有されますので、将来に住宅ローンを組む時の審査に悪影響が出る可能性もあります。
支払いの遅延・延滞はリスクがありますので、クレジットカードのキャッシングを利用するとき注意してください。
クレカのキャッシングよりカードローンがオススメな理由
クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りるより、銀行や消費者金融のカードローンでお金を借りた方がお得です。
まずは、カードローンと金利を比較してみましょう。
借入の種類 | 金利 |
クレジットカード | 18.0%程度 |
銀行カードローン | 15%程度 |
消費者金融 | 18%程度 |
銀行カードローンでお金を借りる方法が、いちばん低金利になります。ちなみに大手銀行と一部のネット銀行の金利を紹介します。
銀行名 | 金利 |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 年1.8%~年14.6% |
りそな銀行「プレミアムカードローン」 | 3.5%~13.5% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
ソニー銀行カードローン | 2.5%~13.8% |
楽天銀行カードローン | 1.9%~14.5% |
ただ、銀行カードローンは「審査が厳しい」、「即日融資が不可」なので、急いでお金を借りたい方に向きません。
急いでお金を借りたい方に向いているのは、即日融資可能な「大手消費者金融」です。
キャッシング枠が付与されているクレジットカードをすでに持ている方はよいですが、これからクレジットカードを発行する方、キャッシング枠の申込みをこれから行う方で、急いでお金を借りたい方は「大手消費者金融」がおすすめです。
また、先ほども説明しましたが、大手消費者金融には無利息期間サービス(金利0円)があるので、クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りるよりもお得です。
無利息サービスがある消費者金融は以下になります。
大手消費者金融 | 金利 | 無利息サービス |
プロミス | 4.5%~17.8% | 30日間無利息 |
レイク | 4.5%~18.0% | 30日間無利息・5万円まで180日間無利息 |
アコム | 3.0%~18.0% | 30日間無利息 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 30日間無利息 |
また、アコムの場合は、クレジットカード機能がついたローンカード「ACマスターカード」もあります。リボ払いしかできないなどデメリットもありますが、審査基準が違うクレジットカードをお探しの方はご利用ください。
もちろん、カードローンには、ショッピング枠もありませんし、旅行保険などの付帯保険もなく、ポイントサービスも基本的にありません。またカードローンは海外でキャッシングすることもできません。
ただ日本国内で、お金を借りることのみが目的な場合は、カードローンの方がメリットが多いので、検討してみてはいかがでしょうか。
このサイトの監修者・専門家

