消費者金融と銀行カードローンの違いは【審査基準・総量規制(借入限度額)・融資スピード・金利設定】

ここでは、消費者金融と銀行カードローンのどちらでお金を借りた方が良いのか?判断できるように違いをわかりやすくまとめています。
消費者金融と銀行カードローンには金利設定や融資スピードの違い、借り入れ限度額の違い(総量規制)、無利息サービス、審査基準の違い、と様々で、銀行カードローン借りた方がいいのか?消費者金融がいいのか?人によって違ってきます。
消費者金融と銀行カードローンの違い一覧
比較内容 | 消費者金融 | 銀行カードローン |
法律 | 貸金業法 | 銀行法 |
総量規制 | 対象 | 対象外 |
金利(実質年率) | 3.0%~18.0%程度 ※中小規模の消費者金融は上限金利20.0%のところもあります。 |
1.5%~15.0%程度 |
限度額 | 10万円~800万円程度 | 10万円~1,000万円程度 |
初回限度額 | 100万円~50万円程度 | 10万円~50万円程度 |
無利息サービス | 大手はありが多数 | ほとんどない |
審査時間 | 最短20分程度。即日融資可能。 | 最短翌日。即日融資は不可。 |
審査難易度 | 普銀行カードローンよりは緩い。 | 高め |
保証会社 | なし | あり |
担保・連帯保証人 | 不要 | 不要 |
在籍確認 | 電話連絡なしの所もある | ありがほとんど |
借入方法 | 口座振込、ATMなど | 口座振込、ATMなど |
返済方法 | 口座振替、口座振込、ATMなど | 口座振替、口座振込、ATMなど |
返済方式 | 「残高スライドリボルビング方式」が多いですが、「元利定額リボルビング方式」を選べることもあります(レイクなど) | 「残高スライドリボルビング方式」が多い |
加盟している信用情報機関 | CIC、JICC | 主に全国銀行個人信用情報センター CIC、JICCにも加盟している場合があります。 |
その他 | ・付帯サービスが充実してきました。 | ・口座開設が必須の銀行カードローンも多いです。 ・付帯サービスがあります |
消費者金融と銀行カードローンは、さほど変わらないところもあれば大きく違うところもあります。
知っておきたい違いをまとめると次のようになります。
・総量規制の違い
・金利の違い
・無利息サービスの違い
・審査時間の違い
・審査難易度の違い
・保証会社の違い
・加盟している信用情報機関の違い
・その他の違い
・ATM利用手数料の違い
消費者金融と銀行カードローンの違い:法律の違い
消費者金融 | 銀行カードローン |
貸金業法 | 銀行法 |
お金を借りる側としてはあまり意識することはないかもしれませんが、消費者金融は貸金業法、銀行カードローンは銀行法に基づいて運営を行っていて、この違いは次の総量規制の違いに深く関わっています。
消費者金融と銀行カードローンの違い:総量規制の違い
消費者金融 | 銀行カードローン |
総量規制の対象 | 総量規制の対象外 |
消費者金融は総量規制の対象です
総量規制は貸金業法によって定められているルールで、貸金業者から個人が借りられる金額を年収の3分の1以下にするというものです。
年収が300万円であれば、貸金業者(消費者金融)から借りられる金額は100万円までということになります。
銀行カードローンは総量規制の対象外です
銀行カードローンは銀行法で運営しているので、貸金業法の影響は受けません。そのため、同じカードローンでも総量規制の対象外となっていて、理論上は年収の3分の1以上の金額でも借りられることなります。
ただ、銀行カードローンも過剰融資を防ぐために自主規制をしていますので、実質的には年収に見合った金額が融資されることになります。「銀行カードローンなら消費者金融よりもたくさん借りられる」ということはありません。
銀行カードローンなら収入ゼロの専業主婦・主夫でも借りられる
総量規制の対象となる消費者金融では原則として年収が0円の無職の人や専業主婦・主夫はお金を借りることができません。
消費者金融にも「配偶者貸付」という総量規制の例外があり、配偶者の同意があれば申込者が専業主婦・主夫でも借りることができるのですが、同意書や婚姻関係を証明する書類などが必要で手続きが煩雑になります。
銀行カードローンなら配偶者に安定した収入があれば専業主婦・主夫でも借りられることがあります。
専業主婦・主夫向けの融資に対応している銀行カードローンなら、借主はあくまでも本人になるので、配偶者の同意は不要です。
銀行から配偶者に連絡がいくこともありませんので内緒でお金を借りることもできます。
この点も消費者金融と銀行カードローンの大きな違いになります。
⇒無職(無収入)でもお金を借りる【専業主婦・年金受給者・ニート・失業中】
消費者金融と銀行カードローンの違い:金利の違い
消費者金融 | 銀行カードローン |
3.0%~18.0%程度 ※中小規模の消費者金融は上限金利20.0%のところもあります。 |
1.5%~15.0%程度 |
カードローンの金利は、消費者金融も銀行カードローンも利息制限法と出資法に基づいて設定されることになります。
▼利息制限法に基づく上限金利
借入額(限度額) | 利息制限法による上限金利 |
10万円未満 | 20.0% |
10万円~100万円未満 | 18.0% |
100万円以上 | 15.0% |
※出資法の上限金利は20.0%
出資法も上限金利は20.0%になるので、消費者金融も銀行カードローンも20.0%以上の金利で融資をすることはありません。
20.0%以上の金利でお金を貸している業者は違法業者、悪質業者ということになるので、利用は控えるようにしましょう。
消費者金融の上限金利の相場は18.0%
消費者金融 | 金利(実質年率) | 貸付限度額(上限) | 無利息サービス |
プロミス | 4.5%~17.8% | 500万円 | あり |
アコム | 3.0%~18.0% | 800万円 | あり |
アイフル | 3.0%~18.0% | 800万円 | あり |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 800万円 | なし |
レイク | 4.5%~18.0% | 500万円 | あり |
消費者金融の上限金利はほとんどが18.0%となっていますね。
初回申し込みでは、ほとんどの人が上限金利でお金を借りることになりますので、消費者金融で借りるなら金利は18.0%となるでしょう。
なお、中小規模の消費者金融では上限金利20.0%としているところもあるのですが、限度額が10万円を超えれば利息制限法に基づいて18.0%以下での借入となります。
銀行カードローンの上限金利の相場は14.5%
銀行カードローン | 金利(実質年率) | 貸付限度額 |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~年14.5% | 10万円~800万円 |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 年1.8%~年14.6% | 10万円~500万円 |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~年14.0% | 10万円~800万円 |
りそな銀行 プレミアムカードローン | 年3.5%~年13.5% | 10万円~800万円 |
イオン銀行カードローン | 年3.8%~年13.8% | 10万円~800万円 |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%~年14.5% | 10万円~800万円 |
PayPay銀行カードローン | 年1.59%~年18.0% | 10万円~1,000万円 |
横浜銀行カードローン | 年1.5%~年14.6% | 10万円~1,000万円 |
千葉銀行ちばぎんカードローンクイックパワーアドバンス | 年1.4%~年14.8% | 10万円~800万円 |
銀行カードローンの上限金利はバラつきがありますが、14.5%程度が相場になります。
消費者金融の18.0%と比較すると銀行カードローンは3.5%程度も低くなっていますね。
この違いは、保証会社によるところが大きいと推察されます。
消費者金融は保証会社をつけずに融資を行うので、万が一返済が滞った場合のリスクも全て自社で背負うことになります。
たとえば、100万円の返済がある人が自己破産してしまったら、100万円の赤字となってしまうわけです。
そのため金利を高く設定してある程度のリスクに備えておく必要があるのです。
銀行カードローンは保証会社をつけて融資を行っています。
返済が滞った場合はこの保証会社が全額返済をしてくれるので、貸し倒れのリスクがないことから金利をある程度低くすることができるのです。
金利はカードローンにおいて非常に重要ですので、金利ができるだけ低いカードローンが良い場合は銀行カードローンが向いていることになりますが本記事でご紹介している違いをぜひご覧になって自分にあった方を選択して下さいね。
(最後に、消費者金融が向いている人、銀行カードローンが向いている人をご紹介しています)
消費者金融と銀行カードローンの違い:無利息サービスの違い
消費者金融 | 銀行カードローン |
無利息サービスあり | 無利息サービスなし |
大手消費者金融の無利息サービスの違い
アコム、プロミス、アイフル、レイクでは、初めて利用する人に対して無利息サービスを行っています。
消費者金融 | 無利息サービスの内容 |
アコム | 契約日の翌日から30日間 |
プロミス | 初回借入日の翌日から30日間 |
アイフル | 契約日の翌日から30日間 |
レイク | 借入金全額60日間無利息(WEB申し込み限定) または 借入額のうち5万円を180日間無利息 |
アコムとアイフルの無利息期間は契約日の翌日から30日間になっています。
お金を借りていなくても自動的に無利息期間がスタートするので、即日融資で借りたい方におすすめと言えます。
プロミスは初回借入日の翌日から30日間が無利息期間です。
お金を借りるまでは無利息期間がスタートしないので、すぐに借りる予定がない方でも30日間の無利息期間を無駄なく使うことができます。
レイクは借入金全額60日間無利息または借入額のうち5万円を180日間無利息という面白いサービスを行っています。
どちらがお得になるのかは借入額によって変わるのですが、レイク公式サイトでシミュレーションできますので試してみると良いでしょう。
銀行カードローンで無利息サービスを実施している所は非常に少ない
銀行カードローンには基本的に無利息サービスはありません。
地方銀行や信用金庫を含めて全国の銀行カードローンを探せば実施しているところが見つかりますが、無利息サービスよりも銀行オリジナルの金利引き下げサービスを実施しているところが多いんです。
銀行はカードローン以外にも様々なサービスを展開していますので、取引をしてくれる利用者を大切にします。
給料振込口座、年金受け取り口座に使っている銀行なら金利0.5%引き下げ、銀行発行のクレジットカードを利用しているなら0.3%引き下げ、住宅ローン利用者なら1.0%引き下げなど取引内容によって金利を下げてくれる場合があるんです。
銀行カードローンを探す場合は、口座を開設している地域の銀行の商品もチェックしてみて下さいね。
消費者金融と銀行カードローンの違い:審査・融資スピードの違い
消費者金融 | 銀行カードローン | |
審査時間 | 最短20分程度。即日融資可能。 | 最短翌日。即日融資は不可。 |
消費者金融は審査スピードが非常に早く即日融資も可能です。
▼大手消費者金融の審査時間
消費者金融 | 審査スピード | 融資スピード |
アコム | 最短30分 | 最短30分 |
アイフル | 最短20分※ | 最短20分※ |
SMBCモビット | 最短30分 | 最短即日 |
プロミス | 最短20分※ | 最短20分※ |
レイク | 最短15秒 | web申し込みなら最短25分も可能です |
※申込み時間や審査により希望に添えない場合があります。
銀行カードローンは即日融資ができません
銀行カードローンはどこに申し込みをしても即日融資ができないようになっています。
銀行カードローンも以前から本人確認を行っていたのですが、反社会的勢力と関わりがある個人に融資をしてしまうという過失があったんです。
これを反省して、2018年1月4日より申込者の情報を警察庁の暴力団情報データベースに照会して、関わりがない人物であることをチェックする自主規制を設けることになりました。
この照会結果が出るのが早くて翌営業日になることから、即日融資は不可となりました。
銀行カードローンも最短で翌営業日には借りられるので十分早いのですが、印象としては消費者金融ほどスピード融資に力を入れていない銀行も多く、実際は数日かかってしまうケースもあります。
消費者金融と銀行カードローンの違い:審査難易度の違い
消費者金融 | 銀行カードローン | |
審査難易度 | 銀行カードローンより低い | 高め |
審査難易度は消費者金融の方が優しいので、他社からもすでにお金を借りていて、審査にあまり自信がない人には消費者金融をおすすめします。
ローン審査は、金利が低く貸付条件が良いほど厳しくなるのが一般的です。
消費者金融よりも銀行カードローンの方が条件が良いので、審査が優しいのは消費者金融になるのです。
審査は「スコアリング判定」で行われます
消費者金融も銀行カードローンも審査の内容や基準については非公開なので確実なことは言えないのですが、どちらの審査もスコアリング判定で行っているものと思われます。
⇒カードローン【審査基準・融資までの流れ】スコアリング判定?年収や勤続年数の基準は?
スコアリング判定は、審査申し込み時に申込者が申告した内容に全て点数をつけて加点方式で審査を行う方法です。
審査項目にはあらかじめ全て点数がつけられているスコアリングテーブルが用意されています。
たとえば住居形態であれば、
・持家:30点
・賃貸住宅(借家なども含む):20点
・社宅、寮、官舎:10点
・公営住宅:3点
※配点は金融機関によって異なります
などと配点されていて、申込者の住まいがマンションであれば20点、持ち家であれば30点が加点されます。
すべての審査項目を加点していき、基準点を超えていたら審査に通過できることになるわけです。
審査通過ラインは消費者金融と銀行カードローンで異なりますが、いずれもこのスコアリング審査を機械で瞬時に行うことから最短20分融資というスピード融資が可能となっているのです。
消費者金融と銀行カードローンの違い:保証会社の違い
消費者金融 | 銀行カードローン | |
保証会社 | なし | あり |
消費者金融は保証会社をつけておらず、銀行カードローンは保証会社を付けて融資を行っています。
保証会社の役割は2つ
保証会社には2つの役割があります。
保証会社の役割:代位弁済
ひとつは融資を受けている人がどうしても返済できなくなった場合に代わりに全額返済をする「代位弁済」です。
代位弁済は返済ができなかった1回分だけを返済するのではなく、残りの元金と利息、延滞金全てをまとめて返済します。
この代位弁済が行われると、利用者は強制解約となりブラックリスト入りしてしまいます。
保証会社が代位弁済を行うケースには、利用者が長期間延滞をしたときと、利用者が債務整理をしたときなどがあります。
ちなみに保証会社が返済をしてくれたからといって、利用者の債務がなくなるわけではありません。
ここからは債権が銀行から保証会社に移り、保証会社からの督促を受けることになります。
代位弁済後の催促は基本的に一括払いでの返済を求められます。
保証会社の役割:審査業務
保証会社は利用者が万が一返済できなくなってしまった場合に代わりに返済を行うという大きなリスクを背負っていますので、利用者がしっかりと返済ができる人物であることを審査する必要があります。
そのため、銀行カードローンでは保証会社による審査と銀行による審査の2段階の審査があります。
むしろ、銀行そのものの審査よりも保証会社による審査の方がとても重要です。
保証会社が審査に通すということは「この人は返済能力がしっかりある」と太鼓判を押されたようなものなので、銀行側が否決とする理由がないのです。
保証会社の役割は銀行にとっても利用者にとっても重要です。
保証会社は消費者金融が担っていることが多い
銀行カードローンの保証会社のうち、アコム株式会社は消費者金融のアコムですし、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社はプロミスの運営会社、新生フィナンシャル株式会社はレイクの運営会社になります。
また、エム・ユー信用保証株式会社はアコムが100%出資している子会社になります。
アイフルが保証会社になっている銀行カードローンもあります。
消費者金融は銀行よりも個人向け融資のきめ細やかなノウハウが豊富ですし、審査実績も大変豊富なので、銀行は手数料を払って保証業務を委託しているわけです。
ただ、消費者金融が保証会社を務めているからといって銀行カードローンの審査が甘くなることはありません。
保証会社で過去にトラブルがあった場合は審査通過できない
カードローンの審査は申込時に申告される属性と信用情報機関に登録されている信用情報をもとに行われます。
信用情報の記録は一定期間経過すれば削除されるのですが、利用したカードローン業者でトラブルを起こしたことがある場合、その社内に残っている情報は半永久的に保存されることになります。
たとえば、過去にプロミスで延滞が続いて任意整理(債務整理)をしたことがあるとします。
任意整理をすると最長5年間は信用情報機関に記録が残りブラックリストとなるのですが、逆に5年経過すればブラックから解放されることになります。
しかし、プロミスの運営会社であるコンシューマーファイナンス株式会社のデータベースには延滞がこじれて返済不能になった要注意人物として半永久的に記録が残ります。
そのため、これ以降はプロミスの審査にも通りませんしコンシューマーファイナンス株式会社が保証会社となっている銀行カードローンの審査も通ることは難しいのです。
消費者金融や銀行カードローンで過去にトラブルになった心当たりがある場合は、保証会社をチェックしてから申し込みをすることをおすすめします。
消費者金融と銀行カードローンの違い:加盟している信用情報機関の違い
消費者金融 | 銀行カードローン | |
加盟している信用情報機関 | CIC、JICC | 主に全国銀行個人信用情報センター |
信用情報機関は日本に3社あり、カードローンや各種ローン、クレジットカードの申し込み履歴、利用記録、返済履歴、延滞記録、債務整理の記録などを一定期間保管しています。
消費者金融も銀行も必ずいずれかの信用情報機関に加盟していて、審査の際には利用者の信用情報をチェックしてブラックリストになっていないことや、他社の借り入れ状況などを確認しています。
▼大手消費者金融と都市銀行が加盟している信用情報機関
アコム | JICC・CIC |
プロミス | JICC・CIC |
SMBCモビット | JICC・CIC |
レイク | JICC・CIC |
アイフル | JICC・CIC |
三井住友銀行カードローン | 全国銀行個人信用情報センター・JICC・CIC |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 全国銀行個人信用情報センター・JICC・CIC |
みずほ銀行カードローン | 全国銀行個人信用情報センター・CIC |
りそな銀行 プレミアムカードローン | 全国銀行個人信用情報センター |
消費者金融はJICCとCICに加盟していて、銀行カードローンは全国銀行個人信用情報センター+JICC・CICという形になっていますね。
1社しか加盟していない銀行カードローンの方が審査に通過しやすいように感じますが、そうではありません。
全国銀行個人信用情報センター・JICC・CICは必要に応じて信用情報を共有できるシステム(CRIN)を組んでいますので、KSCにしか登録されていない情報もJICC・CICの情報を参照することができるのです。
登録内容と情報の保有期間は信用情報機関によって違いがありますが、延滞や債務整理歴などのカードローン審査に関わる重要なことはどのカードローン審査でも知られてしまうことになります。
消費者金融と銀行カードローンの違い:その他の違い
消費者金融と銀行カードローンのその他の大きな違いも確認しておきましょう。
消費者金融 | 銀行カードローン | |
その他の違い | 付帯サービスが充実してきました。 | ・口座開設が必須の銀行カードローンも多いです。 ・付帯サービスがあります。 |
消費者金融は付帯サービスが増えてきています!
以前の消費者金融はカードローンやおまとめローンなどの融資が主な業務だったのですが、近年はクレジットカードを発行したりポイントサービスに対応するなどの付帯サービスが充実してきています。
アコムの付帯サービス
アコムは以前から「ACマスターカード」というクレジットカードを取り扱っています。
ACマスターカードは年会費無料で最短即日発行できるクレジットカードです。
消費者金融系クレジットカードなので、一般のクレジットカードよりも審査難易度が低いという嬉しいメリットもあります。
プロミスの付帯サービス
プロミスはプロミスアプリの利用や毎月の返済でVポイントが貯まるようになりました。
Vポイントは三井住友カードなどのSMBCグループの利用で貯まるポイントです。
三井住友カード(クレジットカード)、三井住友銀行、プロミスでそれぞれたまったポイントを合算して利用することができます。
プロミスでは現在、Vポイントサービスに初めて申し込みをすると500ポイント、プロミスと初めて契約をする人には500ポイントの合計1,000ポイントプレゼントキャンペーンを行っています。
プロミスアプリにログインするだけで毎月1回10ポイント付与、毎月の返済で利息200円ごとに1ポイントのプレゼントもあります。
SMBCモビットの付帯サービス
SMBCモビットはTカードプラス(SMBCモビットnext)というクレジットカード機能つきのカードローンを始めました。
1枚のカードローンで、
・SMBCモビットのローンカード
・クレジットカード(MasterCard)
・Tポイントカード
の3つの機能があります。
カードローンの審査とクレジットの審査がありますが、年会費は無料で借り入れ・返済でTポイントが貯まるのでとてもお得です!
レイクの付帯サービス
レイクは実質年利4.5%で10万円の借り入れができる「生活応援ローン」を始めています。
新型コロナの影響で経済的損失を受けて困っている人の生活支援として、超低金利で借りられるローンです。
申し込み条件は「満20歳~70歳で国内居住の方、日本の永住権を取得されている方」となっていて、経済的損失を証明する書類も不要ですので融資対象者はとても幅広いと言えます。
生活応援ローンの注意点としては、カードローンのように限度額の範囲で何度も借り入れができるわけではないこと。
審査に通過したら10万円をまとめて借りて、以降は完済まで返済を継続することになります。フリーローンのような借り方になりますね。
返済方式は「元利定額返済方式」となっています。元利定額返済方式は毎月の返済額が一定となる返済方式で、レイク生活応援ローンでは毎月4,000円の返済が必要になります。
金利4.5%で10万円借りて、毎月4,000円の返済のみで完済を目指す場合、借り入れ期間は2年3か月で利息は5,112円になります。
金利が低いので利息も少額ですね。
借入が必要な金額が10万円で良い場合は、通常のレイクカードローンで借りるよりも生活応援ローンで借りた方がお得と言えるでしょう。
アイフルの付帯サービス
アイフルは大手消費者金融の中で唯一銀行傘下になっていない消費者金融で、クレジットカード事業としてライフカードの発行を行っています。
正確にはアイフルのクレジットカードではないのですが、ライフカードはアイフルの子会社としてクレジット事業を運営しているということになります。
ライフカードのサービスとして、クレジットカード審査にどうしても通らないというお悩みがある方はVisa加盟店でクレジットカードと同じ使い方できるプリペイドカードの「Vプリカ」も便利です。
Vプリカは審査不要で即発行できるプリペイドカード。クレジットカードと同じようなカード番号が発行されて、Visaに加盟しているリアル店舗やインターネットサービスなどの決済に利用できます。
プリペイド方式は前払い方式となっていて、事前に必要な金額分を購入します。
前払い方式なのでクレジットカード(後払い方式)のように審査もありませんし、お金を使いすぎる心配もありません。
支払い時はクレジットカードと同じようにキャッシュレスなので、スマートな決済ができます。
銀行カードローンは口座開設が必須となることもあります
銀行カードローンのその他の違いとしては、カードローン利用までに口座開設が必要になるケースも多いこと。
審査に通過して借り入れをする前までに口座開設をしていれば良いパターンもありますが、申し込み前に開設が必須となることもあります。
口座を持っていない銀行カードローンに申し込みをする場合は、借入できるようになるまでに通常よりも多くの時間がかかってしまうことになります。
銀行カードローンにも付帯サービスがあります
銀行カードローンにも便利な付帯サービスがあります。
内容は銀行によって大きく異なるのですが、よくあるサービスとしてはやはり取引状況に応じた金利の引き下げです。
たとえば、りそな銀行カードローンの金利は3.5%~13.5%ですが、住宅ローン利用者の金利は0.5%引き下げがあるので3.0%~13.0%で借りることができます。
auじぶん銀行は1.48%~17.5%ですが、au IDを持っているだけで0.1%の引き下げがあり1.38%~17.4%で借りることができます。
au IDは無料でどなたでも作ることができます。
ATM利用手数料は消費者金融・銀行どっちがお得?
借入・返済をATMから行う場合は、手数料が無料のカードローンのほうが断然お得になりますよね。
大手消費者金融は自社ATMと一部の提携ATMを手数料無料で利用できます。
消費者金融 | 手数料無料で利用できるATM |
アコム | アコムATM |
プロミス | プロミスATM 三井住友銀行ATM |
SMBCモビット | 三井住友銀行ATM |
レイク | SBI新生銀行カードローンATM |
アイフル | アイフルATM |
銀行カードローンは自行のATMとコンビニATMなどの提携ATMが無料できることも多くなっています。
銀行カードローン | 手数料無料で利用できるATM |
三井住友銀行カードローン | 三井住友銀行ATM イーネットATM ローソン銀行ATM セブン銀行ATM |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 三菱UFJ銀行ATM イーネットATM ローソン銀行ATM セブン銀行ATM |
みずほ銀行カードローン | 無料で利用できるATMもありますが日時によって所定の手数料がかかります |
りそな銀行 プレミアムカードローン | 平日8:45~18:00は以下のATM利用手数料が無料です りそな銀行 埼玉りそな銀行 関西みらい銀行 みなと銀行 |
消費者金融と銀行カードローン どっちで借りるのがお得?
消費者金融が向いている人と銀行カードローンが向いている人をまとめると以下のようになります。
消費者金融が向いている人とは?
・できるだけ審査が緩いカードローンが良い人
・無利息期間内に完済できる人
・クレジットカードも一緒に作りたい人
消費者金融は最短20分で融資が可能ですので、急いでお金を借りなければいけない人には銀行カードローンよりも向いています。
審査難易度も銀行カードローンより緩いので、他社からも借り入れがある人や勤続年数が短いなど審査にあまり自信がない人にも消費者金融をおすすめします。
大手消費者金融には無利息サービスがあり、この期間に完済すれば利息は一切かかりません。
お給料日前のピンチのときに借りて、お給料がでたらすぐに返済するような場合は無利息サービスがある消費者金融を利用すれば利息は1円もかかりません。
また、クレジットカードの発行を行っている消費者金融も増えていますので、この機会にクレジットカードも作りたい方にも消費者金融をおすすめします。
銀行カードローンが向いている人とは?
・借入期間が長期間にわたる人
借入期間が長くなりそうで、できるだけ低金利で借りたい方は銀行カードローンが向いています。
カードローンの利息は日割りで増えていくので、借入期間が長いほど利息も高くなります。
金利が低い銀行カードローンは長期間の借入に向いています。
ただ、銀行カードローンは審査難易度が消費者金融よりも上がってしまいます。
今まで(過去5年程度が目安)、スマホ本体の分割払いを延滞したことがない、クレジットカードやローンの支払いを2か月以上遅れたことがない、カードローンを初めて利用するなど信用情報がホワイトの方ならあまり心配はいりませんが、審査に自信がなく審査通過がいちばんの難関という場合は消費者金融の方が安心です。
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