アコムのおまとめローンで借金を1つに【総量規制オーバーOK】

複数のカードローンをひとつにまとめて、返済の負担を減らすためのローン商品が「アコムおまとめローン(借換え専用ローン)※総量規制オーバーでもOK」です。
複数社からの借り入れをおまとめローンでまとめることができれば、毎月の返済を効率良くできるようになり、返済総額を減らすことができるんです。
しかし、アコムのおまとめローンはすでに多重債務状態の人向けの融資になるため、一般的なカードローンとは審査基準が異なります。
今回はアコムおまとめローンの特徴、審査、総量規制について、おまとめローンのメリット・デメリットなどをわかりやすく解説しています。
アコムの公式サイトには書かれていないおまとめローンのデメリットも解説しているので、厳しい内容となっているかもしれませんが、おまとめローンを上手に活用する方法が知りたい方の参考になると思いますので、ぜひお読みになってみてください。
アコムおまとめローン(借換え専用ローン)の特徴
▼アコムおまとめローンの商品概要
商品名 | 借換え専用ローン |
資金使途 | 貸金業者債務の借換え |
貸付金額 | 1万円~300万円 |
貸付利率 | 実質年率7.7%~18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間・回数 | 借入日から最長13年7ヵ月・2~162回 |
担保・連帯保証人 | 担保…不要 連帯保証人…不要 |
申し込み方法 | 自動契約機(むじんくん)、店頭窓口 |
公式サイト | こちら |
アコムおまとめローンの利用対象者
アコムおまとめローンに申し込みができる人は、安定した収入と返済能力がある人です。
働き方に指定はないので、会社員、契約社員、派遣社員、自営業、パート、アルバイトなど様々な働き方の人が申し込み可能となっています。
ただ、おまとめローンは借り入れを返済するための返済専用融資になるので、確実に返済できる人にしか融資を行なっていません。
そのため、例えば100万円のおまとめローンを希望するけど、収入はアルバイトで毎月10万円程度しかもらっていないという場合は審査に通ることはできないでしょう。
アコムおまとめローンの金利は高め
おまとめローンの金利は「7.7%~18.0%」の範囲で設定されることになります。
上限金利は18.0%でアコムの通常のカードローン金利と同じなので、低金利とは言えません。
ただ、金利は下がらなくても複数の借り入れを一本化できるだけで、おまとめローンを利用する意義はあります。
また借入額が100万円を超える場合、金利は必ず15.0%以下になりますので、融資額次第では現在借りている金利よりは低くなる可能性もあります。
アコムおまとめローンで借りられる金額は?
アコムおまとめローンの限度額は、上限が300万円までとなっています。
すでに300万円を超える借り入れがある場合は、アコムのおまとめローンは向いていないということになりますね。
しかし、低金利とは言えない消費者金融でのおまとめローンで300万円以上の借り換えを行なっても、返済負担が軽くなる効果は見えにくいです。
無難な設定と言えそうです。
アコムおまとめローンのメリット
アコムのおまとめローンで借り換えを行うメリットを確認しておきましょう。
借換え専用ローン毎月の返済額を減らすことができる
アコムのおまとめローンで複数の借り入れを一本化すると、毎月の返済額を減らすことができます。
例えば、A社、B社、C社にそれぞれ15,000円ずつ返済している場合、毎月45,000円も返済をすることになります。
また、返済日が月に3回あり振込先も異なるので返済管理が大変で、多重債務者の中には自分がいくら借りているのか把握しきれていない人も実際にいます。
この3社の借り入れをおまとめすることができれば、返済額は契約時にアコムと相談して減らすことができます。
おまとめ後の返済はアコムだけになるので、返済管理の負担も大幅に減ります。
ただし、毎月の返済額を減らしすぎると、借り換え前よりも返済期間が長くなってしまい、支払い総額が増えることもあります。
詳しくは「アコムおまとめローンの返済シミュレーション」の項目で解説していますので、必ずご覧になってみてください。
総量規制オーバーOKなので年収の3分の1以上でも借りられる!
総量規制は消費者金融などの貸金業社から借りられる金額を年収の3分の1以下にするというルールです。
年収が300万円であれば、消費者金融から借りられる金額の合計が100万円までということになります。
アコムのおまとめローンはこの総量規制の例外貸付けなので、すでに年収の3分の1オーバーでも融資を受けることができます。
元金を着実に減らしていける
アコムおまとめローンの返済方式は「元利均等返済方式」と呼ばれている方式です。
元利均等返済方式は住宅ローンの返済などにも採用されていて、毎月の返済金額は決まった金額(元金+利息)になっています。
例えば、毎月10,000円の返済をすると決めたら、基本的には完済時まで10,000円を返済し続けることになります。
返済額を途中で変更することも可能ですし、追加返済も可能なのですが、基本的には借り入れ残高が減っても毎月の返済額が減ることはありません。
コツコツと返済を継続することで元金を着実に減らすことができるので、完済に向けて前向きに返済していくことができます。
完済したという達成感を得られる!
私はこのメリットは非常に重要だと思います。
おまとめローンで借りたお金は、即時他社の返済に充てられることになります。
基本的には融資を受けても現金を受け取ることはできず、アコムから借り入れ先に振込で返済をすることになるのです。
例えばA社、B社、C社からそれぞれ50万円ずつ借りていて、アコムおまとめローンで150万円の借り換えができれば、A社、B社、C社には即時完済できることになります。
借り換えではありますが、この「借金を完済した」という達成感はひとつの成功体験と言い換えることもできます。今後の返済にもとても役に立つはずです。
アコムおまとめローンのデメリット
アコムのおまとめローンにはメリットも多いのですが、知っておくべきデメリットもあります。
銀行カードローンのおまとめはできません
これは大きな注意点なのですが、アコムのおまとめローンで借り換えができるのは「貸金業者債務の借換え」となっていて、銀行カードローンの負債をおまとめすることはできません。
おまとめローンの対象となるのは貸金業者からの借り換えのみなので、他にもクレジットカードのショッピング枠でお買い物をした金額の借り換えなども不可となります。
カードローンのような自由な借り入れはできません
アコムのおまとめローンは返済専用のローンになりますので、カードローンのように限度額の範囲内で借り入れ・返済を繰り返すという使い方はできません。
借りたお金は全額他社への返済に充てられることになります。
基本的にはアコムが既存の借り入れ先に振込で返済をします。どうしてもアコムからの返済ができない場合は現金を借りることができますが、全額返済をしたことを証明できる他社清算証明書類の提出を求められることになりますので他のことには使えません。
毎月の返済額を減らしすぎると完済までの期間が長くなる
これが最も大きなデメリットというか注意点になるのですが、毎月の返済額は減らし過ぎないようにしてください。
返済負担を減らすために毎月の支払い金額を下げてしまうと、確実におまとめローン前よりも返済総額が増えてしまうことになります。
返済シミュレーションで確認してみましょう。
アコムおまとめローンの返済シミュレーション
例えば、現在以下のとおり借り入れを行なっているとします。
<現在の借り入れ状況>
A社 | B社 | C社 | |
借入額 | 50万円 | 60万円 | 40万円 |
金利 | 18.0% | 18.0% | 18.0% |
毎月の返済額 | 13,000円 | 18,000円 | 12,000円 |
返済期間・回数 | 4年10ヶ月・58回 | 3年11ヶ月・47回 | 3年11ヶ月・47回 |
返済総額 | 745,035円 | 832,867円 | 555,236円 |
利息 | 245,035円 | 232,867円 | 155,236円 |
毎月の返済額の合計は43,000円、支払う利息の合計は633,138円になりました。
返済期間は最長で4年10ヶ月(58回)になっています。
この合計150万円をアコムおまとめローン(借換え専用ローン)で借り換えて、毎月35,000円の返済で返済すると次のようになります。
借入額 | 150万円 |
金利 | 15.0% |
毎月の返済額 | 35,000円 |
返済期間・回数 | 5年2ヶ月・62回 |
返済総額 | 2,146,757円 |
利息 | 646,757円 |
まず、借入額が100万円を超えると、金利は必ず15.0%以下になります。
これは利息制限法という法律で設定されているものなので、どの金融機関で借りても15.0%を超えることはありません。
<参考>利息制限法による上限金利
借り入れ金額(カードローン限度額) | 上限金利(実質年率) |
10万円未満 | 20.0%まで |
10万円以上から100万円未満 | 18.0%まで |
100万円以上 | 15.0%まで |
しかし、せっかく金利が下がったのに、返済期間が4ヶ月も長くなり利息も13,619円増えてしまいました。
これは、毎月の返済額を減らしすぎてしまったためです。
カードローンもおまとめローンも、利息は日割りで増えていくので、借り入れ期間が長いほど利息が増えるのです。
おまとめローンで借りられたということに安心して、借り換え後すぐに返済額を減らしすぎるのは避けたほうが良いでしょう。
借り換え後も、これまでと同じように43,000円の返済を続けた場合は以下のようになります。
借入額 | 150万円 |
金利 | 15.0% |
毎月の返済額 | 43,000円 |
返済期間・回数 | 3年10ヶ月・46回 |
返済総額 | 1,973,060円 |
利息 | 473,060円 |
これまでと同じ43,000円を返済した場合、返済期間は1年も短くなり、利息は16万円も安くなりました。
利息を抑えられるのももちろん嬉しいのですが、返済期間が大幅に短縮されることが気持ちを前向きにしてくれるのではないでしょうか?
しばらく返済を続けて借入額が減ってきたら、返済額を多少減らしても計画的に返済していくことができるでしょう。
なお返済計画はアコムのオペレーターに相談しながら設定することもできるので、無理のない金額で、しかし減らしすぎることがないようにしましょう。
アコムおまとめローン申し込みの流れ
アコムのカードローンはインターネット申し込みが便利なのですが、おまとめローンはインターネットで申し込むことができません。
また、アコムのおまとめローンの契約には来店も必須となります。
手順1:アコムフリーコールに相談をします
アコムフリーコール(0120-07-1000)に電話をかけて、おまとめローンに申し込みたいことを伝えます。アコムのおまとめローンの説明と必要書類などの案内がありますので、しっかり確認しておきましょう。
手順2:自動契約機(むじんくん)または店頭窓口で申し込みをします
必要書類を持ってアコムの自動契約機(むじんくん)または店頭窓口に行って、おまとめローンの申し込み手続きを行います。
手順3:審査が行われます
アコムの審査が行われますので、店内で待ちます。
※在籍確認も行われます。
審査結果は早ければ1時間程度でわかります。
手順4:融資が実行されます
融資は他社への返済という形で行われます。
原則としてアコムが各社に振込で返済を行いますので、振込先情報や返済日当日の返済額をアコムに伝えることになります。(振込元の名義人名はアコムではなく利用者名義となりますのでご安心ください)
自分で返済する必要がある場合は、返済後に清算したことを証明する清算書類を必ずアコムに提出します。
他社への返済はどうやって行われるの?
借り入れ金額は、原則としてアコムが振込で他社へ返済を行います。
ただ、消費者金融同士につながりはありませんので、自動的に返済が行われるわけではありません。
返済に必要な情報と金額を利用者がアコムに伝えてアコムから返済が実行されることになります。
返済先の金融機関、口座番号、名義人名、返済日当日の返済総額などを自分で確認してアコムに伝えて振込で返済を行なってもらいましょう。
どうしても自分で返済をしないといけない場合は、返済したことを証明する清算証明書をアコムに提出することになります。
アコムおまとめローンの必要書類
アコムおまとめローンの必要書類は、
・本人確認書類
・収入証明書
になります。
本人確認書類 | 収入証明書 |
・運転免許証 ・健康保険証 ・パスポート ・マイナンバーカード |
・源泉徴収票 ・確定申告書 ・税類通知書・所得(課税)証明書 ・給与明細書 |
借り入れ希望額に関係なく収入証明書の提出が必須になっていますのでご注意ください。
また、アコムへの返済を口座振替で行う場合は、
・引き落とし口座情報がわかるもの(通帳など)
・引き落とし口座の銀行届出印
も必要となります。
契約時に必要なものはアコムフリーコール(0120-07-1000)に電話をかけた際に案内がありますので、不明点があった場合はしっかり確認しておきましょう。
アコムおまとめローンも在籍確認はある?
アコムのおまとめローンでも、審査では在籍確認が行われることになります。
すでに他社から借り入れをしたことがある人はご存知かと思いますが、アコムの在籍確認は基本的には勤務先への電話で行われることになります。
※アコムでは基本的に審査時に職場への電話連絡を行わない方針に変更になりましたが、審査で必要と判断された場合は実行されます。
アコムの在籍確認が実施される場合・・・
アコムの社名は名乗らずに個人名で電話がかかってきて「田中と申しますが、○○さんはいらっしゃいますか?」という形で在籍を確認されます。
おまとめローンの在籍確認は、アコム自動契約機(むじんくん)または店頭窓口に来店している時に実施されるので自分が対応することはできませんが、電話に出てくれた人が「○○は不在です」「○○はただいま席を外しております」などと回答してくれれば通過することができます。
ただ、勤務先によっては個人名でかかってくる電話には在籍を伝えてもらえないこともあります。
電話による在籍確認が難しい場合は、アコムに相談をしてみてください。
アコムおまとめローンの返済方法
アコムおまとめローンで他社への返済が完了したら、今後はアコムに返済を行うことになります。
アコムの返済方法は、
・アコムATM返済
・口座振替返済(自動引き落とし)
・提携ATM返済
・振込返済
・店頭窓口返済
の6種類が用意されているのですが、便利な返済方法は、インターネット返済・アコムATM返済・口座振替返済(自動引き落とし)・提携ATM返済になります。
おすすめの返済方法はこちらです!
希望の方法 | おすすめの返済方法 | 手数料 |
手間をかけずに返済したい! | 口座振替返済 | 無料 |
手数料をかけずに返済したい! | インターネット返済 | 無料 |
アコムATM返済 | 無料 | |
コンビニから返済したい! | 提携ATM返済 | 1万円以下の返済:110円 1万円超の返済:220円 |
振込みやATMで返済をするのが面倒な方は口座振替がおすすめです。
ただ、アコム口座振替の返済日は「毎月6日」に限られてしまいますので、お給料日が月の半ばの方などは残高不足に注意が必要です。
ご自分の収入や生活に合わせて返済しやすい方法を選ぶと良いでしょう。
アコムおまとめローンの審査基準は?審査に落ちやすい人は?
アコムのおまとめローン(借換え専用ローン)について見てきましたが、審査に通らないことには借り入れをすることができません。
しかし、アコムのおまとめローンの審査は甘くはありません。
おまとめローンはすでに多重債務状態の人に融資するローンなので、審査難易度は低くはないのです。
アコムおまとめローン審査に落ちやすいのは以下に該当する人になります。
収入が安定していない
アコムおまとめローンの返済は、毎月1回行うことになります。
会社員の方など、月に1回決まった日にある程度同じ金額のお給料をもらっていて、安定した収入がある人は問題ありません。
しかし自営業で収入が不安定な場合などは審査が不利になります。
この場合も確定申告書で収入を証明できれば十分に審査に通過できる可能性はありますが、転職したばかりで収入証明書を提出できない場合は融資してもらえない可能性もあります。
ブラックリスト状態の人
アコムのおまとめローンの借り入れ額は高額になることもあるので、ブラックリスト入りしている人はまず審査に通りません。
例えば、
・カードローンの返済を長期延滞したことがある(目安は2〜3ヶ月以上)
・カードローンの返済がどうしてもできずに保証履行が行われた(代位弁済)
・カードローン業者から強制解約されてしまった
・債務整理をした
などの心当たりがある場合は、絶望的と言っても良いくらい圧倒的に審査が厳しくなってしまいます。
審査では信用情報も照会されるので、アコムの延滞だけでなく他社カードローンの延滞、クレジットカードの支払い遅延なども審査落ちの原因になります。
アコムで延滞したことがある
アコムの利用履歴は、アコムの社内に半永久的に記録されることになります。
そのため、過去にアコムで何かトラブルを起こしたことがある場合も、審査に悪影響を及ぼすことになります。
貸金業社からの借り入れ件数が多い(5社以上など)
おまとめローンは複数の借り入れを一本化して、借金返済の負担を減らすためのローンですが、あまりにも借り入れ件数が多いと審査落ちの原因になります。
これは、アコムでおまとめローンを融資してもらっても返済不能になってしまう可能性が高いためです。
すでに貸金業者から5社以上の借り入れがある場合などは、審査に通る可能性は限りなく低いと思っておきましょう。
なお、アコムおまとめローンで借り入れの対象になるのは貸金業者からの融資のみなので、銀行カードローンはカウントされません。
アコムおまとめローンのよくある質問
アコムおまとめローンのちょっと気になる疑問点を、よくある質問で見ていきましょう。
アコムを利用したことがなくてもおまとめローンで借りられる?
おまとめローンの申し込み条件としては、アコムを利用したことがない人でも申し込み可能なのですが、現実問題としてはアコムで借りたことがない人は審査通過が厳しくなります。
繰り返しになりますが、おまとめローンはすでに借り入れがある人向けの融資なので、返済能力がわからない人には融資しにくいというのがカードローン業者の本音なのです。
ただしこれはアコムだけのことではなく、どの金融機関でも1度も利用したことがない人への融資は厳しくなります。
現在借りている金融機関がおまとめローンを提供しているようなら、まずはそちらから検討してみた方が良いでしょう。
おまとめローンで借り換えたら他社解約しないとダメ?
A社・B社・C社から合計150万円借りていて、おまとめローンで返済した場合、この150万円の借り入れ枠はまたいつでも借りられる状態になります。
この復活した借り入れ枠に関して、解約をしなければならないという強制力はありませんが、解約をすすめられることになるでしょう。
「借り入れ枠を残しておけると、いざという時に安心なんだけど・・・」と思う人もいると思いますが、できれば解約してしまった方が良いですよ。
確かに、本当にお金に困ってしまいそうな時には安心なのですが、1万円だけ借りようと思っていたのに、ついつい3万円借りてしまった・・・など、気がついたら借金が膨らんでしまうこともあります。
こういったことにならないように、完済してしまった借り入れ枠はなるべく早く解約してしまうことをおすすめします。
おまとめローンの増額、追加はできる?
おまとめローンの増額、追加融資は不可となっています。
アコムおまとめローンで借りられる限度額は、既存の借り入れ残高と同じかそれ以下になり、自由に使うお金として借りることはできません。
おまとめローンは返済専用の借り入れになるので、カードローンのように限度額を増やす増額審査を受けたり追加融資を受けることはできないようになっています。
クレジットカードのリボ払いもおまとめできる?
クレジットカードのリボ払いはアコムのおまとめローンで一本化することはできません。
リボ払いはクレジットカードのショッピング枠を利用して行う支払いなのですが、このショッピング枠はアコムおまとめローンの対象外となります。
クレジットカードの利用分をアコムおまとめローンで一本化できるのは、キャッシング枠で借りている金額のみとなります。
おまとめローンで元金を減らすことはできないの?
この点は絶対に勘違いしてはいけないところなのですが、おまとめローンで元金を減らすことはできません。
借り換え後は利息を減らすことは可能なので、返済総額を減らすことはできます。
しかし、減っているのは元金ではなく利息分です。
ここを勘違いして新たな融資を受けてしまったり返済額を減らしてしまうと、元金の返済ペースが遅くなってしまい利息の負担がかえって増えてしまいます。
元金そのものを減らしたい場合は、債務整理を検討してみてください。
債務整理には「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」があり、それぞれの借り入れ状況と希望に合わせて適した方法があります。
借金問題の相談、債務整理相談は無料で受け付けている弁護士・司法書士は全国にたくさんいらっしゃいますので、まずは無料相談を受けてみると自分にとってベストな解決方法が見つかるでしょう。
アコムおまとめローンはどんな人に向いている?(まとめ)
複数の借り入れをアコムのおまとめローンで借り換えることができたら、返済負担を減らすことができることがわかりました。
しかし、アコムのおまとめローンにはいくつかの注意点や制約がありますので、借り入れがある全ての人に向いているわけではありません。
特に気をつけたいのが、既存の借り入れ先が銀行カードローンの人やクレジットカードでお買い物をした支払いの負担を減らしたい人です。
アコムおまとめローンの対象になるのは貸金業者からの借り入れのみなので、銀行カードローンとクレジットカードショッピング枠利用分(リボ払いも含む)は対象外です。
この点を踏まえると、アコムおまとめローンに向いているのは、
・金利18.0%で複数の消費者金融から借りている人
・クレジットカードのキャッシング枠でも借り入れがある人
と言えそうです。
いずれにしてもアコムおまとめローンで借り換えをしたら、あとは完済するまではお金を借りないことを肝に命じて、コツコツ返済していきましょう。
アコムのおまとめローンも借金のひとつなので、覚悟を持って借り入れをすることが大切です。
このサイトの監修者・専門家

