塩洗顔で実感した効果と正しいやり方・頻度・注意点
塩洗顔とは?ニキビや毛穴の黒ずみ、くすみなどお肌への効果の解説、塩洗顔の正しいやり方、オリーブオイルなどに混ぜるなどの応用編、使用する塩、洗顔する頻度・回数などの説明と、私が塩洗顔にチャレンジした際のレビューを公開します。
安くて美肌効果抜群の塩洗顔とは?
塩洗顔とは、その名の通り「塩」を使って洗顔するスキンケア方法です。ハリウッド女優として活躍するアマンダ・セイフライドが実践する洗顔方法として、塩洗顔は海外セレブたちの美しさに憧れる女性達から注目されるようになりました。
アマンダの塩洗顔方法は、週に1回、いつもの洗顔料に塩を混ぜ合わせて洗顔するスキンケア方法で、とても手軽で継続しやすい点も人気を集める理由となっています。
手軽に始められる塩洗顔のメリット
塩洗顔のメリットは、準備する材料が「塩」のみなので、手軽に始められるスキンケア術です。1回の洗顔で使用する塩の量は少ないため、高い費用をかける事なく、とても経済的で安く済むところが魅力的です。多くの人は、調味料として自宅に塩が常備されているため、改めて購入する手間も省け、誰でも簡単に実践することが可能です。
塩洗顔のデメリット
塩洗顔のデメリットは、傷口に塩が付着すると肌がしみるため、顔に傷や炎症がある場合には、強い刺激を感じる事になります。そのため、ムダ毛をカミソリや脱毛機で処理した直後は、肌の表面がダメージを受けているため、塩洗顔の使用はおすすめできません。
また、肌がデリケートな方は、塩が溶けていない状態で使用すると肌への摩擦が大きく、敏感肌の方は刺激となります。かゆみや赤みを伴ってしまう恐れがありますので、塩洗顔は回数や頻度に注意し、お肌のコンディションに合わせたケアが必要があります。
塩洗顔の正しいやり方は?基本の作り方とアレンジ方法
塩洗顔のやり方は、主に塩の粒子を残した状態で洗顔する「塩ペースト」と塩をお湯で溶かして洗顔をする「塩水」の方法があります。普通肌、脂性肌の方はスクラブ効果が高い塩ペーストによる塩洗顔、敏感肌やアトピー肌など、デリケートな肌質の方は塩水による塩洗顔を行いましょう。
塩ペーストによる塩洗顔で用意するもの&洗顔手順
塩ペーストによる塩洗顔で用意するものは、小さじ1杯程度の塩のみです。
①手のひらに塩を乗せます。
②手のひらに乗せた塩に少量のぬるま湯を加えてペースト状にします。
③塩ペーストを肌に伸ばしていきます。
④クルクルと円を描くように優しくマッサージをします。
⑤肌が温かくなってくるのを感じたらぬるま湯でキレイに洗い流します。
塩ペーストで洗顔をするときは、絶対に力を入れてマッサージをしないようにしてください。塩ペーストはキメが粗いため、力を入れると肌への摩擦が大きくなります。肌トラブルの原因となるため、優しく撫でるようにペーストを伸ばすようにしてください。
塩水による塩洗顔で用意するもの&洗顔手順
塩水で塩洗顔をする場合に用意するものは、塩小さじ1杯と洗面器のみです。
①洗面器に38度程度のぬるま湯を入れます。
②ぬるま湯に小さじ1杯程度の塩を加えます。
③よくかき混ぜて塩を溶かします。
④海水を使って肌に浸透させるイメージで洗顔をします。
⑤通常のぬるま湯で洗い流します。
塩を溶かすと見た目には、塩が入っている事がわかりませんが、少しお湯が柔らかい感触になります。塩ペーストよりもスクラブ効果は減少しますが、デリケートな肌質には肌に優しいためおすすめです。
塩洗顔をアレンジ!プラスαで美肌効果をアップ
塩に材料を+αさせて美肌力を高めるアレンジ方法をご紹介します。普通の塩洗顔ではもの足りない方は、是非試してみましょう。
塩+卵白でフェイスパック
卵白には、天然由来の界面活性作用があるため、皮脂汚れを落とす働きがあります。また、殺菌作用のリゾチーム、保湿成分のアルブミンなども含まれているため、塩に卵白を加えることで、美肌力に優れたパックが作れます。ニキビ肌や毛穴の黒ずみが気になる方におすすめのアレンジ方法です。
【準備するもの】
・塩1カップ(約150g)
・卵白(卵1個分)
・タッパー
【作り方】
①タッパーに塩を入れます。
②塩に卵白を加えます。
③スプーンなどを使ってよく混ぜ合わせます。
④冷蔵庫で1時間程度寝かせます。
⑤シャーベット状になったら卵白塩パックの完成です。
【使い方】
卵白塩パックを適量すくい、気になる部位に塗布します。手のひらで優しくなでるように広げていきますが、肌への吸着力は低いため、お風呂に入る際に使うのがおすすめです。30秒程度パックをしたら、ぬるま湯でキレイに洗い流せば卵白塩パックの完了です。
卵白塩パックは、冷蔵庫で約1週間保存することが可能です。顔だけではなく、ボディケアとしても使えるため、余ったパックは腕や脚などのスキンケアにも使いましょう。角質が落ちてスベスベの肌に仕上がります。
塩+オリーブオイルでマッサージ
オリーブオイルは、保湿効果や血行促進作用に優れています。塩洗顔では、お肌の乾燥が気になると言う方はオリーブオイルを加えてみましょう。
【準備するもの】
・塩小さじ1杯
・オリーブオイル大さじ1杯
【作り方】
①容器に塩を入れます。
②オリーブオイルを加えます。
③よく混ぜ合わせます。
④まんべんなくオイルが混ざり、薄い緑色になれば完成です。
【使い方】
①オリーブ塩パックを手のひらにのせ、少量ずつ肌に乗せてマッサージをするように、パックを肌に馴染ませていきます。
②全体にパックが行き届いたら、ぬるま湯でよくすすぎ洗いをしてください。油分が残りすぎると肌荒れの原因となるので、しっかりと洗い流すようにしましょう。
塩洗顔と比べてしっとりとした肌に仕上がりますが、皮脂が出やすい方は、肌が脂っぽくなりやすいため注意してください。夜にオリーブ塩パックを行うと翌朝の肌がふっくらとし、肌にハリが出た事を感じます。
使用感や効果をレビュー!塩洗顔をやってみた感想
塩洗顔の使用感や効果など、実際にやってみた感想をレビューします。
スクラブ効果がある塩ペーストで塩洗顔した感想
塩ペーストでの塩洗顔は、塩が肌にしみて痛そうなイメージがありましたが、実際にやってみると塩のザラザラとした質感が気持ち良かったです。塩ペーストを肌に馴染ませていくうちに、ポカポカと肌が温かくなるのを感じました。洗顔後は、驚くほど肌がツルツルになり、気になっていたザラつきがなくなりました。
しかし、私は肌が弱いためか、痛みなどはないのですが、塩洗顔後に小さな赤いブツブツが出てきてしまいました。発疹は1日で消えましたが、塩洗顔を行ってから、どちらかと言えば肌の調子は良いため、「好転反応」の可能性があるのではないかと思いました。好転反応は、デトックス作用が高い時に、一時的に肌荒れのような症状を引き起こします。
肌に優しい塩水で塩洗顔した感想
塩水での塩洗顔は、お湯で洗顔する感覚に近いため、肌への刺激が全くありません。角質の落ち具合は、塩ペーストの方が効果が高いのですが、塩水でも肌がしっとりと仕上がります。洗顔後は、少しだけ血行が促進されるような感じがして、サッパリとした洗い心地です。塩洗顔に肌トラブルが起きることもなく、安心してスキンケアに取り入れる事ができます。
塩洗顔後の肌への変化・感じた効果
塩洗顔は、本当に1回のケアでも肌がしっとりとなめらかになる事に驚きました。顔だけではなく、全身のボディケアに使う事ができます。また、個人的に手の湿疹に悩まされていたのですが、塩洗顔で手を塩水につける事が増え、湿疹の症状が良くなりました。
小さな膿が沢山溜まっていたので、塩が肌にしみる事もありましたが、膿が消えて角質が剥がれ落ちるスピードが速くなり、どんどん健康な素肌になっていきました。私は塩が持つ殺菌力の高さを実感できたので、ニキビ肌やアトピー肌の方も、塩洗顔で肌の症状が回復する可能性は十分にあると実感できました。
肌トラブルに要注意!塩洗顔を行なう上での注意点
塩洗顔を行う上での注意点をまとめました。正しい塩洗顔の方法でスキンケアを行い、肌トラブルを引き起こさないように気を付けましょう。
塩洗顔の頻度・回数は?毎日しても良いの?
塩洗顔はピーリング効果があるため、毎日のスキンケアに取り入れると肌への負担が大きいため、1日に1回、週に1回程度の頻度で十分です。角質が取れ過ぎると敏感肌の原因に繋がるため、やりすぎに注意してください。
塩洗顔をするときは普通の洗顔は必要?
塩洗顔は、汗やホコリを洗い流してくれるため、塩洗顔の後に通常の洗顔をする必要はありません。しかし、塩洗顔にはメイク汚れを落とすためのクレンジング効果はありません。メイクをしている方は、必ずクレンジングでメイクを落としてから、塩洗顔を行うようにしましょう。
美肌力を高める塩洗顔をした後のアフターケアは?
塩洗顔をした後は、アフターケアで肌を整える事により、美肌力が高まります。塩洗顔をした後は、角質や皮脂汚れがキレイに落ち、美容成分が浸透しやすい時です。保湿効果に優れた化粧水や美容液を使う事で、肌の奥まで潤いを与えることができます。
美肌力を高めるビタミンC誘導体やαアルブチン入りの美容液やフェイスマスクでパックを行えば、エステサロンに負けないスペシャルなスキンケアが自宅で手軽に行えます。
塩洗顔に使う塩は何でもいいの?
スーパーの食品売り場には、沢山の塩が販売されています。塩の種類は、大きく分けて天然塩と精製塩があります。天然塩は自然の恵みを活かした製法のため、ミネラルを豊富に含んでいます。
精製塩は不純物を取り除き、塩化ナトリウム99.5%以上の塩となります。お肌に良い効果をもたらすカリウム、マグネシウム、カルシウム等のミネラル分が含まれていないため、美肌力を高めるなら「天然塩」を塩洗顔に使うのがおすすめです。
精製塩と天然塩の見分け方
塩のパッケージデザインは、見た目では精製塩と天然塩の違いがわかりにくい商品が多いため、パッケージ裏に記載されている栄養成分表示を確認しましょう。塩化ナトリウム99.5%以上という記載があれば精製塩です。マグネシウム、カリウム、カルシウムの表示があるものは、ミネラル分が残っている塩になります。精製塩と天然塩は、精製法が異なりますが、精製方法にはさまざまな種類があるため、栄養成分をチェックするのが1番わかりやすいです。
塩洗顔でヒリヒリした場合の対処法
塩洗顔で顔がヒリヒリと痛む場合は、肌がデリケートな状態になっていると言えます。ニキビの炎症や傷がある時は、ヒリヒリしやすいため、肌への刺激が少ないぬるま湯に溶かした塩水の塩洗顔を行うようにしましょう。
それでも刺激が気になる場合は、顔に付着した塩分を洗い流す事で痛みを抑えられます。ぬるま湯ですすぎ洗いを何度か行えば、ヒリヒリとした痛みが落ち着いてきます。
塩分をキレイに洗い流した後は、使い慣れている自分の肌に合った化粧水で肌を整えてください。お肌の乾燥は、敏感肌を悪化させる原因となりますので、保湿ケアをする事でヒリヒリ感が和らぎます。