パークホテル東京 アートラウンジ アフタヌーンティー“マジカルアートツアー”口コミ
東京発の“デザインホテルズ”である汐留の「パークホテル東京」は、館内がアートで満載!
今回はパークホテル東京のアートラウンジで供されるアフタヌーンティーに、パークホテル東京ならではの客室“アーティストルーム”見学がセットになった“マジカルアートツアー”に参加して参りました。
アフタヌーンティー“だけ”ではもはや物足りない方も満足させるプランは必見!
パークホテル東京とは
汐留に建つビルの中でもひときわ目立つ汐留メディアタワー。パークホテル東京はこのビルの25階~34階にあります。
建物の中心は10階分が吹き抜けになっており、天井はガラス張り。中庭のようになったアトリウムには自然の光が差し込み、その日の天気や時間の移り変わりを感じることができる仕様。
モダンでアーティスティックな空間をデザインしたのは、ヨーロッパ・アフリカ・アジアで多くの建築を手掛け、日本では大崎サウスゲートシティを設計した、フレンチコンテンポラリーの建築デザイナー フレデリック・トマ氏。
東京タワーを含む東京都心の風景を一望できるフロントは、お天気が良ければ富士山までも望むことができます。
チェックイン時に、まさに“東京”を実感できるようにあえてこの場所に造られているのです。
パークホテル東京は、2013年の開業10周年を機に、“日本のおもてなし”を発信する新しいコンセプトとして“日本の美意識が体験できる時空間”を掲げ、他のホテルにはない、古来から現代にいたる日本のアートに着目し、季節を巡るアート作品の展示やイベント、販売を行っています。
そして今回ご紹介するパークホテル東京の“客室そのものがアート”なアーティストルームの作成。
他にはない、斬新なコンセプトとアーティスティックな空間には海外のファンが多く、お客様の8~9割は海外からだそうです。
パークホテルの取り組みは、インバウンド市場の日本の魅力を増加させるものとしてジャパン・ツーリズム・アワードの国内・訪日領域の「領域優秀賞」を受賞しています。
パークホテル東京「アートラウンジ」
パークホテル東京のアートラウンジは、25階のアトリウムの中心に設けられたラウンジ。
朝食からランチ、喫茶、夜はディナーやカクテルを楽しむことができるオールデイダイニングです。
アフタヌーンティーの時間は、天井から柔らかな光が差し込み、まるで気候の良い時に屋外の公園でくつろぐような空気が漂っています。
ロビーでは日本の四季を楽しむ展示会「アートカラーズ」が年に4回行われ、季節ごとに作品をテーマとしたメニューが楽しめるというのもポイント。
この時は画家の金丸悠児氏の作品を集めた『金丸悠児 WILD PLANET ―セイメイの春―展』が開催されていました。
通常のアフタヌーンティープランは13時から15時まで。(17時からはハイティーが楽しめます。)
そして今回は、パークホテル東京ならではの客室、31階に31室、日本を代表するアーティストたちがそれぞれの個性を活かして作りあ上げた部屋「アーティストルーム」の見学の後、アフタヌーンティーを楽しむ“マジカルアートツアー “に参加。
宿泊しなければ見ることができない、パークホテルならではのアート空間をフロア専門のアートコンシェルジュの解説付きで楽しむことができます。
平日限定なのですが、アフタヌーンティーの初めにシャンパンサービスがあったり、茶葉交換オプションがあらかじめついているなどお得なプランなのです。
13:00~15:00 お一人様3800円(税・サ込 予約は2名以上から)
紅茶・ハーブティー・コーヒーの中から1種類選びます
茶葉交換のオプションは追加料金1200円(税・サ込)
※1日前16時までに要予約
・マジカルアートツアー(平日のみ)
12:30~ 13:00~ 13:30~ 14:00~ のいずれか 1日3組限定(2~6名まで)
お一人様 4200円(税・サ込 予約は2名以上から)
シャンパンサービス(お酒が苦手な方はノンアルコール対応可能)あり
茶葉交換フリー
※2日前18時までに要予約
それではいよいよ次項からパークホテル東京“マジカルアートツアー“を紹介して参ります。
パークホテル東京 アーティストルーム見学とアフタヌーンティーがセットになった“マジカルアートツアー”は他にはない画期的で超楽しいプラン!
この項では、実際にパークホテル東京「マジカルアートツアー」に参加して見学したお部屋と、アフタヌーンティーの紹介をいたします。
所要時間は、アーティストルームのツアーが1時間、アフタヌーンティーが2時間、合計3時間程度です。
まず予約時間にラウンジに到着すると、席がしつらえられています。
机の上には、アフタヌーンティーのセットのほかにその時にアートラウンジを彩るアーティストの紹介と、アーティストルームの部屋の解説パンフレットが置かれています。
こちらがアーティストルームの紹介冊子。お部屋を回る際は必携です。
貴重品以外の手荷物は席に置いていくことができます。予約人数が揃ったらツアーに出発です。
アーティストルームのツアー お部屋丸ごとアートはもっと見たくなる
アーティストルームがあるパークホテル東京の31階は、階全体がアート空間。
他のフロアにはない季節ごとのアート展示もされています。つまり、季節をまたいで違うフロアを楽しめるということ。
アートについての解説は、31階専門のアートコンシェルジュがいるので、宿泊された方は、自室だけでなくホテルのアートについて説明を受けたり、他の部屋を見学することができます。
パークホテル東京のアーティストルームは階数と同じ31部屋あるのですが、他の階の部屋数は実は33。2部屋分はギャラリールームとして、アーティストフロア宿泊の方がくつろぐことができるラウンジとなっています。
もちろんここにもアートがあり、ホテル高層階からの眺めを楽しみながらゆっくりすることができます。
アーティストルームのツアーについては、当日の空室を見せていただけるので、その日になるまでどの客室を見ることができるのか、何室見ることができるのかはわかりません。
まるでミステリーツアーのようでちょっとドキドキしますね。
部屋の前には番号のほかに、アートの名前とコンセプト画、そしてアーティスト名が記されています。
こちらは人気の高い「芸者金魚」のお部屋。成田朱希さんによるお部屋です。
アーティストフロアは人気が高く、滞在期間が長い方はホテル内で宿泊部屋を変えて楽しまれる方もいらっしゃるそうです。
色々な部屋を見たい方と、気に入ったアートにじっくり浸りたい方と、どちらのニーズも満たせるようになっています。
芸者を始め、桜やお相撲さんなど、日本的なものを感じさせるアーティスとルームがやはり人気だそうです。
今回は3つのお部屋を回ることができましたので、順番に紹介していきますね。
製作期間最長!“Castle”(城)
まずはこちらのCastle 見ての通りお城をモチーフとしたお部屋です。
中に入ると、一面黒く塗られた壁に、江戸城をモチーフとしたお城が描かれています。
天井も全面塗られており、黒から金に色が変わる格子の配分もお見事。
細部の細かさたるや……
アーティストルームを作成する際は、ベッドなど主要な家具は全て出してまっさらなお部屋の壁に直接絵を描いていくので、
今となっては見えない部分もあったりします。
とにかく、お部屋の中全てがキャンバスなので、こちらのお部屋ではクローゼットの中まで彩色が施されていたり。
この金色の塗り方もすごいですね。塗るだけでも時間かかりそう……と思っていたら、“Castle”(城)のお部屋、製作期間はなんと1年半かかっているそう!
作者の方はホテル内に部屋を用意して宿泊していただくなり、通うなりしてご自身の制作スケジュールをやりくりされるそうですが、細部までのこだわりが本当にすごいお部屋でした。
製作期間最短!“Japanese People”(日本人)
偶然にも、次に訪れたのは、アーティストルームでの制作期間が最短だったというお部屋。
“Japanese People”(日本人)
部屋中に、素描したようにさりげなく描かれているのは、どこか昔懐かしい日本人の日常。
日常の中の「あるある」がちりばめられています。
さらさらと描かれているように見えるのですが、良く見ると皆顔立ちが異なり、それぞれの表情や生活の背景がリアルに浮かび上がってきます。
作者の観察力に脱帽です。
こちらも、隅々まで絵が描かれていますので、どこまで描かれているのか探す楽しみも。そして、このように家具で隠れてしまっている箇所を想像する楽しみもありますね。
このお部屋は2016年8月8日から製作スタートしたのですが、8月24日にはもう客室として提供OKな状態になったそうで、アーティストが制作に費やした時間は実質なんと3日!
アートの才能がある方ってすごいですね……と感嘆。
不思議なキャラクターがお出迎え“Public Bathhouse”(銭湯)
今回の訪問で最後に見せていただいたのは、アーティストの世界観をいかんなく発揮したお部屋。日本の銭湯をモチーフとしたポップでキュートなデザインが特徴。
お風呂に浸かっているのは、この部屋を制作したアーティスト、右田啓子さんの作品には必ず登場する「PONI」という架空の人物(人物……?)
右田さんの作品には必ず描かれる住人達なのだそう。
部屋全体が“銭湯”に見立てられ、タイル張りになった壁と窓も描かれています。
お部屋のあちこちにある“P”は“PONI”のP
窓にも。
そして“銭湯”という題名なだけあって、お部屋のバスルームにも……?
遊び心満載の壁画が!ファンにはたまらない演出ですし、お風呂に浮かべて楽しめるラバーダックも遊び心満載ですね。
部屋を見ていると「もっと他のも見たい!」という気持ちになってくること請け合いです。
この日空室で見ることができたのは3部屋。
訪れたのは平日の水曜日なのに28部屋埋まってるってすごいですよね。人気がうかがえます。
こちらのリンクから全部屋の様子を見ることができるのですが、壁紙の上に直接装飾を施された部屋は、部屋自体がアート作品なので、写真よりも実際に見るほうがまた感動がありますよ。
通常はパークホテル東京に宿泊しないと見ることができないお部屋とフロアを見学できるのはめったにない機会。ぜひマジカルアートツアーを楽しんでください。
パークホテル東京「アートラウンジ」アートなアフタヌーンティーを味わってきました
さて、マジカルアートツアーの感動をおしゃべりしながら、アートラウンジに戻り、これから楽しいアフタヌーンティータイムです!
アートラウンジ「アフタヌーンティー」ドリンク紹介
平日限定のマジカルアートツアー、アーティストルーム見学に加えて嬉しいポイントはスパークリング1杯サービス!
まずは乾杯です。
ちなみに、アートラウンジのスパークリングワインは1杯1,600円なので、平日にアフタヌーンティーをされるのであれば絶対にマジカルアートツアーに参加された方がお得ですよ。
そして茶葉はアートラウンジの名にふさわしく、その名も “ART OF TEA“(アートオブディー)実は、ロサンゼルスのプレミアムオーガニックティーブランドです。
ピエールガニエールといった五つ星レストランやなどで提供されています。
アートラウンジのアフタヌーンティーではこちらのお茶とコーヒーから選ぶことができます。(このほかにコーヒーも)通常のアフタヌーンティープランであればお茶・ハーブティー・コーヒーの中から1種類選び、茶葉交換はオプションなのですが、マジカルアートツアー参加の場合は初めから茶葉交換プランがついています。ここもお得なポイント。
飲み物はお茶18種類・コーヒー4種類から選ぶことができます。
・ブレックファスト
・ダージリン
・アールグレイ
■フレーバーティー
・アールグレイレーム(ベルガモットにフレンチバニラをブレンド)
・ガーデンオブエデン(マンゴーとパッションフルーツの香り高いフレーバーティー)
■白茶
・アモーレティー(バラとラベンダーの香りのホワイトティー)
■烏龍茶
・鉄観音烏龍茶
■ハーブティー
・エジプシャンカモミール
・パシフィックコーストミント
・ルイボス
・ラズベリーネクター
・フレンチレモンジンジャー
・ハイビスカスクーラー
■デザートティー
・アップルパイ(リンゴ・シナモン・ジンジャー・ココナッツとナツメグの組み合わせ)
・バニラベリートリュフ(ホワイトチョコレートとフレッシュクリームがハイビスカスとベリーの酸っぱさと調和)
・レモンメレンゲ(レモンの風味とメレンゲの甘さがレモンパイのような味わい)
・ヴェルベットティー
■グリーンティー
・狭山茶ブレンド
■コーヒー
・コーヒー(ホット/アイス)
・カフェラテ(ホット/アイス)
・カプチーノ
・エスプレッソ
まずはブレックファスト。スッキリとして飲みやすいおいしさです。
日本茶の狭山茶ブレンドは、ちゃんと湯呑に入れてくれます。
ハーブティのブレンドを見せていただきました。こちらはカモミール
黄色が鮮やかでこのまま飾っても絵になりそう。
そしてこちらは、スタッフの方一押しのレモンメレンゲ。
青と赤の色合いが美しいです。
レモンが入っていないように見えますが……
飲んでみるとこれが本当にレモンパイの味がする不思議!レモンなのにシトラス感はあまりなく、バニラっぽいクリーミーさ。ハーバルなお花の甘さを内包した複雑な甘みがポイント
お茶はさすがにどれも美味しいので、ドリンク変え放題にされた方は、ぜひたくさん味わってくださいね。
アフタヌーンティーのスイーツとセイボリーを解説
それではここからお待ちかねの、アフタヌーンティーのスイーツとセイボリーを解説していきます。
まずはアミューズ。
バラの花びらのように盛られたスモークサーモンとキャビア。サワークリームと共に食べます。
シャンパンにピッタリの一品。
アフタヌーンティーならではのスコーンが登場。
スコーンはプレーンとレーズン、
クロテッドクリームとオレンジマーマレード、ブルーベリージャムがついています。
サクッとした歯触りで、生地の目が詰まっていて、ほろほろと口の中で溶ける感じ。
クロテッドクリームとジャムが良く合います。
そして、三段スタンドの登場です!
アートラウンジの三段スタンドなだけに、器も作家物。
載せられているデザートは季節によって内容が変わりますが、この時はイチゴ尽くしでした。
一段目の赤いお皿。キラキラ輝くのは蒔絵。このお皿はなんと漆塗りの木皿で、
鎌倉彫作家 三橋鎌幽氏による”水の皿“。
4種類のスイーツが載せられています。
・イチゴのスパークリングジュレ
・イチゴのプリンアラモード
・ミルフィーユ
・ミニフィナンシェ
二段目はガラスの器。ガラス作家の海藤博氏による“晴レの日”
直線的な部分のない、どことなく暖かみのあるデザイン。
パークホテル東京から見える風景に着想を得て、上下のお皿の色合いや周りの色を透かして写し込む器です。
イチゴのタルトと、
花びらを散らされているのはチーズケーキです。
三段目は黒いお皿。こちらは、陶芸家の佐藤典克氏による“晴レの日”
晴れの日の夜を現しています。キラキラと光るのはパークホテル東京の窓から見える夜景や夕焼けをイメージ。
三人のアーティストの作品が1つの三段スタンドに載せられた、器もアートなアフタヌーンティーです。
ミニ東京ビーフバーガーと
オーガニック野菜スティック。
甘いものだけじゃなく、しっかりとしたご飯ものが用意されています。
好きな順番に食べていきます。
イチゴのプリンアラモード
カラメルが濃厚で、カラメルとプディングに絡みます。フルーツとともに食べるといい感じです。
イチゴタルトは、皮がしっかりサクサクでイチゴたっぶり。
チーズのフロマージュも、まろやかなチーズの風味が食欲を誘います。
甘いものだけでなく、アートラウンジで人気のハンバーガーのミニサイズがあります。
ハンバーガー!お肉も柔らかくてパンズの表面がカリッと中はふわっとしています。
オーガニック野菜スティックは、ディップが濃くて美味しく食べられます。
最後には和菓子も。可愛いパステルカラーの色合い。食べるのがもったいない!
上品な甘さの金平糖を固めた感じ。
パークホテル東京のアートラウンジ。マジカルアートツアーをしっかり堪能しました。
アートも食事もティーも素晴らしく、大変充実した時間を過ごすことができましたよ。
平日限定で2名からというハードルがありますが、ぜひ時間を作って行ってほしいプランです。
ちなみに、アートラウンジは全席禁煙ですが、フロント横にある喫煙室のアートも素晴らしいので、ぜひのぞいてみてくださいね
パークホテル東京「アートラウンジ」営業時間・アクセス方法・予約方法など
連絡先:03-6252-1166
アクセス:
・都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ「汐留」駅直結
・JR山手線、京浜東北線、東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線「新橋」駅徒歩7分
営業時間:月~土 11:30~24:00/日 11:30~22:00
※メディアタワー入口は下記時間は施錠されます。
B2階: 00:55~4:45 3階: 00:25~5:30 (アネックスと繋がる裏口は22:00)
席数:42席
HP:http://parkhoteltokyo.com/lounge/
ドレスコード:スマートカジュアル
WEB予約:
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