スクワランオイルの効果は?スキンケア&ヘアケアした感想
スクワランオイルと他のオイルとの違い、スクワランオイルでスキンケア、クレンジング、ヘアケア、頭皮ケア、ネイルケア、リップケアしてみた感想を書いています。
スクワランオイルを体験!塗り方・使い方を解説
肌に優しいスキンケアが行えると評判のスクワランオイル。美肌をもたらす基本的な使い方・塗り方をご紹介します。
スクワランオイルのテクスチャー&匂いは?
天然オイルの中には、ココナッツオイルやヘンプオイルのように、香りが強いものもあります。しかし、スクワランオイルは無色透明なテクスチャーに、ほぼ無臭のオイルなので、ニオイに敏感な方でも安心して使えます。
また、オイル製品ですがサラッとした使い心地で、ベタつきがないため、オイリータイプの肌質の方にもおすすめです。
スクワランオイルで顔のフェイスケアをしてみた
低刺激で肌に優しいスクワランオイルは、デリケートな顔のフェイスケアにおすすめです。保湿クリームや美容液代わりとして活用しましょう。
フェイスケアに使用する時は、まず丁寧に洗顔したあと、普段通りに化粧水で肌を整えます。その後、スクワランオイルを1~3滴ほど手に取り、肌全体に均一に伸ばしていきます。
少ないようにも思えますが、スクワランオイルは非常に伸びが良いので、1滴でも肌に充分潤いを与える事ができます。乾燥が強いと感じる時は、2~3滴使うようにしましょう。
ポイント使いで重ね塗りをしてもOKですが、オイルを付けすぎると皮脂が過剰になり、ニキビが出来やすくなるので注意してください。
肌にオイルを伸ばしたら、ハンドプレスでオイルを肌に馴染ませます。たったこれだけのお手入れで、肌がすべすべに変わるため実感力の高さに驚きます。
スクワランオイルは、保湿力に優れているので、夜のスキンケアに取り入れれば、翌朝も肌がスベスベに潤っているのでメイクのノリも良くなります。
手やかかとのお手入れにも!スクワランオイルでボディケア
スクワランオイルは、お腹、足、背中など、全身のボディケアとして使う事ができます。フェイスケアと同じように、化粧水やローションで肌を整えてから。
または、お風呂上りに体に水分が付着している時に、スクワランオイルを使うようにしてください。使用する部位の範囲が広い場合は、3~5滴ほど少し多めにオイルを使用しても問題ありません。
こちらはお手入れをする前の手です。全体的に肌が乾燥しています。
こちらがスクワランオイルでお手入れをした後です。1回のお手入れでも肌が潤い、キメが細かくなりツヤが出てきました。
こちらは、お手入れ前のかかとです。冬の時期は乾燥しやすいため、このようにガサガサかかとに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?古い角質を無理に剥がすと乾燥が悪化するため、保湿力と肌代謝に優れたスクワランオイルを使用すれば、ツルツルのなめらかかかとに仕上がります。
こちらはお手入れ後のかかとです。使用前と比べると一目瞭然ですよね。潤いのある柔らかなかかとになりました。乾燥がヒドイ時は、オイルを塗った後にラップでかかとを包み、10分ほどパックをすれば潤いがアップします。
スクワランオイルでクレンジング!メイクを落としてみた
スクワランオイルは、オリーブオイルやホホバオイルなど、植物系の天然オイルと同じように、メイク汚れをキレイに落とす事ができます。保湿力にも優れているので、肌負担が少ないクレンジングが行えます。
こちらはクレンジング前の状態です。
スクワランオイルを手のひらに3滴ほど取り、メイクとオイルを馴染ませるようにクルクルと指先で円を描きながら、メイク汚れを浮かします。強くこすらず、優しく撫でるだけでメイク汚れが浮いてきます。
メイクが浮いてきたら、ぬるま湯で洗顔をして乳化させた後、しっかりオイルを洗い流します。クレンジング後は、通常の洗顔を行ってください。
こちらは、スクワランオイルを塗り、ティッシュオフをした状態です。こんなにキレイにメイクが落ちるので、部分的にメイク直しをしたい時にもおすすめです。アイメイクなどメイクが濃い場合でも、オイルをよく馴染ませるだけでメイクが浮いてくるので、力を入れずにクレンジングする事がポイントです。
洗浄力が強いクレンジング剤とは異なり、クレンジング後でも肌のツッパリは全くなく、しっとりとした肌に仕上がります。
スクワランオイルでウルウルの唇に!リップケアをしてみた
唇のカサつきを改善したい方は、スクワランオイルでリップケアを行いましょう。やり方はとっても簡単です。
こちらは、お手入れをする前の唇の状態です。スクワランオイルを指先に1滴ほど取り、唇に優しくオイルを伸ばしていきます。このままでも良いのですが、ラップを乗せて10分ほどパックをすれば、さらに唇が潤います。
鼻をふさがないように注意し、オイルを塗った唇にラップを重ねるだけでOKです。ラップが大きい場合は、あらかじめ小さくカットしておくようにしましょう。
リップケア後は、唇が潤いツヤが出てきます。筆者は冬の時期、唇が乾燥しやすいのですが、スクワランオイルでリップケアをした後は、口紅がスルスルとキレイに引けました。
パック後にオイルのベタつきが気になる場合は、軽くティッシュで唇を抑え、余分なオイルを拭き取ってください。気にならない場合は、そのままで問題ありません。
爪のお手入れに!スクワランオイルでネイルケアしてみた
指先が乾燥していると爪が割れてしまいます。スクワランオイルは、指先のお手入れにも使えるので、ネイルケアをして健康的な爪を維持しましょう。
こちらは、お手入れ前の指先です。乾燥して血色が悪い状態です。
指先に少量のオイルを取り、指先を揉みほぐすようにマッサージしながら、オイルを馴染ませれば爪にツヤが出てきます。甘皮処理後のお手入れにもオイルケアはおすすめです。血行も良くなるので、お手入れ前と比べると爪先がピンク色になりました。
スクワランオイルで美髪を作るヘアケア&頭皮ケアしてみた
スクワランオイルで頭皮&ヘアケアのお手入れをすると、髪の毛がサラサラのツヤ髪に仕上がります。
頭皮ケアを行う時は、まず髪の毛を軽くブラッシングしておきます。
そして、スクワランオイルを500円玉大ほど手に取り、頭皮とオイルを馴染ませるように指の腹を使ってよく揉みこんでいきます。
ぬるま湯でサッと髪の毛濡らし、オイルを乳化させます。
その後、いつも通りシャンプー&リンスをすれば頭皮ケアの完了です。
ドライヤーでしっかりと髪の毛を乾かせば、ふんわりとしたサラサラ感とツヤが出ます。スクワランオイルは、天然オイルの中でもベタつかずサラッとしているので、重たい仕上がりになりません。
頭皮ケアではなく、パサつきが気になる時に毛先にスクワランオイルを揉みこみ、丁寧にブラッシングをすれば、髪の毛の潤いが簡単にアップしキレイにまとまります。
スクワランオイルは無臭なので、髪の毛に油臭さが残る心配もありません。
スクワランオイルと他のオイルとの違いは?
スクワランオイルは、オリーブオイルやホホバオイルなど、人気オイルと比べて優れている点はどこなのでしょうか?違いを比較してみました。
スクワランオイルVSホホバオイル
スクワランオイルはスクワレン。ホホバオイルはワックスエステル。人間の体に備わっている成分を含んだ2つのオイルは、肌への浸透性が高く、アレルギーや副作用リスクが低いという特徴があります。
安全性の高さから、医療用の保湿剤としても使われており、どちらも肌への働きかけがよく似ています。
筆者が使い比べて感じた2つのオイルの違いは、スクワランオイルの使い心地は、サラッとした使用感であるのに対し、ホホバオイルはしっとりとしている点です。オイル特有の重たさが苦手な方には、スクワランオイルがおすすめです。
スクワランオイルVSアルガンオイル
ビタミンEのトコフェロールの含有量が高いアルガンオイルはとても人気がありますが、希少なオイルのため、スクワランオイルよりも価格がやや高めです。スクワランオイルは、浸透性が高く肌馴染みが良いため、保湿剤としての働きに優れています。乾燥は、肌の老化スピードを速め、シワやたるみを生み出す原因に繋がるので、乾燥肌の方でエイジングケアを行いたい方は、スクワランオイルを選んだ方が経済的です。
アルガンオイルは、抗酸化作用や血行促進作用に優れているため、シミ、くすみが気になる方、美容液としてフェイスケアに使い方におすすめです。肌の状態や目的に合わせてオイルを選びましょう。
スクワランオイルVSオリーブオイル
オリーブオイル、スクワランオイル。どちらも保湿力に優れた天然オイルです。スキンケアに取り入れる事で、乾燥から肌を守り美肌へと導きます。オリーブオイルは、食用としても人気があり、料理から摂取する事で、体の内側から健康・美容効果を得る事ができます。
しかし、スクワランオイルは食用での販売はなく、すべてスキンケア用のオイルになります。食用としてスクワランオイルの成分を摂取したい場合には、スクワレン配合のサプリメントを使用する必要があります。
スクワレンのサプリメントは、食用のオリーブオイルよりも価格が高いため、食用でインナーケアとして活用するならオリーブオイルがおすすめです。
スクワランオイルVS馬油
古くから万能薬として使われてきた馬油は、美髪へと導くオレイン酸が豊富に含まれています。低価格で肌馴染みも良く、万能と呼ぶにふさわしいオイルですが、馬油は酸化しやすいというデメリットがあります。
スクワランオイルは、酸化に強いオイルなので、長期保存に適しています。酸化しやすいオイルは劣化が早いため、馬油を開封した後は、できるだけ早く使い切る必要があります。
気になる疑問&不安を解消!スクワランオイルのQ&A
肌に優しいスクワランオイルですが、スキンケアとして使用するうえで気になる疑問&不安点をまとめました。
スクワランオイルは油焼けの心配はない?
天然オイルをスキンケアに取り入れる際には、「油焼け」に注意しましょう。油焼けは、酸化したオイルが、シミやくすみなどの色素沈着を引き起こす肌トラブルの1つです。
スクワランオイルの原料であるスクワレンは、非常に酸化しやすい性質があります。しかし、水素を添加したスクワランは酸化しにくいため、スクワランオイルは油焼けしにくいオイルです。
ただし、不純物が多く含まれているスクワランオイル、古いオイルは酸化しやすいので、油焼けを引き起こす可能性があります。そのため、できるだけ品質の良い製品を選び、正しく使うようにしてください。
オリーブスクワランとスクワランオイルの違いは?
スクワランオイルの中には、植物性のスクワランオイルがあります。その多くは、オリーブの種子に含まれるスクワレンから抽出したもので、「オリーブスクワラン」として販売されています。鮫由来のスクワランオイルと比べると純度が低いものの、低刺激で肌に優しく、美肌・浸透性に優れたオイルです。
スクワランオイルは日焼け止めとして使える?
スクワランオイルは、酸化しにくく油焼けをしにくいオイルですが、日焼け止めとしての効果はありません。紫外線からのダメージを受けないわけではないので、日焼けが気になる時は、UVケア用のオイルを使用してください。
スクワランオイルはどこに売っている?
スクワランオイルは、ドラッグストアなど身近なお店から、アマゾン、楽天など便利な通販サイトにて販売されています。幅広いメーカーで取扱いがありますが、購入時のポイントは、純度99%以上の高い高品質なスクワランオイルを選ぶ事です。純度が高いオイルを選ぶ事で、刺激のない肌に優しいスキンケアが行えます。
スクワランオイルの値段の違いは?
スクワランオイルは、100mlあたり1,000円程度の商品から5,000円近くするものまで、幅広い値段で販売されています。
その価格差の大きな理由は、原料であるスクワレンの違いです。スクワランオイルは、主に鮫由来と植物由来に分けられ、鮫由来のスクワレンの方が希少なため、価格が高くなりがちです。