ソックカールのやり方・コツ・アレンジ
ソックバンの作り方やソックカールのやり方、ゴム跡がつきにくくする方法、髪の毛を痛ませないようにソックカールをする方法、シュシュを使う方法、ソックスを切らないで作るソックカールのやり方などなど、ソックカールを上手にやるコツを掲載しています。
【ソックカールの準備】ソックバンを作る
ソックカールにオススメの靴下は?
☆髪の毛の長さが「ショート~ミディアム」の方
→ハイソックス
ハイソックスはソックス自体に長さがあるので、つま先をカットし丸めた時にソックスが厚くなるので、髪をまとめた時に圧がかかりしっかりカールを作ることができます。
ショートミディアム以外の方でも髪が少ない方やカールがつきにくい方にオススメです。
☆ミディアムの長さの方
→足首までの長さのソックス
ハイソックスを使うと圧がかかりすぎて根元まで巻きつけるのがきつくて難しくなってしまいます。圧がかかる分カールもしっかり出やすくなります。カールをしっかりさせたい方はハイソックスでもいいでしょう。
☆ロングの長さの方
ソックスをカットして使う場合は少しゴムの緩いハイソックスをカットしてソックバンを作るといいでしょう。※少し緩いハイソックスとは着圧のない靴下でゴムがないような途中部分が緩い靴下です(ルームソックスなど)
カットしない場合は、ハイソックスで着圧がある物でもない物でもいいです。
ゴムがないような着圧なしのソックス↓
ソックバンの作り方
ドーナツ状に丸めたソックバンを作るやり方です
<手順>
1.ソックスを用意します。※髪の毛の量や長さが短い方は1つではなく2つ以上作るといいでしょう。必要な枚数を用意します。
2.つま先の部分をカットしますが先にどこをカットするかイメージをしておきます。※できるだけつま先の近くをカットします。土踏まずのところでカットすると丸めた時に緩くなってしまいやすいのでつま先をカットするようにします。
3.イメージした部分にハサミを入れソックスをカットします。
4.カットした部分から丸めていきます。※カットした部分から丸めていかないと糸がほつれてボロボロになり髪に巻きつけた際、使いにくくなるからです。
5.中心に穴が空いた状態になるように丸めていきます。
6.ドーナツ状に丸めたら完成。
ソックカールのやり方
ポニーテールお団子×ソックカール
<手順>
1.髪の毛を手ぐしorブラシで整えポニーテールにします。※結ぶ時にきっちり結ぶより少し緩くなるように結ぶとゴム跡がつきにくくなります。
2.ポニーテールに結んだら、上の記事で作ったソックバンを用意します。※手順はソックバンの作り方を参考にしてください。
3.ポニーテールの毛先をキレイに整え、上に持ち上げます。※キレイに整えないと傷む原因にもなりますし、仕上がりがバサバサのカールになってしまいます。
4.ソックバンをポニーテールの毛先の中間部分に通します。
5.中間部分にソックバンを通したら毛先をソックバンに巻きつけます。※毛先はキレイに整えた状態をそのままキープして巻きつけます。雑に巻きつけてしまうと毛先が変に折れた状態になってしまいキレイなカールを作ることができなくなります。
6.毛先を巻きつけたら、ソックバンと髪の毛をクルクル回し根元まで巻きつけます。
7.短い毛先が出ていないかチェックして、出ているようであれば内側に入れこみます。
8.この状態で早くて1時間ほど遅くて夜寝る前から朝起きてまでこの状態でいます。※1時間でやる場合は毛先を水スプレーなどで軽く濡らしてからやるとカールがつきやすくなります。
9.取るときは、根元からソックバンを逆回しに回すようにしながら取っていきます。※引っ張るように取ってしまうと髪の毛が痛んでしまったりカールがキレイに整えにくくなります。
10.ソックバンを取り、ワックスを髪の毛に馴染ませカールを手ぐしで整えたら完成です。
11.完成。
髪の毛を痛ませないソックカールのやり方
<手順>
1.髪の毛をポニーテールに結びます。
2.ポニーテールにした毛先をキレイに整えます。
3.切っていない靴下をそのままの状態で毛先の中間部分におきます。
4.毛先からソックスに髪を巻きつけます。※毛先は内側に隠して巻くと毛先が表面に出にくくなります。
5.毛先を先に巻きつけたら根元まで巻きつけます。
6.ポニーテールのゴムの根元まで巻きつけたらソックスの端同士を紐を結ぶように結びます。
ソックスを結んだ後↓
横から見たとき↓
7.ソックスの履く側を開き、お団子状になった部分にソックスを被せます。
8.被せたらそのままの状態で就寝します。
9.にソックスを取りカールを整えたらソックカールの完成。
ソックスをお団子状の上に被せることにより髪の毛が寝ている間に摩擦で痛みにくくなるのと、短い毛先が出やすい方は寝ている間に解けて崩れてしまうのを防ぐことができます。ソックスを被せることが難しい場合はシニヨン用ネットを被せてもいいでしょう。
髪が多い方、カールをしっかりつけたい方
<手順>
1.髪の毛を耳から前と後ろに分けます。※左右、耳前と後ろに分ける。
2.サイドの髪の毛はカットしていないソックスを用意し、毛先をキレイに整えて中間から毛先を巻き付けていき根元まで巻きます。
3.反対のサイドの髪も同じようにソックスに巻き付ける。
4.後ろの髪の毛はポニーテールになるように1つに結びます。
5.ポニーテールにしたらソックバンを用意してポニーテールの毛先にソックバンを巻き付けます。
6.そのまま一晩寝てカールを作ります。
髪の毛が多いと1つでまとめることが難しい場合でも3つくらいに分けることで量が少なくなりまとめやすくもなりカールもしっかり作ることができます。
カールを上手く出すやり方
<手順>
1.巻いておいた状態のものを丁寧に外していきます。
2.毛先までカールをできるだけ崩さないようにソックバンを取る。
外した後↓
3.手にワックスをつけ全体に馴染ませたら、カールを下からすくい持ち上げるように髪を持ちます。
4.持ち上げた髪の毛をそのまま揉みこみ、ワックスを馴染ませます。
5.ワックスを揉みこんだら手クシで整えます。
6.手クシで整えたらスプレーをかけて完成です。
7.完成
ゴム跡がつきにくいソックカールの作り方は?
ゴム跡がつきにくい「シュシュ」
<手順>
1.ポニーテールにする時に普通のゴムで結ばずにシュシュを使います。シュシュも小さいものではなく少しボリュームをあるものを使い結びます。
2.シュシュで結んだ後にソックバンを使い根元までお団子にします。毛先を先に巻きつけ中間から根元まで巻きつけます。※ソックバンの使い方はこちらを参考にしてください。
3.シュシュの上に被せるように巻きつけます。※シュシュの上に巻きつけることでソックバンの圧がかかりシュシュが取れにくくなります。
4.このまま放置して完成です。
ゴム跡がつきにくい「スプリングゴム」
スプリングゴムとは、バネのようになっているゴムで少し結び目が弱いゴムです。
パッケージの裏にもあるように結んでも跡がつきにくいです。
パッケージ裏↓
結んだとき↓
ソックバンを髪に巻き付ける↓
※スプリングゴムはゴム跡がつきにくいものですが、絶対付かないと言い切れるものではありません。結び目をキツク結べばゴム跡はついてしまうし、髪質によりつきやすい方もいます。試してみて付かないものを選ぶことをオススメします。
ゴム跡がつきにくい「タオル生地ゴム・ナイロンゴム」
小さい子の髪にも優しく結べるタオル生地でできているゴム。あまりきつく結ばなければゴム跡はつきにくいです。※髪が多い方は少し緩みやすいのであまりオススメしません。
タオル生地ゴム↓
ナイロン生地ゴム↓
ソックスを切らないで作るソックカールのやり方
ゴム跡をつけたくない、髪の毛が多くカールになりにくい方にもオススメ方法。
<手順>
1.後ろは耳の高さから横に分け上下になるように分ける。
2.サイドの部分は耳から前に髪の毛を分けます。※後ろとサイドを合わせて4つのブロックに分ける。
3.サイドの部分の髪の毛をキレイに整えます。
4.髪の毛の中間部分に切っていないソックスをおき毛先をソックスに巻きつける。
5.中間部分を巻きつけたら根元orカールを作りたいところまでのところに向かって巻きつけます。※髪が短い方は、毛先が出やすいのでしっかり圧をかけるように巻きつけるとしっかりしたカールにもできますし崩れにくくなります。
根元に向かって巻く↓
6.根元まで巻きつけたらソックスの端を結びます。※しっかり結ぶとソックスが取れにくくなります。
ソックスを結んだ後↓
結んだ後↓
7.反対のサイドも同じように毛先から巻きつけ、根元に向かって巻きつけます。※巻きつけてソックスを結ぶ前に左右の高さが一緒か確認する。一緒の高さで結ばないと前から見た時にカールの始まりが違って見えてしまいます。
8.後ろの上の部分は髪の毛を上に持ち整えてから、中間の部分から毛先を巻き付け根元まで巻く。下の部分はそのまま整え、中間から毛先を巻き付け根元まで巻く。
9.そのまま時間をおく。
10.完成
ソックカールに関するQ&A
ソックカールを作る時の疑問を解決!気をつけたい点などを細かく説明します。
ソックカールで髪の毛は傷んでしまう?
ソックカールをやることで髪が傷んでしまうことはありません。傷んでしまう原因は間違ったやり方やケアで傷んでしまう可能性はあります。
・間違ったやり方とは?
ソックカールをする際、毛先を巻き込む時に髪の毛をきちんと乾かした状態にしていなかったり、綺麗に整えないままソックカールをすると髪の毛が折れ曲がってカールされたり、毛先がパサパサの状態で形作られたりするのでそれが原因で傷んでしまいます。
綺麗にカールを作りたいのであればドライヤーで乾かしてブローをしてからやるとツヤ感もあるカールを作ることができます。
その他に、カールをしっかり作るために毛先を濡らしてやる方or半乾きでやる方が多いですが、濡れている状態でやる場合は洗い流さないトリートメントが付いている状態でないと毛先のパサつきの原因、傷む原因になるのでオススメしません。
濡れている状態、半乾きでソックカールを作る方は洗い流さないトリートメントをつけてからソックカールをやりましょう。
キレイに整えない状態↓
縮毛矯正をしていてもソックカールはできる?
縮毛矯正をしている方でもソックカールを作ることはできます。カールアイロンではカールを作りにくい方にはオススメのやり方です。ただし、縮毛矯正をかけてすぐ~1ヶ月くらいの方にはオススメしません。
薬剤が定着するまでに時間がかかるので縮毛矯正をしてから1週間は耳に髪をかけるのもNGです。薬が定着する前にカールを作ってしまうと変なクセがついてしまい、せっかくのストレートが崩れてしまいます。
2ヶ月以降であればソックカールにしてもストレートにした髪が崩れることはありません。
ソックカールが上手くできない!何故できない?
ソックカールが上手くできないときは色々な原因があります。髪の毛の量、髪質に対して使うソックスが適切なものでないと上手くカールを作ることができません。
また、ソックバンの巻き方でテンションをかけずに緩くお団子に巻いていくと緩いカールになりやすくソックバンを取った後にカールの持続が続かなくなります。
※髪の毛の質や量で上手くできないとき…
・髪が多くカールが緩い時:ソックスを少し着圧するタイプのソックスに変えてみる。
・髪の毛が少なくカールが細かくなりすぎる時:ソックバンの大きさを太くしてカールの幅を大きくする。ソックバンはルームソックスなどの生地が厚いものを使うと太くなります。
・短い毛が出てきてしまう時:洗い流さないトリートメントを乾いた髪に軽く馴染ませ、髪がまとまりやすくしてからソックバンで巻くと短い毛がまとまったまま巻くことができます。
また、綺麗なお団子にしようとせず、最低でもソックバンにしっかり巻きついていればいいので放射線状に巻き込まなくてもどこかにまとまって巻かれていてもOKです。
・上手く巻き付けられない方:ソックバンのやり方の記事にポイントなど記載しているのでそれを参考にしてみてください。
ソックカールを長持ちさせる方法は?
ソックバンの大きさや太さ、巻き方でも変わってきますし、スタイリングのやり方でも変わってきます。※ソックバンの選び方は上記“ソックカールが上手くできない!何故できない?”で記載しています。
スタイリングでは、ソックバンを外す際にポニーテールのゴムを外す前にある程度カールが束になっている状態の時にワックスを髪に馴染ませてからポニーテールのゴムを取り、全体をほぐしながらカールを整えるとカールがまとまりやすくなり持続もしやすくなります。
ソックバンもゴムも外してからワックスを馴染ませると少しカールがとれた状態でワックスをつけることになるので持続しにくくなってしまいます。
カールが強すぎる場合は全部外してからワックスをつけるとカールが落ち着き、いい状態でカールを持続させることができます。ワックスだけでは持続しない方はハードスプレーをつけるといいでしょう。
※ワックスのつけ方、ソックバンの大きさを変えても持続しにくい方は…
夜のうちに髪全体を軽くカールアイロンで巻き、巻いた後にそのカールの状態のままソックバンに巻きつけるような感じにして、朝ソックバンを取るとカールが固定されるので持続しやすいカールを作ることができます。スタイリング方法は同じ手順です。
<手順>
1.髪の毛を乾かした後にカールアイロンで髪の毛を巻きます。サイドの髪の毛は耳から前に分け巻く。
2.髪の毛を巻いたら、巻いた髪の毛を1つにまとめキレイに整えます。
3.まとめた髪の毛をソックスに巻き付ける。
4.根元まで巻き付ける。
5.根元まで巻き付けたらソックスを結ぶ。
サイドの髪の毛を巻いた後↓
6.後ろは耳の高さから上下に分け、中心から左右に分け内巻きに巻く。
左右巻く↓
7.上の部分も左右に分け内牧に巻く。
巻いた後↓
8.センターから左右に髪の毛を分け、1つずつ1つにまとめる。
9.計4つの束でまとめる。
10.朝ソックスを取り、ワックスを揉みこみ手くしで整えたら完成。
※朝カールがキツイ場合は軽くドライヤーで伸ばせば緩いカールになります。ドライヤーを当てすぎるとストレートに戻ってしまいます。
ソックス以外でカールを作れるものはある?代用品は?
お金をかけずに作るのであれば、ストッキングやアルミホイル、100円均一で購入できるお団子ドーナツ、シュシュがあります。また、ティッシュもできます。ティッシュは、ロングの方では少し難しいですがショートやボブくらいの方であれば可能です。
ティッシュで巻いたとき↓
・ストッキングはソックスと作り方は同じです。ドーナツ状にしてもいいですし、カットしないやり方と同じようにドーナツにしないやり方で使ってもいいでしょう。
・アルミホイルはカットしないやり方と同じように棒に巻きつけるようにして使うといいでしょう。
アルミホイルで巻いたとき↓
アルミホイルの場合は熱の伝導率がいいのでこのままドライヤーを使い温めると時間短縮でカールを作ることができます。
・お団子ドーナツは2種類売っているので自分に合うものを購入して使うといいでしょう。
・シュシュはソックバンと同じように使いますが、ゴムなので伸びすぎて巻き付けても緩くなってしまいやすいのでゴムの大きさが小さいものを選び使うといいでしょう。