渡口の浜と佐和田の浜【伊良部島・宮古島】に行ってきた
宮古島から伊良部大橋でつながる伊良部島(いらぶじま)は、ウミガメも訪れる美しい海に囲まれた島です。
今回の沖縄女子旅は、そんな伊良部島を代表するビーチである「渡口の浜」と「佐和田の浜」をご紹介。下地島に渡る橋の手前にあるビーチで、それぞれお洒落なカフェが目の前なので、ランチタイムも楽しめますよ!それでは参りましょう。
伊良部島・渡口の浜へ行ってみよう!
伊良部島の南西に位置し、下地島に渡る手前にある「渡口の浜」は、800mにも及ぶ白い砂浜が美しいビーチです。(沖縄本島の読谷村にも「渡具知(とぐち)ビーチ」がありますが、ここでは、伊良部島の渡口の浜についてお伝えします)
この項では渡口の浜へのアクセスや海水浴・ランチなどについて解説します。
渡口の浜へのアクセス
渡口の浜があるのは、宮古島から伊良部島に渡り、下地島に渡る手前。
宮古空港からだと車で30分程度です。
「渡口の浜」と一口にいっても、800mに渡って砂浜が広がっているので、東端側と西端側に浜への入口があります。こちらは西側の入口です。
いずれも駐車場がありますので、車を停めることができますよ。(無料)
バスで渡口の浜にアクセスしたい場合は、伊良部島までは、宮古島の平良港から伊良部大橋を渡り、集落を通って渡口の浜の近くまで行く路線バスがあります。
路線図は、こちらのバスマップがわかりやすいです。
共和バスという会社が1日に8本運行しています。こちらの時刻表をご参照ください。(宮古島市HPより。共和バスのHPはありません)
「渡口の浜」への最寄りバス停は「ダキフガー」。
沖縄の言葉で「ダキフ」とは「ダンチク」、と呼ばれる竹のような植物、「ガー」とは「井戸」を差します。昔、この一帯にダキフの群落があり、その中にあった井戸の名前です。宮古島市の指定史跡の近くあるバス亭です。
「ダキフガー」バス停から「渡口の浜」までは歩いて10分程度です。
渡口の浜で海水浴!シャワーやトイレなどの設備はここ
渡口の浜への入り口は東と西に2つあり、このような位置関係になっています。この2つの間に挟まれた砂浜を「渡口の浜」と呼んでいます。
こちらは西側の入口に設けられたトイレとシャワーです。トイレとシャワーは東側(Blue Turtle(ブルータートル)の方)にもありますが、パラソルなどのビーチグッズをレンタルしたい方は、西側に停めましょう。
西側では、伊島観光サービスさんが店舗を出しており、マリングッズのレンタルやマリンツアーの受付をしています。宮古そばなど軽食も食べられますよ。
こちらが西側からの眺め。白い砂浜が、弓なりに弧を描く様子が良くわかります。この時は干潮だったのですが、もう少し潮が満ちてきた方が見るには美しいかもしれません。
下地島に渡る橋が架かる様子も見られます。
こちらは、浜の東側にあるカフェレストラン、Blue Turtle(ブルータートル)の奥から入った渡口の浜。
こちらでは、光の加減や潮の満ち具合もありますが、とても美しい海を撮ることができました。砂はきめ細かくて、裸足で踏んでも大丈夫なくらい柔らかいです。
渡口の浜は、ライフセーバーさんの監視などがない天然ビーチなので、本来の意味での海水浴場ではありません。
一見穏やかに見えますが、離岸流(りがんりゅう)という、沖に向かう潮の流れが強いビーチなので、流れには要注意です。特に気を付けたいのが台風前後。落ち着いたように見えても海の中は荒れている場合があります。
また、海水浴場でないということは、ハブクラゲなどの危険生物防止ネットがないということです。
こうしたことを踏まえて、泳ぐ際は充分に注意をしてくださいね。
お洒落なカフェレストラン「Blue Turtle(ブルータートル)」で渡口の浜を眺めながらカフェタイム
伊良部大橋を渡って左折し、一本道で渡口の浜に向かうルートは、その美しい景観のため、ホテルや別荘、お洒落なカフェレストランなどの開業ラッシュが続いています。
そんな中、渡口の浜の東側の入口の目の前にできたのが、「Blue Turtle(ブルータートル)」
青い亀のトレードマークがひときわ目立つ建物です。
店内はお洒落感満載。
テラス席からは渡口の浜が見えます。オーダー待ちの時間に浜に散策もできちゃいます。
さらに、2階のオープンテラスからはより良い見晴らしが!(時間帯によって解放していない場合もありますので、スタッフの方にお問い合わせください)
カフェメニューはもちろん、カレーやステーキ、魚介類のグリルなど、フードメニューも豊富です。人気は宮古牛のハンバーグやステーキ。
スパイスに厳選したビーフブイヨンを加えて作るブルータートルカレーに、宮古牛のハンバーグをトッピングしたハンバーグカレーをお願いして作っていただきました。
人気メニューの組み合わせは最高に美味しく、絶景と共に楽しめました。
※メニューのアレンジについては、時期によっては受付できない場合もあります
店舗前には海水浴の方も使える市営のトイレやシャワーもあり、フードやドリンクはメニューによってはテイクアウトしてビーチで食べることも可能。
海に入る方にも、入らないで景色を楽しみたい方も、どちらにもおすすめのダイニングバーです。
伊良部島・佐和田の浜へ行ってみよう!
続いては「佐和田の浜」をご紹介しましょう。「日本の渚100選」にも選ばれた佐和田の浜は、干潮時には全く水が引いてしまうほど浅いので、海水浴やシュノーケリングには不向きです。しかし、それぞれの美しさを眺めて癒される場所として、人気の高いビーチとなっています。
佐和田の浜へのアクセス
佐和田の浜があるのは、宮古空港から伊良部大橋を通って伊良部島に渡り、左折してそのまま北上したところ。
車だと宮古空港から30分程度かかります。
バスで渡口の浜にアクセスしたい場合は、伊良部島までは、宮古島の平良港から伊良部大橋を渡り、集落を通って渡口の浜の近くまで行く路線バス(共和バス)があります。
路線図は、こちらのバスマップがわかりやすいです。
バスは共和バスが1日に8本運行しています。こちらの時刻表をご参照ください。
「佐和田の浜」への最寄りバス停は、終点の「佐和田車庫」。
佐和田の浜へは、歩いて10分強ほどです。
満潮時の佐和田の浜
満潮時の佐和田の浜は、岩がぽつぽつと水面に顔を出す光景(大潮などの場合はほぼ水没する場合も)が楽しめます。
干潮から満潮に変わる時間帯は、天気にもよりますが、こんなふうに鏡写しの素晴らしい絶景が見られることも。
地図上の「佐和田の浜」からではなく、対岸の道路沿いの方から眺めるのがおすすめです。
佐和田の浜は、干潮に近づくにつれ、地表と岩が露出し、最終的には海水がすっかり引いてしまいます。
2004年に女子十二楽坊の「輝煌~Shining Energy~」のMV撮影が行われたのはこの状況の時ではないでしょうか。
※17秒~から佐和田の浜が映ります
干潮時の佐和田の浜
干潮に向けて、どんどん潮が引いていく状況です。
すっかり潮が引いた佐和田の浜。砂の色が変わっているところまでが、満潮時に海水が来ていたことがわかります。
佐和田の浜の景観の特徴ともなっている岩は、かつて江戸時代にあった「明和の大津波」により海からもたらされた「津波石」です。
宮古島の景勝地である東平安名崎(ひがしへんなざき)にも同じ「津波石」があり、当時の津波被害の大きさを今に伝えています。
佐和田の浜を眺めながらBOTTAでランチタイム
さて、佐和田の浜を訪れる皆さん気になると思われるのが、こちらの赤をアクセントと舌可愛らしい建物「BOTTA」ではないでしょうか?
お店の中はオープンテラス席になっていて、佐和田の浜を見渡しながらピザをいただけるカフェになっています。お店全体では16席という小さなお店なのですが、うち10席がテラス席となっています。
BOTTAのメニューは、厳選した素材を石窯で焼き上げる本格ピッツア。
こちらはキノコをたっぷり載せた「ボスカイオーラ」。美味しいので一人でもペロッと食べられますよ。
地元でもファンが多く、ランチタイムは行列ができるお店なので、時間のゆとりを持って訪れたいですね。
今回は、どちらも甲乙つけがたい個性のあるビーチを訪れました。
伊良部島に訪れたら、ぜひ両方行ってみてくださいね!
〒906-0503 沖縄県宮古島市伊良部伊良部1352−16
Google Map
アクセス:宮古空港より車で30分/ 共和バス「ダキフガー」バス停より徒歩10分
西側入口:トイレ・シャワーあり。伊島観光サービスにて、ビーチグッズレンタル・マリンレジャー受付
東側入口:ダイニングバー「Blue Turtle(ブルータートル)」奥に市営シャワー・トイレあり。