イムギャーマリンガーデン【宮古島】で散策&シュノーケルしてきた

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イムギャーマリンガーデン【宮古島】で散策&シュノーケルしてきた
今回の沖縄女子旅は、宮古島のイムギャーマリンガーデン。地元では“インギャー”もしくは“友利(ともり)インギャー”とも呼ばれている場所です。

海が侵食してできた琉球石灰岩の入江は、自然の生み出した美しい造形と、ミヤコブルーの海の美しさを楽しめるスポットとして、地元の人にも人気。

砂浜のビーチとはまた違う変化にとんだ地形と、サンゴ礁の海は眺めているだけでも癒されますよ。


 


もくじ

宮古島・イムギャーマリンガーデンとは

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「イムギャー」「インギャー」と初めて聞くと「いったいどういう意味?」と思われるかもしれません。宮古島の言葉で「イム」は海、「ギャー」は湧水という意味だそうです。つまり「イムギャー」というのは「海の湧水」という意味合いになります。入江になっているところで、海底から真水がわいているのだそうです。
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いわゆる「海水浴場」ではないので、ライフセーバーさんはいません。また、ハブクラゲ防止ネットなどの措置はされていませんが、入江になった部分はほとんど波が入ってこないため、水が穏やか。地元ファミリーや観光客にも人気の海遊びスポットとなっています。

イムギャーマリンガーデンでは、駐車場・トイレ・シャワーが無料で使えますが、更衣室はありません。

トイレで着替えるよりは、ホテルから水着やスイムスーツを着込んで出かけて行った方が良いですね。

また、タオルや着替えなども忘れずに持って行きましょう。シュノーケルグッズなどは現地でレンタル店がないので、持参できない場合は、ホテルで借りていくか、シュノーケリングやダイビングのアクティビティに参加するという手もあります。


 

宮古島・イムギャーマリンガーデンへのアクセス

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イムギャーマリンガーデンがあるのは、宮古空港から車で20分ほどの場所。入口は看板が出ているのでわかりやすいです。

駐車場は20~30台ほど。入場料などもありませんし無料で停めることができます。タクシーで行くという手もありますが、行きはともかく、帰りは捕まえるのが大変なので、降りる前に遊び終わるころの時間で予約しておくか、連絡先を聞いておいて迎えに来てもらうようにしましょう。
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付近には宿泊施設もありますので、いっそ宮古島観光の拠点をこのあたりにしてみるというのもアリかもしれません。

高級リゾート地として憧れのシギラリゾートにも隣接しています。イムギャーマリンガーデンに一番近いのは、アラマンダインギャーコーラルヴィレッジです。イムギャーマリンガーデンから歩いて行ける距離に戸建てのヴィラが並ぶ区画があり、ファミリーやグループでもゆったりと泊まることができます。
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レンタカーを運転されない方向けにバスでの行きかたも調べてみました。

イムギャーマリンガーデンに最寄りのバス停は、協栄バスの「友利(ともり)」停留所です。友利線は「平良港(ひららこう)」からの路線がありませんので、始発のバス停となる「平良(ひらら)」まで歩いて行きます。

名前が似ていて紛らわしいのですが、平良港-平良は歩いて10分強ほどの距離です。平良港~平良間もバスがありますが、平良は終点ですので、いったん降りてから乗り換えになります。

こちらのバスマップがわかりやすいです。

平良~友利は1日5本程度の運行。最寄りの友利まではバスで30分程度です。
時刻表などは協栄バスWEBサイトからご確認くださいね。

「友利」バス停からイムギャーマリンガーデンまでは徒歩で15分弱です。夜は暗くなると集落に入るまでの街灯がほぼありませんので、帰りは明るいうちにバスに乗るようにしてください。


 

宮古島・イムギャーマリンガーデンの楽しみ方

イムギャーマリンガーデンは、見て楽しい、海に入っても楽しい場所。この項では散策の見どころと、シュノーケリングについてお伝えいたします。

イムギャーマリンガーデンの景観を楽しむ散策

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海が侵食した岩場とサンゴ礁の海が織りなす景観は、宮古島でも珍しい光景。イムギャーマリンガーデンの周囲は、見て歩けるように遊歩道が整備されています。

日陰はほぼないので、紫外線対策(冬でも!)をしっかりして散策しましょう。アップダウンもあるので、ビーチサンダルよりはスニーカーの方がおすすめです。
(ビーチサンダルだと、サンダル型に足が日焼けしたりしますし……)
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イムギャーマリンガーデンは、真ん中の岩場を利用した遊歩道を渡って、向かい側に渡り、展望台まで登ると、その全景を見渡すことができます。

ちょっときついですが、ここまで来たら絶対登るべき場所です。
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小高い丘の上にある展望台。こちらの展望台は、シギラリゾート側にもある入口からも来ることができます。
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高台から見ても海の底まで見通せる海の透明度、グラデーションを描く色合いの美しさ……ここまで登ってよかったと心底思える、言葉を失う絶景が待っていますよ。
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イムギャーマリンガーデンの展望台の上にはなぜか宮古牛がいて、こちらのモニュメントとの記念撮影もお約束です。
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パノラマ撮影をしてみました。より海を身近に感じたい人は、下にも遊歩道がありますので、そちらもあわせて歩いて見ることをおすすめします。
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橋の反対側の入り江になっている部分は、この時間は色がやや濁っていますが、岩がアクセントになってなかなかよい風情です。

様々な海の風景を眺められるのが、イムギャーマリンガーデンの特色ともいえます。
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また、イムギャーマリンガーデンを含む砂川・友利地区は集落などに歴史の跡を残す散策コースともなっています。イムギャーマリンガーデンの入口に案内板がありますので、こちらを参考に付近を散策してみるのも楽しそうですね。


 

イムギャーマリンガーデンでシュノーケリング!

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イムギャーマリンガーデンは、シュノーケルスポットとしても有名な場所。波も穏やかな入り江なので沖まで行きすぎなければ、安全に海遊びが楽しめます。

シュノーケリングにおすすめなのは、普通のビーチだと干潮時が多いのですが、イムギャーマリンガーデンの場合は満潮時がおすすめです。

というのも、干潮時には水が引いて岩場が露出してしまい、沖合まで行きづらくなるから。

そのため、「イムギャーマリンガーデンでシュノーケルするなら何時に行ったらいい?」という質問に対しては、潮位をチェックして干潮前後を避けましょうということになります。おすすめなのは満潮時刻以降です。

干潮から満潮になっていく時間でも良さそうに思いますが、その状況だと、沖合から水が入って来て海が濁りやすくなるのです。

潮位はこちらの気象庁サイトからもチェックできますし、「宮古島 満潮時刻」といった検索でも確認できます。

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しかし、この取材日はスケジュールの都合で微妙に干潮です。(散策だけであれば、干潮時でも問題ないですよ!)
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シュノーケルを持ってきたのでチャレンジしようと、水の濁りが気になりつつも海へ。

この写真を見ていただければ「イムギャーマリンガーデンにシュノーケルに行く前にはちゃんと潮位を調べよう」というお気持ちになっていただけるかと思います……
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魚もサンゴもちゃんといるのですが、海の画像がどことなく濁っていました。
これは、最初は潮の影響と、気温(この取材時は8月)が高いので、海水温が上がっているせいでプランクトンが増殖しているのかと思ったのですが、さらにもう1つの要因がありました。

イムギャーの海底にはその名の通り「湧水」から真水が湧いていて、海水と真水が混ざってかげろうのように見える「ケモクライン」という現象が起こるためそもそも濁りやすいそうです。

つまり、元から濁りやすい+夏でプランクトン発生+満潮に向かう途中でさらに濁りやすいとトリプルパンチだった模様です。
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イムギャーの別名は「クマノミプール」。そこで私はクマノミに会える!と思ったのですが、シュノーケルのポイントを微妙に外していたようで会えませんでした。クマノミがいるのはちょっと沖合の水深3~5mのあたりなのです。

水深3~5mというと、もちろん足はつきません。ライフジャケットを身につけて臨むエリアです。それでも、浅瀬でも青いルリスズメダイなどにたくさん会うことができますよ。
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また、橋の反対側へ向かうと、こうした大きなサンゴも見ることができます。
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とはいえ、岸から個人で安全に泳げる範囲となると「色とりどりのサンゴ」は難しいかもしれないというのが、今回シュノーケリングをしてみて感じたことです。

ホテルやマリンショップのオプショナルツアーを利用する方が、沖合のポイントを知っているガイドさんと一緒に行けますので、安全で確実なのではないでしょうか。
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なお、イムギャーマリンガーデンは、ビーチではなく岩場なので、裸足だと足を怪我してしまう危険性があります。泳ぐ際は、脱げやすいビーチサンダルではなく、マリンシューズやマリンブーツを履いていくことをおすすめします。

また、波が来なくて穏やかといっても、海の危険生物はもちろんいますので、露出の少ない格好で泳ぐ方が安全です。日焼け止めによってサンゴ礁は大ダメージを受けますので、泳ぐ際はラッシュガードやトレンカを活用してくださいね。
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なんといっても眺望がすばらしいイムギャーマリンガーデン。

リーフの手前に広がる絶景は、宮古島に来たらぜひ一度は見ておくべき場所の一つといえるでしょう。

変化にとんだ地形が織りなす風景と海の美しさを存分に楽しんでくださいね!

宮古島・イムギャーマリンガーデン基本情報

〒906-0107 沖縄県宮古島市城辺友利605−2
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