くるりんぱのコツ・簡単なやり方
「くるりんぱ」の基本的なやり方、コツなどを紹介。またクルリンパを使ったヘアアレンジも写真付きでいくつか紹介します。着物・浴衣にも似合う髪型や結婚式のお呼ばれの時にも最適ななくるりんぱヘアアレンジも掲載しているので是非、参考にしてください。
簡単アレンジ「くるりんぱ」のやり方~基本編~
アレンジの中でも簡単に出来る「くるりんぱ」のやり方を紹介します。今回は基本的なやり方、コツなどを紹介していきます。
くるりんぱを作る時に使う道具は?
くるりんぱは基本的にゴム1本で出来る髪型ですが、その他のアレンジに使う物も紹介します。
<使う道具>
コーム、ゴム、
※ゴムはビニールタイプの物を使うと良いでしょう。
※コームがなくても手クシでOKです。
※他にアレンジをする場合は、アメリカピンとUピンを用意します。
それでは、基本的なくるりんぱの手順・やり方を説明いたします。
<手順>
1. 結びたいところで髪を1つにまとめます。※ハーフアップでもサイドだけでも同じやり方です。
2. ゴムで一つに結びます。ゴムはしっかり結わきます。ゴムの種類は太いゴムや色の付いたゴムを使うとゴムが表面に出やすかったり目立ってしまうので透明か黒のビニールタイプのゴムが良いでしょう。※結ぶ位置は根元より少し緩いと感じる位置で結びます。
3. ゴムの上の部分の髪の毛を2等分にして隙間を開けます。※隙間は毛先が通るくらい開ける。開け過ぎは髪をくるっと回した後に穴が開いた状態になるので失敗します。
4. 隙間の部分に毛先を上から下に通してくるっと入れ込みます。※毛先が上手く通せない方は、毛先の中間部分をゴムで結び中間のゴムを通す感じにするとやり易くなります。
5. 毛先を通したら髪が元のくるっと回す前に戻らない様に毛先を引っ張ります。根元が少し戻っている状態↓
毛先を引っ張っている所↓
6 ゴムから下の毛先を2つに分けます。
7. 2つに分けた毛先を左右に引っ張りゴムが上に上がる様にします。※根元の緩かったのが閉まる感じになればOKです。
8. ゴムが隠れたら、ゴムの上の部分の髪の毛を引っ張りボリュームとルーズ感を出します。※ルーズ感を出さないと隙間が開いた状態になりますし、流行りの髪型にならず残念な「くるりんぱ」になってしまいます。
9. トップの毛は髪をつまむ感じで引き出すと凹凸ができやすくなります。
引き出し中↓
引き出し後↓
10. くるりんぱにした部分(ねじれている所)も引き出すとルーズ感がより出ます。※髪が短い方は、引き出すと短い毛が出てくる場合があるので出し過ぎ注意です。
11. 完成です。
ワックスがあるとボリュームなどのキープがしやすくなるのであると良いですが、ワックスやスプレーなどなくても出来ます。普通に結ぶより簡単にアレンジが出来るので人気の「くるりんぱ」を試してみて下さい。
「毛量別」くるりんぱのやり方
髪が多いからゴムが見えやすくなる方もいますし、少なくても見える方がいます。「くるりんぱ」をしたいけど…なかなか上手くゴムが隠れない…そんな方にオススメする毛量別のやり方を紹介します。
髪の毛が多い人のくるりんぱのアレンジ方法
<手順>
1.髪の毛を3等分にします。※量は大体同じくらいで、分け方は手クシで適当に分けてOKです。
2.中間の髪の毛はそのままおいておき、両端の左右の毛を後ろで1つに持ち結びます。
3.ゴムで結んだら、ゴム上の隙間に毛先を上から下に通します。
上から下に通している所↓
通した後↓
4.2回毛先を通します。
通した後↓
5.下の残してある毛も一緒に持ち、1つに結びます。※ゴムが2本結んでいる状態になる。
結んだ後↓
6.左右の結んでいたゴムは取ります。※1つのゴムで結んでいる状態にする。
7.毛先を2つに分け左右に引っ張りゴムを上に締める。
8.ゴムが隠れていればOKです。
9.トップの毛を引き出しボリュームを出します。
10.完成です。
髪の毛の量が少ない人のくるりんぱのやり方
<手順>
1.髪を左右に分けます。※中心からしっかり分けるのではなく手クシでOKです。量は大体同じくらいであればいいです。
2.左側の髪の毛を外側から内側にねじります。※3回くらいねじる。
近くで見た時↓
3.左側を持ったまま、右側の髪の毛も同じように外から内側に向かってねじります。
4.ねじった状態をキープしたまま2つの束を1つに持ちます。※1つにまとめる時にねじったのが緩んできてしまう方はねじる時に3回ではなく5回くらいに少しきつくねじると緩んでも丁度よくなります。
5.ゴムで1つに結びます。※緩めにゴムで結ぶのでなく、しっかり根元で結びます。
6.ゴムの下の毛を2つに分け、横に引っ張り根元を締めます。
7.ゴムが見えなければOKです。
8.トップの毛を引き出しボリュームを出します。
引き出した後↓
9.完成。
ゴムが見えないようにするコツは?
<手順>
1.ゴムが見えている時は、ゴム下の端の毛を少し取ります。
2.結んでいたゴムを取り、ゆとりを出し指を入れておきます。
3.端の取った毛をゴムの周りに巻き付けます。※ゴムが隠れる様に髪を巻き付ける。きつくなる様に。
4.2回ほど巻き付けたら、指を入れておいたゴムに毛先を入れます。※横か後ろの部分で毛先を上から下に向くように入れる。
入れる時の写真↓
5.ゴムが隠れていれば完成です。
やり方は違いますが、くるりんぱと同じスタイルになります。ゴムが見えず、簡単なやり方なのでぜひ試してみて下さい。
くるりんぱ「アレンジ編」ウェーブを利用する
まずは前工程「ウエーブ巻き」
くるりんぱのアレンジ編は、前工程として「ウエーブ巻き」が必要です。
もともとパーマやウェーブが掛かっているヘアスタイルならこの工程を省くこともできますが、ストレートヘアの人や、クセの少ない人は事前に軽くウェーブをつけておくと、くるりんぱがキレイに仕上がります。
今回はストレートアイロンで作る簡単ウエーブを紹介します。
カールアイロンでウエーブを作っていた方にオススメなのがストレートアイロン。ストレートアイロンだと熱くなっているのは内側だけなのでカールアイロンよりヤケドの心配がなくなるのでオススメです。
<使う物>
ダッカール、コーム、ストレートアイロン
※幅が太い物ではなく、4㎝~6㎝くらいの細目の方が良いでしょう。
<手順>
1.顔前から3㎝~5㎝くらいの幅で髪を分けます。※髪が多い方はアイロンで巻ける幅取ります。
分けた後↓
2.分けた髪の毛を1つに持ち、床と平行に持ち上げます。
3.持ち上げたらストレートアイロンをあて、半カールするように曲げる。※内側に巻く感じでアイロンをあてる。写真、ストレートアイロンを曲げる様にして当てる↓
半カールができたらアイロンを放す↓
4.半カールを作ったらその下の部分の毛は外側に曲げる様に半カールさせる。
5.その下は上と同じく内側に巻く感じでアイロンをあてる。
6.毛先まで同じ工程でアイロンでウエーブを作っていく。
ウエーブにした後↓
7.隣の髪の毛も3㎝~5㎝幅で髪を分ける。
8.隣の毛は、内巻きからではなく外巻きになる様にする。※隣と同じ巻き始めにするとウエーブが同じになってしまうので交互に巻き方を変えます。
9.その後は先程と同じく内巻き半カール、外ハネ半カール交互にカールを作ります。
ウエーブ中↓
毛先までウエーブにする↓
ウエーブ後↓
10.全体の髪をアイロンでウエーブにしたら、トップの髪の毛を適当につまむ感じで取ります。※3㎝くらいの幅で取る。
11.3㎝幅で取ったら上と同じように内巻き、外巻き半カールを交互に作ります。
12.全体をウエーブカールにしたら手クシでウエーブをほぐします。
13.軽くワックスを揉み込んだら完成になります。
このウエーブがベースとして出来たら色んなアレンジが出来る様になります。くるりんぱだけでなく、ルーズな感じの今流行りのふわっとしたアレンジが手クシだけできる様になります。カールアイロンのカールより自然なカール感が出ますし、カールが取れた感じがしにくいのでカールの取れやすい方にウエーブ巻きはオススメです。
簡単「くるりんぱ」アレンジ編~浴衣・着物に似合う髪型~
先ほどのストレートアイロンで作ったウェーブが出来た状態から始めます。今回は、浴衣や着物に似合うアップスタイルを紹介します。浴衣や着物は襟足に着物があるので下ろした髪型より上げた髪型のほうがスッキリするのでオススメです。
襟足全部をアップにするのではなく、おくれ毛の髪を作ることで大人っぽく女性らしい雰囲気の髪型を紹介します。
<対象>
髪の長さが肩より少し長ければOKです。
<使う道具>
ゴム、アメリカピン、Uピン、スプレー、髪飾り
※アレンジをする前にウエーブ状に髪を巻いておくと良いでしょう。
<手順>
1.ウエーブ状に髪を巻きます。
2.トップの毛をとります。※手クシで取り分け、適当な量でOKです。
横から見た時↓
3.トップの毛を手クシでとかし、緩めの位置でビニールタイプのゴムを使い1つに結びます。※緩めの位置でゴムで結ぶ↓
4.ゴムの上の部分を2つに分け隙間を作ります。
5.隙間の部分に毛先を上から通します。
通した後の時↓
6.ゴムの上が穴開いた状態になっているので毛先を2つに分け左右に髪を横に引っ張りゴムを上に締めます。
左右に引きゴムをつめる↓
7.トップが潰れた状態になっているので髪を引き出しボリュームを出します。
引き出した後↓
横から見た時↓
8.左のモミアゲ辺りから斜め上に髪の毛を分けます。
9.反対の髪も同じようにモミアゲから斜め上に髪を分けます。
10.斜めに分けた髪の毛を後ろの部分で1つに持ちます。※トップの部分の髪の毛は持たずサイドの毛だけにする。
11.1つに持った毛を緩めの位置でゴムで結びます。
12.ゴムの上の部分の間に髪を通します。
髪を通している所↓
通した後↓
13.同じところに2回毛を通します。※ねじりを多めにする為に2回通す。
2回通した後↓
14.ゴム下の毛先を2つに分け横に引っ張りゴムを上げます。
横から見た時↓
反対から見た時↓
15.耳後ろの毛を少量下ろします。※おくれ毛を作ります。
16.反対の耳後ろの毛も同じく下ろします。
17.耳後ろの毛はそのまま下ろしておき間違えてまとめてしまわない様にピンなどでとめておいても良いです。
18.残っている髪の毛を中心から左右に髪を分けます。
19.右側の髪の毛を毛先まで三つ編みにします。毛先はゴムで結びます。※キッチリ三つ編みをしないで緩めに三つ編みにする。
20.反対の左側も三つ編みにします。毛先はゴムで結びます。
21.三つ編みの端の毛を引き出しボリュームを出します。
22.ボリュームを出した三つ編みを丸めアメリカピンで留めます。※毛先とゴムは内側に隠して留める。
アメリカピンで留める↓
23.3~5本アメリカピンを使ってお団子にした三つ編みを留めます。
24.反対の三つ編みも同じように内側にゴムと毛先を隠してアメリカピンで留めます。
アメリカピンで留める↓
留めた後↓
25.全体のバランスを見て、トップや中間の髪の毛のボリュームを出します。
26.ボリュームを出したら飾りを付けます。※飾りは取れやすいのでゴムやアメリカピンがある所に挿しこむようにすると取れにくくなります。今回付ける位置は中間の所です。
27.飾りが付いたら完成になります。※ハードスプレーをするとキープ時間が長くなります。
髪飾りは少し下の位置に付けると上品な感じの印象になります。また、襟足のおくれ毛を作ることで前から見た時に首のラインに髪がくるので首が細く見え小顔に見せることができます。
簡単「くるりんぱ」アレンジ編~結婚式お呼ばれスタイル~
結婚式にお呼ばれした際、自宅でくるりんぱのみでカワイイ髪型を作るやり方を紹介します。自宅で出来るので美容院に行く時間のない方にオススメの髪型です。
※上の浴衣・着物ににあう「くるりんぱ」ヘアアレンジと同様に、前工程としてウェーブを作っておく必要があります。
1.サイド下ろしスタイル
<使う道具>
コーム、ゴム、ハードスプレー、アメリカピン、Uピン、飾り
※アレンジをする前にウエーブ巻きをしておくと良いでしょう。
<手順>
1.ウエーブ巻きにする。
2.トップの毛を取ります。※手クシで半円を描く感じで取り分ける。
3.手クシで軽く髪を整えたらゴムで結びます。※少し緩めの所で髪を結びます。
4.ゴムの上の所を2つに分け、間に毛先を上から通します。
5.毛先を左右に引きゴムを上に締める。
6.トップの毛を引き出します。※毛先を通した部分に隙間があるのでボリュームをだし隙間をなくします。
引き出した後↓
7.見えているゴムを隠します。※ゴムが隠れている方はそのままでOKです。
8.ゴムにゆとりを出し、指を入れておく。
9.ゴム下の端の毛を少し取り、ゴムの周りに巻き付ける。
10.ゴムの上に髪がくるようにしてゴムに巻き付けます。
2回ほど巻き付ける↓
11.ゴムに巻きつけたら指を入れていたゴムに毛先が下に向くように上から下に毛先を入れ込みます。
通している時↓
通した後↓
12.ゴムの部分から左斜め下に髪を分けます。※耳後ろくらいまで髪を分ける。
分け目↓
横から見た時↓
13.手クシで髪を整え、耳後ろに髪を持っていき1つに結びます。※少し緩い所で結ぶ。
結んだ時↓
後ろから見た時↓
14.ゴムの上に隙間を開け、毛先を上から通す。
通した後↓
15.ゴム下の毛を左右に引きゴムを引き上げる。
16.ゴム上の毛を引き出しボリュームを出す。
後ろから見た時↓
17.ゴム下から右斜め下に髪を分けます。※耳後ろ辺りまで分ける。
分け目↓
耳後ろくらいまで分ける↓
18.手クシでとかし後ろで1つに結ぶ↓
横から見た時↓
19.ゴム上に隙間を開け毛先を通す。
通した後↓
20.毛先は左右に引っ張り締める。
引っ張った後↓
横から見た時↓
21.ゴムで結んだ所から左斜め下に髪を分けます。※襟足くらいまで分ける。
22.分けた毛を1つに結ぶ。
23.隙間を開け毛先を通します。
通した後↓
24.髪を横に引きゴムを隠す。
25.残っている毛を1つにまとめます。
まとめた後↓
26.ゴムの上を開け毛先を通す。
通した後↓
27.髪を横に引きゴムを隠す。
28.全体的に髪の毛を引き出しボリュームを出す。
赤丸部分を引き出す↓
引き出し中↓
引き出し後↓
引き出す↓
引き出し後↓
引き出す↓
引き出し後↓
29.スプレーをかけたら、サイド下ろし完成。
前髪なしバージョン↓
前髪ありバージョン↓
2.アップスタイル
※上のサイド流しの続きから始めます
<手順>
1. 最後の流している毛先を丸め、お団子にします。※毛先は内側に隠れる様に丸めます。
2.丸めたらアメリカピンで留めます。※3本ほど使い留めます。留めにくい方はUピンも使うと溜まりやすくなります。
3.お団子を留めたらハードスプレーをかけます。
4.お団子の部分に飾りを付けます。※アメリカピンに飾りを挿す感じにすると飾りが取れにくくなります。
5.完成です。
バレッタの場合は、付ける位置は好きな所でOKです。
※付ける時はバレッタを開き、髪に挟んで留めます。
このスタイルはその日着る服や行く場所の雰囲気で下ろすのかアップにするのか変えることができるので簡単なのに応用できる髪型になります。飾りを変えるだけでも雰囲気も変わるので日常でも出来る髪型です。ぜひ試してみて下さい。