シュガースクラブ【材料・作り方】顔を洗ってみた感想
甘いお砂糖で作る「シュガースクラブ」の材料・作り方・アレンジ例、シュガースクラブで顔を洗った感想、唇ケアをしてみた感想などを記載します。
シュガースクラブは食品が原料だから安心して使えるうえに、経済的です。
シュガースクラブの基本的な作り方
まずは、基本となるシュガースクラブを作ってみます。わざわざお買い物に行かなくても、キッチンにあるものだけで作れました。
準備する材料
材料は、砂糖と植物オイルの2つだけです。どこのご家庭にもあるもので、簡単に作れます。オイルは、オーガニックオイルなら大丈夫です。
オリーブオイル・ココナッツオイル・グレープシードオイルなどを活用できます。アボカドオイル美容生活をしたときのオイルがまだあるので、今回はこれを使ってみましょう。
上白糖・黒糖・三温糖の3種類を用意
砂糖ですが、上白糖・黒糖・三温糖の3種類を用意しました。何を使ったらいいのかは諸説あり、使用感を比べてみたいと思ったためです。ザラザラした質感がお好みなら、粒子が大きめの砂糖が良いと言われます。
オーガニックの黒糖・三温糖を使うと良いとも言われるので、正解はないように感じます。粒子が大きい砂糖は刺激が強く、合わないという人もいます。つまりは、自分が使って心地良い・お肌に合うものを選ぶのが良いということ。選ぶときの目安になるよう、使用感の違いをレビューします。
手作りシュガースクラブを作ってみました
材料がそろったところで、シュガースクラブを作りましょう。まず、適当な容器にお砂糖を入れます。
お砂糖と同量のオイルをさらに足し、よく混ぜたら出来上がりです。
しっとりとした質感がお好みなら、ややオイルを多めにします。逆に粒子を強めに残したいなら、お砂糖が多めです。上白糖スクラブができたので、同様に他の2種類でも作っていきます。
黒糖だけは固形なので、粉末にしてから使います。レンジで1分くらい加熱すると、簡単に粉末状になります。市販のお砂糖と同じような状態にして使ってください。
こうして、3つのシュガースクラブが完成しました。
作業時間は、3種類で15分くらいです。混ぜるだけなので、とても簡単に作れました。素材によって、ちょっとずつ雰囲気が違います。粒子の細かさが違うからか、滑らかさも異なる印象です。見た目はともかく使用感の違いはどうなのか、比較しながら使ってみましょう。
シュガースクラブで顔を洗ってみました
シュガースクラブのフェイスケアは、以下の手順で進めていきます。
2.お顔が濡れた状態のまま、シュガースクラブを乗せてください。
3.体温で砂糖の粒子が溶け出すのを待ちましょう。
4.粒子が目立たなくなったら、クルクルと円を描くようにして、お顔全体になじませてください。
5.1分くらいマッサージした後に、ぬるま湯で洗い流してケア完了です。
原料が砂糖なので、体温ですぐ溶けます。お顔に乗せる前に、手の甲で試してみました。手に乗せてすぐは、お砂糖のぶつぶつが目立ちます。
だんだん溶け出して、粒子が目立たなくなっていきます。1分〜2分待つと、大分お砂糖が溶けてきました。
ぶつぶつ感が強く残ると、お肌に負担がかかります。お肌に負担をかけないように、必ず粒子を溶かしてからケアしましょう。
上白糖スクラブを使った感想
お肌の上で溶けやすく、滑らかな使い心地が印象的です。洗い終わった後のお肌はしっとりして、モチモチした手触りになります。お顔に塗った時にべたつく感じが少なく、個人的には一番のお気に入りです。
三温糖スクラブを使った感想
上白糖より気持ち粒子が粗く、ザラザラした感じです。お顔に乗せた感じは、ややベタつきを感じます。粒子が溶けるのに若干時間がかかる印象もありました。洗い上がりは、シュガースクラブらしくしっとりします。保湿効果が高いと言われているため、乾燥肌の方におすすめです。
黒糖スクラブを使った感想
最後は、黒糖スクラブです。三種類の中で最も粘度が高く、テクスチャーが柔らかです。ミネラルたっぷりの黒砂糖には、お肌の調子を整える効果が期待されます。期待度大のスクラブをワクワクしながら試しました。
お肌に乗せた瞬間はベタつきが強く、甘い香りが鼻につきます。嫌な感じではないものの、好き嫌いが分かれる印象です。しっとり感は、3種類の中で一番強く感じました。さっぱりした使い心地がお好みの方だと、ややしつこく感じるはずです。
オイリー肌の方に、おすすめできるケアとは言えません。逆に、重度の乾燥肌の方にはおすすめです。
3種類のシュガースクラブに共通して言えることは「保湿効果は間違いなし」です。洗顔をした手までしっとり・すべすべになりました。
ややオイルのベタつきが気になったので、砂糖多めでも良いと思います。家にあるものだけで作れると、美容液・乳液を買うより手頃です。お肌のカサつきが気になる時に、ぜひチャレンジしてみてください。
唇にパックしてみた
リップパック用には、ハチミツと砂糖のシュガースクラブを作りました。材料は、ハチミツ:砂糖が1:1です。リップについては潤い重視にしたいので、ブラウンシュガーをチョイスしました。2つの材料をよく混ぜるだけで、おいしそうなスクラブの出来上がりです。別の容器に移し替えた後に洗面台へと持っていき、唇パックをしてみました。
唇に乗せた瞬間に、黒糖の濃厚な香りがします。そのままクルクルと円を描くようにマッサージして、唇を柔らかくしていきます。ケアが終わった後は、唇周りのカサつきも解消され、しっとりします。ひび割れ・縦シワも心なしか良くなりました。ハチミツの甘い香りで心も癒される素敵なケア。夏の紫外線ダメージで傷んだリップにも良さそうです。
手作りシュガースクラブのアレンジした作り方
基本のシュガースクラブ以外にも、いろいろなアレンジができます。たくさんある中から簡単にできるものだけ、ピックアップして紹介します。
手持ち化粧水×砂糖スクラブ
基本の作り方では、オーガニックオイルを使います。オイルを入れずに、手持ちの美容液・乳液に砂糖を混ぜて使っている人もいるようです。使い切れずに眠っていた美容液を使って、自家製スクラブを作りました。
材料:美容液か乳液(保湿タイプがおすすめ)・砂糖適量
2.手の上で砂糖をとかしながらなでるように顔にぬっていきます
3.1〜2分パックしてから、流水でしっかり洗いましょう
オイルを使ったものより、さっぱりとした使い心地が気に入りました。シュガースクラブをした後に感じたしっとり感は、まぎれもなく砂糖の効果だったことが分かります。砂糖の粒子が残った状態でこするとお肌の刺激になるので、そこは注意。手の熱で粒子をとかしながら、ゆっくりケアを進めましょう。
砂糖×ハチミツのハニースクラブ
リップケアのところで、ハチミツを使ったスクラブを紹介しました。お顔・ボディ用も同様に、ハニースクラブを作ります。保湿効果が高いので、乾燥が気になるときにおすすめです。
材料:砂糖大さじ4・オリーブオイル大さじ1・ハチミツ小さじ1
2.ハチミツを入れてよく混ぜます
3.乾燥が気になる部分を中心になじませて洗顔します
ハチミツは、いろいろなスキンケアアイテムに入っている美肌素材。オイル・砂糖との相乗効果で、より優秀なケアができます。リップケアで作ったもののように、オイルなしでも大丈夫です。使用感を確かめながら、お好みで調整してください。
レモン×砂糖のビタミンCスクラブ
ビタミンC豊富なレモンを足すと、美白にぴったりのスクラブができます。レモンシュガーは、お菓子づくりの材料にも使える万能さ。ストックしておくと、いろいろな用途に使えます。
材料:レモン1個・砂糖1カップ
2.砂糖と混ぜた後に広げて、半日程度乾燥させます
3.煮沸消毒した瓶につめれば完成です
すぐにスクラブとして使うなら、乾燥の行程を省略してもOKです。レモンの香りが爽やかな夏用スクラブができました。
塩×砂糖の良い所取りスクラブ
スクラブと言えば、塩も捨てがたい。そんな方は、シュガースクラブにひとつまみの塩を入れてみましょう。洗浄力がアップして、良い所取りのスクラブができます。
材料:砂糖大さじ2・オリーブオイル大さじ2・塩ひとつまみ
2.通常の洗顔後に顔に塗りケアします。皮脂汚れがつきやすいTゾーン・Uゾーンを中心にスクラブをつけてください。
3.しっかり洗い流してケア完了です
ソルトスクラブの洗浄力・シュガースクラブの保湿力の掛け合わせで、肌トラブルを防止します。オイリー肌でお悩みの方に試してほしい組み合わせ。べたつく肌を改善して、理想の状態に近づけます。
アルガンオイルを使った贅沢スクラブ
保湿力が高い天然オイルと言えば「アルガンオイル」が有名です。ややお高いイメージがありますが、特別ケア用にはぴったり。アルガンオイルと砂糖を使った贅沢スクラブを作りましょう。
材料:アルガンオイル数滴・砂糖少々
2.乾燥が気になる部分へスポット的に使ってください
おすすめの使い方は、リップパック。
年齢とともに気になるシワを解消して、ふっくらしたリップを作ります。アルガンオイルを使うと比較的さっぱりしたスクラブになるため、甘い香りが苦手な方におすすすめです。
上の画像のように、やや多めの量で厚塗りします。アルガンオイルベースなので、市販の唇パックより優しい使い心地が印象的です。パックをした後の唇はツヤツヤで、リップの馴染みが良くなります。即効性が高いので、朝起きたとき唇の荒れに気付いたときの応急処置にも使えます。
お好みの精油でオリジナルスクラブ
お好みのエッセンシャルオイルを足すと、素敵な香りのスクラブができます。たとえば、ローズマリーとペパーミントの組み合わせ。
ミントの香りが爽やかで、印象的なスクラブができます。保湿効果を高めるなら、ローズオットー・ゼラニウム・フランキンセンスなどがおすすめ。肌荒れが気になるときには、ラベンダー・カモミール・ティーツリーなどを使います。
製氷機に入れてキューブ形のスクラブにすれば、見た目もキュート。オリジナルスクラブをいくつか作って、ストックしてみてはいかがでしょうか。
手作りシュガースクラブに関する疑問
シュガースクラブを作るときに気をつけたい注意点をまとめました。よくある質問を一覧にして、回答していきたいと思います。
期限切れのオイルでシュガースクラブは作ってもいいの?
賞味期限が切れたオイルは、酸化が進んだ状態です。お肌につけると刺激になって、シミ・そばかすの原因になります。
賞味期限に限らず、劣化したオイルは使わないのが基本です。ニキビ・炎症が起きて、腫れ上がったら困ります。食用オイルを使う場合だけでなく、スキンケア用オイルの使用期限にも注意です。せっかくお肌に良いことをするので、問題になりそうなスキンケアは控えましょう。
植物性のオイルなら何でもいい?
スキンケアに使えるもので肌質に合えば、どんなものを使っても大丈夫です。よく使われるのは、オリーブオイル・ココナッツオイル・ホホバオイルの3種類です。
自分の肌に合うオイルがあれば、この限りではありません。グレープシードオイル・アーモンドオイルなど、お好きなもので試してください。選ぶオイルによって使い心地も変わるので、柔軟に選ぶこと。商品によっては不純物が入っていることもあるので、良質なものを使ってください。
シュガースクラブの頻度は?
スクラブを使ったケアは、お肌に負担がかかります。月に数回を目安に、様子を見ながら使ってください。
シュガースクラブは比較的使い心地がマイルドなスクラブですが、全てのお肌にマッチするわけではありません。お肌と対話しながら、自分にあった頻度を決めてください。
シュガースクラブの前後は洗顔する?しない?
保湿目的で使うものなので、ケア前のクレンジング・洗顔が必要です。汚れをすっきり落としてから、シュガースクラブを使ってください。
スクラブした後は、ぬるま湯でしっかり流します。お肌の表面に砂糖が残ると、乾いてカピカピになってしまいます。そこに紫外線が当たれば、シミ・そばかすの原因になります。よく洗い流して、清潔なタオルで水分を拭き取ったらケア完了です。
アトピーでも使える?
天然素材を使って作れば、アトピー肌にも使えます。ただ、個人差があるものなので、目立たないところで試してから使うのが絶対条件。刺激・ヒリヒリした感じがあるときは無理して続けず、ケアをお休みして様子を見ます。
シュガースクラブは作り置きできる?
作ってから1週間程度は使えると言われます。清潔な容器に入れて、雑菌が入らないように保存します。ただ、食品が原料なので出来る限り使い切りがおすすめです。混ぜるだけでできるので、毎回使う分だけ作ってケアしましょう。
シュガースクラブと塩スクラブの違い
砂糖は保湿重視・塩は引き締め重視です。シュガースクラブのほうがより優しく、柔らかな使い心地と言えるでしょう。敏感肌・乾燥肌の方におすすめの保湿ケアと考えてください。
塩スクラブは、角質除去効果・引き締め効果が強い特徴があります。毛穴汚れをしっかり落としたいとき・小顔効果をねらう場合に向いています。
手作りだけじゃない。シュガースクラブは市販品もある
毎回手作りするのは面倒という方は、市販品を検討できます。参考までに、個人的なおすすめ商品を3つ紹介しましょう。
1.SABON・シュガースクラブ パパイヤ・ネクタリン
ブラウンシュガーベースのお肌に優しいシュガースクラブ。フルーツの香りが心地良く、リラックスタイムのケアにぴったりです。200mlで6000円とややお高めなので、自分へのご褒美に買いたいアイテム。洗った後のお肌はモチモチで、お砂糖のように甘く可愛い女の子になれるでしょう。
2.スキンフード・ブラックシュガーマスクウォッシュオフ
シュガースクラブブームの先駆けとも言える商品。黒糖由来の洗浄成分が、古くなった角質をクリアにします。放置時間10分から15分とやや長めに、マスクとして使うアイテム。シュガースクラブの中では毛穴洗浄効果が高く、すっきりした使い心地が印象的です。
3.スキンフード・ブラックシュガーハニーマスクウォッシュオフ
ブラウンシュガーマウスウォッシュにハチミツをプラスした商品。角質を取り除いた後にしっかり保湿し、もちもちのお肌に仕上げてくれます。スクラブを使うとかえって乾燥するという女性でも検討できるアイテム。場所によってカサ付き・ベタつきが両方気になる混合肌の女性におすすめです。
それぞれ人気で優秀なケアアイテムですが、ややコストがかかります。手作りすれば、数百円でシュガースクラブが作れます。自分にぴったりの配合を探して、アレンジを工夫するのも楽しみのひとつ。
最初は面倒なように感じても、作る度に夢中になれます。自分のお肌と向き合う意味も込めて、一度は手作りにチャレンジしてほしいところ。食べたくなるくらい甘くて素敵なシュガースクラブケア、早速今日からはじめてみてはいかがでしょうか。