メンターム メディカルクリームG【口コミ】効果を試してみた
メンターム「メディカルクリームG」を購入して、手や顔、かかと、首、デコルテなど色々な使い方で試した感想、私以外の体験者の口コミ、メンターム「メディカルクリームG」の成分や効果について記載しています。
メンターム メディカルクリームGの特徴
近江兄弟社から販売されているメンターム メディカルクリームGは、手強い肌荒れもしっとり肌に整えてくれる薬用クリームです。
容量:70g/145g
価格:オープン価格
このパッケージ、ドラッグストアで見たことあるという人も多いのではないでしょうか?
写真のチューブタイプは容量70gのものですが、容量145gのものはジャータイプで販売されています。
ハンドやフットなどの乾燥や荒れ肌対策として使うクリームなのですが、実は最近SNSで、このメディカルクリームGのある使い方が話題になっています。
それは、万能クリームとして顔に塗るという方法です。
「しっとりする」と話題の使い方ですが、果たして美容効果があるのでしょうか?
後ほど実際に、いろんな方法で試してみますが、まずはメディカルクリームGの基本的な働きについて、抑えておきましょう!
メンターム メディカルクリームGの働き
メンターム メディカルクリームGの特徴的な働きはこちらです。
①皮膚を保護する
皮膚を保護する働きを持つ成分であるビタミンB2、B6、E、グリチルリチン酸ジカリウムが、角質層まで浸透します。
②お肌の潤いをキープする
保湿成分である大豆レシチンとグリセリンが、油分と水分を適度に補います。
③新陳代謝を促す
有効成分dl-カンフルが血行を改善し、炎症や痛み、痒みを緩和させます。
特に美容的効果の高い成分が含まれているというわけではなく、お肌を保湿し、保護する働きが主です。
メンターム メディカルクリームGの成分
メンターム メディカルクリームGの成分はこちらです。
)
dl-カンフル、トコフェロール酢酸エステル、ピリドキシン塩酸塩、リボフラビン、グリチルリチン酸ジカリウム
<その他の成分>
パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸、セタノール、ジメチコン、SEステアリン酸グリセリル、POE硬化ヒマシ油、水添大豆リン脂質、BG、グリセリン、カルボキシビニルポリマー、アルギニン、精製水
全体的に、非常に安全性の高い成分ばかりです。
ただ、有効成分のdl-カンフルは、皮膚を刺激して、軽い炎症を引き起こすことで、血管を拡張させる働きがあります。
炎症を抑え、かゆみや痛みを和らげる働きの一方で、過敏症、発心、発赤などが起こる可能性があるので、注意しましょう。
メンターム メディカルクリームGの口コミ
メンターム「メディカルクリームG」の口コミを調べてみました。良い口コミ、悪い口コミ、それぞれ多かった意見をまとめてみましたのでご覧ください。
・寝る前に乾燥した手に塗ると、朝にはしっとりしている
・価格が安い
・背中のニキビがなくなった
・乾燥が改善して、頬の皮が剥けなくなった
・逆剥けやあかぎれが改善された
<悪い口コミ>
・ぬるぬるする
・くさい
・乾燥して痒い部分に塗ったが改善しない
・改善するまでに時間がかかる
・ユースキンAと酷似している
<私のコメント>
メディカルクリームの口コミは、「乾燥が改善された」という良い評価のものが圧倒的に多かったです。
特に、手に塗ってから手袋をして、もしくは、足に塗ってから靴下を履いて、そのまま寝るという人がとても多く、そのほとんどが「翌朝にはしっとり!」と高評価を付けているため、この方法は、荒れ肌に効果がありそうです。
また、「ニキビが治った」という意見も多く見られました。グリチルリチン酸ジカリウムが、ニキビに有効に作用していると思われます。
できかけ、もしくは、できているニキビに効果があったという意見が多いので、生理前にちょっとニビキができそうなときや、背中のニキビに悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。
ちなみに、ニキビ跡には効果がないようですので、注意しましょう。
一方で、悪い口コミの中には、「乾燥対策として使ったが、全然効果がなかった」という意見がチラホラ見られました。
使い方や、肌の乾燥の度合いなども、関係しているのかもしれませんね。あと、意外に多かったのが「ユースキンAと似過ぎていて、なんとなく怪しい」という意見。
後程、ユースキンAとの比較もしてみましすのでご覧ください。
メンターム メディカルクリームGを買ってみた
メンターム メディカルクリームGの75gチューブタイプを購入してみました。
キャップがカチっと閉まり、持ち運びにも便利なサイズです。
手に取ってみると、色もテクスチャーも、まるでカスタードクリームのようです。
この色は、ビタミンB2の色。
防虫剤のような独特の香りがします。
とても伸びがよく、やわらかいです。
馴染ませていくと、黄色みが徐々になくなっていくと同時に、滑りが悪くなっていくので、止め時がわかりやすいです。
メンターム メディカルクリームGを使ってみた
メディカルクリームGは、基本的に入浴後や水仕事の前後、もしくは就寝前に使用します。約1分間、マッサージをするように塗り込むことで、皮膚の温度が上がり、有効成分が浸透しやすくなるのだそうです。
早速、色々な使い方でメディカルクリームGを試してみました。
メディカルクリームGでハンドやフットのケア
最もオーソドックスな使い方がハンドやフットのケアに使う方法です。ガサガサした手指やかかとにも効果的ということで、重度に乾燥したかかとに塗ってみました。
しっかり塗り込んだのですが、ひび割れて、深い溝のようになってしまっている部分の奥までは、浸透しにくい感じがありました。
軽度の乾燥部分にも、試しに塗ってみたところ、こちらはご覧のように、しっかり潤いました。
塗り込んだ後に、足なら靴下、手なら手袋をすると、効果が倍増するようなので、ぜひ試してみてください。
口コミでは、肌荒れが改善した人と、改善しなかった人とに分かれていましたが、おそらく、乾燥のレベルによって、改善の度合いに違いがあるのではないかと思います。
ひび割れてしまうほどに乾燥がひどくなってしまっている部分には、メディカルクリームGは、即効性があまりなさそう。
重度の乾燥肌や荒れ肌を、すぐに何とかしたいという場合は、尿素クリームをお勧めします。
ただ、症状が落ち着いたら、使用を止めた方が良いとされる尿素クリームと比べて、メディカルクリームGの良いところは、継続しても副作用がなく、安全に使い続けることができるという点です。
普段のスキンケアから、軽度の乾燥肌のスペシャルケアとして使うのが良さそうです。
クレンジングとしてメディカルクリームGを使う
インターネットでメディカルクリームGについて調べていると、クレンジングの代わりにもなるという情報を得ました。
普通のクレンジングクリームのように使えるようなので、早速試してみます。
適量を手にとります。
顔にクルクルと馴染ませます。
よく滑り、肌への当たりが優しいので、クルクルとマッサージするのがとても気持ち良いです。
全体に馴染んだら、ぬるま湯で洗い流します。
「コテコテして、しつこく肌に残りそう・・・」と思っていたのですが、普通のクレンジングクリームのような感じで、ぬるま湯でスルスルと落ちていきます。
洗い上がりのお肌はしっとり、でも皮膚表面は、意外にもさっぱりしています。
果たしてメイクは、どの程度落ちるのか、ちょっと気になったので、洗浄力のテストも行ってみました。
上から、ファンデーション、アイブロウ、リップライナー、口紅になります。
メディカルクリームGを適量、くるくると馴染ませていきます。
濡れコットンで拭き取りをしてみました。
アイブロウとリップライナーがうっすらと残っていますね。
クレンジングとしての洗浄力は弱めなので、濃いメイクの人には向きません。
パックとしてメディカルクリームGを使う
メディカルクリームGをパックとして使う方法をご紹介します。
①汚れを洗い流した後の、清潔なお肌に、メディカルクリームGをたっぷり塗ります。
入浴時に行うのがお勧めです。
全身どこにでも使えますが、今回私は、首とデコルテに塗ってみました。
②10分放置して、ぬるま湯で洗い流してから、いつものスキンケアをします。
放置している間は、やさしくマッサージを行うのがお勧めです。
こちらが洗い流した後の状態です。
なんとなく、くすみが取れて、ワントーンアップしたように感じます。
そしてしっとりと潤います。
顔は普段から気をつけてケアしていても、首元までは、どうしても怠りがちですよね。
でも首元って、意外と年齢が出やすい部分ってご存知ですか?
このケア方法は、とても良いかもしれません!
オールインワンクリームとしてメディカルクリームGを使う
洗顔後、水気を軽く拭き取ってから、オールインワンクリームのように使うこともできます。
小豆大を手に取り、顔全体に馴染ませて完了です。
とても簡単ですね!
こちらも、クレンジング同様に、お肌はしっとり仕上がりますが、表面はさっぱりとしています。
塗った後は、顔全体がカバーされているような、皮膜感を感じます。
保湿力は確かに強く、外部刺激からお肌を守ってくれている感じはありますが、キメが整ったり、ハリが出たり・・・というプラスαの美容効果は、感じられませんでした。
また鼻の頭など、皮脂が出やすい部分は、時間の経過とともにヌルヌルしてくるので、オールインワンクリームとして、毎日使い続けると、ニキビができてしまいそうな感じがします。
ニベアの青缶で、顔の保湿ケアをする方法が流行りましたが、それに似たような感じです。
とにかくシンプルな保湿ケアがしたいという人には向いていますが、私のような年齢肌や脂性肌の人の場合はあまり向かないかも・・・。
メンターム メディカルクリームGを使ってみた感想・評価
軽度の乾燥対策としては、とてもお勧めのクリームです。伸びが良いので、全身に使えて、コスパにも優れています。
お風呂上りに塗れば、しっとりと仕上がり、ヌルヌル感も予想していたよりも少なく、非常に使いやすかったです。
メディカルクリームGを顔に塗るというのは、今回初めてトライしてみたのですが、皮膚の薄いまぶたや唇に塗っても、全く刺激を感じることなく、意外と気持ちの良い塗り心地でした。
ただ、SNSで話題と言っても、顔に使っている人は若い世代が中心の少数派で、保湿以外に目立つ機能はありません。
オールインワンクリームとしてメディカルクリームG一本というのは、肌悩みが多いアラフォーの私には少々頼りなく感じてしまいます。
今回色々な方法を試して見てハンドやフットのケアに良いのはもちろんのこと、個人的にお勧めだと思ったメディカルクリームGの使い方は、首とデコルテのパック&マッサージです。
やわらかくなめらかで、マッサージをするのにちょうど良いテクスチャーですし、さっとぬるま湯で洗い流してから、普段どおりのスキンケアをすれば、いつもよりしっとり仕上がります。
入浴時に、顔や首に限らず、全身ケアすれば、保湿と同時にリラックスもできて、とても良さそうです。
とにかくメディカルクリームGは価格が手頃なので、顔でも体でも、惜しみなく贅沢に使うことができるのは大きな魅力ですね!
ユースキンAとメディカルクリームGの比較
口コミでは、良くも悪くも、「ユースキンAと似ている」という意見がかなり多く見られました。実はこの2アイテム、ドラッグストアでも並べて売られていることが多いです。
向かって左側がユースキンA、右側がメディカルクリームのジャータイプです。
パッケージの色も、かなり似ていますね。
実は中身もかなり似ているのですが、まずは価格から、比較してみましょう。
ユースキンAは70g/希望小売価格830円(税抜)、120g/希望小売価格1,240円(税抜)です。ドラッグストアやインターネットでは、希望小売価格よりも安く販売されていることがほとんどで、70gが500円~600円、120gが800円~900円程度のようです。
メディカルクリームGと比べると、少し高めの価格設定ですね。
メディカルクリームGと同様に、ビタミンB2による黄色いクリームで、ひび・あかぎれ・しもやけに良いとされている指定医薬部外品のクリームで、働きとしては、血流改善作用、消炎作用、柔軟保湿作用があります。
成分もチェックしてみましょう。
ユースキンAの成分は、こちらです。
ビタミンE酢酸エステル、グリチルレチン酸、dl-カンフル、グリセリン
<その他の成分>
ビタミンB2、ポリソルベート80、自己乳化型ステアリン酸グリセリン、ステアリン酸、ハードファット、トリエタノールアミン、エデト酸Na、ミリスチン酸イソプロピル、パラベン、ステアリルアルコール、ヒアルロン酸Na、ビタミンC
ビタミン類の他には消炎・抗菌作用のあるグリチルレチン酸、そしてメディカルクリームGにも配合されているdl-カンフル、保湿成分のグリセリンが配合されています。
メディカルクリームGと似たような作用を持つクリームであることがわかります。テクスチャーは、ユースキンAのほうが、硬さがあり、濃厚な使い心地のようです。
メディカルクリームGは、「ユースキンAをゆるくしたような感じ」とイメージすればわかりやすいと思います。
「頑固な肌荒れにはユースキンAのほうが、効果が高い」という意見もあるようですが、どちらが良い・悪いということではなく、使いやすさや塗り心地で選んでも、差し支えない程度の違いといって良さそうです。