時間を味方につけ、顧客を具体的にサポートしてくれる資産運用の専門家~BIG TREE株式会社インタビュー

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BIG TREE株式会社 成田周平氏 大友未季子氏大友未季子氏(同常務取締役、左)、成田周平氏(BIG TREE株式会社 代表取締役社長、右)

銀行に預けておけば高い利息がつく時代は遠い昔となりました。「貯蓄から資産形成へ」という動きを国が後押しする中、資産運用について相談でき、中立的な視点で、具体的な提案をしてくれる専門家が強く求められています。

特定の金融機関に属さない独立したファイナンシャル・アドバイザー「IFA(Independent Financial Advisor)」であるBIG TREE株式会社を2018年に創業した代表取締役社長 成田周平氏、同常務取締役 大友未季子氏に、グローバル時代の資産運用のあり方について伺いました。

資産を増やすには時を味方につけ、分散すること

ご経歴などを教えてください。

成田氏 日興証券に昭和63年に入社し、大手町支店など3店舗で支店長を経験しました。本社では事業法人部、FAビジネス支援部で部長職を経験し、三井住友銀行に出向したこともあります。30年勤めあげた日興証券を2018年に退職し、高い志を持って大友とBIG TREE株式会社を立ち上げました。

当社の理念は、ファイナンシャルアドバイスを通じてお客様の幸せに貢献するということです。証券会社時代の経験を活かし、お客様の資産を大きく増やしていくのに貢献したいと思っています。

資産運用に限らず、保険、不動産、相続対策からM&Aまで様々なソリューションをご提供しています。

証券会社のアドバイザーとの違いはどんなところでしょうか。

成田氏 たしかに、金融機関にもお客様に寄り添って提案してくれる「コンサルタント」「アドバイザー」はいます。しかし金融機関のアドバイザーはひとりのお客様と長くお付き合いすることがなかなかできません。

現に私も30年の勤務期間の中で15回も人事異動を経験しています。もちろん後任に引き継ぎは行いますが、10年、20年で運用しましょうと提案している相手が2年ほどで異動してしまったら、お客様はがっかりして納得いきませんよね。

私たちBIG TREEは、そういったことはありません。お客様と末長くお付き合いいたします。

また、私たちは特定の金融機関に属さない独立したファイナンシャル・アドバイザー「IFA(Independent Financial Advisor)」ですから、様々な商品の中から「中立」「公平」な視点で、お客様が本当に必要とする資産運用のアドバイスができます。

お客様は個人がメインでしょうか?

成田氏 法人のお客様とも幅広くお付き合いしたいと思っていますが、母集団の絶対数では個人のお客様がほとんどで、中心はいわゆる富裕層の方々です。

昨今、年金財政について、従来の年齢で従来の支給額を賄うことは難しい状況になり、自助努力の機運がますます高まっています。

資産形成層と言われる若い世代のお客様に対しても、将来の老後の不安を少しでも小さくするお手伝いをしたいと思っています。

投資による資産運用は、有効なのでしょうか。

成田氏 株式や債券の証券市場をキャピタルマーケットといいますが、その規模は経済成長に応じて表裏一体で大きくなっていきます。では、経済は今後も成長しつづけるのか。それを信じることができなければ、資産運用という話にはなりません。

日本では少子高齢化などによって成長が鈍化していますが、グローバルで見れば、人口は2055年には100億人に増えると予測されています。

少子高齢化どころか、まさに人口爆発時代です。そしてAIやロボティクス、シェアエコノミーといった新しいイノベーションも勢いは衰えていませんし、医療の分野などを見ても、遺伝子治療が日進月歩で進歩していたりしており、人類のイノベーションは沈滞どころか加速度的に進展しています。

人口が増え、人類の英知が進化しているとしたら、経済成長が止まるはずがありません。もちろん経済循環によって、短い期間では景気の落ち込みなどもあるとは思いますが、中長期の目線で見れば人類はまだまだ進化していくと判断できると思います。

それに伴って、金融の世界、キャピタルマーケットも引き続き成長していくと考えるのは合理的だと思います。資産運用とは、そうした経済成長の波に乗っていくということです。

具体的にはどのようにアドバイスをするのでしょうか。

成田氏 まず、お客様の将来設計をすることからスタートします。ひと口に「豊かな老後」と言っても、内容も目的も様々です。

年金を補完する資産を作りたいというお客様もいらっしゃれば、一定の金額を遺したいという富裕層のお客様もいらっしゃいます。

より豊かで、より活動的な老後を迎えるために、積極的な運用をしてみたいというお客様もいらっしゃいます。そういった将来設計に則ったプランニングをしていきます。

一番重要なことは、大前提として「時間を味方につける」ということです。特定の株式銘柄の値上がりを狙えば、「来年までに資産を倍にする」といったことも当たりはずれで可能かもしれませんが、そういうやり方は投機に近いものです。

本来の投資というものは、3年、5年、10年、場合によっては20年、30年かけて行うものです。そういった長い時間軸でお付き合いさせていただきたい、アドバイスさせていただきたいと思っています。

次に重要なことは、分散投資です。すべての資産を株式に振り向けたり、株式の中でも国内株だけとか、ブラジル株など新興国だけとか、と偏るのはお勧めできません。

私はアメリカ株は非常にいいと思っていますが、だからといって、値上がり値下がりの激しいアメリカの株式に全資産を振り向けることはお勧めしません。やはりバランス感覚をもって国際分散投資を提案するのが基本です。

ウェブサイトでは、「コア」と「サテライト」をもつことを勧めていますが。

成田氏 コアである分散投資にプラスして、プラスアルファのリターンを目指すお客様に、サテライトを上手に利用していただくという提案です。

分散投資のポートフォリオでコアを作り、一部でプラスアルファのリターンをとっていく。

分かりやすく言えば、大きく値上がりしそうな個別の株もちょっと買ってみるというようなことですね。

サテライトとして、将来に2倍、3倍、10倍になる夢のような株を持ってみようということです。

コアとサテライトの割合はお客様によって異なります。コア9割・サテライト1割の方もいれば、大きなリターンを狙ってコアとサテライトを半々という方もいます(あくまでもサテライトですから、そちらが中心になるわけではありませんが)。そういったことを、個々のお客様へのインタビューヒアリングで決めていきます。

大友氏 また、保有しているものの見直しも行います。投資信託は約6,000本と、4,000とも言われている個別株よりも多く、良いもの悪いものも混在しています。われわれは分野ごとのパフォーマンスランキングをリサーチしていますから、お客様の目的に沿っていて、結果を出しているものを選別することが使命です。

成田氏 先ほどもお話ししたように「時間を味方につける」ということです。ただ持ちっぱなしにするだけでなく、時間的にも分散して、毎月とか2ヶ月に1回、半月に1回など一定額を買うとか積み立てのような形で買うというやり方もあります。

大友氏 積立投資は、若い人にこそやってほしいですね。

資産運用の成功例と「億り人(おくりびと)」

資産運用に成功されたお客様の事例を教えてください。

成田氏 当社が営業活動を始めたのは昨年末で、まだ1年も経っていません。本当の意味での成果は5年、10年後に出るものだと思っています。

ちょっと上がり下がりした目先の結果では、当社のコンサルの成果は判断できないと思っています。前職も含めてということになりますが、われわれのアドバイスを一貫して実践していただいたお客様は、きちんと成果を出しています。

大友氏 私は成田が大手町支店長だった時代の部下なのですが、当時からお付き合いいただいているお客様で、リーマンショックで大きく資産を減らしてしまった方がいらっしゃいます。

そのとき、私は、投資商品固有の要因で下がったのではなく、全体の流れで下がったわけなので、ここでやめて売却することはしないで、中長期で継続的に持ちましょうというご提案をさせていただきました。

その通りに持ち続けていただいた結果、現状ではバランスファンドでありながらも2割以上プラスに推移しています。そのようなマーケットの大きな変化が起こっても、お客様個別の見通しを細かくケアしたことによって波を乗り越えられたという事例です。

そういった世界的なマーケットの変動時こそ、お客様のためになる提案をできると自負しています。

ほかにも、当時は60数万円だったオリエンタルランドの株を保有しつづけているお客様がいます。お子様のための優待が欲しいから買ってみようかという感じだったのですが、今では価格は550万円を超えています。

成田氏 60万円が10%上がって66万円になったから売る、という考え方ではなく、優良銘柄を長期で保有することで大きなリターンを享受するという典型例だと思います。そういう事例はたくさんあります。

大友氏 40年前のコカ・コーラの株なども、今では50倍以上になっています。そういうことを実践されている方が少なく、なかなか理解していただけないのが歯がゆいですね。

時間をかけて中長期コツコツ保有しつづけた成果についてのお話は、あまり喧伝されませんが、そういう事例はちゃんとあります。そういった考え方を啓蒙していくこともわれわれの存在意義の一つだと思っています。

成田氏 投資と言うと、短期に売買してサヤ取りするギャンブル的なイメージを持たれる方が多いようです。

皆さん、いいときだから買いましょう、売りどきだから売りましょう、という売り買いのサヤで運用しているイメージなんです。

大友氏 博打的に成功して資産を増やした方もたしかにいます。最近では、株式やFXなどへの投資によって1億円以上の資産を築いた人が「億り人(おくりびと)」と呼ばれていますが、そういう人が書いた本を読んで実践しても、同じようになれるわけではありません。

成田氏 インサイダーに近いような情報を引っ張って、奇をてらった銘柄で儲ける必要はないんです。たとえば、私が入社した頃のニューヨークダウは3000ドル未満でした。

それが今は2万6,000ドル、約10倍になっています。当時、投資信託で普通にニューヨークダウを買って、そのまま持っていれば10倍です。つまり、奇をてらったことは必要ないんですね。

グローバル時代の資産運用について

投資理論というものは、昔とは変化しているのでしょうか。

成田氏 リスクを分散して効率的に資産運用するファイナンス理論は、別に最近始まったものではありません。日本でも、資産は分散しておくべきだと江戸時代から言われてきました。

しかし、投資についての考え方は戦後から大きく変わりました。戦後は復興のために国が後押しして、労働で稼いだお金が銀行や郵便貯金に預けられ、そのお金が重厚長大産業に流れて、鉄鋼や建設などのインフラ企業に振り向けられていきました。

新興国に近い国ですから金利も7%と高く、2年で倍になった時代です。高度成長期はお金を預ける人も、お金を得る産業界もハッピーだったわけです。

しかし、経済は成熟して金利は小さくなり、今ではゼロ金利になりました。
産業構造も変わり、かつてのような成長は望めなくなりました。

高度成長期には貯金や国内株への集中投資が合理的と考えられていましたが、少子高齢化の時代においては、日本が世界の経済成長率を上回ることが難しくなっていますので、先人が苦労して稼いだお金は、世界の成長企業に分散投資し、その成長の果実を日本に戻すことが合理的であると考えています。

経済のグローバル化によって、分散する先もグローバル化したのでしょうか。

成田氏 おっしゃる通りです。金融も進歩しています。昭和30年代には為替取引は制限されており、新興国やアメリカに投資することはできませんでした。

今では為替手数料も劇的に下がっていますから、そういう意味で分散しやすい環境になったことは事実です。

現在(2019年8月)、注目している投資先は何でしょうか。

成田氏 現状を見ますと、米中貿易戦争のセンセーショナルな話題ばかりが報道されていますが、グローバルの状況を冷静に分析すると、やはりアメリカに投資するのが一番合理的かなと思っています。

人口動態を見てもまだ成長の余地がありますし、最新の知恵がアメリカに集まってくる構図は全然変わっていません。

多くのイノベーションがアメリカを中心に起こっていますから。ですから、ポートフォリオのコアには、やはりアメリカの株式市場ということになると思っています。

中国の存在感についてはいかがですか。

成田氏 決してネガティブには見ていませんが、キャピタルマーケットに参加するための種々の整備が十分ではありません。為替も変動相場制になっていませんし、まだ多くの不確定要素を抱えている国です。

アリババやテンセントなど、世界の大企業の一役を担う企業も多く出てきており、ポートフォリオの一角としては外せないとは思っています。

日本の企業はどうでしょうか。

成田氏 自動車をはじめ世界をリードする産業もありますし、悪くなる一方とは思いません。最先端の半導体や精密機器を製造するために日本からの材料や部品の輸入が欠かせないなど、日本が活躍する余地は今後もあると思います。

ただ、先ほどお話しした状況からすると、世界の株式市場をリードする存在になっていくことは難しいかもしれません。

もちろん、個別に企業を見ていけば、10倍、20倍に育っていく企業もあるでしょうし、AIなどを駆使してイノベーションを起こす世界的な企業も出てくるかもしれません。

実際に、昭和後半に生まれたソフトバンクやファーストリテイリング、楽天などが、戦後生まれたトヨタやホンダ、ソニーを超えてグローバルベースで育っています。

中でもソフトバンクは世界中のAI企業に投資をする戦略によってGAFAのような存在になりえると期待しています。

お客様へのメッセージ

最後に、これから御社にご相談に見えるお客様へのメッセージを。

成田氏 お客様に寄り添って、きちんと責任をもって夢の実現のために尽力し、アドバイスすることをお約束します。

証券会社のように担当者が変わることもないということですね。

成田氏 その通りです。人としてのお付き合いを末永く大切にしてまいりますので、ぜひ弊社と関係を作っていただければありがたく思います。

会社名 BIG TREE株式会社
所在地 〒171-0014 東京都豊島区池袋2-13-4 天翔池袋西口ビル
TEL 03-4405-2370
設立 2018年4月
代表者/役席役員 代表取締役社長 成田周平
常務取締役 大友未季子
事業内容 金融商品仲介業
関東財務局長(金仲)第857号
ホームページ https://big-tree.co.jp

取材日:2019年8月29日

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