リンゴ酢【作り方・飲み方】ドリンクにして飲んでみた結果

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リンゴ酢【効果・作り方・飲み方】ドリンクにして飲んでみた結果
免疫アップ、ダイエット効果などが注目されているリンゴ酢、簡単に手作りできます。生のりんごから自分で作ったビネガードリンクは甘酸っぱくて、美容にも健康にもとっても良さそう。簡単にできるのに飲み過ぎてしまうくらいのおいしさは、病み付きになります。

ここでは、手作りリンゴ酢の作り方、レシピ、飲み方、ミツカン商品との比較レビューも紹介するので、最後までおつきあい頂ければと思います。


 


もくじ

 

リンゴ酢とは?

リンゴ酢とは、りんごの果汁をアルコール発酵、熟成させて作られたお酢のことです。アメリカなどの海外では「アップルビネガー」という名前でも知られています。

りんごの香りがほんのりして、とてもさわやかなフルーツビネガー。りんごだけで作るもの、りんごとアルコールを原料にして作るものなど、いろいろな作り方が知られています。醸造酢にりんごをつけ込む方法で作ったものも、ひろい意味ではリンゴ酢です。

りんご以外の原料を使っても「リンゴ酢」の名称になるには理由があって、醸造酢の日本農林規格にしたがいます。法律の定義によると、1ℓにつき300g以上のりんご果汁を使っていたら「りんご酢」と名乗っていいことになっています。

リンゴ酢と一口に言ってもいろいろなグレードがあるのは、名前の定義がひろいからです。オーガニックのリンゴを使ったり、お酢の種類にこだわって特色をだしたりしている商品もあります。

リンゴ酢の主な成分

とくに注目したい成分は、カリウムです。100gあたり59mgのカリウムが入っていると言われていて、ナトリウム排出に役立ちます。カリウムは、すっきりスリムなボディラインを維持するために大切な成分。とりすぎた塩分の排出をサポートするため、健康維持にも貢献します。

りんごを原料にして作っているので、ペクチンも特徴的な成分です。りんごペクチンそのものをとるためのサプリメントもあるほど、美容効果が注目されます。

リンゴ酢の作り方

醸造酢にりんごをつけ込む方法で、手作りに挑戦しました。材料も用意するものもシンプル、失敗しにくい方法を紹介します。


 

材料・用意するもの

フルーツビネガーの基本は、果物:砂糖:酢を1:1:1にすること。この王道にしたがって、こんな材料を用意しました。

りんご酢作りの材料・用意するもの
<材料>
・りんご 400g
・醸造酢 400ml
・砂糖 200g

お酢の種類は、お好みで大丈夫です。飲みやすさを重視するなら、穀物酢や米酢をおすすめします。アミノ酸がほしいなら、黒酢が候補。穀物酢の約12倍ものアミノ酸が入っていると言われています。甘みが入っているものはさけて、純粋なお酢を使ってください。

砂糖の種類も、好きなものを選びます。グラニュー糖、氷砂糖、黒砂糖などから、使いやすいものを用意しましょう。ミネラル豊富な黒砂糖、きび砂糖などを使うと健康的。氷砂糖、グラニュー糖を使うと、すっきりとした甘さに仕上がります。

<用意するもの>
・密封瓶

ジャムの空き瓶など、密封できるものなら大丈夫です。あまりにも間口がせまいとりんごをいれるときに大変なので、ある程度の余裕を見てください。

雑菌が入ると良くないので、あらかじめ煮沸消毒しておきましょう。洗剤で洗った後に熱湯をかけて、清潔な布巾の上で乾燥させます。

リンゴ酢を作ってみます

材料が用意できたら、手作りリンゴ酢作りをはじめてみましょう。作り方はザクザク切って重ねていくだけ、とくに難しいコツはないので不器用さんでも大丈夫です。

1. 小さじ1~2の重曹をとかしたボウルに1分間リンゴをつけます。
ボウルに1分間リンゴをつけます

これは残留農薬への対策なので、品質面で不安がなければ省略できます。国内で販売されているものは神経過敏になる必要はないかと思いますが、一応やっておきました。

2. りんごをよく水洗いして、ペーパーナプキンなどでふきましょう。まな板にうつして、縦に8等分くらいにカット。イチョウ切りにしていきます。
リンゴを切る

あまり難しく考えなくても、ザクザク適当に切れば大丈夫です。表面はしっかり洗ったので、皮のまま使いましょう。全部切り終わったら、消毒した瓶につめていきます。

3. りんご→砂糖→りんご→砂糖の順番でつめてください。
リンゴが入っている容器に砂糖を入れる

4. りんごと砂糖の隙間に酢を入れていくイメージで、ゆっくりとそそいでいきます。果物が浮くといたみやすいので、酢の量は調整しましょう。
リンゴと砂糖が入っている容器に酢をいれる

ふたをきっちりしめて、作業自体は終わりです。このまま冷暗所に保管して、1~2週間くらい待っていれば、手作りリンゴ酢のでき上がり。

砂糖が溶けきるまでは、1日1回ゆすってあげます。待つ時間がわずらわしく感じるようなら、電子レンジを使いましょう。

酢を入れるところまで終わったら、500wで1分30秒くらい加熱します。レンジから取り出した後にふたをしめて、12時間くらい寝かせたらでき上がりです。

リンゴ酢の飲み方・アレンジ方法

作ったリンゴ酢は、いろいろな飲み方やアレンジができます。明確なルールはないので、お好みの割り方や活用法を試してみましょう。参考までに、挑戦した飲み方とレシピを紹介します。

水に割ったリンゴ酢ドリンク

冷たい水で6~8倍に割るだけのシンプルな飲み方です。りんごの優しい香りを感じて、さわやかな気持ちになりました。冬場なら、お湯で割る方法もあります。身体がポカポカ温まって、温活にもぴったりです。
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6倍だと酢の刺激が強く感じたので、8倍まで薄めました。砂糖をたくさん使っているからか、思ったより飲みやすい。市販のビネガードリンクのようにとがった感じがなくて、まろやかです。

フルーツビネガーを飲むときに思うのですが、体調によって味の感じ方が変わってきます。疲れている日に飲むほど酸味や苦みを感じやすく、なかなか入っていかない印象を受けました。

手作りドリンクなら濃度が自由に調整しやすく、蜂蜜をたすなどの調整もできます。毎日の習慣にすることで、日々の体調チェックもできそうです。

リンゴ酢+炭酸水

お水の代わりに炭酸水を使うと、満足度アップ。無糖の炭酸水には便秘解消、血行促進効果が期待されて、リンゴ酢の効能を高めてくれます。お水のときと同じように6〜8倍に薄めてチャレンジ。すっきりとした飲み口で、ほどよいキレを感じます。
リンゴ酢+炭酸水

お口の中がさっぱりするので、食事のお供にも良さそうです。リンゴ酢の殺菌効果が口臭予防もかねてくれて一石二鳥。

ミントの葉やリンゴをグラスに飾ると、少し特別な雰囲気がでます。女子会のおもてなしドリンクとしても使えそうです。

今回は市販の炭酸水を使っていますが、重曹を混ぜて発泡させる方法もあります。目安にしたい分量、作り方を参考までに紹介しましょう。

<材料>
・リンゴ酢 大さじ2~3
・重曹 小さじ半分
・ミネラルウォーター 200cc

1. グラスにリンゴ酢を入れて、重曹を混ぜてください。
2. ミネラルウォーターを注いでかき混ぜるだけで、リンゴ酢ソーダの完成です。

リンゴ酢が酸性で重曹と反応すると、炭酸泡がでてくる仕組みを使っています。重曹は、お料理グレードのものを使ってください。

すっきりしたソーダが飲みたいのに炭酸水のストックがない。そんなとき、さっと作れるレシピです。

リンゴ酢+豆乳

リンゴ酢を豆乳にブレンドすると、のみごたえがあるドリンクになります。豆乳の青臭さをリンゴ酢がカバー、豆乳が苦手な方でも飲みやすいかと思います。使用するのは、無調整タイプでも調整タイプでも大丈夫です。
リンゴ酢+豆乳

<材料>
・豆乳120cc
・りんご酢 大さじ1

1. りんご酢を入れたグラスに豆乳をそそぎます。
2. ぐるぐるよくかき混ぜて、とろみがついたら出来上がりです。

ドリンクというよりは、シェイクに近い印象です。リンゴ酢の量が多いほどとろみがついて、豆乳がかたまっていきます。

リンゴ酢を作ったときに使ったりんごを混ぜると、デザート感覚。甘みがほしい場合は、蜂蜜やジャムで調整します。

紹介したレシピでためしましたが、このままで大丈夫でした。市販のリンゴ酢を使う場合には味が変わってくるので、甘味をたすのもいいと思います。

無調整豆乳でもためしましたが、調製豆乳が飲みやすい印象。マルサンのカロリーオフ豆乳、さっぱりしていておいしいです。

リンゴ酢+紅茶

リンゴ酢・紅茶・蜂蜜で作るバーモントティー、近所のカフェで見かけたときから気になっていました。

身体が疲れたときこそ飲みたくなる、ほっこり心が温まる組み合わせです。バーモント療法が由来になった飲み方で、心身を癒やしてくれます。今回は、ティーパックから作るレシピを紹介しましょう。
リンゴ酢+紅茶

<材料>
・紅茶のティーバッグ1袋
・熱湯 140ml
・はちみつ 小さじ1〜2
・りんご酢 小さじ1

1. やや濃く作った紅茶に、はちみつを溶かしてください。
2. リンゴ酢を入れて、よく混ぜたら完成です。アイスティーで飲みたいときは、たっぷり氷を入れたグラスに注ぎます。

紅茶が薄いと酢の味が強くですぎてしまうので、普段より濃く作るのがポイントです。

お気に入りの茶葉を使うとアロマ効果でイライラが落ち着いて、やさしい気持ちにしてくれます。

リンゴ酢+オレンジジュース

ビタミンをとりたいときには、オレンジジュースにリンゴ酢を混ぜてみましょう。アセロラジュース、レモネードなどとも相性がよく、お好みのジュースで試してください。

前述しているように、リンゴ酢がビタミンC吸収をサポートする働きを担ってくれます。ジュース単独で飲むより美容メリットが高くなって、健康的なドリンクです。
リンゴ酢+オレンジジュース

リンゴが原料なので、リンゴジュースと混ぜるのもよくあいます。オレンジジュースと割ると、すっきり爽やか。すっぱさを感じにくくなって、酸味が苦手な方にはおすすめです。

フレッシュジュースを作るとき、リンゴ酢をブレンドする方法もあります。旬の果物とリンゴ酢で、四季を感じるドリンクは素敵。試行錯誤しながら、自分好みの味を探してみましょう。

リンゴ酢をサラダに

リンゴ酢のさわやかな香りは、ドレッシングにもよくあいます。アボカドオイルと混ぜて、塩コショウを少しだけ。シンプルでおいしいドレッシングができました。
リンゴ酢をサラダに

<材料>
・アボカドオイル 大さじ2
・りんご酢 大さじ2
・塩コショウ 少々

1. リンゴ酢、オイル、塩コショウをよく混ぜます。
2. お好みのサラダにかけて、召し上がれ。

ちょうど青パパイヤをもらったので、キャベツと一緒にサラダにしました。胃の調子を整える効果が期待されて、リンゴ酢との相性はばっちりです。

青パパイヤもリンゴ酢もお肉との相性がいいから、鶏肉をトッピングするのもおすすめ。ほんのり甘くて、さわやかな風味を楽しめます。

トッピングには、漬けたりんごを乗せました。刻んでコールスローにしたりドレッシングに混ぜたりしても、甘酸っぱいアクセントになってくれます。

市販の「ミツカン リンゴ酢」を買ってみた

市販品を購入する方には、ミツカンのリンゴ酢が人気のようです。いくつかある種類の中からスタンダードなものを購入、手作りとの違いを探してみました。
ミツカン リンゴ酢

ミツカンのリンゴ酢は、500mlで税込300円。リンゴ酢の中では、比較的リーズナブルな商品だと思います。原料を見てみると、りんご果汁とアルコールだけ。

後ほどくわしく紹介いたしますが、アルコールはお酢を作る原料になるもの。酢とりんご果汁だけで作られた、ピュアなリンゴ酢と考えれば問題ないかと思います。

○香りの違い
ミツカンのリンゴ酢を開封、香りの違いをチェックしました。意外と「ツン」とくる、しっかりとした酢の香りが残っています。りんごの香りはほのかにするくらいで、ほとんど「酢」に近い印象です。
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一方の手作りしたほうは、りんごの香りがしっかりします。よりジューシーで、りんごを感じる香りです。酢のツンとくる刺激がややマイルドになって、やさしい印象も受けました。
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酢の香りが苦手な方は、手作りリンゴ酢が使いやすいかと思います。使用している酢の種類によっても香りの感じ方は変わってくるはずですが、紹介した作り方で作った場合はこの通り。ここまで差がつくと、手作りの魅力を感じます。

○色の違い
ミツカンのリンゴ酢は、すき通ったイエローです。透明感がつよくて、にごりはあまり見られません。手作りしたほうのリンゴ酢は、やや茶色がかった色。りんごのエキスがしみだして、色がついた状態です。
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時間がたつほど深い色味になってきて、茶色が強くなっていきます。お水に溶かしてドリンクにしたときの色も、少し違うように感じました。

手作りのリンゴ酢のにごりが気になるようなら、ペーパータオルなどでこしてください。リンゴ酢だけを取り出して新しい容器に移し替えると、発酵がストップします。

○味の違い
砂糖を入れている分だけ手作りリンゴ酢が甘く、飲みやすさを感じます。りんごの香りも強くて、まろやかさを感じました。

ミツカンのリンゴ酢には、いろいろな種類があります。グレードが上の「純リンゴ酢」を選ぶと、もっとまろやかで結果も変わってくるかと思います。

蜂蜜を入れた「まろやかりんご酢はちみつりんご」砂糖が入った「りんご黒酢」などを選べば、十分な甘さも感じるでしょう。

同じリンゴ酢とは言っても、いろいろな違いが見つかりました。ミツカンのリンゴ酢はさっぱりとしたキレのある味が特徴なので、料理に使うには便利です。

甘みがほしいときには、後から蜂蜜や砂糖をプラスする方法もあります。りんごが安い時期には手作りに挑戦して、普段は市販品を使うなどの分け方もできるでしょう。

飲む以外のリンゴ酢活用方法

リンゴ酢には、AHA成分が入っています。ピーリング石鹸などに入っているのと同じ成分なので、スキンケアに便利です。アルカリ性に傾いた肌を弱酸性に戻す働きも期待されて、トラブルケアにも役立ちます。

優れた殺菌作用は健康対策に活用されて、民間療法的にも使えるはずです。飲む以外のリンゴ酢活用法についてざっと紹介していくので、あまったリンゴ酢を有効活用してみましょう。

拭き取り化粧水代わりに使う

リンゴ酢:精製水を1:2の比率でブレンド、コットンに含ませてパッティングします。お酢の殺菌効果とAHA成分のピーリング効果が相乗効果を発揮して、ツルツルの美肌をサポート。ターンオーバーをうながすことで、美白効果も期待できると言われています。

毎日使うと負担が重くなりがちなので、2~3日に1回くらいがおすすめです。天然由来のスキンケアとは言っても相性はあるので、パッチテストも必要。目立たないところでトラブルが起きないか確認して、拭き取り化粧水代わりに使ってみましょう。

リンゴ酢うがい

のどが痛いと感じたとき、リンゴ酢の殺菌作用に頼ってみましょう。大さじ1杯くらいのリンゴ酢をぬるま湯で薄めて、ガラガラうがいをしてください。

のどに酸性が残るとよくないので、白湯を飲んで薄めておきます。咳をしずめる働きも期待されるため、風邪をひきそうなタイミングで実践するといいでしょう。うがいをするのも苦しい場合は、口に含んでブクブクすすぐだけでも違います。

風邪をひいたとき以外では、ホワイトニング目的でリンゴ酢うがいを試す方もいます。色素沈着したものを取り除き、スッキリ落とす効果が期待されるためです。

歯磨きのかわりにはならないので、通常通りのケアは必要。砂糖が入っているものだと虫歯の原因になりやすく、ピュアなリンゴ酢を使ってください。

リンゴ酢リンス

ジェシカ・アルバも実践しているヘアケア方法、うるツヤの髪に見せてくれる効果が期待されます。作り方は簡単で、大さじ2杯のリンゴ酢を水1カップに薄めるだけ。

これをシャンプー後の髪と頭皮になじませて、お湯で軽くすすぎます。ミランダ・カーは、シャンプー後・トリートメント前にリンゴ酢リンスを行うとのこと。頭皮に残ったすすぎ残しをしっかり落として、健康な状態をサポートする効果が期待されます。

リンゴ酢リンスのほか、スカルプケアに活用する方法もあります。リンゴ酢:水を1:1でブレンド、頭皮全体にスプレーした後にラップでつつみ、15分~1時間放置します。ラップをとってすすぐと、フケを抑える働きをしてくれるようです。

やりすぎは髪と頭皮に負担をかけやすいケアなので、週に1〜2回を目安にしましょう。

リンゴ酢風呂

バスタブにカップ1杯くらいのリンゴ酢をいれて、入浴剤代わりに活用できます。血行促進効果が期待されるので、疲労回復をサポート。

消臭効果が体臭予防にも役立って、加齢臭や足の臭いを防いでくれるとも言われています。

生理痛予防に役立つという説もあり、女性に役立つメリットはかなりたくさん。身体がだるい、疲れがとれないなど慢性的な不調対策に良さそうです。

どれも「こんな使い方もできる」という程度ですが、相性がよければうれしい変化を感じるでしょう。賛否両論あるケアもあって、よく調べてから挑戦すると安心です。

リンゴ酢に関するQ&A

リンゴ酢についてよく聞かれる質問、回答をまとめました。調べて明確な回答が分かりにくかった部分については、ミツカンさんに問い合わせをしています。大手メーカー見解込みのリンゴ酢に関するQ&A、早速見ていきましょう。

飲みすぎるとどうなる?一日の摂取量は?

お酢を使った飲み物は、1日あたり30ccを目安とします。飲み過ぎると胃を荒らすリスクがあるので、適量を守ってください。

酢に身体を冷やす働きがあるのも、気をつけたいところ。冷たいリンゴ酢ドリンクをゴクゴク飲んでいることが、ダイエットを妨げる原因かもしれません。

ここまではインターネットで調べた情報ですが、ミツカンさんに問い合わせもしてみました。得られた回答の要旨を紹介します。

健康のために続けて頂くなら、1日あたり大さじ1杯くらいをおすすめします。

お料理などに使う場合は、そのまま使っても大丈夫です。お飲物などを作るとしたら、5倍以上に薄めてください。リンゴ酢をうすめたからといって、健康効果が変わることはございません。

大さじ1杯というと約15cc。思っていたよりずっと少ない量でいいようです。たくさん飲むほどいいというものでもないので、推奨量を守りましょう。リンゴ酢ドリンクにしたら、1~2杯を目安に考えておくと安心です。

妊娠中・授乳中も飲んで大丈夫?

ミツカンのリンゴ酢の材料を見ると、アルコールの文字があります。妊娠中に、お酒は御法度。ネットで調べると「飲んでも構わない」という意見が目立ちますが、本当でしょうか。これもミツカンさんに聞いてみたところ、こんな見解が得られました。

リンゴ酢を作るとき、サトウキビやタピオカなどを原料にしたアルコールを使います。醸造段階でアルコールからお酢ができていき、商品になった時点では0.2%くらいしか残りません。

妊婦さんも基本的には問題なく、お子さまも飲めるくらいのアルコール量です。極端にアルコールに弱い、お医者さまにとめられているなど、特別な事情がある方を除いては安心かと思います。

基本的には大丈夫、ということですが、体質によってはリスクになるケースがあるようです。

不安を感じる場合には、医療機関に相談しましょう。リンゴ酢に限らず、お酢商品に共通して言えることです。妊娠中はとくに食の好みが不安定になりやすく、念には念をいれて考えると安心できます。

リンゴ酢を飲むベストなタイミングは?

リンゴ酢を飲むベストなタイミングは、目的によって変わってきます。血糖値の上昇をおだやかにするねらいがあるなら、食前もしくは食事中がいいでしょう。

ダイエットエクササイズの効果を高めるねらいなら、運動をはじめる前に飲んでおきます。

目的にあわせたタイミングを意識するとともに「この飲み方はNG」という例も理解しておくと安心でしょう。

酢は胃腸に負担をかけやすく、お腹に全くものが入っていないときに取り入れると、体調不良の引き金になるリスクがあります。

胃酸過多気味の方はとくに注意が必要で、身体と相談しながらタイミングを見極めましょう。

夜に飲む場合は、歯磨き前にしてください。リンゴ酢に入っている酸が歯を溶かすリスクがあって、飲んだ後にそのまま寝るのはリスクです。

歯の状態によっては、歯科医からリンゴ酢など酸性の飲み物を制限されるケースもでてきます。リンゴ酢を飲むと歯が痛む、など不安を感じる方は、医療機関に相談すると安心でしょう。

リンゴ酢の保存方法は?

お酢は殺菌作用が強くて腐らないイメージがありますが、リンゴをつけ込んだものが違います。リンゴから水分がでてカビが生えることもあるため、冷蔵庫で保管すると安心です。

リンゴを取り除いておけば1年間くらい持つという説もありますが、にごりがでてきたら気をつけましょう。香りに違和感をもったり風味が落ちたように感じたりした場合も、品質劣化が疑われます。

ミツカンのリンゴ酢の場合も、冷蔵庫で保管して1年が目安とされています。純リンゴ酢のようにピュアなビネガー商品は、半年以内に飲みきりましょう。

賞味期限に限らず、一旦開封したらなるべく早く使い切るのが基本です。手作りリンゴ酢を作る場合も、飲みきれる量だけをその都度作ると安心でしょう。

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