女性が闇金から借りる危険性と解決方法

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女性が闇金から借りる危険性と解決方法
闇金を利用してはいけないということはみなさんご存知かと思いますが、特に気をつけたいのが女性です。

なぜならば、女性利用者は闇金にとってカモも同然で、返済が遅れてしまうと様々な要求をされてしまうから。

女性の闇金利用の危険性と、万が一の場合の解決方法を知っておきましょう。


もくじ

女性の闇金利用者は多いの?

残念なことですが、女性は男性よりも平均年収が低く、様々な理由で正社員ではなくパートやアルバイトで働かざるを得ない人も多いものです。

生活費に困ってしまったり、緊急時に用意できるお金がないなどの理由から、大手消費者金融に申し込みをしたとしても、大手の消費者金融は確実に返済できる能力がある人にしかお金を貸しません。

つまり、すでにお金に困っている状態では、借りたくても貸してもらえないこともあるのです。

お金に困ってしまい頼る人がいないときに、「うちなら無審査で即日融資可能ですよ」と言われたら、相手が闇金であっても頼ってしまいたくなることもあるかもしれません。

闇金は、いつでもこういったお金に困っている人を狙っているのです。

女性が闇金を利用するリスクとは?

女性が闇金を利用するリスク
闇金のリスクとして真っ先に考えられるのは、「法外な高利貸し」ですが、ここでは女性特有の闇金のリスクを見ていきましょう。

風俗に売られる

いきなりですが、やはり女性が受ける闇金の被害は体を使った返済を求められることです。

闇金は、返済できているうちはそう厳しいことは言いませんが、返済が遅れてしまった途端に態度を変えてきます。

「じゃあ返済できれば大丈夫なのでは?」と思うかもしれませんが、そもそも闇金から借りたお金を全額返済するのは非常に難しいことです。

なぜかというと、闇金からお金を借りざるを得ない人は返済能力が低い人であり、闇金はそのことをわかった上で非常に高い利息をつけた貸付を行なってくるから。

女性の利用者が返済できなくなってしまうと「働いて返せ」などと言われ、風俗店を斡旋されて働かされてしまう危険性もあります。

特に風俗で稼ぎになりそうな若い女性の場合は、わざと返済できないように仕向けられることもあるようです。

闇金から写真、動画を要求される

女性が闇金からお金を借りる条件として、裸の写真を要求されることもあります。

「写真だけなら大丈夫かも」と軽い気持ちで渡してしまうと、その写真を使って脅されることになります。

また、うまく完済できたとしても、闇金に渡した写真がどんなことに使われるかわかりません。

知らない間にネットにバラまかれてしまう可能性もあるのです。

知ってますか?「ひととき金融」「ひととき融資」

ひととき金融(ひととき融資)は、お金を貸す代わりに体の関係を求める貸付行為で、SNSや掲示板で募集が行われるのが一般的です。

ひととき金融でターゲットになるのはやはり女性です。

お金を借りたい女性が掲示板に融資希望であることを書き込むと、お金を貸せる男性がメッセージを送ります。

男性は融資の条件を申し出て、女性に顔写真や体の写真を送らせます。

合意したら2人は実際に会って、性交渉を条件にお金の貸し借りを行うことになります。

性交渉はこの1回のみではなく、完済できるまで関係を持つことになります。

ひととき金融の融資条件はお金を貸す側が自由に決めるため手口は様々です。

例えば、利息は少なくて良いから体の関係を繰り返したいという人もいれば、「5万円貸すけど2週間後に一括返済できなかったら性交渉」など、高い利息を取るよりも体の関係を定期的に重ねたいという人もいます。

女性側は「1回性交渉するだけでお金を借りられるならラッキー」などと軽く考えてはいけません。

そのままズルズルと関係が続くこともありますし、撮られた写真はどんな風に使われるかわかりません。

ホテルで隠し撮りされている可能性も十分に考えられます。

ひととき金融・ひととき融資の相手が闇金の可能性も

SNSでひととき金融や個人間融資サイトを検索すると、どう見ても個人の書き込みとは思えない投稿が簡単に見つかります。

また、善意の個人のように見えても、実は闇金が書き込みをしていることも珍しくないものです。

闇金はどんな手口をとってくるかわかりません。

⇒闇金の手口・見分け方 お金を借りると地獄の始まり!?

高い利息を取られたり、返済できなかった場合に性的行為を要求されることもあるかもしれません。

ひととき金融は、女性が自分から申し込みをしなければ絶対に引っかかることはない手口です。

どんなにお金に困ってしまっても、手を出すことはやめておきましょう。

女性は闇金からどんな目にあうかわかりません

正規の消費者金融からお金を借りられないような立場が弱い女性は、闇金にとって格好のカモ。特に若い女性は闇金にとっても需要が高く、様々なトラブルが考えられます。

▼女性の闇金被害の例

・闇金からお金を借りていることを学校や会社にバラされたくなかったら働けなどと言われて夜の店で働かされる。

・全額返済しても借用書を返して欲しかったらキャバクラで働けと言われ、タダ同然で働かされる。

・実際にはお金を借りていなくても、個人情報を悪用される。

・全額返済した後も、口座にお金を勝手に振り込まれる「押し貸し」の被害にあってしまう。

闇金は法律を無視した融資を行う悪質な集団なので、どんな手口を使われるかわかりません。

この「どんな手口を仕掛けてくるかわからない」というところが本当の怖さなのかもしれません。

女性が闇金被害にあってしまった実例

女性が闇金被害にあってしまった実例
ここでは、実際に女性が闇金からお金を借りてしまい被害にあった実例をご紹介します。

50代女性(横浜市)の事例

有名なクレジットカード会社を名乗っている貸金業者を携帯サイトで見つけて、お金を借りる申し込みをしました。

この貸金業者から「信用状況を見たい。大手消費者金融で融資を受けられるように話をつけておくので申し込みをするように」と言われたため、大手消費者金融で30万円借りてしまいました。

貸金業者に連絡すると、借りたお金と契約書、領収書等をエクスパックで送るように指示があったことから、言われた通りに送りました。

その後、貸金業者とは一切連絡が取れなくなり、融資も受けることができませんでした。

<参考>日本貸金業協会「貸金業相談・紛争解決センター 被害の実例」

まともな貸金業者が「信用状況を見たい」などと言うことは絶対にありませんので、この貸金業者はクレジットカード会社になりすました闇金です。

この女性はすっかり信じてしまったために、無駄な借金を背負ってしまうことになってしまいました。

闇金からの嫌がらせにもう疲れました

親戚のトラブルに巻き込まれてしまい、闇金からの嫌がらせを受けています。
近所に電話をかけてきたり、出前や宅配を勝手に注文される、嫌がらせの電話がかかってくるなどです。
このような嫌がらせは一生続くのでしょうか・・・。
もう疲れてしまいました。

<参考>Yahoo!知恵袋

この方の性別はわからないのですが、親戚が闇金からお金を借りてしまったためにトラブルに巻き込まれてしまったものと思われます。

闇金と関わってしまうと、自分だけでなく周囲への嫌がらせもエスカレートしてしまうという事例ですね。

女性が闇金からお金を借りてしまった時の解決策は?

闇金とは関わってはいけないことは誰もが理解していると思いますが、正規の消費者金融と思っていた相手が実は闇金だったということもあるかもしれません。

こういったときにぜひやっておきたい対策を確認していきましょう。

闇金対応に強い専門家に相談する

女性がすぐに闇金対応に強い専門家に相談する
最初にやるべきことは、闇金対応に強い弁護士・司法書士などの専門家に相談することです。

⇒闇金問題を専門家に相談して嫌がらせストップ!費用・流れ・必要書類

 

 

本来、闇金から借りたお金は返済する必要がありません。

闇金は最初から法律を無視した高利で貸付を行なっているので、契約は「不法原因給付」に該当します。

不法原因給付とみなされると契約そのものが無効となることから、返済の必要もないのです。

しかし、そう言われても、取り立てを無視してしまうと悪質な嫌がらせで報復されてしまったり、被害にあうかもしれないという不安があることから、1度でも関わりを持ってしまったら泣く泣く返済を継続しているという人も多いものです。

そこで相談すべきなのが、闇金対応に強い弁護士・司法書士です。

闇金との交渉力がある弁護士・司法書士に対応を依頼すると、早ければその日のうちに闇金にコンタクトをとって、これ以降取り立てをしないこと、返済は一切しないことの約束を取り付けてくれます。

闇金は警察に摘発されることを嫌いますので、通常は法律の専門家である弁護士が介入してきたら比較的すぐに手を引きます。

中にはしつこい闇金もいますが、闇金対応に慣れている弁護士・司法書士であれば、根気強く何度でも交渉してくれます。

闇金対応を弁護士・司法書士に依頼するデメリットがあるとしたら、費用がかかることくらいです。

闇金対応の相場は闇金1社あたり40,000円〜50,000円程度になりますが、この程度の金額で今後一切闇金との関係を断ち切れると考えたらデメリットとも言えないでしょう。

⇒闇金問題を専門家に相談して嫌がらせストップ!費用・流れ・必要書類

 

 

闇金に知られてしまった口座は解約する

闇金トラブルを弁護士・司法書士が解決してくれても、闇金は仕入れた個人情報をどんなことに悪質利用するかわかりません。

まず考えられるのは「押し貸し」です。

押し貸しは、あなたの銀行口座に勝手にお金を振り込んで、高い利息とともに返済を要求する行為です。

勝手にお金が振り込まれてしまう押し貸し詐欺を予防するには、闇金に知られている口座を解約するのがもっとも効果的な方法です。

また、口座情報が別の詐欺に使われてしまうことも考えられます。

例えば「客振り」です。

客振りは、闇金利用者の口座を介して貸付と返済を行うこと。

例えば、突然Aさん名義であなたの口座にお金が振り込まれて、闇金からそのお金をBさんの口座に入金するように言われたとします。

闇金との関係を断ち切りたいあなたは、入金すれば関係が終わると思いBさんの口座に振り込んだとします。

間違って振り込まれたお金を返済しただけのように思えますが、実は、この行為だけであなたは犯罪に加担していることになってしまい、口座凍結の恐れすらあるんです。

このAさんもBさんは、実は闇金からお金を借りてしまった人なんです。Aさんは闇金に返済をした人、Bさんはあなたを介して新たに融資を受けた人です。

闇金は警察からの摘発を恐れて口座情報などを隠します。利用者同士の口座を使って貸付を行えば、闇金の口座情報が漏れることはありません。

この利用者同士でお金のやりとりをさせる行為が客振りなのです。

客振りは犯罪ですので、客振り利用された口座は凍結される可能性もあります。

自分は被害者であっても警察に証明するには大変な労力が必要になりますので、こんなトラブルに巻き込まれる前に闇金に知られてしまった口座は解約しておくことを強くおすすめします。

闇金に知られてしまった個人情報は変更する

闇金に知られてしまった個人情報は、変更できるものは全て変更した方が安全です。不便かもしれませんが、携帯番号とメールアドレスは比較的変更しやすいでしょう。

また、可能であれば引越しをすると住所を知られていても不安が減ります。

闇金からお金を借りるときには運転免許証などの本人確認書類を提出して、勤務先の情報も知らせているかと思います。

本来は、こういったものを闇金に渡すのはとても怖いことだということを改めて認識しておきましょう。

身に危険を感じたら迷わず110番!

闇金の取り立てが自宅に来てドアを蹴られたなどの被害があったらすぐに110番に電話をかけて警察を呼びましょう。

「まだ事件になってないのに警察呼んでも大丈夫?」と思う方もいるかもしれませんが、何かあってからでは遅いです!

緊急時には迷わず110番をしてください。

⇒警察に闇金相談すれば逮捕してくれる?守ってくれる?

女性がお金に困っている時にできること

女性が闇金からお金を借りてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があることがお分かりいただけたかと思います。

しかし、実際にお金に困っているときには、綺麗事ばかり言っていられませんよね。

正規の消費者金融ではお金を借りられないような状況のときに、頼ることができるところをご紹介します。

公的融資・支援を知っておきましょう

生活困窮者自立支援制度

とくに女性はヤミ金などを利用せずに生活困窮者自立支援制度を検討する
事情があって働けない方、住む場所がない方など生活困窮者に対して支援をしてくれる制度です。

「自立相談支援事業」「住居確保給付金の支給」「就労準備支援事業」「家計改善支援事業」「就労訓練事業」「生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業」「一時生活支援事業」など、様々な支援をしてくれる制度でうので、ヤミ金など手を出さずにまずは相談してみてください。

⇒厚生労働省「生活困窮者の支援制度」はこちら

母子生活支援施設

女性はヤミ金などを利用せずに母子生活支援施設に相談
DV被害にあっているシングルマザー・その子供や、経済事情・住宅事情など様々な事情がある母子に対して、自立支援を行う施設です。独立した居室で生活することができますし、相談にのてくれる職員もいるので、女性が安心して利用することができます。

⇒母子生活支援施設はこちら

緊急小口資金

※緊急小口資金は令和4年9月30日で終了しました。

お金を借りたい理由が新型コロナウイルスの影響であったり、病気や怪我で働きたくても働けず収入が一時的にストップしてしまったなどのどうしても仕方がない理由であれば、公的融資を利用することができます。

緊急時に比較的簡単に申し込みができるのが「緊急小口資金」です。

▼緊急小口資金(主に休業された方向け)
緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合に、少額の費用をお貸しします。

▼対象者
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、休業等による収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付を必要とする世帯
※新型コロナウイルス感染症の影響で収入の減少があれば、休業状態になくても、対象となります。

引用:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少し生活に困窮する方へ」

新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされてしまい、緊急性が高い一時的な費用が必要になってしまった場合、20万円以内で借り入れをすることができます。

緊急小口融資の本来の貸付額は10万円までだったのですが、条件を満たすことで20万円まで融資を受けることができます。

借り入れ日から最長1年間は据置期間となりますのでこの期間は返済不要で、返済は最長2年間かけて行うことができます。

また、借り入れを行うにあたって保証人も不要で、利息もかかりません。

所得の減少が継続されるようでしたら、返済を免除してもらうことも可能です。

まずは、お住いの市区町村の社会福祉協議会に相談してみてください。

地域の社会福祉協議会の連絡先等はこちらから確認することができます。

生活の見直し

出費が多いようでしたら、生活そのものを見直してみましょう。

衝動買いを控えたり、無駄なお買い物を減らすことはもちろんですが、不必要なサブスクと契約していませんか?

スマホのオプションも無駄がないか見直してみましょう。

また、家計を圧迫しやすい出費のひとつが保険です。

保険はいざというときにはとても頼りになるものですが、保険料が家計を苦しくしているとしたら今のライフスタイルにあっていないことになります。

ぜひ見直しを行ってみてください。

フリマアプリの活用

すでに利用している女性も多いことと思いますが、使わないものはフリマアプリで売却してしまいましょう。

元手をかけずに売買することができるので、不要なものをお金に変えることができますし、必要なものは安く購入できます。

中小規模の正規の消費者金融を頼ってみる

大手の消費者金融ではお金を借りることができなくても、規模が小さい街金であれば借りられることもあります。

アコム、プロミス、アイフルなどの最大手の消費者金融は審査の基準がハッキリしていて、申し込み時に収入がない人には融資を行なってくれません。

収入はあっても、安定した返済能力に欠ける人も同じです。

収入があっても、ブラックリスト入りしている人も即審査に落ちてしまいます。

こういった場合は、中小規模の街金に申し込んでみましょう。

街金は最大手で断られてしまった人も対象にしているので、少額であればお金を借りられる可能性もあります。

⇒街金で即日お金を借りる!ブラックリストOK審査甘い中小消費者金融一覧

親・兄弟に正直に話してみる

お金の相談は家族にこそなかなか言いにくい事かもしれませんが、やはり家族は頼れる存在です。

闇金に頼るくらいなら、思い切って家族に相談してみるべきでしょう。

女性は(男性も)闇金利用は絶対にダメ!(まとめ)

闇金と1度でも関わってしまうと、その後どんな形でトラブルに巻き込まれるかわかりません。

特に女性は体を使った返済を求められたり、夜の仕事を押し付けられるなどの金銭トラブル以外の被害にあってしまう可能性もあります。

自分と周囲の人の身を守るためにも、どんなにお金に困っていても闇金に手を出すのはやめておきましょう。

もし、すでに闇金トラブルを抱えていて困っている状況になっているなら、早急に闇金対応に強い弁護士・司法書士に相談してくださいね。

必ず今の状況から救済してもらえるはずです。


 

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この記事の監修者

この記事の監修者 この記事の監修者は、株式会社タンタカの代表取締役「丹野貴浩(⇒プロフィールはこちら)」で、簿記1級の資格を持ち、10年以上、クレジットカードやローンなど金融系のWEBメディアを運営・管理している実績があります。
   

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