クレジットカード審査時の必要書類は?運転免許証がなくてもOK?

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「クレジットカードが欲しい!」「サブで使えるクレジットカードを作りたい!」そんなときには、まず何を用意すれば良いのかを知っておくとスムーズに申し込みができます。

ここでは、クレジットカード審査の必要書類や必要なものに的を絞ってご紹介していきます!


もくじ

⇒カードローンでお金借りる時の必要書類【運転免許証・健康保険証・印鑑証明・給料明細・マイナンバー等】

クレジットカード審査の必要書類と必要なもの

クレジットカード審査に申し込みをする際に基本的に必要となるものはこちらです。

本人確認書類・身分証明書
クレジットカード利用料金引き落とし口座
引き落とし口座の銀行印
保護者の同意(未成年者のみ)
電話番号と住所

順番に見ていきましょう。

本人確認書類・身分証明書

最も一般的でベストな本人確認書類は「運転免許証」です。

有効期限内で現住所が記載されている運転免許証があれば、他の補足書類などの提出を求められることはまずありません。

運転免許証の交付を受けていない場合は、「健康保険証・パスポート・マイナンバーカード・住民票の写し」などを提出します。
ただし、顔写真がない本人確認書類の場合は補足書類として公共料金の領収書などの提出を求められることがあります。

住民票の写しの場合は発行から6ヶ月以内のものなどの指定もありますので、指定されるものを提出するようにしましょう。

本人確認書類の提出は法律で義務付けられている

本人確認書類の提出は「犯罪による収益の移転防止に関する法律(通称、犯罪収益移転防止法)」によって義務付けられています。

法律による義務になるので、本人確認書類不要で申し込みができるクレジットカードは存在しません。

犯罪収益移転防止法は、犯罪による収益が組織的な犯罪を助長するために使用されるとともに、犯罪による収益が移転して事業活動に用いられることにより健全な経済活動に重大な悪影響を与えること、及び犯罪による収益の移転がその剝奪や被害の回復に充てることを困難にするものであることから、犯罪による収益の移転の防止を図り、国民生活の安全と平穏を確保するとともに、経済活動の健全な発展に寄与することを目的として制定されたものです。

引用元:「犯罪収益移転防止法の概要」警察庁刑事局組織犯罪対策部組織犯罪対策企画課犯罪収益移転防止対策

わたしたちの安全を守り、なりすまし犯罪を防ぐなどの意味もあるので、身分証明書は必ず提出を求められることになります。

また、自分の運転免許証などを人に貸すなどの行為も絶対にやめましょう。

クレジットカード利用料金引き落とし口座

クレジットカード利用料金は口座引き落としで支払いをしますので、銀行口座またはゆうちょ銀行口座が必要になります。

なお、ジャパンネット銀行や楽天銀行などのネット専業銀行口座は不可としているクレジットカードもありますので、申込先クレジットカード会社の指定口座を確認しておきましょう。

引き落とし口座の銀行印

引き落とし口座として設定する金融機関に登録してある印鑑(銀行印)も必要になります。
ただ銀行印は必須ではなく、最近は印鑑不要で申し込みできるクレジットカードも増えています。

保護者の同意(未成年者のみ)

クレジットカードは18歳から作れるものもありますが、未成年者が申し込みをする場合、必ず保護者の同意を求められます。

そのため18歳、19歳の人が申し込みをする場合は保護者の印鑑も必要になりますので事前に相談しておきましょう。

電話番号と住所

クレジットカードを作るには申込者本人と連絡が取れる電話番号が必要です。携帯電話でも全く問題ありませんが固定電話番号があると信用力の評価が上がります。

また、クレジットカードは基本的に本人限定郵便で受け取ることになるので、確実に受け取れる住所が必要です。

引っ越しなどライフスタイルの変化を機会にクレジットカードを作る人も多いと思いますが、うっかり旧住所に届いてしまうと受け取れないこともあります。

クレジットカードを本人受け取り限定で郵送することには住所確認と本人確認の意味もあります。

「転送不要」で届く場合は、家族が受け取ることもできませんし、別の住所への転送もできません。出張中や実家に長期帰省中など自宅を長期不在にしていると受け取りが困難になるので、申し込みのタイミングにも気をつけてください。

クレジットカード審査の必要書類Q&A

ここからはクレジットカード申し込みの必要書類についてのちょっとした疑問と回答をQ&Aでまとめてみました。

運転免許証がないときは?

日本国内では「身分証明書といえば運転免許証」という形になっていますが、そもそも車に乗らない方は持っていないないでしょうし、欲しいと思っても取得までに時間もお金もかかるので、すぐに用意できないこともありますよね。

クレジットカードは運転免許証がなくても他の書類を本人確認書類とすることで作ることができます。

運転免許証がない場合の本人確認書類は以下のようなものです。

・健康保険証
・パスポート
・住民票の写し
・マイナンバーカード
など

健康保険証や住民票には顔写真がないため本人確認資料としては弱くなってしまいます。そのため、別途公共料金の領収書(支払い済み捺印のあるもの)の提出を求められることもあります。

運転免許証がないからといってクレジットカードが作れないということはありませんが、必ずクレジットカード会社が指定するものを用意するようにしてください。

運転免許証を自主返納して持っていないときは?

運転免許証を返納すると公的な身分証明書がなくなるのでは?と不安に思っている人も多いようですが、自主返納した人は「運転経歴証明書」の交付を受けることができます。

運転経歴証明書はまだあまり広く知られていない制度ですが、本人確認書類として使用できる運転免許証に代わる公的証明書になります。

身分証明書がなくなる不安から運転免許証返納に踏み切れない人向けに作られた制度ですので、運転免許証の代わりとして本人確認書類として利用できます。

基本的に自主返納者は交付を受けることができますが、以下の場合は交付されません。

・運転免許証を自主返納後5年以上経過している
・交通違反などにより免許取り消しになった場合
・免許を失効した場合

運転経歴証明書について【警察庁】

運転経歴証明書はクレジットカード審査の本人確認書類としてももちろん有効なので、ご安心くださいね。

ただし運転経歴証明書で車の運転はできないので、運転免許証と混同しないように注意しましょう。

クレカの審査に収入証明書は必要ない?

クレジットカードの申し込みでは年収も申告することになりますが、かなり多くの場合、年収は自己申告だけで良く年収証明書は必要ありません。

ただし、クレジットカードにキャッシング枠を設ける場合は必要になることがあります。

例えば楽天カードの場合、

・キャッシング枠が50万円を超えるとき
・他社からの借入額と楽天カードのキャッシング枠の合計が100万円を超えるとき

に提出を求められることになります。

もし提出を求められた場合、速やかに提出しないと審査に通過できなかったりキャッシング枠をつけられなかったりするので、心当たりがある場合は事前に用意しておくと良いでしょう。

●収入証明書の例
給料明細(直近の2〜3ヶ月分必要になります)+あれば賞与明細
納税通知書
所得証明書
確定申告書
支払い調書
など

ETCカードを作るときの必要書類は?

ETCカードはクレジットカードの付帯カードとして作るのが一般的ですが、ETCカード申し込みのために必要なものは特にありません。

車の車種や年式なども申告不要なので車検証を手元に用意しておく必要もありませんし、運転免許証以外の本人確認書類を提出しても大丈夫です。

なおETCカードも本人限定郵便で届きますので、本人が受け取る必要があります。

発行会社によっては500円〜1,000円程度の発行費用と、同じく500円〜1,000円程度の年会費がかかることがありますので、その点も確認しておきましょう。

家族カードを作るときに家族の本人確認書類は必要?

クレジットカードは基本的に本人に安定した収入がないと審査に通ることはありません。未成年者の場合は同意する保護者に安定した収入が必要になります。

でもそれだと収入のない専業主婦や子供は自分のクレジットカードが作れないことになりますよね。家族カードはそんな時に役立つクレジットカードです。

家族カードはクレジットカード契約者(本会員)がいれば、その家族も自分名義のクレジットカードを利用できるサービスです。

家族カードを作れるのは主に「本会員と生計を同一にする配偶者、親、18歳以上の子供」になりますが、主契約は本会員になるので家族の本人確認書類などは提出不要となります。

例えば、田中太郎さんが妻の花子さんの家族カードを作るとします。

本人確認書類は太郎さんの分だけ提出すればOKで、花子さんの本人確認や収入の確認が行われることはありません。

花子さんの家族カード利用代金の支払いがどうなるかというと、主契約者である太郎さんの口座から引き落とされます。花子さんの銀行口座情報を提出する必要もありません。

クレジットカードは名義人しか利用することができないので、花子さんの家族カードには田中花子の名前が印字してあり、裏の署名も花子さん本人が行うことになります。

なお、家族カード利用代金は本会員の口座から引き落としがかかるという特性上、花子さん名義のクレジットカード利用内容は全て太郎さんにもわかってしまうことになります。紙の利用明細を送ってもらう場合は太郎さん宛てに届くことになりますので、家族カードを本会員に内緒で利用することはまずできません。

学生が申し込みをするときは学生証も必要?学校にバレる?

18歳以上(高校生を除く)なら、親の同意があれば学生もクレジットカードを作ることができます。

その際、クレジットカード審査に申し込みをしたことがカード会社から学校に連絡されたり、学校に電話で在籍確認が入ることはまずありませんので、その点は安心してください。

申し込みの際に学生証が必要かどうかは、クレジットカード会社と作りたいカードによります。ただし、ほとんどの場合学生証は必要ありません。

必要となるケースは、「学生専用 JALカード navi」など、学生専用のクレジットカードを作る場合です。年齢だけでは在学していることを判断できないので学生証のコピーを提出することになるわけです。

しかし学生専用カードでも学生証の提出が不要な場合もかなり多いので、求められたら提出できるようにしておけば大丈夫でしょう。

なお、学生証は「学生であることの証明書」になるので本人確認書類にはならないケースが多いです。学生でも運転免許証などの公的本人確認書類の提出を求められるので、用意しておきましょう。

戸籍謄本とか住民票は必要?

クレジットカードはあくまでも申込者本人に対して発行するものなので、戸籍は関係ありません。本籍地などの提出も不要なので戸籍謄本は用意しなくても大丈夫です。

住民票は、運転免許証などの本人確認書類を用意できない場合に必要になるケースがあります。

ただし本人確認書類は基本的には健康保険証やマイナンバーカードなど家にあるもので大丈夫なので、どうしても他の書類が出せないときのみ必要になると考えていて大丈夫でしょう。

口座引き落とし以外の方法で支払うことはできる?

ごくごく限られた一部のクレジットカードはATMでの支払いやコンビニ払いも可能ですが、クレジットカード利用料金の支払いは口座引き落としが基本になります。

口座不要で作れるクレジットカードのメリットとしては、銀行口座との連携が不要なので気軽に申し込みができてクレジットカードの発行が早い点などが挙げられますが、デメリットの方が多いですよ。

まず、ほとんどのクレジットカードが口座引き落としでの支払いにしか対応していないので、選べるクレジットカードが極端に少なくなります。

支払いは自分で行う必要があるので延滞する可能性も大きくなりますし、ATM利用手数料などの本来不要なお金がかかることもあります。

口座との連携は銀行名・支店名・口座番号・名義人名を記入して銀行印を押すだけでできるのでとても簡単です。

最近は銀行印すら必要ないクレジットカードもあるので、口座引き落とし設定は思っているよりも難しくないですよ!

クレジットカード審査の必要書類は意外と少ない!(まとめ)

審査とか必要書類と言われるとちょっと緊張するかもしれませんが、基本的には

・本人確認書類(運転免許証1枚でOK!)
・銀行または郵便局の自分名義の口座

があれば申し込み可能です!

クレジットカードを作れる年齢の人であれば自分名義の銀行口座はほとんどの人が持っているでしょうし、本人確認書類は運転免許証があればそれだけでOKです。

運転免許証がない場合も健康保険証なら用意できると思いますし、どうしても用意できない場合はちょっとお金がかかりますが住民票でも大丈夫です。

銀行印も自分の印鑑を使っていることと思いますので、すぐに準備できるのではないでしょうか?

クレジットカードライフは快適ですし、ポイントやマイルが貯まる楽しみもいっぱいあります。

きっと、想像しているよりも簡単にクレジットカードを作れると思いますので、初めて申し込みをするから不安がいっぱい・・・という方もぜひ一歩を踏み出してみてくださいね!

この記事の監修者

この記事の監修者 この記事の監修者は、株式会社タンタカの代表取締役「丹野貴浩(⇒プロフィールはこちら)」で、簿記1級の資格を持ち、10年以上、クレジットカードやローンなど金融系のWEBメディアを運営・管理している実績があります。
   

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