PiTaPa(ピタパ)カードの審査難易度は? 種類や割引制度なども解説

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PiTaPaカード(ピタパカード)にはさまざまな種類があり、それぞれどんな特徴があるのかイマイチよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

PiTaPaカード(ピタパカード)の種類や特典、割引制度、ポイントなど特徴や、審査難易度、審査申込方法、おすすめのPiTaPaカードなどを解説していきます。


もくじ

PiTaPaカード(ピタパカード)とは?

そもそも、PiTaPaカードとはどのようなカードなのでしょうか。

PiTaPaも広義でいえばクレジットカードの一種ですが、私たちがイメージする一般的なクレジットカードとは違ったものになっています。

記事のなかで詳しく解説していきますが、PiTaPaカードにもさまざまな種類があり、PiTaPa機能のみ使えるカードや、クレジットカードと一体型になっているピタパカードもあり、種類はさまざまです。

PiTaPaカードは、電車やバスなどの交通、買いものやグルメなどのショッピングといった支払いをタッチするだけで済ませることができるICカードです。

交通にもショッピングにも使えるICカードといえば、SuicaやICOCA、Kitaca、TOICAやSUGOCAなどを思い浮かべる方もいるでしょう。

しかし、PiTaPaが他のICカードと異なるのは、後払い(ポストペイ)型であるという点です。

一部対象外の地域もありますが、事前にチャージする必要なく後払いで決済が可能となっています。

この「後払いができる」という点がPiTaPaカードが広義においてのクレジットカードと位置づけられる所以となっています。

記事のなかでPiTaPaカードの種類や特徴について詳しく解説していきます。

PiTaPaカードはチャージして利用することも可能

PiTaPaカードはポストペイ型であることが特徴的なのですが、事前にチャージしてから利用することも可能です。

また、ポストペイに対応していないエリアでの乗車料金をPiTaPaカードで払う場合には事前にチャージしておく必要があります。

チャージをいちいちするのは面倒くさい、忘れてしまいそうという方もいるかと思いますが、PiTaPaポストペイエリア(JR西日本ポストペイエリアを除く)の改札機、運賃箱の読取部でカード内の残額が1,000円以下(キッズカードの場合は500円)と検知されると、自動的に2,000円(キッズカードの場合は1,000円)をチャージしてくれる「オートチャージ」機能もあります。

ピタパカードのオートチャージ機能を使いたい場合は、入会時にオートチャージ機能をつけるかどうかの項目がありますので、そこで申込みをしましょう。

オートチャージでPiTaPa内に入金されたぶんは、当月のポストペイ利用分と合算して指定の金融機関口座から引き落としされます。

PiTaPaカードの種類

PiTaPaカード(ピタパカード)にはさまざまな種類がありますが、大きく分けると次の3つのグループにわけることができます。

①PiTaPa機能のみのPiTaPaカード

PiTaPa機能だけが利用できるPiTaPaカードです。私たちがイメージするようなクレジットカードとは異なり、VISAやJCBといった国際ブランドの表示や16桁のクレジットカード番号もありません。

基本的には後払いになりますが、事前にチャージして利用することも可能です。決済は、PiTaPaが使えるお店のみに限られます。

PiTaPa機能のみのPiTaPaカードは4種類だけ

PiTaPa機能だけを備えたPiTaPaカードは次の4種類のみです。

・PiTaPaベーシックカード
・STACIA PiTaPa NCカード
・OSAKA PiTaPa LiTE
・保証金預託制PiTaPa

このうち、保証金預託制PiTaPaはデポジットとして月の利用金額の4倍の金額を預けておくことになります。たとえば、1ヶ月に1万円まで使える保証金預託制PiTaPaの場合、4万円の保証預託金が必要です。

②PiTaPa機能とクレジットカード機能一体型のPiTaPaカード

PiTaPa機能とクレジットカードが一つになったPiTaPaカードです。

バスや電車への乗車はもちろん、PiTaPaでの決済のほか、クレジットカードが使えるお店での決済やクレジットカードによってはキャッシングの利用も可能です。

PiTaPa機能とクレジットカードにさらにキャッシュカード機能がついたものもあります。
分離型よりは種類が少なくなり、キャッシュカード機能がついたものは2種類だけです。

クレジットカード機能一体型PiTaPaカードの一覧

クレジットカード機能一体型のPiTaPaカードは次のとおりです。

・エメラルドSTACIA PiTaPaカード
・阪神タイガースSTACIA PiTaPa JCBカード
・ペルソナSTACIA PiTaPaカード
・阪急阪神第一ホテルグループSTACIA PiTaPa VISAカード
・タカラヅカレビューSTACIA VISA カードP
・スタシアサイカ ピタパJCBカード(キャッシュカード機能付き)
・KOBE PiTaPa
・OSAKA PiTaPa
・minapita+sa-ica JCBカード(キャッシュカード機能付き)
・京都ぷらす OSAKA PiTaPa
・AOYAMA PiTaPaカード
・Papas saisaki PiTaPaカード
・Mamas saisaki PiTaPaカード

③PiTaPa機能とクレジットカード機能分離型のPiTaPaカード

PiTaPaカードとクレジットカードが別々で発行されます。PiTaPa機能のみのPiTaPaカードとクレジットカードとで別々のカードになりますので、2枚のカードが手元に届くことになります。

クレジットカード分離型PiTaPaカードの一覧

クレジットカードとPiTaPaカードが分離されたもので、最も種類が多く、提携先も多岐にわたります。

・スタシアサイカ ピタパVISAカード
・e-kenet PiTaPa
・minapita
・minapita+sa-ica VISAカード(キャッシュカード機能付き)
・KIPS PiTaPa
・JMB KIPS PiTaPa
・105 BESTIO KIPS PiTaPa
・ICクレジットカード
・KIPS 三菱UFJ-VISA
・三井住友PiTaPa
・ANA PiTaPa
・はぴe PiTaPaカード
・TS CUBIC PiTaPaカード
・MIE BANK PiTaPaカード
・たんぎんPiTaPaカード
・南都PiTaPaカード
・JP BANKカード PiTaPa
・UC PiTaPaカード
・RESONA CARD PiTaPa
・みなとカードPiTaPa

PiTaPaカードの審査難易度

PiTaPaカードはポストペイ方式のカードであるため、入会審査があります。

クレジットカード機能付きの提携ピタパカードの場合は提携先のクレジットカード会社が審査をおこなうことになり「提携先による」ということになってしまうので、ここではPiTaPaベーシックカードの審査難易度について考察してみたいと思います。

PiTaPaベーシックカードに申し込んだ場合、申込書に記入した内容と指定個人信用情報機関(シー・アイ・シー)に登録されている個人信用情報から総合的に審査がおこなわれます。

PiTaPaベーシックカードでは、「株式会社スルッとKANSAI」と「三井住友カード株式会社」の両社が取得した個人情報を共有しているため、与信の判断も2社がOKを出さなければPiTaPaベーシックカードが発行されないことになります。

たとえば、株式会社スルッとKANSAIがシー・アイ・シーに照会して発行できると判断しても、過去に三井住友系のクレジットカードで軽微な延滞を繰り返すなどのネガティブな履歴があると発行されないということもありえます。

キャッシング機能やクレジットカードのようにさまざまなお店で買いものに利用できるような機能はないので、通常のクレジットカードより審査基準が厳しいということはなさそうです。

しかし、ポストペイであるということを考えるとやはり信用力は欠かせません。

PiTaPaを鉄道系の電子マネーと同じような感覚でとらえている方もいるかも知れませんが、交通系電子マネーの多くがプリペイド式であるのに対して、PiTaPaはポストペイ型、つまり顧客が料金を踏み倒すことができないわけでもないという点について考慮すれば、審査で一定基準に満たない人にはPiTaPaカードを発行しないという振り分けは必要になるのも納得できると思います。

保証金預託制PiTaPaでも審査はある

満20歳以上の方で、事前に所定の保証金を預けるタイプのPiTaPaカードも存在します。PiTaPa定期サービスとPiTaPaショッピング以外のPiTaPaサービスを利用することができます。

保証金を預けるので、審査がないのではないかと思う方もいるかもしれませんが、保証金預託制PiTaPaでも一定の審査があります。

保証金を預けないタイプのPiTaPaカードよりは審査基準が緩和されると考えられますが、まったく審査がなく誰でも作れるわけではないということは知っておいたほうがよさそうです。

※その他のクレジットカードの審査難易度を確認したい方はクレジットカード審査のチカラをご覧ください。

PiTaPaカードの割引制度

PiTaPaカードには運賃の割引制度があります。定期券に相当するものや、定期券を買うほどではないけれどよく利用する区間がお得になる割引もあります。

大きく分けると、マイスタイル、フリースタイル、プレミアムの3つの割引制度があります。

それぞれどう違うのか、自分が利用するならどの割引制度がお得なのか、定期券とはどう違うのか…など、PiTaPaカードをもっていてもいまいちわかりにくいと感じている方もいるようです。

上手に使うと交通費がお得になりますので、3つの割引制度について詳しく解説していきます。

ピタパカード割引制度「マイスタイル」

頻繁に利用する2駅を登録すると、2駅間の利用に対しては1ヶ月のうちにどれだけ利用しても設定された上限額までの支払いですみます。

上限額を超えない場合は、利用したぶんだけの支払いで済みます。

・地下鉄プラン
・バスプラン
・地下鉄・バスプラン

の3つのプランがあり、地下鉄だけ、あるいはバスだけ利用する方、地下鉄もバスも両方利用する方に対応しています。

地下鉄プランは、登録駅を2つ設定すると、上限額が適用される対象駅が自動的に決まります。バスプランはすべてのバス停が上限額適用のバス停となります。

地下鉄・バスプランは、地下鉄プランとバスプランを合わせた内容になっています。つまり、地下鉄は登録駅と登録駅から決められた対象駅、バスは全バス停が上限額の適用範囲となります。

マイスタイルのメリット

定期券と同じじゃないの?と思う方もいるかも知れませんが、定期券の場合は前払いかつ定額で敵券を購入します。

一方、マイスタイルの場合は、マイスタイルの対象となる利用分は、利用の少ない月で上限額までいかないときは使った分だけの支払いで済み、利用が多くて通常の利用なら上限額を超えてしまう月でも上限額以上に支払う必要はありません。

つまり、あまり利用しなかった月は利用したぶんだけ、利用が多かった月はどんなに利用が多くても上限額までという安心でお得な料金プランとなっています。

たとえば、6ヶ月の定期券を購入すると、通常で毎日利用するよりは定期券のほうがお得でしょう。

しかし、長期連休などでまったく利用しない日がある月や、大学生の夏休みなどでときどき学校へは行くけど毎日はいかない…という月があることを考えると、マイスタイルを利用したほうが支払う料金に無駄がないこともあります。

また、定期券とマイスタイルの違いとして大きなポイントなのが、マイスタイルには「経路」の考え方がありません。

定期券の場合は決められた経路でないと、乗車料金が発生することもあります。しかし、マイスタイルの場合は登録駅を起点とした対象駅で考えるので、自分の利用したい駅が登録駅か対象駅に含まれていれば、支払いに上限額が設定されている利用分とすることができるので、よりフレキシブルに移動することができます。

マイスタイルで対象になる乗車方法

マイスタイルの強みは、定期券よりもフレキシブルに乗車のしかたが選べるところにあります。しかし、上限額の対象となる利用の仕方とそうでない利用の仕方を知っていないと、その強みを活かすことができません。

マイスタイルの地下鉄プランで上限額適用の対象となる利用のしかたと対象にならない利用のしかたを次にまとめました。

▼マイスタイルの上限額適用の対象となる利用
登録駅から乗車→登録駅で降車
登録駅から乗車→対象駅で降車
対象駅から乗車→登録駅で降車

▼マイスタイルの上限額適用の対象とならない利用
登録駅から乗車→対象外の駅で降車
対象外の駅で乗車→登録液で降車
対象駅から乗車→対象駅で降車
対象外の駅で乗車→対象外の駅で降車

ピタパカード割引制度「フリースタイル」

ピタパカード割引制度「フリースタイル」は、マイスタイルのように駅を登録したり対象となる駅を考えたりする必要はありません。

PiTaPaカードを手にしたその日から利用することができます。

地下鉄やバスで1ヶ月に使った料金の合計に対して割引が適用されるのがフリースタイルでの割引となっています。

マイスタイルのように上限額があるわけではないので、使ったら使ったぶんだけ請求がありますので注意しましょう。

学生の方向けの「フリースタイル(学生)」や65歳以上の方向けの「フリースタイル(シニア)」は、窓口へ届け出が必要ですが、割引率がアップします。

フリースタイルが向いている人

ピタパカード割引制度「フリースタイル」は上限額がないので、通勤や通学で毎日同じ駅を繰り返し利用するような方は定期券やマイスタイルのほうがお得になるでしょう。

マイスタイルほどの割引メリットはあまりないように感じるかもしれませんが、登録駅を設定する必要がなく、1ヶ月の利用料金に対して自動で割引がきくという点は嬉しいですね。

今まで定期券を買うほどではないけれど、回数券をよく買って使っていたという方はフリースタイルが向いているといえるでしょう。

ピタパカード割引制度「プレミアム」

ピタパカード割引制度「プレミアム」はマイスタイルの内容をグレードアップさせたような仕組みになっています。

登録駅を1つ決めて、「小エリア」「中エリア」「大エリア」から選択すると自動的に対象駅が付加されます。

「小エリア」は半径3.5km程度、「中エリア」は半径6.5km程度、「大エリア」は半径9.5km程度の範囲になります。このエリアに入る対象駅であれば、1ヶ月の支払いはどれだけたくさん使っても上限額までとなります。

プレミアムを上手に使うコツ

通勤通学などで決まった駅間の移動しかおこなわない方は、マイスタイルで十分カバーできると思いますが、営業職などで路線内をあちこち移動する方や、職場と習い事などさまざまな方向に移動する方は、プレミアムを使ったほうがお得になることも。

よく使う駅をいくつかピックアップし、その真中あたりに位置する駅をプレミアムの登録駅にするといいですよ。

PiTaPaカードのポイント制度

PiTaPaカード独自のポイント制度としては、PiTaPaショッピング加盟店において利用金額100円ごとに1ポイントがたまる「ショップdeポイント」があります。

加盟店によりますが、5倍~20倍のポイントが獲得できることもあります。ためたショップdeポイントは、500ポイント=50円相当としてPiTaPa利用代金の支払いに自動的に充当されます。

クレジットカード機能がついたPiTaPaカードでは、クレジットカード会社独自のポイント制度が適用されることもあります。

おすすめのPiTaPaカードは?

PiTaPaカードは種類が非常に多いため、どれを選べばよいかわからないと思う方も多いのではないでしょうか。

選び方のポイントのひとつとして、貯めたいポイントを考えてみることをおすすめします。

カードの発行元によって貯まるポイントが異なるので、自分の貯めたいポイントやよく利用するお店で貯まるポイントを参考に選んでみましょう。

また、そもそもクレジットカード機能が要らないという方はシンプルなPiTaPaカードを選びましょう。

クレジットカード機能は不要な方向けのPiTaPaカード

ポイント制度にあまり興味がない方や、クレジットカード機能をつけたくない方は、シンプルにPiTaPa機能のみのカードがおすすめです。

・PiTaPaベーシックカード
・STACIA PiTaPa NCカード
・OSAKA PiTaPa LiTE
・保証金預託制PiTaPa

こちらの4種類はクレジットカード機能がつきません。

Sポイントが貯まるPiTaPaカードも

阪神阪急グループで使えるSポイントを貯めたいという方には、次のようなPiTaPaカードがおすすめです。

Sポイントを貯めることができるので、阪神百貨店や阪急百貨店をよく利用する方には向いているPiTaPaカードといえそうです。

・エメラルドSTACIA PiTaPaカード
・阪神タイガースSTACIA PiTaPa JCBカード
・ペルソナSTACIA PiTaPaカード
・STACIA PiTaPa VISAカード
・タカラヅカレビューSTACIA VISA カードP
・スタシアサイカ ピタパVISAカード

近鉄沿線利用者におすすめのPiTaPaカード

近鉄沿線や近鉄百貨店を利用する方であれば、KIPSポイントが貯まる次のようなPiTaPaカードがよいかもしれません。

・KIPS+PiTaPa
・JMB KIPS PiTaPa
・105 BESTIO KIPS
・KIPS 三菱東京UFJ-VISA

このうち、JMB KIPS PiTaPaはJALのマイルも貯めることができます。

ワールドプレゼントポイントを貯めたい方におすすめのPiTaPaカード

発行元が銀行や三井住友VISAカードのPiTaPaカードではワールドプレゼントポイントを貯めることができます。

ワールドプレゼントポイントは景品やギフト券に交換できるので、貯めたポイントをどう使いたいか決まっていない方や、幅広いポイント利用の選択肢がほしい方には向いています。

ワールドプレゼントポイントがたまるPiTaPaカードには次のようなカードがあります。

・MIE BANK PiTaPa
・たんぎんPiTaPaカード
・南都PiTaPaカード
・RESONA CARD PiTaPa
・みなとカード PiTaPa
・三井住友PiTaPa

PiTaPaカードの審査申込方法

PiTaPaカードの審査申込方法は、オンラインでの申込みと郵送での申込みの2種類があります。

オンラインの申込みでは、申し込めるPiTaPaカードの種類に制限がありますので注意してください。

郵送の場合はつくりたいPiTaPaカードによって申込書や郵送先が異なりますので、適切な申込書を使って正しい宛先へ郵送することが大切です。

オンラインでPiTaPaカードを申し込む

PiTaPa公式ページの「オンラインでご入会」から申し込むことができます。

必要事項をネット上で入力することで申込みが可能です。利用料金を引き落とす振替口座の情報を手元に用意しておくとスムーズです。振替口座の登録までオンラインで可能です。

オンライン入会可能なPiTaPaカード

オンラインでの申込みが可能なPiTaPaカードは次のとおりです。

自分の作りたいPiTaPaカードがこの中にあればオンライン入会の方が手間が少なく申込みができます。

・PiTaPaベーシックカード
・エメラルドSTACIA PiTaPaカード
・阪神タイガースSTACIA PiTaPa JCBカード
・ペルソナSTACIA PiTaPaカード
・阪急阪神第一ホテルグループ
・STACIA PiTaPa VISAカード
・タカラヅカレビューSTACIA VISA カードP
・スタシアサイカ ピタパVISAカード
・スタシアサイカ ピタパJCBカード
・STACIA PiTaPa NCカード
・KOBE PiTaPa
・OSAKA PiTaPa
・OSAKA PiTaPa LiTE
・minapita
・KIPS PiTaPa
・JMB KIPS PiTaPa
・ICクレジットカード KIPS 三菱UFJ-VISA
・京都ぷらす OSAKA PiTaPa
・みなとカードPiTaPa

オンライン入会不可のピタパカードもありますのでご注意ください。

郵送でPiTaPaカードに申し込む

郵送であれば基本的にどのPiTaPaカードでも申し込むことができますが、PiTaPaカードの種類によって使用する入会申込書や送り先がことなります。

まず、提携カードの場合はクレジットカード会社など提携先入へ電話連絡するなどして提携先から入会申込書を入手するようにしてください。送り先もクレジットカード会社など提携先になります。

提携先のないPiTaPaカードの入会申込書は、PiTaPa導入交通機関の主要駅に設置されているほか、PiTaPaコールセンターへ連絡して自宅に申込書を届けてもらうことも可能です。

PiTaPaカードの家族会員制度

PiTaPaカードは家族カードをつくることもできます。家族カードをもつことができるのは、本会員と生計を共にする配偶者や小学生以上の子どもや両親となっています。

家族カード会員が満18歳未満の場合は「キッズ・ジュニア会員」という区分になります。

中学生および高校生などはジュニア会員、小学生はキッズ会員とわけられています。

キッズ会員やジュニア会員の注意点

ジュニア・キッズ会員はPiTaPaカードで買いものをすることはできず、交通利用のみ可能です。
小学校や中学校入学前の子どもは、小学校(または中学校)入学年の3月1日以降からキッズ会員やジュニア会員に申込みができます。

入学前にPiTaPaカードを用意しておくと通学で利用する場合にはスムーズですが、入学前にPiTaPaカードのキッズカードやジュニアカードを利用すると実際に小学校や中学校に入学する前であっても小児旅客運賃や大人旅客運賃が適用されてしまう点には注意が必要です。

家族会員の申込方法

本会員がオンラインで申込むときに同時に申し込める家族カードは1名分のみとなっています。

2名以上の家族カードを申込みたい場合はPiTaPaコールセンターから入会申込書を取り寄せて申し込む必要があります。

PiTaPaカードの利用明細を確認する方法

PiTaPaをどのくらい利用したのかを確認する方法を解説します。

PiTaPaカードはポストペイ型ですが、基本的に利用明細書はとどきません(提携クレジットカードなどで利用料金を引き落としていて、クレジットカードの明細にPiTaPa利用分が載ることはあります)。

ピタパカードをどのくらい利用したのかを知りたい場合には自分で照会するしかありません。

PiTaPaカードの利用明細を確認するには、「PiTaPa倶楽部」という会員専用サイトにログインが必要です。会員登録は無料でできます。PiTaPa倶楽部にログインすると、過去6ヶ月間をさかのぼって利用明細を確認することができます。

また、一部の駅でもPiTaPaカードがあれば利用履歴を確認することができます。

PiTaPaカードの解約方法

PiTaPaカードを利用しなくなったら解約することをおすすめします。

その理由は、年に1回もPiTaPaカードを利用しなかった場合にPiTaPa維持管理料として1,000円を支払う必要があるからです。

さらに、クレジットカード機能がついている場合は、クレジットカードの年会費がかかる場合があるのでさらに維持費が高くなってしまうこともあります。

PiTaPaカードの解約方法について解説していきます。

PiTaPaカードを電話で解約する方法

PiTaPaカードを解約するには、PiTaPaコールセンターに電話をする必要があります。PiTaPaカードの種類によって異なりますが、PiTaPa機能のみのカードで本人が電話できる場合には電話での解約手続きが可能です。

しかし、本人以外が手続きをする場合には、電話をして書類を取り寄せる必要があります。ネットなどでは解約できませんので注意してください。

コールセンターへ電話したら、オペレーターに解約したい旨を伝えましょう。

手元にピタパカードを用意して電話するとスムーズです。電話だけで解約できるかどうかも教えてもらうことができます。

電話のみで解約ができない場合、電話でPiTaPaカードの解約を申し出た約2~3日後に解約の書類が自宅に送られてきます。記入例に沿って記入・捺印して返送しましょう。
PiTaPaカードを切断して書類の下のほうに貼り付ける必要がある場合もありますので、書類にそのような指示が書かれている場合は指示に従ってください。書類を返送して解約完了となります。

クレジットカード機能付きPiTaPaの解約方法

クレジットカード機能がついているPiTaPaカードは、クレジットカード会社へ解約の電話をしてください。

クレジットカードの裏面に書いてある電話番号にかけて、解約したい旨を伝えましょう。

カードの種類によっては、PiTaPa機能のみを解約できる場合と、PiTaPaだけでなくクレジットカード自体を解約しなくてはならない場合があります。

PiTaPaだけの解約になるのか、それともクレジットカード含めすべての機能を解約することになるのか、わからない場合は解約手続きを進める前に尋ねましょう。

PiTaPaカードを紛失したときの対処法

PiTaPaカードを紛失したり盗難されたおそれがあるときは、すぐに利用できないように止めてもらうようにしましょう。

PiTaPa機能のみのカードを紛失した(盗難された)場合と、クレジットカード機能やキャッシュカード機能付きのPiTaPaカードを紛失した(盗難された)場合とでは手続きが若干異なります。

紛失や盗難の被害に遭ったときは警察へ届け出ることも大切ですが、まずは不正に利用されないように利用停止の手続きを先に済ませることが大切です。

PiTaPa機能のみがついたカードを紛失した場合

PiTaPaカードを紛失してしまったときは、すぐにPiTaPaコールセンター紛失・盗難デスクへ連絡してください。

電話番号は、0570-014-999です。

こちらの電話番号であれば24時間年中無休で対応してくれます。

PiTaPaのコールセンターへ紛失や盗難にあったことを届け出ると、PiTaPaカードの利用停止手続きをしてもらうことができます。

この手続をしてもらうことで、仮に第三者に取得されても利用される心配はありません。

ただし、いったん利用停止の手続きをしてもらったPiTaPaカードは、見つかった場合でも再び利用することはできません。引き続きPiTaPaカードを利用する場合には、再発行手続きが必要です。

クレジットカード機能付きのPiTaPaカードを紛失した場合

クレジットカード機能や銀行のキャッシュカード機能がついたPiTaPaカードもあります。

その場合は、クレジットカード会社や銀行へ連絡する必要があります。すぐにクレジットカード会社や銀行の紛失・盗難窓口へ電話をしましょう。

たいていカードの裏面に電話番号が記載されていますが、手元になくなってからでは確認しようがありません。

PiTaPaカードが届いたら手帳やスマホの電話帳に紛失や盗難時の連絡先をひかえておくと安心です。どうしてもわからない場合は、クレジットカード会社のホームページで紛失や盗難時の電話番号を確認するのも手です。

<PiTaPaカードまとめ>
PiTaPaカードは後払いで鉄道やバスを利用したり買い物をすることができるポストペイ型のカードです。

マイスタイルなどの独自の運賃割引制度があり、上手に利用すれば通勤や通学にかかる交通費も節約できるかもしれません。

種類が非常に多いため、どのPiTaPaカードを選べばいいかわからないときは、クレジットカード機能がいるかいらないか、どんなポイントを貯めたいか、家族カードが持てるかどうか、オンライン入会は可能かどうかといったことを考えて絞るとよいでしょう。

PiTaPa機能のみのシンプルなPiTaPaカードであれば審査の難易度が高いというわけではありませんが、個人信用情報の照会がおこなわれることから、いままでに金融事故などをおこしたことがある人では審査通過が厳しくなりそうです。

この記事の監修者

この記事の監修者 この記事の監修者は、株式会社タンタカの代表取締役「丹野貴浩(⇒プロフィールはこちら)」で、簿記1級の資格を持ち、10年以上、クレジットカードやローンなど金融系のWEBメディアを運営・管理している実績があります。
   

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