クレジットカード リボ払いのメリット・デメリット

リボ払いという支払い方法をご存知でしょうか?普段は一括払いを利用している人でも、クレジットカード会社からリボ払いを勧めるキャンペーンのお知らせなどが届くと、お得な支払い方法なのかな?と気になっているのではないでしょうか。

この記事では、クレジットカードのリボ払いとはどのような支払い方法なのかを解説したうえで、リボ払いのメリットやデメリットについて解説していきます。また、リボ払いと混同されがちな分割払いとの違いについても説明しています。


もくじ

リボ払いとは?

リボ払いという言葉を聞いたことはあるけれど、どんなものなのかよくわからないという方は多いのではないでしょうか。

リボ払いは、クレジットカードなどの支払い方法のひとつで、リボルビング払いを略した呼び方です。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、リボ払いは欧米では一般的な支払方法として定着しています。

リボ払いでは、予め設定した金額を月々分割して支払うことになります。利用額が多くなっても少なくなっても、月々の支払額は変わらず一定です。

分割払いとの違いは?

分割ではらうというと、分割払いとはどう違うんだろう?という疑問が出てくると思います。

利用残高を分割して複数回に分けて支払うという点は、分割払いもリボ払いも同じであるため混同されてしまいがちです。しかし、分割払いとリボ払いは、全く異なる仕組みとなっているため注意が必要です。

分割払いの支払い方法

分割払いは、購入したある商品の金額を何回かに分割して支払う方法です。

例えば12万円のパソコンを3回の分割払いで購入した場合、毎月このパソコンに対して4万円ずつ3回に分けて支払うことになります。

しかし、このパソコン以外にもクレジットカードを使って買い物をしていれば、他に買い物をしたぶんの金額も一緒に支払う必要があります。

そのため、月の支払額は、パソコンの分割払い分の4万円+その他の買いもので使用した金額ぶんということになります。

その他の買いもので使用した金額が3万円の月なら7万円、5万円使った月なら9万円の支払いが必要というように、月々の支払額は一定にはなりません。

リボ払いの支払い方法

一方、リボ払いはどれだけカードを利用しても月々の利用額は一定となります。たとえば、月の支払額を5万円に設定しておくとします。

リボ払いの場合、その月のクレジットカードの利用額が10万円であっても、引き落とされる金額は5万円ということになります。払えていない分の金額は翌月以降に繰り越されていきます。

リボ払いの種類

リボ払いについてもっと詳しくみていきましょう。リボ払いと一言でいっても、実は種類があるのです。自分の支払いスタイルに合ったリボ払いを選択するのが賢い方法といえます。

定額方式

定額方式は、利用金額に関わらず設定した金額のまま毎月支払いをする方法です。

例えば2万円で設定した場合には、毎月2万円ずつ利用額を支払っていくことになります。クレジットカードの上限額まで、どれだけ使っても、毎月の支払いは2万円から増減することはありません。

定額方式のリボ払いのメリットは、払い終わるまで毎月一定額なので計算しやすく、わかりやすいという点です。

反対に、定額方式のデメリットとしては、利用した残高が増えていっても支払う金額が低く固定されていると、なかなか残高が減らなくなってしまう点が挙げられます。

残高スライド方式

残高スライド方式は少しややこしく感じるかもしれませんが、リボ払いの方法としては一般的なものですのでチェックしておきましょう。ざっくりといえば、利用残高に応じて支払金額が変わる支払い方法です。

クレジットカードの利用残高が多ければ多いほど、支払金額も多い額にスライドする仕組みとなっています。
「え、リボ払いは支払額が一定なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、利用残高に応じて月々の支払い金額が変わるというところにポイントがあります。

具体的な例を出すと、10万円未満の利用残高がある場合の支払い金額は1万円、10万円以上20万円未満の利用残高がある場合は2万円の支払い…といったように、利用残高の階級によって支払額も変わるけれど、利用残高の階級が同じであれば、同じ金額を払うことになります。

引き続き例をあげると、利用残高が18万円あるときは2万円、利用残高が12万でも2万円の支払いですが、利用残高が8万円になれば利用残高の階級がひとつ下がるので支払額は1万円になります。

利用残高が5万円になっても1万円の支払いです。反対に多く利用して利用残高が15万円になれば、利用残高の階級がひとつ上がることになるので、また2万円の支払いになるということになります。

残高スライド方式のメリットとしては、利用残高が多いときは支払いも多いため早く利用残高を減らしていくことができます。

利用残高が少ないときには、支払いも少ない金額で済むので負担感は少ないでしょう。デメリットとしては、利用残高が少なくなり、支払額が少なくなると、利用残高の減りが遅くなって長く支払いを続けないといけなくなる可能性がでてくるという点が挙げられます。

リボ払いのメリット3つ

ここまでで、リボ払いがどのような仕組みになっているのかは理解ができたと思います。では、実際にリボ払いを利用するとなると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

リボ払いの主なメリットを3つ、見ていきましょう。

家計の管理が簡単

毎月決まった支払い額で固定されるため、毎月のクレジットカード支出ぶんを把握するのが簡単になります。そのため、家計の見通しがたてやすくなり、管理が簡単になります。

家賃や通信費などと同じように、ほぼ一定に固定された費用として計算することができるのはリボ払いならではということができます。

月々の支払い負担が少ない

大きな金額の買いものをするとなると、まとまったお金が必要になります。一回で支払えるほどのまとまったお金を用意するのが難しく、翌月の支払い額が高くなるのも厳しいというときもあるでしょう。

しかし、どうしても必要なものであった場合などはリボ払いを利用するのも一つの方法です。

リボ払いであれば、大きな買い物をした翌月の支払額も一定額なので、家計が圧迫されるといった心配もありません。

延滞を回避する手段としてリボ払いを利用できる

クレジットカードは現金とは異なり、使ったら目に見えてお金が減っていくということはありません。そのため、ついうっかりクレジットカードを使い過ぎてしまい、翌月に支払えないほどの請求がきてしまうこともあるかもしれません。

もし、次の引き落とし日に請求額が支払えないとなると、滞納扱いとなります。

滞納ともなれば、支払日の翌日からクレジットカードが利用停止されてしまい使えなくなることも有りえます。

また、延滞損害金や督促手数料などの支払い義務が発生したり、長く延滞していたり短期間でも延滞を繰り返していると個人信用情報機関に延滞情報が載り、クレジットヒストリーに傷がついてしまう可能性もあります。

クレジットカードのなかには、あとからリボ払いに変更することができるものもあるので、請求額が支払えないと思ったら、すぐにリボ払いに変更して翌月の支払額を抑え、延滞を回避するといった対策をとることができます。

リボ払いを続けると利息がかかってしまうから…と、躊躇する方もいるかもしれませんが、延滞になれば延滞損害金を払わないといけないうえ、クレジットカードの利用や今後新しく契約をするときにも不利になってしまうというデメリットがあります。

リボ払いにしても、繰り上げ返済をおこなうこともできます。一時的にリボ払いにしておいて、ボーナスが入るなど一時的な臨時収入があったときにまとめて返済することもできます。

リボ払いのデメリット3つ

次に、リボ払いのデメリットについて解説していきます。リボ払いはとても便利な支払方法ですが、当然メリットばかりではありません。

注意すべきリボ払いの3つのデメリットを挙げてみました。リボ払いを選ぶ前にしっかりとデメリットについても理解しておきましょう。

利息がかかる

リボ払いには利用残高に対して利息がかかります。リボ払いを利用すればするほど、利用残高が増えていき、支払わなくてはならない利息も増えていくため、注意が必要となります。

毎月の返済額のなかから元金部分と利息部分の支払いをすることになりますが、なかなか元金部分が減らず、利息部分の支払いが長引いてしまうケースも珍しくありません。

そうなると、当初利用した金額よりも多額の支払いをしなくてはならなくなります。

長期的な目で見ると、一括払いなら支払わなくてよいはずのお金をたくさん支払うことになってしまうのがリボ払いの最大のデメリットといえるでしょう。

金銭感覚がマヒする

限度額の範囲内でどれだけたくさんの買いものをクレジットカードでしたとしても、毎月の支払額は自分で設定した金額だけで済んでしまいます。

そのため、自分のお金で買いものをしているという感覚が薄れてしまい、金銭感覚がマヒしてしまうことがあります。

毎月数万円の支払いで、数十万円以上の買いものをすることだってできてしまうので、お金がどこかから湧き出てくるような錯覚に陥るかもしれません。

利用残高をしっかりと把握して、返済計画をしっかりと立てられる人でなければ、すぐに利用限度額の上限まで使ってしまうかもしれません。

そうともなれば、元金だけでなく支払う利息も高くなり、経済的に破綻してしまうリスクもあります。

支払いの期間が長期化する

リボ払いで支払うと、一括払いや分割払いよりも支払いにかかる期間が長期化しやすいというデメリットがあります。

とくに、残高スライド方式のリボ払いの場合は、利用残高が少なくなると支払額も少なくなるようになっています。

その少なくなった支払額のなかから元金部分と利息部分の支払いをすることになるため、なかなか元金部分が減らず、完済するのに非常に時間がかかってしまうケースがあります。

リボ払いのメリットやデメリット「まとめ」

リボ払いのメリットやデメリットについて解説してきました。

リボ払いや分割払いでは、買いもので使った金額とは別に利息や手数料を支払うことになってしまいます。

できればリボ払いや分割払いを避けて、一括払いで決済したほうが本来払わなくて済むお金を払わずに済むのでおすすめです。

とはいえ、どうしても一括払いで払うのが難しいこともありますよね。そんなときは、リボ払いよりも分割払いを先に検討してみてください。

その理由としては、リボ払いの場合は利用残高に対して利息がかかるからです。分割払いでも利用手数料が必要になりますが、分割払いにかかる手数料は、分割払いを選択した取引にのみかかります。

たとえば、10万円の利用残高があるとして、リボ払いの場合は10万円全額に利息がかかります。同じ10万円の利用残高でも、そのうちの3万円分だけが分割払い分で、残り7万円は一括払いを選択してたとすれば、分割払いの手数料がかかるのは3万円の部分のみになります。

また、分割払いの場合、2回払いなら分割手数料が不要なケースもありますが、リボ払いの場合は利息が要らないということはありません。

どうしても一括払いが難しいときは、分割2回を検討してみるのもよいでしょう。

もし、延滞を防ぐためなどの理由でやむを得ずリボ払いを選択したとしても、ずっとリボ払いで払い続けるのではなく、繰り上げ返済をするなどしてなるべく早く完済できるようにすることをおすすめします。

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