クレジットカードの繰り上げ返済のやり方とメリット・デメリット

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締め日まで、まだ日にちがあるのにクレジットカードの利用可能枠いっぱいまで利用してしまい、支払日を過ぎるまでクレジットカードが使えない…と困っていませんか?

そんなときには、クレジットカードの繰り上げ返済がおすすめです。

ただし、繰り上げ返済によってデメリットが生じる可能性もあります。この記事では、クレジットカードで繰り上げ返済するやり方と、メリットやデメリットを解説していきます。


もくじ

クレジットカードの繰り上げ返済とは?

クレジットカードには、利用可能枠(限度額)があり、利用可能枠を超えてクレジットカードを利用することはできません。

とはいえ、どうしても限度額を超えて利用したいというときは困ってしまいますよね。(クレジットカード会社に電話すれば一時的に限度額を上げてくれる場合もあります)

そんなときに役立つのが繰り上げ返済です。振替日より前に利用した額を支払うことで、クレジットカードの利用可能枠を回復することができます。

クレジットカードの繰り上げ返済をするメリット

クレジットカードのショッピング枠の繰り上げ返済には主に2つの種類があります。

「ショッピング1回払いの繰り上げ返済」と「リボ払いや分割払いの繰り上げ返済」です。それぞれ得られるメリットが異なりますので解説していきます。

一括払いの繰り上げ返済をするメリット

前述のとおり、一括払いの支払期日前に繰り上げ返済をすることで利用可能枠が回復して限度額に余裕が出ます。

限度額めいっぱいまで使ってしまい、そのままにしておくと、支払日までは現金払いなど、クレジットカード以外の支払い方法で買いものをしなくてはなりません。

繰り上げ返済の方法によっては、手続きに2~3日かかることもあることから、即日で利用可能枠を回復させるのが難しい場合もあります。余裕をもって繰り上げ返済をしましょう。

クレジットカードを利用すれば獲得できたはずのポイントもたまらなくなってしまったり、定期的に利用するサービスの引き落としができなくて延滞してしまったりするおそれもあります。

また、支払期日前に繰り上げ返済をおこなって利用可能枠を回復させることにより、支払い能力がある、きちんと支払いができる性格の利用者であるという証明にもなります。

さらにそこから、より大きな利用可能枠が必要なお客であるとクレジットカード会社が考慮してくれ、利用可能枠を増額してくれるかもしれません。

リボ払いの繰り上げ返済をするメリット

リボ払いや3回以上の分割払いを利用すると利息や手数料が必要になります。

とくに、リボ払いの場合は毎月の支払額は一定になるものの、なかなか利用残高の元金部分が減らず、利息部分を延々と支払い続けるという事態に陥りがちです。

その結果、利息の支払いだけでかなりの金額をクレジットカード会社に支払っているという方も少なくありません。

リボ払いや手数料が必要になる分割払いの分を繰り上げ返済すれば、利息や手数料を減らすことができます。リボ払いや分割払いを利用している方こそ積極的に繰り上げ返済を検討したいものです。

クレジットカードの繰り上げ返済をするデメリット

クレジットカードの繰り上げ返済をするときには、ある程度まとまった金額が必要になる場合がほとんどです。

自分の手持ちのお金が減ってしまうので、資金に余裕がないときの繰り上げ返済はおすすめできません。

繰り上げ返済をしたことによって金欠になり、本来支払うべき引き落とし日に残高不足となって支払いができなくなると、延滞扱いになってしまいます。これでは本末転倒ですよね。

クレジットカードの繰り上げ返済には、残金の一部を繰り上げ返済する方法(一部繰り上げ返済)と、全額を一気に繰り上げ返済する方法(一括繰り上げ返済または全額繰り上げ返済)とがあります。

クレジットカードの繰り上げ返済をしたい場合は、一括繰り上げ返済が厳しいようであれば一部繰り上げ返済にするなどして手持ちのお金を減らしすぎないようにしましょう。

クレジットカードの繰り上げ返済のやり方

銀行口座に振り込む方法とATMに入金する方法があります。

繰り上げ返済の方法はクレジットカード会社によっても異なりますので、クレジットカード会社の指示に従ってすすめるようにしてください。

主な方法としては、振り込みで入金する方法とATMで入金する方法があります。

どの方法に対応しているかわからないというときは、繰り上げ返済をおこなう前にクレジットカード会社に電話で繰り上げ返済をしたい旨を伝えると案内してもらうことができます。

なかには、振込みでの繰り上げ返済には必ず事前に連絡が必要になることもあります。

ATMでの繰り上げ返済

ATMの繰り上げ返済に対応していればラッキーです。というのも、ATMでの繰り上げ返済は振り込みよりもとても手続きが簡単だからです。

コンビニや銀行など利用しているクレジットカード会社の返済に対応しているATMにクレジットカードを挿入し、「返済」を選び、返済したい金額を入力して入金するというやり方で繰り上げ返済が可能です。

ATMでの返済が可能かどうかはクレジットカード会社や支払い方法によって異なりますので、事前にATMでの繰り上げ返済が可能かどうか調べてから行きましょう。

振込みでの繰り上げ返済

クレジットカード会社が指定する口座に入金して繰り上げ返済をする方法です。

ATMでの繰り上げ返済と似ていますが、振込みでの繰り上げ返済の場合は入金先の口座番号などを自分で入力しなくてはなりません。

事前に繰り上げ返済のための口座情報を把握しておくことが必要になります。公開されていないこともあるので、その場合はクレジットカード会社に連絡しましょう。

支払日に増額して返済

リボ払いや分割払いぶんを繰り上げ返済したい場合には、支払日に通常の引き落とし額にプラスするかたちで支払額を増額して繰り上げ返済をすることも可能です。

インターネットから支払額を増額する手続きができるクレジットカード会社もあります。

支払日に通常の支払いと一緒に引き落としてもらう方法は、入金にでかける手間がなくて便利に感じますが、支払額を増額したことを忘れて口座に十分な金額が入っていないと引き落としができず延滞になってしまう可能性もあります。

増額したときは残高不足にならないように口座へ入金しておきましょう。

<まとめ>
クレジットカードで繰り上げ返済をするというイメージがあまりない方もいるかもしれませんが、デメリットよりもメリットのほうが多く、とくにリボ払いをしている方には利息の軽減という大きなメリットがあります。

一括払いの方でも、利用可能枠を支払い日前に回復させたいというときにのためにぜひおぼえておいてほしい方法です。

ただし、クレジットカードの繰り上げ返済をすることばかりに気が取られてしまい、手持ちのお金を減らしすぎないように注意してくださいね。

この記事の監修者

この記事の監修者 この記事の監修者は、株式会社タンタカの代表取締役「丹野貴浩(⇒プロフィールはこちら)」で、簿記1級の資格を持ち、10年以上、クレジットカードやローンなど金融系のWEBメディアを運営・管理している実績があります。
   

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