30代共働き夫婦の世帯年収&月々貯金額は?貯金の目的第1位は「老後のため」
30代共働きの夫婦にお金にまつわるアンケートをお願いしました。
日々の生活で十分満足できるくらいのお金はありますか?と聞かれて、はいと答えられる人は少ないかもしれませんが、皆さん具体的にはどれくらいの年収があって毎月どれくらい貯金できているのでしょうか?
30代共働き夫婦300名の方々に、世帯年収、月々の貯金額、貯金をする目的と、家事分担や子育て、お金で大変なことや悩みなどを伺いました。
世帯年収を教えてください
回答 | 割合(人数) |
100万円未満 | 0.3%(1人) |
100万円以上200万円未満 | 1.3%(4人) |
200万円以上300万円未満 | 2.7%(8人) |
300万円以上400万円未満 | 8.0%(24人) |
400万円以上500万円未満 | 10.7%(32人) |
500万円以上600万円未満 | 17.0%(51人) |
600万円以上700万円未満 | 16.3%(49人) |
700万円以上800万円未満 | 15.0%(45人) |
800万円以上900万円未満 | 11.0%(33人) |
900万円以上1000万円未満 | 7.0%(21人) |
1000万円以上1500万円未満 | 9.0%(27人) |
1500万円以上 | 1.7%(5人) |
(N=300)
共働きでも夫と妻の両方がフルタイム勤務なのか、子育てを優先してどちらかが時短勤務をしているのかで収入は大きく変わりますが、世帯年収として最も多い層は「500万円以上600万円未満」が17.0%(51人)となっていました。
続いて「600万円以上700万円未満」が16.3%(49人)、「700万円以上800万円未満」が15.0%(45人)となっています。
「月々」にどのくらい貯金ができていますか?
回答 | 割合(人数) |
1万円未満 | 8.3%(25人) |
1万円~3万円未満 | 20.7%(62人) |
3万円~5万円未満 | 22.0%(66人) |
5万円~10万円未満 | 24.7%(74人) |
10万円~20万円未満 | 17.3%(52人) |
20万円~30万円未満 | 4.7%(14人) |
30万円~40万円未満 | 1.0%(3人) |
40万円~50万円未満 | 0.3%(1人) |
50万円~60万円未満 | 0.0%(0人) |
60万円~70万円未満 | 0.0%(0人) |
70万円~80万円未満 | 0.3%(1人) |
80万円~90万円未満 | 0.0%(0人) |
90万円~100万円未満 | 0.0%(0人) |
100万円以上 | 0.7%(2人) |
(N=300)
月々に貯金ができる金額は、「5万円~10万円未満」と回答した方が最も多く24.7%(74人)です。
続いて「3万円~5万円未満」が22.0%(66人)、「1万円~3万円未満」が20.7%(62人)となっています。
「10万円~20万円未満」と回答した方も17.3%(52人)と多くなっています。
共働きであっても毎月の貯金額が「1万円未満」と回答した方も決して少なくはなく8.3%(25人)となっています。
貯金する目的を教えてください(複数回答可)
回答 | 割合(人数) |
老後のため | 29.3%(208人) |
教育費 | 23.2%(165人) |
不測の事態に備えて | 20.3%(144人) |
旅行・趣味 | 14.9%(106人) |
住宅を買うため | 5.9%(42人) |
車を買うため | 4.1%(29人) |
貯金の目的はない | 1.7%(12人) |
その他 | 0.6%(4人) |
※総回答数に対する割合(総回答数710人)
ここでは貯金をする目的について伺っていますが、「老後のため」という回答が最も多く29.3%(208人)でした。
老後2,000万円問題もありましたし、現代日本の経済状況に期待できるとは思えず、働けるうちに備えておきたいと考えるのは誰もが納得できるところだと思います。
2位は「教育費」で23.2%(165人)です。
子供がいるご家庭、これから子供を作りたいと考えているご夫婦なら必要なお金ですね。
3位は「不測の事態に備えて」で20.3%(144人)という結果になっています。
老後資金や教育費とは別に万が一のときのための資金を作っておけると安心感は高くなりますが、毎月そこまでの貯金ができるご家庭は限られていそうです。
家事分担や子育て、お金のことなど共働きで大変なことや悩みを教えてください
30代共働き世代の方に、家事分担、子育て、お金のことなどで大変に感じていることやお悩みを伺いました。
皆さんどのようなことに不安があったり不満に感じているのでしょうか。
お金に関する悩みが尽きない
お金に関する悩み・不満・不安を挙げている人は非常に多く、給料が安い、貯金がおもうようにできない、夫婦間でのお金に対する価値観の違いなど様々な心配事があるようでした。
貯金ができない悩み・不満
・夫婦二人共にボーナスがないためお金がたまらない。そのせいでお小遣いがほとんどない。
・わたしが育休中で給付金のみなので生活はかなり苦しいです。来年から時短利用せずフルタイムで復帰する予定です。でないと子ども2人目を考えた時に、時短だと育児休業給付金がさらに減って少額の貯金すらままならないので…。育休中の住民税免除してほしいですね。
・子どものことで出費が多く、物価も上がってなかなか貯金できない
・子供の専門学校の学費が高く貯金があまりできない状況です。老後2千万円はおろか200万円も無理な気がします。
・子どもが小さい(0歳児と2歳児)ので、保育料がかかり、貯金がほとんどできていない。
・実家の援助無しなので、育児は自分が中心になっており、フルタイムで働くのが難しく、なかなか貯金まで回せていないことが悩みです。
・世帯年収は他の家庭より高いですが、なかなか貯金ができてないのが悩みです。
・世帯主である妻の方が給与が高いので貯金プレッシャーが少しあります。
・結婚し、世帯収入は増えたものの物価高が大変です。物価高がなければもっと貯金したいです。
・思ったほど貯金ができないこと
・今年初めて子供が小学科に進学したが思った以上にお金がかかり、9月から下の子が幼稚園に入園するが、そこでも意外にお金がかかる点。今後貯金ができるのか不安
・住宅ローンやカーローンがあり、満足いく貯金ができない。疲れて休みの日は外食してしまうことが多く、お金を使ってしまいたまらない。
・夫婦とも、フルタイムで共働きができている間は収入も安定するが、育児が始まってしまうと、妻の収入が不安定になり世帯で使用できるお金の収支の目測が難しくなる。子供関連の想定外の出費がでてしまうことも多く、確実に貯蓄できる金額が減ってしまっていることが現在の悩みです。
・家の貯金ばかりをし過ぎてて、個人的な貯金が全く出来ていないことです
・お金がなかなか貯められないのが悩みです。
・もっと貯金したいけど出ていくお金が多くてなかなか貯金できない
お金の悩みとしていちばん多かったのが、貯金ができない、子供にお金がかかって貯金に回せるお金がないなど貯金に関するお悩みでした。
食費に電気代、ガソリン代など物価は上がり続けているのに収入はそのままという状況が続いているので、不安を抱えながらもまずは貯金額を削って生活費を工面している人も多いのかもしれません。
お金の悩みは個人でなんとかできることもあれば、社会的な要因や経済的な問題もあります。物価は上がり続けるのに給料は上がらない(上がっているのは大手の一部だけ)という状況を経済政策としても本当になんとかしてほしいと思います。
給料が安い・給料が上がらない
・子供が生まれても主人は家事も育児も一切せず、私が仕事に復帰してもそれは全く変わらないことです。主人1人のお給料だと赤字になってしまうので働かざるを得ないのですが、仕事辞めたら?と言って家のお金の状態を何回話しても分かってもらえず、さらに無駄遣いばかりで困っています。
・共働きなので家事分担は大変です。社会人になって12年目ですが、思うように給料も上がらず、物価高騰ばかりで上手く貯金もできずにいます。ほんとなら30代でお家を建てておきたいのですが……貯金もないので理想通りにはいかずにいます。子育てもお金がかかるので大変です。
・子供3人です。全く給料が上がらず、教育費が足りないこと
給料が安い・上がらないことにストレスを感じている人もいました。
仕事を頑張っても給料が安い・上がらないとなると貯金もできませんし、働くモチベーションにもなりません。さらに家に帰ったら家事に育児で疲れ果てて・・・となると、家族の明るい未来のことも考えられなくなってしまいそうです。
家計の管理が難しい。夫婦間の価値観の違いに不満がある
・生活費などの共同で使うお金の管理が大変
・夫婦のお金の管理をどうやってやれば良いか悩んでいます
・子供の矯正など、お金がどんどんかかるので、もっと稼ぎたいです!
・二人の稼ぎが均一ではないため、夫婦間のお金の管理が難しいと常々感じています。
・色々とお金がかかるので、なかなか貯金ができません。忙しくて疲れていると、自炊が厳しくついついお惣菜やお弁当などが増えて余計な出費がかさみ、大変です。
・お互いの収入が違うので、貯金額に差が出てしまい、自由に使えるお金にも差が出てたまにもめます。
・我が家は下記の2つの状況になり、困っています。お金はあるが、時間がない。もしくは、時間はあるが、お金が無い。毎回、そんな状態のどちらかで、不測の事態による急遽な出費は毎回困っています。
・趣味が違うのでお金の金額で喧嘩になりやすいです。
・共働きのため家事育児の負担が大きい。時間がない。両方稼いでいるのでお金の分け方が難しい
・お金に対する価値観がそれぞれ違うので使い方で結構揉めます。
家計とひとことで言っても、悩みの内容はご家庭によって異なります。
管理そのものが難しいと感じている人もいれば、元は個人で稼いだお金を家計に入れて管理していることから、どうしても不満やストレスを感じてしまう人もいらっしゃいました。
夫婦・家族ではありますが自分自身の生き方も楽しむべきですし、それにはどうしてもお金が必要です。
お金に対する価値観に大きなズレが生じたり、家計優先を求められすぎると窮屈になってしまうこともありそうです。
夫婦で財布が別なこと・一緒であることが悩み
・それぞれの収入にあまり関与することが無く、実際にパートナーがどのくらい貯蓄をしているかなどはあまり関心が無いです。
・夫婦で財布をきちんと分けていないので、夫の口座にはある程度貯金があるが、私の口座には0。いざ離別となってしまったときに、私の手元に現金を渡してくれるのかが不安。
・子供がいないので生活費を折半にしているが、細かく計算しているため、計算が大変。お互い、自分のお金は自分で管理しているため、お互いの貯蓄状態が分からない。
・互いの収入の出入りが詳しくわからないこと
・夫婦別口座なので、共通での貯金は少なく実際に夫婦でどのくらい貯金があるか分からないことです。
・互いが知らないところで外食、ショッピングなどを行うので、貯金総額が増えにくい。しかしあまりにも個人を管理すると不和の原因となるのでよくない
・お金のやりくりを私だけが担当している状態で、旦那が月にどれ位の出費があるかわかっていないので、もっと介入してもらいたいです。
・夫が金銭管理を任せてくれない。
夫婦で財布を別にしていることでお互いの貯金額を把握できない、逆に家計を一緒にしていることで個人のお金を管理しにくいなど、共働きならではのお金の悩みをお持ちの人もいました。
家計の管理方法はご家庭ごとに違うものですが、お互いが納得できる方法で継続していけると良いですね。
税金が高い!
・税金が高すぎる。車や家電、子供の養育費など出費が多くてあまり自分にお金がかけれないところが悩みです。
・子供との時間が取れないこと。税金があがりすぎてて、貯蓄が全然出来ないこと。
・働いても働いても税金で天引きされたり、物価高で一向に生活が豊かにならないこと。共働きによって、時間のすれ違いが生じてしまうこと。
・保育園料が、結局給料が上がるに連れ、上がっていくので、出るお金と入ってくるお金が変わってこなかったりするため、副業しなければいけないという生活が辛いです。共働きでも結局扶養に入ったままでは生活も厳しいので、共働きでも、税金を払うためにお互い働いているような生活が悩みのたねです。
税金が高いことから生活が大変、貯金ができないという悩みを抱えている人もいます。
税金は必要なものではありますが、税負担はどんどん重くなりますし、これからの人口減少を考えても大幅に下がることがあるとは考えにくいです。
世界と比較すると日本だけが飛びぬけて税負担が高いわけではないのですが、生活者として受益できる社会サービスのわかりにくさは多くの人が感じているのではないでしょうか。
ただ、ふるさと納税をはじめ簡単にお得感を得られる制度もありますし、税金は自分で学ぶことで節税できることも意外とあるものです。
これを機会に興味を持ってみると良いことがあるかもしれませんよ?
老後、将来へのお金の不安
・住宅ローンを35年で借り入れしていて、老後生活のお金のやりくりが大変で悩んでいます。
・老後貯蓄額2,000万円の達成に対する不安がある。
・老後の資金を作り上げることですね。
・お互い働いているので家事は分担して行っている。好きな家事をやるように上手い具合に分担することができている。今後産休に入るので貯金ができるか不安になる。今できるたけ貯金して心に余裕ができる生活ができるようにしておきたいと思う。
・将来どれぐらいお金が必要かわからないので不安
・常にお金が欲しいとは考えていて、贅沢な暮らしはあまりできていません。これから子供もと考えているので、お金の悩みがつきません。
・将来の不安から子供を持つ気になれません。裕福でしたらほしいと思いますが。
・共働きのため、子供と接する時間が少なく、また子供への十分な資金がないため、子供の体験格差による将来の不安があります。
・物価がどんどん上がるので自分たちの老後にどれだけ必要になるか分からず不安
・子供がいない分、旅行にお金を使っていて、老後は心配ですが、貯蓄はなかなか増えません。共働きですが、私(妻)が非正規雇用でさほど収入がないので、本格的な副業を考えています。
・出費が多く、共働きしていてもなかなか貯蓄できず老後になっても働かなくてはいけないのかと心配。
今回のアンケートは30代共働き世代に回答していただいているのですが、この年代で自分自身も働いているにも関わらず将来や老後の資金に不安を抱えなければいけないということが今の日本の経済状況をよく表しています。
貯金をしている目的も老後のためという回答が非常に多かったですし、将来に不安があるから子供を持てないという声もあります。
こういった声は年代を問わず日本中に溢れかえっているのではないかと推測します。
子供を持つ親ならではの大変なこと、悩み
お金の問題の次に多いお悩みは、子供に関することでした。
子供は宝物!と思っていても目が回るような毎日の中では大変なことも多く、ストレス・イライラを抱えている人がとても多かったです。
保育園のお迎えに緊急対応。妻と夫のどっちがやる?
・保育園の送り迎え
・子供の長期休暇は交代で面倒を見ないといけないのが大変です。
・子供の急な発熱などで休みを取るのが難しい。
・子供が病気になるなどしたときに対応が難しく大変です。
・子供の体調が悪い時に休みを取るのが大変。
・子どもの急な体調不良時にどちらが早退するかでもめてしまう
・子供のお迎えにどちらが行くか、毎週相談しないといけない
・子どもが体調を崩した時、どちらかが仕事を休まなければならないので職場や配偶者に気を使う。
・共働きなので子育てがとにかく大変です!
・子供が病気をした時に仕事を休めなくて困る
・子供の体調が悪くなった時に、どちらが迎えに行くか、もしくは休暇や在宅など調整するかで揉めることがあります。
・子供が体調を崩した時が大変。どちらが仕事を休まなければならないから。シッターは高いし、直ぐに手配できないから。
・子供が体調不良で保育園から呼び出された時や登園できない時に、夫婦のどちらが仕事を休むかで毎回悩みます。妻にばかり休んでもらう訳にはいかないので、自分も有給を当てたりとなるべくバランスをとるようにしています。
・子どもの急な体調不良の時の対応が大変です。
・共働きとはいえ、子供が体調を崩したとき、仕事の調整をするのは必ず自分であることがしんどいです。
・子供が病気で仕事を休まなければいけないとき私が休まなければいけないこと。
・突発的な子供の風邪でどちらかが休まないといけない。
子供がいる共働き夫婦なら、この問題は誰しも直面したことがあるでしょう。
よほど理解がある職場でないと何の気兼ねもなくすぐに早退するのは難しいですし、現代日本ではこういう場合に妻に負担がいきやすいことに不満がある人もまだまだ多いものです。
ベビーシッターやファミリーサポートは費用の問題もありますし、緊急時こそ頼れなかったりしますよね。難しい問題のひとつです。
子どもへの愛情不足、スキンシップ不足が心配になる
・収入は満足していますし蓄えもありますが、保育園に預ける時間が長くスキンシップが足りないことが悩み。また、仕事帰りは疲れているため育児が疎かになってしまう。
・帰る時間が遅いのでなかなか子供との時間が取れない事
・もっと余裕をもって子どもと関わりたいが、なんでもお金がかかるため働く時間を減らせない。
・子供との触れ合いの時間が少ない。習い事などでお金にそこまで余裕がない
・子どもとの時間が取れないことです
・平日に子供と触れ合う時間が少なくなってしまうこと。もっと一緒にいる時間を増やしたい。
・一番は家族の休みが合わないこと。みんなで出かける回数が減ってしまったので少し寂しいと感じる。
・子どもとの時間が少ない。教育費が青天井でどれだけ貯めても足りないように感じる。妻はキャリアが途絶えたままやりたい仕事に戻れていない。
・子供の世話が不十分だと感じる時があるのが悩みです。
・夫婦のやり取りは不満ないのですが、こどもとスキンシップが充分か不安なときがある
子供との楽しい毎日のために働いているのに、一緒に過ごす時間がとれないことに愛情不足にならないかと不安を抱えているパパ・ママもいらっしゃいました。
かといってスキンシップの時間を増やすために時短勤務にすると教育にかけられるお金も減ってしまい経済状況による教育格差も心配です。これも多くのご家庭に共通するお悩みだと感じます。
まだまだ子供の世話と家事は女性の役割?
・子育てや家事分担が母親側に負担が乗りかかっています。
・どうしても子供のことや家事は折半とはいかなくて女性の方に負担がかかるからしんどい。
・私は時短勤務の正社員、夫はフルタイムの正社員です。時短勤務ではないので、家事と子供の学校関係の準備などはほぼ100%私がやっていることに不満を持っています。夫は全く家事ができず、育児に積極的ではありません。もっと家事や育児をやってほしいです。
・女性である自分が時短勤務をし、子供の保育園の学童のお迎えから家事まで全部こなさなくてはいけない。更にその後に学校や塾の宿題を1時間くらい見なくてはいけないので、平日は本当にしんどい。なぜこんなに頑張らなくてはいけないのかと思うと涙が出てくる。
・自分の老後年金がきちんともらえるのか不安。子供が体調崩すとママばかりが有休で休まなければならないのがきつい。子供の面倒見たくない訳ではないがパパも休むのが当たり前の風潮になって欲しい。
・夫婦の年収は一緒なのに妻がほぼ全ての家事育児をこなさないといけない。急な保育園の呼び出しも全て妻が対応。
・稼ぎたいけど、残業すれば子どものお迎えや帰宅時間に間に合わないし、家庭を優先させたら出世できなくて収入も増えないし、どちらかを選択しなければならないような現状がとてもイヤです。
・共働きだと妻である私ばかりに家事負担がかかりやすいのが不満です。帰宅してからの食事作りは疲れでヘロヘロになりながらで辛いです
・旦那が家事をしてくれないこと
・子供の「ママが良い」で子供の対応を、私がしてるから家事がどうしても進まなくてイライラする。
女性ばかりが育児・家事を頑張っているわけではありませんが、男性が育休を取得しやすい雰囲気にはまだまだなっておらず、育児・家事の負担が多いのは男性よりも女性という構図は現実問題として存在します。
子供の体調不良のときに女性が休むのが当たり前ではなく、男性も休むのが当たり前の風潮になって欲しいという声も多いはずです。
この問題には企業側の取り組みが欠かせないので、ぜひ育休や子供の緊急時の休暇取得を促進してほしいものです。
家事分担の悩み
夫婦間の家事の分担で悩んでいたり、不満がある人もとても多くいらっしゃいました。
担当を決めても遅く帰ってきてやってもらうのは申し訳ないという気持ちから先に帰宅した方がやるという流れに変わってしまい、そこにまた不満が生まれてきたり、時間的に手伝えないことに申し訳なく感じる・・・ということもあるでしょう。
家事分担の成功も共働き夫婦に共通する深いお悩みです。
・節約するために自炊や安いお店にまとめ買いに行ったりする必要が出てくるのですが、共働きなのに妻である私の負担が大きいのが辛いです。
・早く帰ると家事をたくさんしなければならず、早起きをして帰ってからの作業を少しでも楽にしているが、旦那が協力してくれない。私の方が仕事終わりの時間が早いためほぼ家事をしなくてはいけない。共働きなのに分担ができていない。
・共働きでもなかなかお金がたまらない。家事の割合が夫1妻9なので話し合っても無駄でイライラが積もるばかりです。
・やはりどうしても家事育児の負担が妻に多くなってしまうことにつかれてしまうことがあります。保育園の費用もそれなりにかかってくるので、せっかく子供を預けて働いているのに、なかなか貯金も増えないことが悩みです。
・週に何日かは働く時間が違うのですれ違うことが多いです。家事は分担するように心がけているのですが、結構やってもらっていて申し訳なく思っている。
・妻が働くようになってから家事分担で揉めている。
・家事分担を決めても結局自分でやるしかない
・家事はどうしても妻の私がすることが多く、きついときもあります。
・夫は家事に協力的ですが、料理に関しては一切できずお願いもできないこと。私は料理という家事から逃れることができない。いつか子供をと考えると厳しいかもしれない。
・仕事、家事、育児、、、いつも時間に追われていて、イライラしやすい
・どこまでやるかで不満がでる。カバーしあってても同じ人間なので不満がどうしても生まれる。
・どうしても家事をする時間が限られてしまうので、夕食は簡単なもので済ませてしまうことが多い。また、掃除をする時間もなかなかとれないので細かいところの掃除が出来ず家の中がいつもきれいな状態ではないことです。
・共働きでお互い正社員ですが、私の家事の負担が多く両立に苦労してます。
・夜勤がある時など生活リズムが違う時の、家事分担が大変
・子供の保育園の迎えが遅くなるのがかわいそうに思う。
・フルタイムで働いてるので、子どもへの愛情が足りてるのか我慢させてないか不安になります。また、平日は料理に手抜きができてしまうので申し訳なくなります。
・夫が激務なので、妻の私が育児とほぼフルタイム勤務としています。そのせいで、体調不良です。たまにはリフレッシュしたいと思いつつも、お金を使うとそれがストレスになります。共働きならば、家事も仕事のような業務と思って、しっかり分担した方がよいです。家でゆっくりできるように掃除洗濯などを維持することが普通のことではないと思いました。とはいえ、お金にすごく困っていることはないのでそこはメリットかと思います。
・家事がどちらかに偏ってしまう。子どもとの時間が十分にとれない。休みが合わないとどちらかがワンオペになってしまう。子どもの発熱時に即対応が難しい。
・掃除や洗濯、料理など家事が終わらずどんどん溜まっていくこと。子どもが病気になった時、父母のどちらかが仕事を休まなくてはいけないこと。食料品や光熱費などの値上がりによって、出費が増えて家計が厳しいこと。
・妻の方が家事分担が大きい。子供が夫にあまりなついていない
・我が家はまだ子供がいないので、主に私が働いていてしてほしいのは、家事です。主人は結構早く帰って来るので、ゴミ出し、風呂掃除などを頼んでいます。本当は食事後、お皿洗いしてくれるといいですが、頼みにくいのが悩みですね。後は、帰ってきて、主人とほぼ同じ時間なのに、私だけ、炊事でバタバタしていて、主人がテレビみていると、いらっとします。子どもができたら、仕事辞めようと思っています。ゆっくりしたいですね。
・妻の方が仕事が早く終わって家に帰ってくるので、買い物、食事の準備、洗濯物などは結局妻がする。家事の分担を結婚前にちゃんと決めたはずなのに結局早く帰った方がしている。不公平感はとてもあるが、遅く帰ってきた夫に家事をさせることも申し訳なく感じてしまう。
家事分担に悩んでいたり不満を抱えている人はとても多かったです。特に女性側が夫の協力に満足できていない傾向にあるようでした。
これは実際に夫側が家事をやっていないということでは決して無く、メインで家事をやっている女性だからこそ「自分の負担の方が多い」と感じている部分もあるでしょう。
その都度話し合ってバランスを調整できればストレスも減るのですが、毎日バタバタしながら生活していると話し合いを持つ時間もなかなかとれず、解決できないでいる夫婦も多いのかもしれません。
仕事と家庭の両立が難しい
仕事には責任を持ちたいし、やりがいもみつけたいしキャリアアップもしたい。でも家に帰ったら家事と育児が待っていて毎日疲れ果てていてストレスフルという状態では家庭内の雰囲気が悪くなってしまうこともあるでしょう。
そういったお悩みの声も寄せられていました。
・仕事と家庭の両立が難しくなることや、家事や子育ての負担の分担がうまくいかないことですかね。時間やエネルギーの制約からストレスを感じることが多々あります。
・子どもの行事があるときに、どちらかが参加できるよう事前に日程確認が必要なこと
・共働きなので、どちらが平日の家事を多くするかでもめることが多いです。
・家事と子育ての分担で、自由な時間がない。
・フルタイムの共働きなので、たまに自分が妻より早く帰ってもゆっくりできず、掃除洗濯料理とフル回転しなければいけないこと。
・同業のため、共に帰りが遅くなってしまうことがあり、家事の分担が偏ったり、片方が無理して行ったりしなければならない時が多くあること。
・共働きなのでお互いの生活のリズムを合わせるのが大変です(特に私は残業が多くて帰りが遅いのに対し、妻は残業少なくて帰りが早いなど)。
・お互いのスケジュールを合わせるのが難しいです。それによって家事分担内容も変わってくるので、日々相談し合っています。
・家事が大変なこと。それぞれリフレッシュする時間がないこと。
・まったく同じ時間働きに出ているので、どちらかに家事分担の偏りがでると喧嘩の原因になるので、できるだけ同じになるように考えています。
・共働きなので、私も妻もお互いに時間が無いです。家の掃除や必要な買い物などやらなくてはならないことはたくさんありますがなかなかできていません。
・家事分担が大変です。苦手なことでもやらないといけないのがストレスになっています。
・お互い仕事終わりは疲れているので日頃の家事などカバーしあえなくて大変
・家事分担ができない。帰りが早い私がすることが多いがお互いにしっかり8時間働いたうえではたまに納得がいかなくなる。旦那に家事をしなくていいという選択肢があることがむかつく。
・生活の時間帯が合わないのでコミュニケーションが不足することがあり、些細な喧嘩に発展してしまう。
・週末はお互いに休みになっているが、平日の疲れを引きずり外出などせずに家で休む事が多く、時たまに何のために働いてるのか分からなくなる事
夫婦共働きで家事を分担するわけですから、ちょっとしたことでも不満が出てきたり、時には喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
決めたときは良くても仕事の時間が変わったり家事を増やさざるを得ないなど、生活が変わったときには相談できる関係性を築いておくことも重要です。
苦手なことでもやらないといけないのがストレスというご意見も気になります。
生活するうえで仕方がないこともあるものの、あまりにも大きなストレスになるようでしたら民間サービスを頼るなど別の方法も考えていかないとストレスが蓄積されてしまいます。こういうところが「結婚は大変」と言われてしまうところなのかもしれません。
その他、気になった回答
ここでは多数派ではないけれど、気になった回答をピックアップしています。
ゴミ捨てくらいやってほしい
このご回答、女性側からすると「わかるー!」と共感できる人も多いのではないでしょうか?(笑)
「ゴミくらい捨ててきてよ!家じゅうのゴミを集めてるのは私だよ?」とイラっとしてしまう女性と、「他の家事も手伝ってるのにゴミ捨てまで押し付けるの?」と面倒そうにする男性の絵が思い浮かぶようです。
たまにはこういうこともあるかもしれませんが、慢性的にイライラしてしまうならコミュニケーション不足もあるかもしれませんね。
出産・育児によって女性のキャリアアップや社会参加が遅れがち
このジレンマを感じながら育児をしている女性は本当に多いです。
学校を卒業するときには男女関係なく就職するのに、仕事に慣れてやりがいもあるのに女性は出産・育児のために一時離脱しなければなりません。
すぐに復職できれば良いですが、そんな環境が整った会社ばかりでもないですし、子育ては予定通りにいかないこともたくさんあります。
日本の少子化の背景には、女性が自分自身のキャリアを大切にしたいから最初から子供は作りたくないという理由もあると聞きます。
この問題も国が豊かになれば解決する部分もあると思うと、この先何年も少子化は止まらないだろうなぁと悲観せざるを得ません。
妻と夫の家事・育児負担の価値観が大きく違う
共働きの状況はこのままで家事・育児は嫁がやれば良いということでしたら、妻の負担が大きすぎて反感も多いことかと思いますが、お金は自分が稼いでくるから家事・育児は妻に任せたいという考え方でしたら、ある意味頼もしいですね。
妻にも不満があり夫も夫婦で仲良くしたいという気持ちがあるから文句を言われながらも悩んでいるという状況かと思いますので、大切なことはやはり夫婦間のコミュニケーションだと感じます。
家事負担を引き受けにくく申し訳なく感じる
・妻の方につい甘えてしまい、家事の負担をかけていないか常に心配している
・妻が時短ではありますが子供の送り迎え等もあり大変だと思うので、洗濯や食器洗いは私が担当しています。料理が全くできないので、そこは妻にお願いしています。大変なのは私よりも妻かなぁと思います。
・未就学児の子供が二人いる共働きです。給料はあまり変わらないのですが、自分がほぼ出勤、妻が在宅勤務の仕事のため、家事や子育ての負担が妻に寄ってしまっているのが悩みです。
男性のご回答ですが、家事・育児の負担がご自分よりも妻の方が多いことを気にされています。
現実問題として、公平に家事分担することはできませんよね。
しかし、たくさんの家事・育児を相手に引き受けてもらっていることを自覚していれば、「いつもありがとう」の言葉や、自分ができるときには頑張ろうという気持ちもわいてくるものです。
感謝の気持ちはちゃんと口にして、ときにはいたわりの気持ちを口にすると妻の気持ちももっと軽くなるかもしれません。
家事とお金の配分に不満を言われても…
家事の配分を収入や家計に入れている金額とセットで決めているご夫婦も多いですよね。
この問題もどちらかに不満があると生活に影響してきます。
不満が出やすい部分はどうしても女性の家事負担かと思いますが、男性からすると、「自分(夫)の家事負担を増やすなら、妻が家計に入れるお金を増やさないとフェアじゃない」と言いたくなることもあるでしょう。
男性からすると「家事って何がそんなに大変なの?」と思われるかもしれませんが、普段から主に家事をやっている側しか気がついていない「名もなき家事」も多いことを知って配慮することも必要です。
また、女性側もやらないといけないと思い込んでいることを減らすという方法もあります。「家事がおろそかになる」という表現がありますが、多少おろそかになってもすぐすぐ何かに影響するわけではありません。
家事負担割合の夫婦間の認識のズレを修正するには、実際にやっている家事を全部書きだして一緒に考えるという方法があります。
口で言うと喧嘩になることも多いものですが、書いてあるものを見ながら話し合えばお互いに理解が進むこともあるでしょう。
資産運用、投資のお悩み
・不動産投資をしたいがパートナーの理解が得られそうにない。
・投資をやっているがなかなかお金が貯まらない。家事分担の比率に差がある
・投資を考えています
・普通に貯金しているだけではお金が増えないので、投資について勉強したいがどのように勉強したらいいかわからない
少数ですが投資に関して悩みを持つ人もいらっしゃいました。
2023年8月には大手証券会社の楽天証券とSBI証券が国内株式の売買手数料を無料にするというプレスリリースを発表して話題になっています。
これには国内の個人投資家を取り込む狙いがあり、初心者も参入しやすくなりました。
これからますます投資に挑戦したい側とやめてほしい側の夫婦の考え方の違いが浮き彫りになってくるものと思われます。
投資にはリスクもあるので、なんとなく不安に感じても仕方がないかもしれませんが、上手に付き合えば所得を増やすことができるのも事実です。
給料が上がらないことが悩みなら投資で増やしたいという考え方にパートナーの理解を得られて、うまく運用していけるといいですね。
アンケート方式:選択式のWEBアンケート
調査媒体:クラウドワークス
https://crowdworks.jp/
有効回答数:300
調査期間:2023年8月31日~9月4日の5日間