サラ金とは消費者金融のこと?ヤミ金とは違うの?

この記事では、サラ金・消費者金融・ヤミ金などの違いをはっきりさせていきます!

「サラ金からお金を借りたら取り立てが怖いから消費者金融から借りた方が安全」という噂を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

でも、これは間違った情報です。

サラ金と消費者金融ってどう違うのでしょうか?
サラ金はヤミ金の仲間??
お金借りても平気?
街金っていう言葉も聞いたことあるけど・・・。

こういった業者をきちんと区別できるようになると、より安心してお金を借りられるようになりますよ!


もくじ

サラ金とは?

サラ金は「サラリーマン金融」を略した言葉です。

個人向けに小口の融資サービスを行なっている業者ですが、1970年代ごろにサラリーマンを相手にお金を貸すことが多かったことからサラ金と呼ばれるようになりました。

サラ金はバブルが崩壊した1990年代の最初の頃に急成長しました。なぜなら、バブル崩壊で経済的に苦しくなってしまった消費者が増えたから。

この頃にはテレビで毎日のようにアコムの「ラララむじんくん」とか武富士のダンスCMが放送されていて、若い女性や自営業者などのサラリーマン以外の利用も大きく増えていました。

サラ金にまつわるイメージの変化

サラ金の需要が伸びると同時にヤミ金の被害も増えてきています。

このころは貸金業に関する法律が今ほど整っておらず、違法な貸付、怖い取り立てを行う業者も少なくありませんでした。

大手のサラ金ですらグレーゾーン金利で融資していたほどですし、そういった背景からサラ金という言葉のイメージが著しく悪くなっていきます。

金利も今よりも高かったことから返済が困難な状況を「サラ金地獄」と表現することもあり、本来は貸金業社を指していた名称であったサラ金という言葉が不安を煽るような印象を持つようになっていきます。

サラ金を利用したことがなくても新聞やニュースでサラ金のネガティブな話題が取り上げられることが多かったので、当時を生きてきた人の中には現在も「サラ金」という言葉に対して良いイメージを持っていない人も多いと思います。

消費者金融とは?

消費者金融とサラ金は実は同じ意味になります。

言葉の雰囲気から現在も根強く「消費者金融は良くて、サラ金は危ない」と捉えられることもあるのですが、サラ金という呼び方にはまさにそういうネガティブなイメージがあるからこそ業界が消費者金融という言い方をするようにしているのです。

言い方の違いや私たちが思っているイメージの違いはありますが、サラ金も消費者金融も貸金業法という法律のもとに運営している個人向け無担保融資という実態は全く同じなのです。

街金は規模の小さい消費者金融を指すことが多い

「街金」という言い方をすることもありますが、街金もサラ金・消費者金融と同じく個人向けの融資を行なう業者です。

以前は街中に店舗や受付窓口があったことから街金と呼ばれるようになったんです。

サラ金・消費者金融・街金は全く同じ貸金業者を指すのですが、例えばアコムを街金と言われると、なんとなく違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。

現代では、街金は小規模で地域密着型の消費者金融を指すことが多いように感じます。

ちなみに、サラ金という言葉が定着する前から個人向けの無担保少額融資は存在していて、「団地金融」とか「勤人信用貸」(つとめびとしんようがし)」などと呼ばれる時代もありました。

●ここまでのまとめ
サラ金は時代の変化とともに使われなくなった古い呼び名で、意味は消費者金融と同じ!

ヤミ金は消費者金融・サラ金とは全く別の悪質なもの

サラ金と混同しやすいのがヤミ金です。

まず、大前提としてサラ金は法律に基づいた運営を行なっているため、違反があった場合は厳重注意を受けたり、悪質な場合は業務停止命令を受けることもあります。

ヤミ金に対しては「怖い業者」とか「取り立てが激しい」とか、まさに闇金ウシジマくんのイメージを持っている人も多いと思いますが、ヤミ金とサラ金の最も大きな違いは、ヤミ金は法律に基づいていない違法業者というところになります。

そもそもが違法業者なので、金利も法定金利を守りませんし返済が滞ってしまうと身の危険を感じるような催促をされてしまうこともあります。

関わらない方が身のためなのは言うまでもないのですが、近年は見えないところにヤミ金が関わっていることもあるんです。

巧妙になるヤミ金のやり口

例えば個人間融資掲示板です。

個人間融資掲示板は、ネット上にあるお金を貸したい人と借りたい人がつながることができる掲示板です。

お金を借りたい人は必要な金額や返済についての希望などを書き込みます。

お金を貸せる人は「ブラックの人でも3万円なら貸せます」など、条件や金額を書き込みます。

落ち着いて考えてみると見ず知らずの人にネットの掲示板を使ってお金を貸したい人なんているの?と思えてくるのですが、本当に切羽詰まっている人は藁にもすがる思いなのでついコンタクトを取ってしまうこともあります。

この「お金を貸したい人」として登録しているのが、善良な個人ではなくヤミ金というケースが非常に多いんです。

結果、個人情報を奪われたうえにお金は貸してもらえないとか、結局ヤミ金が設定する法外な金利で借りることになってしまったという例もあるようです。

ヤミ金とサラ金、言葉は非常に似ているのですが、実態は全く異なるものです。

少しでもヤミ金が疑われる場合は絶対に近づかないようにしてください。

サラ金の特徴

サラ金と消費者金融は同じなので、サラ金の特徴はそのままそっくり消費者金融の特徴ということになります。

まずサラ金を運営するには登録が必要ですし、金利・限度額には法律による上限が設定されています。

催促の方法も法律に基づいて行われることになります。

サラ金の運営には金融庁への登録が必須

サラ金や信販会社のような貸金業を行うには登録が必要になります。これは貸金業法第3条で定められている法律による規則です。

<参考>貸金業法 第3条

第三条
貸金業を営もうとする者は、二以上の都道府県の区域内に営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあつては内閣総理大臣の、一の都道府県の区域内にのみ営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあつては当該営業所又は事務所の所在地を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。
2.前項の登録は、三年ごとにその更新を受けなければ、その期間の経過によつて、その効力を失う。

引用元:e-Gov 貸金業法 登録

なんだかややこしく書かれていますが簡単にまとめると、

・貸金業を営む業者は登録が必要
・営業所または事務所のすべてが1つのみの場合は都道府県知事の登録、2つ以上の都道府県にある場合は内閣総理大臣(国の財務局長)登録となる
・登録は3年度ごとに更新が必要

ということになります。

サラ金の金利は?

金利は私たちが返済する利息に大きく関わってくるものですが、サラ金が各社独自で決めているわけではなく「利息制限法」という法律に基づいて設定されています。

利息制限法による金利の上限

元本(限度額) 上限金利
10万円未満 20.0%まで
100万円未満 18.0%まで
100万円以上 15.0%まで

 

<参考>大手消費者金融の金利

アイフル 3.0%~18.0%
アコム 3.0%~18.0%
プロミス 4.5%~17.8%
SMBCモビット 3.0%~18.0%
レイクALSA 4.5%~18.0%

 

大手消費者金融は100万円未満の際の上限である18.0%を目安にしていることがわかりますね。

規模が小さいサラ金の場合、10万円未満の融資がメインになる業者も多いため上限金利を20.0%としていることも珍しくないのですが、限度額が10万円を超えたら必ず18.0%になります。

余談ですが、カードローンの限度額は1,000円単位で設定されることが多くなっています。

そのため非常に小さい規模の街金だと限度額をあえて99,000円にすることで10万円に達しないようにして、金利は法定金利同等の20.0%にするという声もネットでは見かけます。

これでも違法ではないのですが、金利は低い方がありがたいというのが本音ですよね。
少しでも利息を節約したいなら、上限金利にも注目してカードローン業者を選ぶようにしましょう。

サラ金で借りられる限度額

限度額は貸金業法の「総量規制」によって、年収の3分の1を超える融資はできないことになっています。

年収300万円の人なら最大100万円になるということですね。

<参考>大手消費者金融の限度額

アイフル 800万円
アコム 800万円
プロミス 500万円
SMBCモビット 800万円
レイクALSA 500万円

 

アイフルを例にすると、上限は800万円となっています。

しかし総量規制の観点からは800万円の限度額を設定してもらうには年収が2,400万円以上必要ということになります。

カードローンの必要性を感じている一般庶民には非常に厳しいと言えそうですが、実際、初めてカードローンに申し込みをする場合の限度額は最低、金利は上限金利となるケースが多いです。

あまり期待値を上げない方ががっかりしなくてすむでしょう。

なお、総量規制には例外や除外が複数あり、銀行は貸金業者じゃないので銀行カードローンで借りているお金は総量規制の対象外になるなどのルールも存在します。

<参考>貸金業法とは 【日本貸金業協会】

サラ金の審査に必要な書類は?

運転免許証などの本人確認書類はほとんどのカードローンで必須となっていますが、貸金業法に基づいて収入証明書が必要になるケースもあります。

●貸金業法による収入証明書の提出が必須となるケース
・1社で50万円を超える借り入れを行うとき
・複数社で100万円を超える借り入れを行うとき

どこからもお金を借りていない人が50万円未満の融資を希望する場合は、運転免許証1枚だけでお金を借りることも可能です。

収入証明書が必要になるケースとしては、例えばアコムで50万円以上の借り入れを希望するなら法律に基づいて収入証明書が必要になります。

また、プロミスから70万円借りている状態で新たにアコムから40万円借りる場合は、アコムからの借り入れは50万円に満たないですが、複数で100万円を超える借り入れになるため、この場合も収入証明書が必要になります。

●本人確認書類の例
・運転免許証または運転経歴証明書
・パスポート
・マイナンバー(個人番号)カード
※通知カードは不可
・各種健康保険証
・住民票の写し
・在留カード・特別永住者証明書
●収入証明書の例
・源泉徴収票
・確定申告書
・課税証明書
・給与明細書
・納税通知書(直近の2ヶ月分など)

サラ金の返済で怖い取り立てをされることはある?

多くの人が気になるのはここのところだと思います。

サラ金の返済を延滞すると家に怖い人がくるとか、会社まで取り立てに来たなどと都市伝説のように言われることがありますが、これは昔の話で今はありません。

返済期限を守らないなど契約内容を守らない人には催促のための連絡が入ることはありますが、それも常識の範囲で行われるものです。

そして、貸金業法21条では取り立てについての規則もあるので、催促もあくまでも法律のもとに行われることになります。

<参考>貸金業法21条

貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。

引用元:e-Gov 貸金業法第21条 取立て行為の規制

いくら延滞している債務者であっても、脅迫したり生活を脅かすような取り立てはやってはならないとして、禁止行為も設定されているんです。

貸金業法21条の「次に掲げる言動」の部分を簡単に解釈すると以下のようになります。

1.正当な理由がないのに午後9時〜午前8時に電話・ファックスをする。また家を訪問すること

深夜・早朝に電話をかける、ファックスを送る、自宅に行くなどの取り立て行為は固く禁止されています。

「正当な理由」については法律による厳密な定めはないのですが、例えば貸金業社が再三電話しているにも関わらず全く出てもらえない、正当な時間内に訪問しても対応してもらえないなど、全く連絡が取れない利用者が悪質となるケースが考えられます。

2.正当な理由がないのに勤務先その他の居宅以外の場所に電話・電報・ファックスを送る。または勤務先その他の居宅以外の場所を訪問すること

家族を含めた周囲の人や勤務先など、債務者本人以外に借金について言いふらしたり迷惑行為となるようなことも禁止されています。

3.債務者から退去の意思表示があったにも関わらず当該場所から退去しないこと

正当な時間内で正当な理由があれば自宅に催促に行くことは許可されています。ただし、債務者から「帰って!」と言われたのに帰らずに居座る行為は違法となります。

4.はり紙、立看板その他何らの方法で(方法は問わず)、債務者の借入れに関する事実や私生活に関する事実を債務者等以外に明らかにすること

近所の人に「この人は借金を返さない人ですよー」などと言いふらしたり、張り紙などで借金について周囲に知らしめる行為も違法です。

5.債務者以外の人からの金銭の借入れなどによって返済を要求すること

「親から金を借りてでも返済しろ」など、他人や他のサラ金からお金を調達して返済を要求することも禁止行為です。

6.債務者以外の人に対して債務者の代わりに返済を要求すること

自宅を訪問した際に、本人は不在で親が対応するというケースもあります。そういったときに、債務者本人に代わって親に返済を要求する行為は禁止です。(ただし、家族や近親者などが自主的に返済することは認められています。)

7.債務者以外の人が債務者の居場所や連絡先を知らせること、その他の取立てに協力することを拒否している場合に、更に取立てに協力することを要求すること

債務者の家族に債務者本人の居場所を聞き出したり、「返済させろ!」などと取り立て行為に協力を要請することも禁止です。

8.債務者等が債務整理を弁護士などに委託し書面によりその旨の通知があった場合に、正当な理由がないのに債務者等に対して直接返済を要求すること

弁護士や司法書士などに債務整理の依頼をすると、必ずその通知が貸金業社に届きます。

通知を受けた貸金業社は、今後債務者本人に対する直接の取り立て行為をやめなければ違法となります。

サラ金とヤミ金の見極め方

ヤミ金は登録をしていなかったり登録業者になりすましたりして、違法な貸付を行なっています。

サラ金は必ず登録を行なっていますので、登録の有無を調べればある程度は判別がつきます。

登録番号の調べ方

貸金業社の登録先は2ヶ所あります。
ひとつは貸金業法 第3条に定められている登録で、これは金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」から登録内容を調べることができます。

もうひとつは日本貸金業協会への登録です。こちらは必須ではないのですが、大手消費者金融を始め、非常に多くの貸金業社が登録を行なっています。

未登録だからといって違法ではありませんが、信頼度をはかる目安になるでしょう。

金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」から調べてみる

例として消費者金融プロミスの公式サイトを見ると各ページの一番下に「登録番号:関東財務局長(12)第00615号 日本貸金業協会会員 第000001号」と書かれています。

このうち「関東財務局長(12)第00615号」の部分が貸金業法第3条の登録になります。

金融庁「登録貸金業者情報検索入力ページ」でこの登録番号を検索してみると、プロミスの商号である「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」が表示されます。

会社概要を確認すると電話番号、登録住所も一致していることもわかります。

(12)という数字は登録・更新回数を示しています。貸金業社の登録は3年ごとに更新をしないといけないので、登録時が(1)となり、その後は更新のたびに数字が増えていくことになります。

日本貸金業協会への登録を調べてみる

日本貸金業協会「協会員検索」でも調べてみましょう。

同じくプロミスの場合、「日本貸金業協会会員 第000001号」の部分が日本貸金業協会への登録番号になります。

会員番号を検索してみると、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社がヒットするので、きちんと登録がなされていることがわかります。

ヤミ金はなりすましを行なっていることもある

ヤミ金に何らかの方法で個人情報がバレてしまうと、自宅にハガキやFAXが届くこともあります。

これらに記載されている登録番号を調べてみると、

・登録されていない嘘の番号である
・他社の登録番号を勝手に使っている
・まったくのデタラメ

など、他の貸金業社になりすましていることもあります。登録番号の記載があるからといって必ずしも安全とは限りません。

番号だけでなく、所在地、電話番号などわかる限りのことを調べてから利用しましょう。

でも、自分で見分ける自信がなかったり本当に安全にお金を借りたいなら、テレビで見かけるような最大手の貸金業社から借りることをオススメします。

身を守るためには少しでも不安がある貸金業社には近づかないのがいちばんですよ!

サラ金は甘い言葉を言わない

ヤミ金は立場の弱い人を狙っています。

自己破産をすると官報という国の機関誌に氏名と住所が載ってしまうのですが、これを見て借り入れが必要そうな人をわざわざ探して自宅に連絡をしてくることもあります。

自己破産の履歴は信用情報機関に最長10年残るので、この間はクレジットカードも作れませんし正当な消費者金融からはお金を借りることができません。

ヤミ金はそこにつけ込んできます。

「うちなら審査なしで5万円貸せますよ」とか「ブラックでも3万円なら今日中に融資できます」などと甘い言葉を囁くんです。

サラ金は日本のひとつの企業として金融業を営んでいるので、審査をしないでお金を貸したり、返済能力が著しく低い人に融資することはありません。

甘い言葉を囁くのは確実にサラ金ではなくてヤミ金です。

こういったいかにも怪しい業者は、絶対に利用しないでくださいね。

「サラ金とは?」のまとめ!

サラ金は消費者金融と一緒なので決して怖いものではないですし、ウシジマくんのような取り立ては絶対に行われないとわかっていただけたでしょうか?

そもそもサラリーマンという言い方も以前ほど聞かなくなっているような気もしますし、本当に表現の違いだけなのですが、サラ金という呼び名は今後ますます使われなくなっていくでしょうね。

必要な時に必要なお金を借りるのは悪いことではありません。

サラ金(消費者金融)は私たち個人が最小限の手間で安全にお金を借りられる方法のひとつなので、返済計画をしっかり立てて賢く活用してくださいね!

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