債務整理中・後でもお金借りれる?債務整理した旦那の妻も借入可能?

債務整理中・債務整理後でもお金を借りられるのか?また旦那が債務整理すると妻はお金を借りることができないのか?借入方法やリスク、注意点を解説します。


もくじ

そもそも債務整理とは?

借金の返済に困っている債務者が、弁護士や司法書士を代理人として、借金の債権者である消費者金融やカードローンの会社に対して、借金の減額、返済の猶予などについて交渉して、借金を整理することを債務整理といいます。

債務整理には、任意整理、過払い金請求、民事再生(個人再生)、自己破産という4つの手続きがあり、借金と返済の状況に応じて選ぶことになります。

債務整理の種類や手続きの手順、債務整理のメリット・デメリットは以下をご覧ください。

債務整理した方がお金を借りるリスク

まずは、自己破産や任意整理、個人再生など、債務整理を行った方が、新たにお金を借りると、どのようなリスクがあるのか?解説したいと思います。

任意整理・個人再生を弁護士に依頼したばかりの方

任意整理や個人再生の手続きが終了するまでには、数か月は時間が掛ります。

任意整理・個人再生を弁護士に依頼したばかりで、貸金業者と和解交渉中に、債務者が新たに他の貸金業者からの借入を行い、それが発覚した場合は、債務整理の対象になった金融機関との和解交渉が決裂するリスクがあります。

交渉が決裂して、債務整理に応じてくれなくなると、借金は減額されず、立ち直れなくなってしまいます。

任意整理・個人再生を行って返済中の方

任意整理でも、個人再生でも、裁判所を通す・通さないに関わらず、貸金業者に返済額を大幅に減らしてもらった状態で、返済をすることになります。

任意整理・個人再生を承諾した貸金業者は、大きな損失になっている状態です。

まだ任意整理・個人再生を行って、返済途中という状態で、新たに他の貸金業者から借入を行った場合、当然その貸金業者には元金+利息を全額支払うという契約をするはずです。

そうなると不公平が生じますね。

▼任意整理・個人再生で返済中の貸金業者
⇒大幅に返済額を減額した

▼新たに契約した貸金業者
⇒利息+元本を100%返済する契約

任意整理・個人再生の対象となった貸金業者からすれば、「他に返済する余裕があるなら、こっちに返済しろ!」となり、トラブルになる可能性があります。

任意整理・個人再生を行って、返済をすべて完了した状態であれば、新たにお金を借りてもこのようなリスクは発生しません。

破産申立をして免責許可が出る前に借金が発覚した場合

破産申立を行って、裁判所から免責許可が法的に確定して、はじめて自己破産が成立して借金が帳消しになります。

つまり、裁判所から免責許可がでるまでは、借金は残った状態です。

この状態で、新たに借金をして、何らかの形で裁判所に知られた場合、「反省していない」と判断され、免責許可が下りなくなる可能性があります。

任意整理も、個人再生も、自己破産も、弁護士が、裁判所や貸金業者とやり取りをして、あなたの再出発のために一生懸命に手続きを行ってくれます。

その手続き中に、あなたが新たに他の貸金業者から借金するようなことがあれば、弁護士にも見放されてしまう可能性もあります。

そうなると、債務整理できずに、元の借金生活に戻ってしまいます。

このようなリスクをしっかり考えて、行動するようにしましょう。

債務整理してもお金を借りられる方法がある

一般的に、債務整理をするとお金借りることはできなくなると言われています。

これは、任意整理や民事再生(個人再生)、自己破産をすると、信用情報機関に事故情報が登録されるためで、銀行や信用金庫、大手消費者金融では間違いなく、審査に落ちてしまいお金を借りることはできないでしょう。

しかし、中堅以下の消費者金融、街金では、債務整理中や債務整理後であったとしても、お金を借りることができる可能性があります。

そもそも、お金を貸すか貸さないかについては、貸金業者の判断にゆだねられており、その与信審査基準は貸金業者によって異なります。

融資をする前には、必ずJICCなどで信用情報を照会しますが、照会結果をどう判断するかは、貸金業者それぞれの自由です。

中堅以下の消費者金融や、開業したての貸金業者のなかには、債務整理中や債務整理後の人について、事故情報があることを認識したうえで、お金を貸すことも考えられます。

旦那が債務整理中でも妻は銀行カードローンでお金を借りられる?

旦那が債務整理中でも、配偶者の妻は、銀行カードローンでも消費者金融カードローンでもお金を借りられる可能性は十分あります。

しかし、配偶者の妻本人が安定した収入を得ているか、という点が大事になります。

パートなどで安定した収入を得ていれば、旦那が債務整理中でも、審査の厳しい銀行カードローンの審査に通る可能性は十分あります。

しかし、自身で収入を得ていない専業主婦の方の場合は、銀行カードローンでは、基本的にお金を借りられません。(旦那が債務整理している場合)

旦那が債務整理中だと専業主婦の妻はお金を借りられない

上記でも言いましたが、専業主婦の方でかつ旦那が債務整理中だと、銀行系カードローンの審査に通ることは厳しいです。

専業主婦の方を対象に貸付している銀行系カードローンは複数社ありますが、基本的に配偶者が返済能力を有していることが大前提です。

旦那が債務整理中だと、銀行カードローンの審査で返済能力がないと判断されます。

自身にも配偶者の旦那にも返済能力がない場合、専業主婦を対象にした銀行カードローンでも審査に通ることはまずありません。

配偶者貸付なら旦那が債務整理中でも借りられる?

パートをしている主婦の方なら、旦那が債務整理してようが、してまいが消費者金融のカードローンでお金を借りることは比較的簡単にできます。

しかし、専業主婦の方は、旦那の返済能力に関係なく、通常のカードローンでお金を借りることはできません。

貸金業法の総量規制で、年収の1/3以上の融資を行うことを禁止しているからです。

ただ、例外的に「配偶者貸付」という制度を利用すれば、専業主婦の方でも消費者金融でお金を借りられる可能性はあります。

配偶者貸付は、配偶者の同意書・所得証明書などを提出すれば、専業主婦でもお金を借りられることがあります。

とはいえ、大手の消費者金融をはじめ、大半の貸金業者は配偶者貸付に対応していませんし、たとえ対応していたところで貸付限度額を少額に設定しています。

また、配偶者貸付は旦那の返済能力を調べるため、旦那が債務整理中の場合は審査に通ることはほぼあり得ないでしょう。(審査が甘い中小の街金などなら可能性はあります)

債務整理に関係なく定職についていることがお金を借りるための条件

お金を借りるには、返済能力があることが求められます。ましてや、債務整理等で信用情報に事故登録ある場合はその見極めの目が厳しくなります。

銀行カードローンや、アコムやプロミスなど大手の消費者金融では、債務整理した過去がある方は5年~10年はお金を借りることができません。

ただ、貸金業者にとって重要なのは、過去の事故情報ではなく、これから貸すお金がきちんと返済されるかどうかという点です。

ですので、中小の消費者金融や審査の甘い街金なら、「定職に就き、安定した収入がある」方なら、債務整理した方でもお金を借りられる可能性が十分あります。

また、専業主婦の方で、配偶者貸付でお金を借りたい方も、旦那さんが過去に債務整理していたとしても、現在、定職に就き、安定した収入があれば、お金を借りられる可能性があります。

安定した収入・定職とは、必ずしも正社員である必要はなく、派遣社員、契約社員、アルバイトであっても、返済に問題がない収入を得ているのであれば問題ありません。

ただ、定職についていること以外にも、貸金業者の審査の基準はさまざまです。

勤務先の規模や安定性、自宅を保有しているなど、融資に有利となる条件はいくつもありますので、債務整理をした方は、債務整理した旦那さんの妻の方は、事前に貸金業者に相談することをおすすめします。

中小消費者金融・街金の一覧

<中小消費者金融・街金>

貸金業者 金利 限度額
フクホー 7.30%~20.00% 最大200万円
エイワ 17.9507%~19.9436% 1万円~50万円
アロー 15.00%~19.94% 200万円まで
セントラル 4.80%~18.00% 1万円~300万円
フタバ 14.959%~17.950% 10万円~50万円
スペース 8.0%~18.0% 500万円
アルコシステム 15.0%~20.0% 50万円まで
ライフティ 8.0%~20.0% 1,000円~500万円
ハローハッピー 10.00%~18.00% 100万円
ビアイジ 12.00%~18.00% 1万~200万円
キャネット 15.0%~20.0% 5万円~50万円
AZ 7.0%~18.0% 1万円~300万円

 

債務整理した方が銀行・貸金業者以外でお金を借りる様々な方法

債務整理した金融ブラック状態の方がお金を借りられない大きな理由は、JICCやCICなどの信用情報機関にキズがある為です。

信用情報機関をチェックしない貸金業者以外でなら、債務整理した方でもお金を借りることが可能です。

<質屋>
質屋は、貴金属やアクセサリー、ブランド物のバッグ、カメラ、パソコンなど高価な物を預けると、それを担保にお金を貸してくれるところです。

万が一、お金を返してくれなくても、質屋は、預かった品物を販売すれば損失は防げるため、あなたが債務整理してようとしてまいがお金を貸してくれます。

質屋に預ける品物がある方は、質屋でお金を借りてみてはいかがでしょうか?

<生命保険の契約者貸付>
もし、あなたが解約返戻金がある生命保険に加入していたら、生命保険の契約者貸付という制度でお金を借りられる可能性があります。生命保険の担当者に確認してみましょう。

<社内貸付制度・前借り>
勤めている会社に社内貸付制度があれば利用してみましょう。あなたが過去に債務整理を行っていても、低金利でお金を借りられる可能性があります。また、社内貸付制度がなくても、給料の前借りという形で現金を手に入れることもできるかもしれません。

実は、給料の前借りを従業員が希望した場合、会社側は応じる義務があるのです。

<知り合いからお金を借りる>
親や親戚、友達など、業者以外からもお金を借りる方法はあります。しかし、頼み方や、お金を借りる理由も大切ですし、金銭トラブルで、今までの関係が壊れてしまう可能性があります。

また、親からお金を借りる場合は、贈与税対策も必要になってきます。知り合いからお金を借りることを検討したい方は以下をご覧ください。

その他、債務整理しても定期預金担保貸付や、車金融、生活福祉資金など、信用情報機関の個人情報に関係なく、お金を借りられる手段はたくさんあります。

闇金からはお金を借りないで!!

一度、債務整理を経験している人は、できれば新たにお金を借りない方が良いのですが、急に現金が必要になることも考えられます。

任意整理、個人再生、自己破産した人がお金を借りるのは非常に困難で、銀行や大手の貸金業者などでは、お金を借りることは、ほぼ不可能です。

しかし、債務整理した人にお金を貸してくれる貸金業者が存在しますし、貸金業者以外からお金を借りる方法もあります。

なので、絶対に闇金業者からお金を借りようとは考えないでください。闇金とは、正規の貸金業免許を持たない貸金業者のことを指しています。

闇金は、法外な高金利でお金を貸します。

また、一度でも闇金からお金を借りてしまうと、他の闇金にもあなたの情報が渡されてしまい、抜け出せなくなってしまう可能性もあります。

そして、万が一返済ができなくなった場合は、あなたが怖い目に合うだけではなく、親兄弟・親戚、会社にも取り立てに来て、迷惑をかける可能性もあります。

債務整理をして、お金を貸してくれる所がなかなか見つからないからといって、闇金など違法業者からお金を借りるようなことはしないでください。


 
 

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